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長い散歩道で

たまにですが、時間がある時は、街中に歩いて出かけます。少し長いお散歩コースになりますが、公園続きのためそれほど長さが苦にならないお楽しみです。

Primrose Hillから、Regent’s Parkに入ったところで天使に遭遇!

りんごが色づき始めています。

あずきの姿に似ていて、思わずカメラを。
あずき、元気かな・・・。

月曜日

月曜日のフローリストの朝は早く、3時半に家をでます。
冬は星空ですが、夏の空は少し明るく、出かけるのも気が楽なものです。

バンに乗ってコントラクト先に向かい、先週の花をかたずけ、花瓶を洗い、仕入れた花を活けこむの繰り返しです。

ある会社のコーヒーテーブルのお花。あまりに様が可愛くって取り換える前に記念に1枚。

先週のスカビオサが水が無くなったようで、そのままドライになっていました。コンディションよくドライになっていたので、フレッシュとは違う楽しみがあります。

お昼前にスタジオに戻ると、スタジオで仕事をしているAnnが愛犬Luluを連れてきています。

Luluと挨拶をすると、いつもは元気にお腹をだしてくれるのに今日はなんだか元気がない…。
「Lulu どうしたの、元気ないんじゃない?」とAnnに聞くと、「そうなの…心配で」と。

「あ、この液体は薬?」と聞くと、「ティーよ!」とあっさり。
「え、ティーってホワイトティーなの?」。

そうなのです、Annったら具合が悪いLuluにミルクティーとビスケットをあげていました。
「具合が悪い時はこれでしょう・・・」とのことですが、それは人間のこと。犬に良いのかどうか…。紅茶王国といえど、どれだけEnglishなのでしょう。

Annの犬の可愛がり方は他の同僚から「少し過保護…」とある意味評判なのですが、過保護なら負けません、ナメあしには気持ちが痛いほどわかります。あ、でもこのホワイトティーは微妙です。

Congratulations!?

父の命日をロンドンではじめて迎えました。日本にいたらきっと母と一緒にいくつかアイディアはありますが、お寺もないし、何をすればいいのか・・・。お休みをとってくれた2号と一緒に、父を想える場所にでかけようと『The Berkeley』にアフタヌンティーに出かけます。

父を知っていた方は、あれ?と思うでしょう、そんな素敵なアフタヌンティーをするタイプではありません。ただ何故だが帝国ホテルによく出かけ、皇居の見える落ち着いた空間で、ナメあしたち家族がうるさくおしゃべりをするのを横で見ている、それが父のアフタヌンティーの楽しみ方でした。

Pret-a Portea(プレタポルティー)』と呼ばれるこのホテルのアフタヌンティー。プレタポルテにかけたこのティー、2011年の春夏の有名ファッションデザイナーのコレクションをモチーフに、お菓子が作り上げられています。

サーブしてくれるお店の方が、ひとつひとつ、紹介してくれます。
「Have a nice time! 」と最後の一言、あたり前です、これを楽しまないわけはありません。

見せてくれた、コレクションの写真とお菓子を照らし合わせます。
Chloe Mark Jacobs   Stella McCartney Tom Ford …まだまだ。

このティーの特徴は、必ずあるスコーンがないこと、その代わりにこのカナッペがつきます。どれも手が込んでいます。

ナメあしは、紅茶、White Peoney(白芍薬)を選んだのですが、シャンパーニュで召しあがっている方も多く、きっと相性いいでしょうね。

こちらは、Victoria Beckhamのピーチ色のトート。この模様の細工、食べちゃっていいのでしょうか…。

リボンがアクセントのブルーのビキニは、Miu Miu。

「美味しいのこの色?」と疑ってしまうものもおありでしょう。ナメあしもそう思っていたのですが、意外に?甘すぎず、美味しくびっくりです。

終盤に差し掛かると、お店の人が笑顔でこんなプレートを持ってきます。
「Congratulations!」おめでとう…と書かれたこのプレート、周りの皆さんもお祝いしてくれます。2号が少し苦笑い。

今回の予約、ホテルのサイトから申し込んだそうなのですが、Occasionを訊かれ、『Memorial Service』というものもなかったので、選ぶ項目にふさわしいものが見当たらず、近いか、遠いか微妙な、『Anniversary』を選んだそう。

寂しい日が、楽しい日になりました。ロンドンで迎えるこの日は、またアフタヌンティーしたいと思っています。
翌日同僚にもこんな色々なエピソードも合わせて報告。
「Celebrating his life, Congratulations!でいいのよ」と太鼓判をもらいます。

なでしこジャパン優勝!!

サッカー女子ワールドカップ、なでしこジャパンの優勝、本当に素晴らしかったですね。

「スポーツはライブでみないと」、これがナメあし母の口癖。ラッキーなことにファイナルとあってBBCがライブで放送したため、久しぶりに日本を生で応援できました。

何度もリードを奪われるのに、あきらめない姿勢は、こちらの解説者も絶賛でした。
日本だったらすぐに選手や監督のインタビューも聞けるのでしょうが、ライブと表彰式が終わるとすぐにこちらのスタジオに戻って、英国の試合を振り返る・・・少し残念ですが、いやぁ嬉しい!!

翌朝寝不足気味でしたが、活けこみで朝早くから出かけ、行く先々で「見たよ、おめでとう」なんて声をかけられたり。活けこみ先のカフェでお祝いにとコーヒーをごちそうしてくれました。

ちょうどお店にDianthus(ナデシコ)が入荷。目立たない地味な花ですが、花持ちの良さは驚くほど。もちろん家に持ちかえります。

Waitrose Christmas Press Show

少し前の話です。
ポーラの仕事依頼で一緒に、大手スーパー Waitroseの冬のクリスマスプレスショーのイベントに出かけました。

ここ数年、スーパーのお花売り場の質が確実に上がっています。フローリストにとっては是非にお花屋さんで買ってほしいというのが本音ではありますが、気軽に、新鮮なものが手に入るとあれば、人気がでるのは仕方ないことです。そんな私も利用しています。

今年の冬のトレンド、販売予定の花束やクリスマスのリースなどを紹介するブースで
、ポーラが実際にアレンジをその場で作り紹介します。数種類の花のラップをいくつか買って、こんなアイディアで飾れば・・・みたいなもの。

モミの木や松など手に入り、クリスマスの香りがブースいっぱいに広がります。

今日はプレス対象とあって、ほとんどが雑誌や広告の方ばかり。午前の開始からしばらくするとお客さまも少なくなってきます。そしてポーラと一緒に別のブースに偵察です。

クリスマスは何と言っても大イベント。食材のブースは特に力が入っています。チーズにお肉にお野菜、シャンバーニュにワインに、試食だけでも楽しい楽しい。

お菓子のブースは特に可愛くって、夏まっただ中ですが、気分はすっかりクリスマスです。
この日は有名な英国料理人、Heston BlumenthalとDelia Smithも会場に、Waitroseのメニューも手掛ける二人のアイディア料理を堪能します。

ポーラは帰り際にWaitroseがお客様に配っているお土産を自分とナメあしの分、確保してくれました、ありがとう、ポーラ!!です。

Beetroot

日本の根菜が恋しくなる時があります、ごぼうにれんこん、これはナメあしにとっては恋しい根菜2トップ。たまにスーツケースに忍ばせて持ち帰ったこともあります。

こちらで好きな根菜といえば、Beetroot(ビートルート)。

この野菜を最初に手にしたのは、こちらにきてすぐに作ったフラワーアレンジメントの中にいれるために買った時。八百屋さんに並んでいたこの茶色のカブのような物体と茎のピンクが可愛くて、確かピンク・バーガンディー色のアレンジに添えたような・・・そんなで食べずじまいでした。

それから食べる機会が増え、今では好きな野菜です。
しっかり煮込んで真空パックのビートルート、どこでも簡単に手に入りますが柔らか目。少しかための食感を楽しみたいので生を買ってきます。

ビートルートはこの外側から想像もできないほど、皮をむくと美しい鮮やかなピンク色。

同僚のポーランド人のMonicaに教えてもらいました、茹でるときは、色が抜けないように皮ごと茹でること。その際に塩と酢を入れること、酢はさらに色を鮮やかにさせるためだそう。

また、まな板の上でそのまま切ると色が移るので、新聞紙や紙の上で使うこと、というのもアドバイス。すぐに洗えば落ちるそうですがしばらくたつとなかなか落ちないそう。しっかり教えを守っています。

通常のピクルス液より甘めにし、漬け込みます、野菜自体の甘さと相まっておいしいのです。

ウクライナ料理のボルシチにも欠かせないビートルート。まだまだレパートリーには幅があるようで、サラダやスープの作り方などMonicaに教えてもらいます。

サプライズプレゼント

活けこみから戻ってくると、スタジオで別の仕事をしているAnnが近寄ってきます。
「ナメあしが今日仕事にくるって聞いたので、プレゼントよ」と。リボンのかかった包みを渡されます。

「わあ~なになに???」。早速開けてみます。

珍しいシェイプのカップ&ソーサー。ピンクとイエローのバラが描かれた、ダークピンクとゴールドのコンビネーション。
「可愛い~、キレイ!!特別の日でもないのに、いいの?なんでなの?」と聞くと。
「これは蚤の市で買ったのよ、最初から欠けていてそれが残念なのだけど、裏を見てみてみて」と。

なんと、MADE IN JAPAN 日本製。しばらくお家で楽しんだけど、日本製だし、ナメあしに、ということだそう。

嬉しい、サプライズプレゼントです。

Shooting その2

お昼は、エディター、フォトグラファー、助手の人たちとナメあしたちみんなで一緒に食べます。エディターの方が「温めて並べただけよ」というランチ、とても上手にセッティングされていて、おいしさ倍増、嬉しくなります。

デザートはフレッシュベリとチェリー、メレンゲが添えられています。

ほっとしたのもつかの間午後の部が始まります。
この日は同僚の犬Rayも一緒だったので、3匹の犬、大騒ぎです。
だんだん青空に雲が沢山かかり、雨が降り出しそうなお天気です。

これは昨日も紹介させていただいた、バラのアーチの逆方向から撮影したもの。
バラとクレマチスって本当に相性がいいですね。景色にうっとり。ポーラに「是非にここでスクールしましょう」、と提案してみました。

仕事も目処がつき、後片付けをしていると、おとなりさんから「あなたの犬が通りを歩いているのでは?」と垣根越しに声をかけられます。ドアのどこかが開いて犬が外にでたのかと慌てていると、あれ?ちゃんと足元にいます・・・。

なんと別のお家の犬が迷子になっていました。Paulaが慌ててレスキュー、家に連れてきます。リードについている名札の番号に、「預かっているから安心してね」、とメッセージを残します。その後4匹になった犬たち、すごいことになりました。

家に戻ると、すでにPaulaからメールが入っていました、今日の仕事のお礼と、その後の迷い犬のこと。すぐに飼い主さんがきたこと、最近新しく越してきた方だったそうです。「今度は2号と一緒にゆっくり遊びにきてね」と嬉しいメッセージ付きでした。

Shooting @Paula's house

今日は、来年の春予定の新しい本の撮影のため、Paula のSuffolkのお家まで出かけます。朝5時に家をでて到着が7時半、2時間半のドライブ。英国の郊外の美しさを楽しみながら静かな朝の田舎道をひたすら走ります。

前回にここに仕事できたのは4月だったのですが、夏のガーデンもまた素敵。「仕事、仕事にきているんだよ!!」と自分に言い聞かせながらも、堪能です。

朝の日差しの中の1枚。
前日夜に少し降った雨のおかげで草花が生き生きしています。

わかりますでしょうか?

持ってきた花材は外に置いているのですが、もうハチがくるくる、大変です。

花を作ったり、花器を洗ったり、クロスにアイロンをかけたり・・・バタバタと時間が過ぎていくのですが、一週間に一度バンでくるお魚屋さんがくると皆で交代に買いに行ったり、息抜きもあります。

Paulaの家は最近新しい犬が増えました。右がConnie、左がCosmo。
退屈そうにしているので、こっそりボールで遊びます。

つづく。

Angry Birds

恥ずかしながら、『Angry Birds』と呼ばれるモバイルゲームにはまっています。ゲームは
主人公の鳥たちが、敵の豚を倒す、そんな単純なものなのですが。鳥や豚の茶目っけある様と頭から離れないメロディーもあり、つい電車のお伴として楽しんでいます。

これが主人公の鳥。キャラクター化されていて、大きな縫いぐるみを発見です。

帰りの電車の中、2号とゲームをしていると、親子連れが乗ってきます。席を譲ろうとすると、その男の子が2号の横にぴったり寄り添い、ゲームを覗き込みます。

そしてそのうち、2号にレクチャーが始まります。白熱する会話ですが、ナメあし、彼のママは大丈夫かな、と思っていたところ。

ママ、ナメあしと息子にしびれをきらしたのか、自分のiphoneを取り出し、さらなるレクチャーです。

最後には、「だからね…」と言って実演です。

こんな出逢いもあります、たまにはゲームもいいかも、です。