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The Designer Wedding Show

 
少し前に「アップします」とお伝えしたこの The Designer Wedding Show のお話し。

何回か出展者のスタッフとしてお花を作ったこともあるこのショー。今年は、Paulaが出張中、どんな感じがみてきてほしいと頼まれて、出かけました。

ウエディングに関係する、例えばウエディングドレス、アクセサリー、シューズにお帽子。会場になるレストランや古城。招待状や小物を扱うお店。お花屋さんやキャンドル専門店、ウエディングケーキやチョコレートやワインを扱う出展者がブースに並びます。

3日間のイベントの中日、土曜日の午後2時過ぎには、ウエディングドレスを着たモデルたちのCatwalkがあり、今年のトレンドをチェックすることができました。(残念ながら写真撮影禁止)。
今年もここ数年と同じ、Vintage(ヴィンテージ)がキーワードの様子。ドレスの色は純白ではなく、シャンパーニュ色かアイボリーが多く。レースやリボン、とても繊細です。形はシンプルなものが多く、その分ディテールにこだわりを感じるドレスばかり。

こういうショーを見ていつも思うのですが、モデルさんは素晴らしく美しく、細く素敵。だけど結婚式で実際にドレスを着ているブライドにはかないません、

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、これは招待状のサンプル。
ヴィンテージ風、写真上部の紋章あたりがうっすら古びていることがわかりますでしょうか。

ここは入口すぐのカフェ。本来大賑わいのこちらなのに、何故だか静か…。

今年はどうしてこんなにも来場者が少ないのだろうか、疑問を持って帰宅したのですが、今週、関係者から聞いたところ主催者の告知が、2012年を『2013年』としてしまったそう。

恐ろしい失敗ですね。

ブライドの夢

 

可愛いチャームをつけて。
足りないお花をデリバリーしてくれました

元同僚の愛犬、Lottie。もちろん?女の子です!

いつも助手席で静かに待っています。
この暑い夏でダイエット成功、だそうです。

そのお花が無事に手に入って、ウエディングブーケを作ります。
こんなブーケがいい、と雑誌の切り抜きが添えられていたので、それを見ながら忠実に。

Gypsophila(かすみ草)とペール色のバラを中心に。リクエストの中には大好きな花、Lisianthus(トルコキキョウ)を入れてほしいと。

ウエディングは来年、このブーケは見本です。

どんなお花やグリーンが手に入るか、チェックをしたいそうで、ウエディングと同じ日にお花のオーダーが入りました。ウエディングで一番楽しみなのはこのブーケだそう、こちらも余計に気持ちが入ります。

Hamton Court Palace Flower Show 2

前回のつづき。
ラッキーなことに雨が何度か降った後は快晴に。

一番気にいったガーデンはこちら。でも残念ながらシルバーメダルです。

タイトルは『Preserving the Community』

ある小さな団体がその地域のみんなのために、廃品場から使用されていない廃品を持ち帰って、生きかえさせる。
納屋はキッチンに。余剰のフルーツや野菜は、ジャム、ピクルス、ワインに。

キッチン横のダイニングスペース。ご近所の人が気軽に訪れられる空間。
ガーデンは、寄付や余剰なお花の苗や種を植えて、カラーにあふれて花々が楽しめます。

こんなガーデンのアイディアは、見ているだけで幸せな気分に。街の図書館や診療所、学校なんかにも生かせるのでは?愛情あふれる、周りの人も幸せにする、このガーデンには不要な無駄なものは何もない、とメッセージが添えられています。

見る人が、口々に「これ家にもあるよね、こう使えばいいのね」そんな身近なもの。
ハンギングバスケットはハンドル付きのかごや、水切りネットなどなど。

このカップ&ソーサーはBird Feeder(鳥のえさ入れ)、可愛いですね。

最初は可愛いと思って見始めたのですが、説得力あるコンセプト。
このコンセプトってどんな小さなモノ作りにも必要ですね、いつも思います。

その他のメダル受賞のガーデン、ご興味のある方は、是非に こちらを。

こちらは子供の作品。
オリンピックイヤーならでは。廃品やグリーンなどを上手に利用しています。

カラフルでパワーがいっぱい、無限の夢が広がります。

こちらは、ガーデングッヅを扱うブース。買いたくなっちゃいますね~。

ゆっくり、のんびり、お友達とお花を前に話しこむ、これが英国のガーデニングの楽しみ方。日本のお花見に通じること。

混みこみのショーなのに、こんなゆとりがある、これはこのHampton Court Palace Flower Showならでは。ナメあしのお気に入りの夏の催し物です。

Hampton Court Palace Flower Show

 

同僚と一緒にHampton Court Palace Flower Show(ハンプトンコートパレスフラワーショー)に出かけます。

毎年7月、5月のチェルシーフラワーショーの後に開催される夏の風物詩であるこのショー。この季節は気候が安定しにくく、ナメあし数年前にキャンセル(大雨・大風のための閉園)という辛い経験をしたことがあるので、ずっとお天気ばかり心配だったのですが、なんとか朝は曇り空、雨具持参で出かけます。

ハンプトンコートパレスは、ロンドンの南西に位置する旧王宮。フラワーショーの会場は宮殿の庭園です。

ショーの見せ方は、チェルシーとほとんど同じ。コンペティションをかけたガーデンが並び。Marquees(テント)の中では、ローズのみのテント、新種の品種の紹介や、レクチャーやデモが見れるテント、食品を扱うテントなどなど。あちこちにあるショップはガーデニンググッズを扱うお店。すべてが、園芸の楽しさを紹介する様々な展示となっています。

見えにくいのですが正面が、ハンプトン コートパレス。ガーデンから伸びた小さな川沿いには、カフェや軽食、レストランまであり、多くの人達がおしゃべりを楽しんでいます。

途中何度も雨雲がやってきて、雨が降りますが、ラッキーなことにこの日はすぐに快晴に。
お弁当を持ってピクニックを楽しみ人も多く、来年はこれをしたいです。

お家のゲートを再現したこの展示。
庭ではないこのスペースをコンテナーを使って上手な見せ方。

中のお花の色合わせも、煉瓦の壁と相まって素敵。

誰もが楽しめるこのフラワーショー。特に駐車スペースがしっかりあるため、愛好家の方がアイディアをヒントに、その場で苗を購入してかえれることがポイントです。

男性もとても多い。

ガーデンを相談しながら、というカップルも多く、でも主導権はやや女性にある様子。荷物をしっかり運び、きっと植え込みは男性のお仕事かな、とか想像します。

つづく

Summer Flower

 

朝6時からの仕事の日、午後はのんびりだからそろそろ帰れるかな、と思っていたところの電話でのオーダーが入ります。

数時間後に、会社内でディナーパーティーをするのでテーブル用のお花を頼むはずが、オーダーのことをすっかり忘れていた、とのこと、2時間後に納品希望のため、慌てて15個のアレンジを作ってそのまま同僚と一緒にデリバリーします。

当日のオーダーのため特別な仕入れもなく、色合いはお任せ。
ピオ二―、コーンフラワー、スナップドラゴン、アルケミラモリス、アップルブラッサムなどを入れた夏らしい清々しい仕上がりです。

スタジオから遠くもない場所だったにも関わらず金曜日だったこともあって渋滞に巻き込まれ、ギリギリの到着。

会社の最上階、15卓の大きなテーブル、何より本格的なディナーパーティーができるキッチン、素敵ですね!美しく並ぶワイングラス、テーブルセッティングの中にはまるお花を写せなかったのはちょっと残念です。

Around Chelsea

今週は世界最大の花の祭典『Chelsea Flower Show』が開催され、会場となるチェルシー付近は大賑わい。敷地内はもちろんなのですが、周辺のお店のディスプレイは毎年花にあふれ、別のお楽しみ、とされているほど。

仕事が忙しく、フラワーショー自体はお休みをとることができずあきらめたのですが、街中を活けこみで巡回する朝、ちょっとだけバンをとめてみます。

朝6時半、すでにキラキラと太陽が輝いています。

老舗ステーショナリーショップ、『SMYTHSON』

このフラッグの色合い、スィートですね。

ガラス越し、光の反射で見えにくいのですが、大きなスコップ。
フレグランスがお馴染、『JO MALONE』

側のウィンドーには、グローブの中にお花が。まさに植え込みするところ。土まで付けたグローブが印象的。

早朝とあって、あちこちでフローリストが作業中です。

『TiFFANY』

ちょうど水を沢山あげたようで、お花が生き生きしています。

2号のお気に入り、紳士服の『HACKETT』
おわかりになりますか?

この衛兵さん。

白が基調の『THE WHITE COMPANY』。

こちらの彼女も今日の暑さを心配中。

デパート『Peter Jones』、クィーンのお写真はすべて深紅のバラ。

ここでナメあしの時間切れ。泣く泣く次の活けこみ先に向かいます。

でも、やっぱり見たくって夕方出直します、せっかくなのでもう少しご紹介したいので、つづく、です

Workshop

明日のワークショップ(お教室)にむけて、準備中。

母の日が終わり、花市場には初夏の花々が並んでいます。

大輪の芍薬、香りのある美しいバラを中心に、JELLY BEANSを使ったアレンジメントを予定しております。

お花は明日仕入れますので、どうなるか、ご参加の皆さま、どうぞお楽しみに。

まだ若干の空席がございます、ご興味ある方は是非にお問い合わせください。

TEL: 03 5929 9365

MAIL: info@almostunreal.jp

母の日 ビスポーク 2012

 
今年の母の日は、5月13日日曜日。
少し前より母の日のご注文を受け付けさせていただいております。

その中でもお問い合わせのある「ビスポーク」という商品。
一昨年よりはじめ、今年で3度目となります。

ビスポーク(bespoke)とは、テーラードと同義で、「あつらえの」という意味。語源は、顧客がテーラーに「話されつつ=be spoke)」服を仕上げていくことに来しています。
お客様のお好みのものを伺って、何度もお話しながら作り上げていくものです。


こちらは、昨年お作りしたもの。お母様の大好きな色、パープルのお花希望で、バラを中心に、ライラックやスカビオサなどを入れたアレンジです。

こちらは、可愛いスィートな仕上がりに。

箱を開けたら、「わぁ~」と思わず微笑んでしまうような、そんなお花をお届けできるように、準備中です。

オンラインショップ
http://almostunreal.shop-pro.jp/

ご質問、お問い合わせはこちらまで。
mailto:info@almostunreal.jp

春の花

 

日本に帰国する前、ライラックの花が咲き始めました。

ライラックは、適度な乾燥と涼しさを好むため、英国の風土が適しているようで、あちこちで見かけます。日本では北海道で育つようで、札幌市の花とされています。
可愛い花のさまと、甘い香りが特徴。その香りは歩いていると、どこかにライラックがあるな、と探すほど優しい香りが広がっています。

ナメあしがお気に入りのお家、いつ、どの季節も楽しめるガーデン。

花々の上には、つぼみのライラックの木があります。

ちょっと乱雑に見える花々なのですが、全体を見ると、とても計算されているガーデン。これこそ、ナメあしが思うイングリッシュガーデンの特徴です。

スノーフレーク。

スノードロップと似ていますが、この斑点が特徴。

こちらは別のお庭、もうあとちょっと開きそうなライラック。
きっと今頃、満開なのでしょうね。

レスキューした花たち

 
もちろんないこともあるのですが、家には決まった場所に花を置いています。

仕事柄、働いていると折れてしまって使用できない花、売り物にならない古い花(古いといっても実際は古くないのです)、どうしても目をつむって処理しなければならないのですが、時間が許されるときは横にキープしておきます。

折れた花だけ集めたこの日の春の花たち。
家に戻った時は、ぐったりしていた花々は、水切りをしてみると翌日にはこんなに元気に。

こうしてみると、やっぱり持ち帰ってよかった。

活けこみの時に、枝が短すぎて、使用できなかったもの。
数日後にこんなに満開です。