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イタリア ボローニャへ 3

もう少しイタリアの話をさせてください。
この日は1人行動の2日目、朝から歩き満々です。花市場でもあるのかな、とホテルの方に伺うと、ローカルの方が行く、食材の市場 Mercato Ugo Bassi がある、とのこと、早速でかけてみます。

屋内型のこの市場、八百屋・お肉・お魚・チーズ・ワインやパスタを扱う食材屋さん、個人商店がいくつも連なります、八百屋さんでいえば、20店位あるでしょうか。

金曜日の朝とあり、週末の買い物をしている方で市場には活気があります。
特にこの2店、列が途切れません、お値段がお安いのか?サービスがよいのでしょうか?

つやつやのオリーブ。グラデーションが美しい。
でも一番気になったのがトップの写真のぶどうの横の物体。キュウイほどの大きさ、そして果物の中にあるのでフルーツなのでしょう。
「これは何ですか?」と尋ねますが、イタリア語でさっぱりわからず。でもナイス、という感じの笑顔だったので、1つ買ってみます。
そして翌朝、ホテルの朝食でいただきます。
この日は前日の朝ご一緒した、香港から仕事でいらしたA子さんと3人で試食です。

中はこの通り、きれいなレッド・ピンク。
味は、甘く、酸味はありません。食感は、すいかのような少しざらざら感があり。でも何よりびっくりなのが種の多さ。正直実より種の方が多い気がします。
しばらくすると、2号が「トゲがある」手にトゲが刺さったようです。A子さんも、「私も」、ナメあしもそういえばチクチクするかな・・・、細い薄いトゲが3か所も刺さっています。
これって本当に食べてよいのかな?急に不安が心をよぎります。
ちょうどこの日はミラノへの移動日、イタリア人と再会するやいなや早速画像を見せます。
フルーツの名前は fichi d’india(フィーキディンディア)。なんと さぼてんの実。
どうりでトゲがあったのですね。素手で持つのではなく、フォークにさして、ナイフで皮をむくそう。
ちょうどサボテンの画像がありました。(サボテンの画像、という部分クリックしてください)
まだまだ世の中にはナメあしが知らないものが沢山あります。
でも、サボテンとは・・・。試食にお付き合いいただいた、A子さんに早速報告です。

イタリア ボローニャへ 2


『美食の都』と呼ばれるボローニャ。
7年前、このレストランに連れてきてもらい、その美味しさ、忘れられませんでした。そして今回お会いした2号のクライアントのボローニャにお住まいのアントニオからもここを勧めてもらい、やはりそうなのね・・・と再確認。是非にボローニャに行かれる方、お出かけください。
ナメあしの乏しい表現力で、美味しさが伝わるかわかりませんが、今日は食レポートにお付き合いください。

金曜日の夜はお店に列ができるほど。とってもにぎやかです。
レストランはこのにぎやかさが重要、そしてお店の方たちの自信に満ち、サーブするの凛々しい姿、お料理がさらに美味しくなります。

ボローニャと言えば、ボロネーゼ。かなりの量ですがこれは前菜・・・・。
前日にアントリオと英国人の奥様フローレンスと別の場所で食事、ボロネーゼの話になったのですが、アントニオいわく、「お肉は、サルシッチャ(豚のソーセージ)を使い、6時間をかけてつくる(適度に少量の牛乳を入れ、10分おきに混ぜることが重要・・・・)簡単な?もの。」
「オーブンに入れるだけの英国料理」(ナメあしが言っていたのではありません、彼女が言っていました)からすれば、「クレージーな、でも最高に美味しいもの。」だそう。

ナメあしは、メインにトップの写真の旬のポルチーニをさっと炒めたもの。軽い塩味ですが、絶妙。
特に傘の部分が甘くって、お肉のようなお魚のような・・・・。
2号は、前回食べてから待ち焦がれた 『ボリートミスト』。北イタリアの伝統料理で、様々な部所のお肉の塊を煮込んだもの。お肉に種類は地域よって異なるそうです。2号いわく、「多分全部豚だったような」。お肉の横には、マッシュポテトが添えられています。
手前に写っているものが特製のソース。ビネーガー、オリーブオイルに野菜とハーブがたっぷり。これがお肉を引き立てます。

この時点でもうお腹いっぱい・・・デザートはスキップしよう、と話していたのですが、横の奥様2人、最初に、ズッキーニの花のフリット、その次にそれぞれにパスタがきたので、これで終わりにするのだろう・・・と眺めていると、大変です。それぞれにメインが運ばれてきます。ボリートミストとロースト。もちろんデザートもいきます、いきます。
2号と負けちゃいられない、と豪語したものの、ホテルに戻って胃薬を飲みます。
Ristorante da Nello al Montegrappa
Via Montegrappa 2
40100 Bologna
tel 051-236331

イタリア ボローニャへ 1


2号(夫)の仕事について、イタリア ボローニャ(ミラノから200キロ)にでかけます。
イタリア人のお友達が住んでいて遊びにこさせてもらったのが7年前、今回で2度目です。

ヨーロッパ最古の大学があり、どことなくアカデミックな雰囲気が漂うボローニャの街。
ポルチコと呼ばれる柱廊がどこまでも続きます。
経済都市でもあるこのボローニャですが、見れば見るほど素朴。昔ながらの市場や個人商店が多く、人々も穏やかでのんびりした空気が流れ、今もなお中世の街並みがそこにはあります。


街を歩いて、特徴的だったのは、バイクの多さ、上を見上げると電線があること(英国にはないので)、そしてこの黄色の注意マーク、歩行者用に黄色があるのは珍しい。
信号の写真を撮っていると、おじさまから話しかけられます。ナメあしイタリア語もちろん話せず、おじさまは残念ながら英語を話せずなのですが。
「何を撮っているの?」(多分です・・・)
「歩行者用の黄色の信号は日本でも英国でもあまり見かけない」と説明します。
ボローニャの人はとても親切。自分が英語を話せなくても、喋れる誰かを探してきてくれます。ホテル手前に花教室をしているスペースを発見。思い切って扉を叩きます。
自己紹介をすると、ロンドンのこと、日本のことと話がはずみます。
「明日はレッスンの日だからよかったらのぞきにきてみない?」お誘いをいただきます。