almost unreal

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おもい

 
先週末の話しです。
週末前の金曜日、Paulaのスタジオで働きます。

夕方、翌朝お届け用のウエディングのお花を作ります。(ウエディングブーケ、ボタンホール8個、ブライドのヘアー用のバラ、リストコサージュ4個)
翌朝の早いウエディングのため、前日に作り、ドライバーが届ける予定になっていました。
同僚が受けたこのご注文、(その同僚がホリデー中のため、ナメあしにまわってきます)お花も何も問題なく、同僚とブライドのメールのやりとりを見ながら、作業をしていました。

気になるブライドからのメールを発見。
『ヘアーにつけるバラは大輪の白いガーデンローズにしてほしい!』と。通常、ガーデンローズはワイヤリングして使用するヘアー用には適しません。同僚の「難しいから第二候補を考えてほしい」と返事のメール。最終的には、「是非にお願いしたいけれど、ダメなら普通のバラでいいです」というブライドからのメールが最後にありました。

同僚からナメあしへのメモには、前日に作るのだから、普通のバラになっても仕方ないけど、ガーデンローズと普通のバラと2本用意してほしい、と。

でも水からはなし、ワイヤリングするのであれば、ガーデンローズは翌日には使えないでしょう。
どうしても、きっとこの花を使いたいのだろうなぁ・・・と、結局、ナメあしが家に持ち帰り、朝ワイヤリングをし、デリバリーをすることにします。

ウエディングの日は、できるだけブライドの願いを叶えてあげたい。

翌朝、眠い目をこすりながら、大輪のガーデンローズを念のため3本ワイヤリングします。花が枯れてきたら取り換えて使ってねとメモを添えて、ホテルにお届けです。

無事に配送完了。
土曜日の朝、こんなに早起きをすることもないからとそのまま会社のバンで2号とコーヒーを飲みに、Monmouth Coffeeへ。まだお店が開いていなくって少し外で待ちます。

この日は2号のお誕生日、コーヒーで乾杯です。

そして今日仕事に行くと、同僚あてにブライドからのメールがありました。
「ガーデンローズきれいで香りがいっぱい。念願かなって、嬉しかった、ありがとう!」と。

ブライド用に持ち帰っていたオールドローズ。
土曜日はまだ蕾だったのですが、今日は美しく、見事です。

COMMENTS

こんにちは。
朝早くからお疲れさまでした。
想いに応えるなめあしさんの姿、心から尊敬します!!
ブライドさん、本当に幸せなウェディングだったでしょうね。
ふと思ったのですが、有名なPaulaにお花をお願いするブライダルって
イギリスの(いわゆる階級の)上の方なのでしょうか?
(日本では芸能人が多数JANEのところにお願いしているようです)
くだらない質問ですみません。

haco

素敵なお話でした。
人と心が通じ合う瞬間って、嬉しいですね。

YOHKO

haco様
コメントありがとうございます。
Paulaのところはもちろんびっくりするようなお客様から、古城を借り切ってのウエディングだったり、憧れて憧れてブーケだけ注文したいのだけど、というお客様まで色々です。確かに他の街のお花屋さんよりお値段が高いことは事実ですが、ブランドということにこだわらず、彼女のお花が好きでというお客様が多いように感じます。
たまになのですが、Paulaの会社名の入ったシールやバッグなど使っていると、「お宅の会社を宣伝するつもりはないよ、無地のものを使って」と言われることがあります。
また日本でのお花のこと色々教えてくださいね。

ナメあし

YOHKO様
お久しぶりです、何通もコメントをありがとうございます。
お仕事忙しく、そしてママとしても頑張っている姿がうかびます。
またときどき遊びにきてくださいね。

ナメあし

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