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楽しみ

 

金曜日の活けこみの仕事があると、いつも ここでコーヒーを買います。
週末も開いているレストランの活けこみを数件して、一番最後にここのくるのですが、カフェ、地下のレストランの大きなアレンジに各テーブルの花、ホテルのレセプションに、スィートルーム5室のデコレーションと、1時間半は軽くかかります。

梯子を使ったりで神経も使う分、すべてが終わった後のラテは格別です。

月曜日が、 ハロウィンなのでお菓子も「らしい」ものが並んでいます。
それにしても少しいびつだったり、ペイントも「これってがい骨?」と疑うほどの出来栄えですが、それが何だか可愛いと思えるポイントなのでしょうか。

この週末で英国は冬時間がはじまります。
いよいよ、さむーい冬がやってきます。

Cake Stand


少し前のブログ
でお皿を探しているとお話しましたが、Cake Stand を作る Workshopに参加しました。

普通のケーキスタンドというよりは、Vintage風のスタンドを見たのは、Libertyで。Liberty内のフラワーショップで働き出してすぐだったので、5年前くらいになります。買おうかなと思いながら日が過ぎ、こうして機会があり自分で作ることになりました。

お皿は当日用意されているのですが、せっかく長く使うだろうし、お気に入りのものを見つけて作れたら…と色々探し歩きました。でも結局探せないまま、家にある思いつくお皿を持って出かけます。

当日は元同僚のHannahも参加したいと飛び入り参加です。
講師のMonicaの気さくな人柄もあって、参加者4人で楽しい時間でした。

今年のナメあしは『習う』ことを楽しんでいます。
自分が習う立場になると、お花をお教えするときに、もっとこうすればいい、などアイディアが浮かんだり、勉強になります。ナメあしの中で、ワークショップのポイントは、皆さんに楽しんでいだたくこと。特に初めての1人参加の方が楽しめる空間、を目指しています。今回のこのワークショップでは、英語が全く話せないメキシコ人の女性がいらっしゃいましたが、同じことする気持ちさえあれば、言葉は必要ないなぁ…と改めて思いました。

このお皿はそのメキシコ人の女性の作ったもの。
同じ柄のサイズ違いを選んだものです、Monica曰く、トラディショナルなチョイス。

同じくとっても英国人、いえ、すべての人が好きなブルー&ホワイト。
ナメあしも朝までこんな感じのものを作るつもりでした。

これはHannahが作ったもの。

Hannahのは一番下のガーデンローズのお皿に一目ぼれ。
ローズとピンク好きな彼女らしいスタントです。

ナメあしが作ったもの、お気づきになりますでしょうか?
一番上ののカップ&ソーサー。 以前ブログで紹介したAnnからのプレゼント。
これを中心に2枚のお皿を選びます。

最後に、皆で品評会です。
ナメあしのは個性的な色合いだったので、賛否両論。メキシコ人の女性は好みでないようで首を斜めに。講師のMonicaは、「なかなか良い、好きよ」と助け舟。

色々なスタンドができて、違いを楽しめるワークショップです。
カップをプレゼントしてくれたAnnに早速写真を見せると、意外にも皆、「教えて~」とのこと。
職場の皆とワークショップをする予定です。お皿の材質を見極めコツさえつかめば、難しくないこと。是非に近い将来に日本でお花のワークショップとともに開催できたらと更に勉強しております。

2012年カレンダー、発売です。

 

2012年のカレンダーが完成しました。
表面には「毎日の生活に季節季節の花の彩りを」をテーマに、その月に実際に買うことの出来る花で作ったアレンジの新作を。裏面にはカレンダー機能と、アレンジに使っている花の名前を載せています。
ご購入はこちらからどうぞ:
Enjoy the season!

VIVA! 青森にんにく

少し前の話になりますが、2号日本出張の際に持ち帰ってもらった『にんにく』。
もちろん、こちらでもにんにくはどこでも手に入ります。英国産、スペイン産、中国産などなど。でも断トツで青森産のにんにくは美味しい。

見比べてみると大きな違いが。画面左が青森のにんにく、右はスペイン産です。

更に小片にして見ると一目瞭然。どちらも1片です。
最近は、こちらでもジャンボガーリックなどと大きなにんにくは売られているのですが、小片にすると、薄皮が分厚く結局にんにく自体は小さくてがっかりします。

そして何より違うのは味。

いつもこちらで買ったにんにくを最初に炒めるときの香りの足りなさ、食べたときの風味のなさなどを感じていたのですが、青森のにんにくは、みじん切り、すりおろし、焼いてみてもにんにくらしい香り、存在感がどっしりあります。また意外にもほくほくしていて、甘い香りと食感が楽しめます。

日本が世界に誇るべき『青森にんにく』。英国まで、わざわざ持ち帰ってたべたのははじめてだったので、より一層美味しく堪能中。記念すべきにんにくのために、ガーリックポットをおニューに。
今、キッチンの特等席に飾って(?)います。

おもい

 
先週末の話しです。
週末前の金曜日、Paulaのスタジオで働きます。

夕方、翌朝お届け用のウエディングのお花を作ります。(ウエディングブーケ、ボタンホール8個、ブライドのヘアー用のバラ、リストコサージュ4個)
翌朝の早いウエディングのため、前日に作り、ドライバーが届ける予定になっていました。
同僚が受けたこのご注文、(その同僚がホリデー中のため、ナメあしにまわってきます)お花も何も問題なく、同僚とブライドのメールのやりとりを見ながら、作業をしていました。

気になるブライドからのメールを発見。
『ヘアーにつけるバラは大輪の白いガーデンローズにしてほしい!』と。通常、ガーデンローズはワイヤリングして使用するヘアー用には適しません。同僚の「難しいから第二候補を考えてほしい」と返事のメール。最終的には、「是非にお願いしたいけれど、ダメなら普通のバラでいいです」というブライドからのメールが最後にありました。

同僚からナメあしへのメモには、前日に作るのだから、普通のバラになっても仕方ないけど、ガーデンローズと普通のバラと2本用意してほしい、と。

でも水からはなし、ワイヤリングするのであれば、ガーデンローズは翌日には使えないでしょう。
どうしても、きっとこの花を使いたいのだろうなぁ・・・と、結局、ナメあしが家に持ち帰り、朝ワイヤリングをし、デリバリーをすることにします。

ウエディングの日は、できるだけブライドの願いを叶えてあげたい。

翌朝、眠い目をこすりながら、大輪のガーデンローズを念のため3本ワイヤリングします。花が枯れてきたら取り換えて使ってねとメモを添えて、ホテルにお届けです。

無事に配送完了。
土曜日の朝、こんなに早起きをすることもないからとそのまま会社のバンで2号とコーヒーを飲みに、Monmouth Coffeeへ。まだお店が開いていなくって少し外で待ちます。

この日は2号のお誕生日、コーヒーで乾杯です。

そして今日仕事に行くと、同僚あてにブライドからのメールがありました。
「ガーデンローズきれいで香りがいっぱい。念願かなって、嬉しかった、ありがとう!」と。

ブライド用に持ち帰っていたオールドローズ。
土曜日はまだ蕾だったのですが、今日は美しく、見事です。

Hello Kitty by Liberty

いつも Libertyの話ばかりですみません。

春夏のコレクションから始まっていたハローキティー柄のTana Lawnファブリック。

Tana Lawn とは、リバティーを代表する上質な綿の平織りの布地のこと。
絹のようなつや、薄くしなやかで柔らかく、表のプリント模様が裏地にはっきり出るのが特徴です。

その秋冬シリーズのファブリックに合わせて、ステーショナリー、ポーチなどのオリジナル商品が発売中です。

ハローキティーはこちらでも人気のあるキャラクター。日本のものが置かれているだけで嬉しくなります。

巨大なリバティー・キティーちゃん。
リバティーのファブリックのお洋服とリボンを着てあそこにいると、リバティーの空間にすっぽりはまっているので不思議です。

おまけ

 
今週も仕事が続き、アップしたいと思いながら、あっという間に週末です。
前回、前々回から続いたウエディングのおまけの話し。

ウエディングの当日、2個ののウエディングブーケとブライズメイドのブーケ4個などなどを持って、Paulaと一緒にブライドのステイ先に向かいます。
Paulaは、色々な忙しさで頭がいっぱいなのに、「こっちの道はいい景色なのよ、せっかくだからこっちから行こう」とわざわざ遠回りをしてくれます。

ステイ先のホテルにもお花はたくさん飾っているのですが、ウエディングドレスの近くにブーケを置いて出来上がりです。

そしてPaulaは、自分からのブライドへのプレゼントと作家さんものの小さな小さな花器に幸運を呼ぶ、ブルーのお花を添えて一番控えめなパウダールームの隅にカードと一緒に飾ります。

優しい静かな時間が流れたのはここまで・・・。
その後はノンストップで過酷な作業が待っていました。

そして夕方、スタッフのほとんどがロンドンに引き揚げる中、ナメあしと同僚のTaniaでかたずけ班として最後までPaulaと一緒に居残りです。
3人でパブで祝杯をあげ、ディナーをいただき、休息できるようにと、前日別の同僚がステイしていたB&Bに仮眠をしに向かいます。

車じゃないと難しい、丘の中腹にあるそのB&B。
ご夫婦、とっても気さくな方で、お部屋もB&Bらしい可愛いところでした。ナメあし達のステイ時間、たった4時間だったのがもったいない・・・もちろん朝ごはんも食べれなかったのですが、同僚曰く、「なかなか美味しかった」とのことです。

窓から見る満点の星空の美しさに感激しながら熟睡、そしてあっという間に起床、その後かたずけをして、ロンドンに戻りました。

写真は19時、食事に出かける前に一瞬荷物を置きに立ち寄った際に撮ったものです。

Parks Farm Bed & Breakfast
www.parksfarm.co.uk

Wedding その2

 
レセプションの会場は、お城横に仮設で作られたMarquee(大テント)。

何かおわかりになりますでしょうか?

このシャンデリアの下でファーストダンスを披露するそうです。

ギリギリにケーキ職人がデリバリーしたケーキ、最後にみんなで慌ててデコレーション。

500本の白いバラとステファノーティスがたっぷり入ったウエディングケーキが完成です。

Wedding その1

 
週末のウエディングの舞台は、ロンドンより2時間半のドライブ。
英国屈指の美しさを誇るカントリ―サイド、何百年も変わらない姿で日々を営み続ける小さな村が点在するコッツウォールズにある小さな街 Winchcombeの Sudeley Castle

ヘンリー8世の最後の妻、キャサリン妃が住んでいた、田園風景を見渡せる美しいお城です。市民戦争の時代に破壊され、200年もの間、廃墟になっていたそうですが、19世紀はじめ、手袋メーカーで有名なDant家によって引き取られます。
現在は一部、一般公開されていますが、所有者が普通に生活しているお城です。

前日の夜は霧深く、どうなるかと皆で心配しましたが、早朝には美しい青空が広がりました。

挙式はお城の裏手にある、Saint Mary’s Churchにて。

入口にはアーチを作ります。
こうしてみると小さく見えますが、かなりの高さです。

静まりかえった教会、ステンドグラスが朝日で美しく輝いています。

花々は凛として、そして教会中に甘い香りを放ちます。

一瞬ですが花をのんびりと眺める時間がありました、あとはすさまじく準備が続きます。
この日のブーケは前日から用意できないもので、当日作ることに。同僚と二人でひたすらブーケ作りに励みます。

優雅なウエディング、もう少しお楽しみください。

つづく

日曜日

 
週末の郊外のウエディングから戻ってきたのは、日曜日の朝6時。今回は郊外ということもあって後かたずけもしなければならず、同僚とPaulaと一緒に夜中1時に再度会場入り(こちらのウエディングはそのくらいまで盛り上がります)。かたずけをして、ロンドンに戻りました。

家に戻って仮眠をし、午後から2号とランチにお気に入りのチーズショップに出かけます。2号9月は出張ばかりだったので久しぶりのランチです。

チーズを買って帰ることが多いのですが、少しずつ最高のコンディションで、お勧めのワインとともにいただくのも楽しいものです。

ロンドンは先週から昨日まで夏が戻ってきました、30℃を超えていたのでは、という毎日。近所のプリムローズヒルは戻ってきた夏を満喫する人で大混雑でした。

月曜日朝4時スタート、また通常の生活が戻ります。
ウエディングの写真、あまりに大量できちんとまとめてアップさせてもらいますね。