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New Year's Eve

年越しを英国で迎えるのは、10年数年ぶりかと思います。既にクリスマス休暇になっているため、日本で迎える『大晦日』とはかなり異なります。もちろん松飾りはなく、クリスマスのデコレーションが1月6日まで飾ります。

クリスマス前(いつからなのでしょうか)から仕事が一気に加速して、仕事、家探し、クリスマスパーティー等々、あっという間に毎日が過ぎました。


今年もいくつクリスマスツリーを飾ったでしょうか。


パーティーの仕事も多く、今この写真をみても、あれ?どれだっけ…という感じです。


こんな高い梯子もこなせるようになりました。


こちらはアビーロードスタジオでのパーティー。
スタジオに慣れている2号も飛び入りできて、普段はなかなか撮れない仕事中のナメあしの写真です。


こちらが有名な スタジオ1で行われた、お誕生日のパーティー。


毎年、フラットの皆さん共用のドアに飾っていたリース、皆さんからいつも喜ばれていました。
今年はそういう意味では最後のリースです。(引っ越しをしても飾りに行くつもりですが)
感謝の意味をこめて、華やかに。


花市場が年内最後のオープン日に、サマンサと一緒に市場へ行くと。おなじみのジョージが、クリスマスツリーをくれました。

ということで、ナメあし家もクリスマス前ぎりぎりですが、ツリーをデコレーション。
ライトやオーナメントはサマンサのスタジオから。


早朝の窓に映るライトが美しくて。冬枯れの景色だからこそ、余計です。

2014年も オルモストアンリアルとブログ『ナメクジのあしあと』をありがとうございました。
ロンドンはまだ31日の朝です。
日本にいればそこまで気にならない紅白が気になったりしています。

どうぞよいお年をお迎えください。

Merry Christmas

英国ではクリスマス休暇がスタートしています。

11月から始まった、新しい家探し。ネットを見て、家をチェックしに行く、何度も繰り返しました、なかなか苦戦しています。事情を知っている周りの人からは「How are you?」のあいさつ代わりに、「How's flat Hunting?」と、あと少し、です!

忙しい12月が終わり、仕事もようやくめどがたち、明日、明後日と公共機関もお店もクローズするため、朝一番に近所のスーパーに出かけて、何気なく同僚にメールをしたら、クレームが入ってホテルに向かっている、とのこと。

買い物を終え、そのまま2号と一緒にホテルへ向かいます。結局2号も一緒に手伝ってもらい、無事に対応できました。


ポインセチア1000鉢の大きなクリスマスツリー。
ポインセチアのケアにこの一カ月悩まされましたが、ホテルの名所になったようです。
 

母の英国日記3 Present

 
前回のつづき。

Lotteiへのお手製のプレゼント、出来上がりました。
サマンサが何度も悩んで決めたリバティー柄、もちろんベースはピンクです。

ナメあし母が日本に帰る前日は土曜日。
いつものカフェで朝ごはん。そして母にはミッションがあります。

直接渡せるかもはっきりしていなかったので、アフタヌンティーのご招待のお礼をカードの書きたいと。最初は母が書きたいことを2号が英文にし、カードに書いて母がサインだけすればいいと思っていたのですが。

母が「私が書いてみるわ」と、言いだしました。

英語を書いている母を初めてみました。
丁寧でびっくり~。

しばらく静かな時間が流れます。

まさに『ラブレター』のよう!

差し入れのケーキを買って、いざスタジオに向かいます。

ラッキーなことにデリバリーに行くぎりぎり前の二人に会えました。

そうそう、ハーネスの他に、共布でバンダナも作成したので、これも一緒に。

サマンサはとても喜んでくれました。
Lottieはお構いなし、ですが…。

滞在中には別の嬉しい出来事がありました。

同僚のAnneのところにどうしてもの用事があって立ち寄った際に、
「Mummyと一緒にお茶でも飲んで」と。

こんなケーキ、誰が想像しますか~。

せっかくだから、この日は「Make a wish」、キャンドルを灯しました。

日本にも持ち帰ったケーキ、美味しいフルーツケーキでした。

一応気にしてね、という言葉とおり、窓の外を注意深く見ていた母は、飛行機の中で、オーロラを見ました。寝ている方が多いこの時間なのですが、母は周りの人も起こしてみんなで楽しんだそうです。

 

母の英国日記 2 「はじめまして、Lottie!」

同僚のサマンサはこの5月に日本に来た際に、ナメあしの実家に数日滞在したので、ナメあし母とも親しくなりました。今では「My Japanese Mommy」と呼んでいます。

そんなサマンサにお土産を持って、朝、活け込みが終わるころのホテルに出向きます。

するとバンには愛犬のLottie嬢も。何度もブログに登場して、また、よく話もしているのでようやく念願のご対面です。サマンサから言われて、せっかくだからと少しお散歩をすることになりました。

うれしいことに、サマンサから、活け込み先であるホテルでのアフタヌンティーをご招待されました。「しっかりと予約してきたから、3時半ね」と。(この時、まさかその日の3時半とは思わず・・・・)

二人でゆっくり朝ごはんを食べて、そのまま衛兵交代のセレモニーを見て。

どうしても行かなきゃと、ここに出かけました。

ロンドン塔です。第一次大戦がはじまった1914年から100年を記念してのこのアートイベント。

普段は普通のお堀なのですが、美しい赤いじゅうたんが広がっています。

よく見ていただくとおわかりいただけますか? これは赤いポピーのお花。

激戦地で赤いポピーが一面咲いていた、赤い色が血の色を象徴するなど、特別な花である赤いポピー。第1次大戦で犠牲となった英兵の数と同じ88万8246本が飾られています。

Rememberance Day(戦没者追悼記念日)までに、毎日少しずつお花が増えていき、式典の日に最後の一本が添えられたそうです。

ちなみにこの一本ずつはネットで販売されて、既に全て完売。同僚の家族がArmy(軍隊)に勤めているのですが、式典後に、これを取り除く作業にチャリティーで参加したそう。全てのお金は亡くなった方の家族へ送られるそうです。こういう形式にとらわれないチャリティー、日本でも是非に是非に真似してほしい取り組みです。

さて、話は戻ります。

母とゆっくりとランチをして、買い物をしていると。サマンサから電話が・・・

 「どこにいるの?待っているよ~」

 「え?アフタヌンティーって明日でしょ?」

 「違うよ、今日だよ!」

その瞬間、母が手にとっていた品物を置いて、キャブをつかまえて、一気にホテルを目指します。

母は???? しかも二人ともかなりお腹がいっぱい・・・。はぁ~とにかく必死にお腹をすかせましょう。

ホテルについて、サマンサにお待たせしたお詫びをして、「アフタヌンティーならばもっとおしゃれしたかった」、「ご招待者に申し訳ない」という母のお詫びも伝えて、まずはシャンパーニュで乾杯です。(もちろん、その後どっちのせいだったかと、お互いに罪をなすりつけましたが…)

いつも活け込んでいる先で優雅にお茶ができて、本当に楽しい時間でした。母とサマンサを見ているとお友達になれば、言葉はそんなに重要ではないのですね。

で、話のトピックは、Lottie嬢のこと。

実は最近、身体の負担から首輪からハーネスに替えた彼女。黒い色のハーネスで、道行く人に、「Boy」、「彼」と言われることにどうしても不満がいっぱいのサマンサ。(でも仕方ないですよね・・・あの容姿)

首輪は、日本で購入したピンクのリバティー柄で。ナメあし兄に探してもらって、同じ柄のハーネスを母に託したかったのですが、そもそも物自体が存在しない、とのこと。

母はその諸々を知っていたので、「だったら、ハーネスが見つかるまでの仮として私が作るわよ」と。

だったら、Libertyに行こう!、と4人でリバティーへ向かいます。

鏡にうつる自分を見て、「誰?」という感じなのでしょうか。

Lottieはリバティーでも人気者でした。

リバティー生地の売り場のゲイのお兄さんがLottieを見て駆け寄ってきます。
「ハーイ、ダーリン!」と。

サマンサと彼が必死に彼女に似合うパターンを選びます。布地をLottieにあてて、真剣なのです。それを知らんぷりのLottieとのコントラスト、全てが可笑しくて、まわりの方々もこっそり写真を撮っていました。

この後のお話。さて、もう一回母の旅行記お付き合いください。

母の英国日記 1

秋半ば、ナメあし母がロンドンに遊びにきました。

特に、「どこにいきたい」「何をしたい」というリクエストがなかったのですが、とにかく歩きました。近所のPrimrose HillからRegent’s Parkを抜けて街中まででかけたり。

Hampstead Heathをのんびり半日かけて歩いたり。
 

日曜日にはいつも行く、Farmers Marketへ。

りんごの収穫期。品種の多さに驚きます。

この日は、買ってきたものを並べて、お家ごはん。
母のお気に入りのチーズ Burrata、思う存分食べていました。

もちろん、リバティーやフォートナム&メイソンのクリスマスショップをのぞいたり。

どこに行っても、ティータイムも忘れません。

週末は、郊外までドライブ。

既に何回かの来英で色々なところに出かけている母、今回はHever Castle と呼ばれるお城に行きました。 ここはヘンリー8世の第二夫人、アン・ブーリンが住んでいたお城。悲しい歴史があるのですが、こじんまりとした情緒あるお城でした。

池の中に見える紅葉の色にうっとり、です。

つづく

 

12月の花:うさぎ & 2015年カレンダー


2014年のカレンダーも最後になりました。

これは自宅用に飾ったクリスマスのディスプレイ。花器にたっぷりのもみを飾ってデコレーションしました。
このうさぎさんのコーディネート術、メガネやタイツのファンキーなところなど、おシャレさんで愛嬌があります。彼女を中心に、松ぼっくり、シナモン、宿り木と少しファンキーさをアップさせたく、キラキラペアーを添えました。
家の中にもみを1枝置くだけで、エバーグリーンのとても良い香りがします。

最後までカレンダーを可愛がっていただきありがとうございました。2015年のカレンダーも出来上がりました。ご利用いただければ幸いです。
http://almostunreal.shop-pro.jp
 

Busy Ray…

ここ2週間はいつも活け込みに出かけているホテルをメインに、クリスマスのデコレーション準備に追われていました。
一緒に働いているAnitaは、ナメあしが尊敬しているフローリストの一人で、ロンドンのトップフローリストです。彼女と2週間引きこもりのように準備をしていたのですが、今回も沢山の技を教わりました。

もちろんAnitaの愛犬Rayも一緒。Rayはとてもお利口でいることを忘れてしまうほどおとなしい。

できたアレンジを床に置いていても、こうして匂いをチェックしても何もいじったりしない、「good boy!なのです。ちなみにサマンサの愛犬 ブルドッグのLottieは、デコレーションのリンゴを食べて、この間はデコレーションのビー玉を食べてしまいました…。

しかもなぜだか、カメラ慣れしていて、きちっとポーズもとってくれます。

作業をしながら、Rayと松ぼっくり投げを。Rayは今この遊びにはまっています。

でもここ2週間ずっとだったので、さすがにこんな感じに。

いつも花器を入れて運ぶかごに入っています。寒いので自分でヒーターの前まで運んで、です。

あと少し、お互いがんばろうね。

Knife and Fork

結婚記念日のお祝いのパーティのお花の仕事。

実はこの日は色々なことが重なって、最後の最後までバタバタしていました。仕上がったのは本当にお客様が入る直前。最後にナメあしが90名分のリボンをナプキンにかけたのですが、久々に手が震えるほど。記録的な速さでリボンを結んだような気がします。

写真ではわかりにくいのですが、大きなアレンジでした。
あまりの大きいのでホテルの裏手で作ります。アレンジはできたものから、この段ボールの上に。
このころはまだ余裕がありました。

Candelabra(燭台)、特に上のアレンジが大きくて、二人で運ばないと持てないほど。
最後にキャンドルに灯をともし、退散です。