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リバティーパスタとクリス

ナメあしの長い日本滞在中、2号の創作料理 『リバティーパスタ(2号命名)』が生まれました。
何度も本人が絶賛していたこのパスタ。ようやくナメあしもご相伴させていただきます。
「リバティーパスタ」だなんてなんだかポッシュなパスタのようで、期待大です。

キッチンにいくと紫キャベツが・・・・。メインの食材は、この紫キャベツだそう。シェフいわく、「キャベツは、栄養価が高く、ビタミンCも豊富」、とのこと。

何だか嫌な予感。リバティーパスタのリバティーは、ナメあしの大好きなデパートのリバティーのコーポレートカラーから、名付けたもののようです・・・。

そうです、出来上がるとパスタもエビも、ベーコンも紫色に・・・。正直ちょっと引くほどの色です。
でももっとびっくり。食べてみると意外に美味しい、はまりそうです。
それにしてもネーミングって重要過ぎてだまされてしまいますね。
ご飯が済むころに、アナからテキスト(携帯メール)が入ります。
「8時からBBCのAntiques Roadshow 見て」と。
この番組、アンティークの鑑定家さん達がイギリス各地を訪れて地元の人々が持ち寄ったアンティークを鑑定し、値踏みをするという息の長い人気番組。夏にアナの母校がその会場となって、アナとクリスが出かけたとは聞いていましたが、今日がその放送日のようです。
番組が始まってしばらくすると、あれ、まぁ、クリス登場です。録画の準備もしていなくって、慌ててカメラを。

司会者 「私だったら5ポンドではないと思います・・・」

司会者 「私だったら1500ポンドだったと思います」

クリス 「ワァオ~!」

司会者 「素晴らしいです。今日見た中で一番素晴らしいものでした」
クリスは近所のがらくた屋で、このライオンの置物を5ポンドで買ったそうですが、プロの鑑定士によると、なんと1500ポンドで買っても良いようなものだそう。
さすがナメあしのアンティーク師匠です。

アンティークフェア 


同僚で特に仲の良い、そしてナメあしのアンティークの師匠 のアナと以前ブログにも書いたアンティークフェアにでかけます。

この日は残念なのことに雨。
黒い雲が広がり、晴れにはならないだろうな、という感じ。
ビニールシートがかぶされていたり、見るのも一苦労。しかもナメあしたち傘を持っていません。


子供も犬も覚悟を決めて(無理やり・・・?)いるので、ナメあしも覚悟を決めます。
その上、この日はびっくりするほどの寒さ。でもこういう時こそ掘り出し物が見つかるかもしれません。

来ている人は老若男女。誰かがみれば間違えなくゴミとなるものなのに、大切に保存されているところ、古き良きものを愛する英国人のライフスタイルが伺えます。

こんな素敵な椅子が屋外で雨に濡れています・・・。
家に戻って2号に写真を見せたら、「これ素敵だね、ほしかった!!」とのこと、実は4脚ありました、買うべきだったかな。

屋内は雨のためか人がいっぱい。
写真はないのですが、若い男の子がたくさんの古いミニカーを売っています。正直ナメあしはほこりもあり、触れない、触りたくないかんじです。そのミニカーをおじいさんが丹念に眺めて、男の子とお話しています。
このミニカーは、自分のおじいさんが集めていたものだそう。おじいさんはお亡くなりになり、これらをもらった、うれしそうに話しています。聞き手のおじいさんは、いくつも選び、買って行かれました、こちらも嬉しそう。
アンティークにはどんなものにもストーリーがあるのですね。触れない・・・とは、ナメあし、まだまだ修行が必要です。

イタリア ボローニャへ 3

もう少しイタリアの話をさせてください。
この日は1人行動の2日目、朝から歩き満々です。花市場でもあるのかな、とホテルの方に伺うと、ローカルの方が行く、食材の市場 Mercato Ugo Bassi がある、とのこと、早速でかけてみます。

屋内型のこの市場、八百屋・お肉・お魚・チーズ・ワインやパスタを扱う食材屋さん、個人商店がいくつも連なります、八百屋さんでいえば、20店位あるでしょうか。

金曜日の朝とあり、週末の買い物をしている方で市場には活気があります。
特にこの2店、列が途切れません、お値段がお安いのか?サービスがよいのでしょうか?

つやつやのオリーブ。グラデーションが美しい。
でも一番気になったのがトップの写真のぶどうの横の物体。キュウイほどの大きさ、そして果物の中にあるのでフルーツなのでしょう。
「これは何ですか?」と尋ねますが、イタリア語でさっぱりわからず。でもナイス、という感じの笑顔だったので、1つ買ってみます。
そして翌朝、ホテルの朝食でいただきます。
この日は前日の朝ご一緒した、香港から仕事でいらしたA子さんと3人で試食です。

中はこの通り、きれいなレッド・ピンク。
味は、甘く、酸味はありません。食感は、すいかのような少しざらざら感があり。でも何よりびっくりなのが種の多さ。正直実より種の方が多い気がします。
しばらくすると、2号が「トゲがある」手にトゲが刺さったようです。A子さんも、「私も」、ナメあしもそういえばチクチクするかな・・・、細い薄いトゲが3か所も刺さっています。
これって本当に食べてよいのかな?急に不安が心をよぎります。
ちょうどこの日はミラノへの移動日、イタリア人と再会するやいなや早速画像を見せます。
フルーツの名前は fichi d’india(フィーキディンディア)。なんと さぼてんの実。
どうりでトゲがあったのですね。素手で持つのではなく、フォークにさして、ナイフで皮をむくそう。
ちょうどサボテンの画像がありました。(サボテンの画像、という部分クリックしてください)
まだまだ世の中にはナメあしが知らないものが沢山あります。
でも、サボテンとは・・・。試食にお付き合いいただいた、A子さんに早速報告です。

イタリア ボローニャへ 2


『美食の都』と呼ばれるボローニャ。
7年前、このレストランに連れてきてもらい、その美味しさ、忘れられませんでした。そして今回お会いした2号のクライアントのボローニャにお住まいのアントニオからもここを勧めてもらい、やはりそうなのね・・・と再確認。是非にボローニャに行かれる方、お出かけください。
ナメあしの乏しい表現力で、美味しさが伝わるかわかりませんが、今日は食レポートにお付き合いください。

金曜日の夜はお店に列ができるほど。とってもにぎやかです。
レストランはこのにぎやかさが重要、そしてお店の方たちの自信に満ち、サーブするの凛々しい姿、お料理がさらに美味しくなります。

ボローニャと言えば、ボロネーゼ。かなりの量ですがこれは前菜・・・・。
前日にアントリオと英国人の奥様フローレンスと別の場所で食事、ボロネーゼの話になったのですが、アントニオいわく、「お肉は、サルシッチャ(豚のソーセージ)を使い、6時間をかけてつくる(適度に少量の牛乳を入れ、10分おきに混ぜることが重要・・・・)簡単な?もの。」
「オーブンに入れるだけの英国料理」(ナメあしが言っていたのではありません、彼女が言っていました)からすれば、「クレージーな、でも最高に美味しいもの。」だそう。

ナメあしは、メインにトップの写真の旬のポルチーニをさっと炒めたもの。軽い塩味ですが、絶妙。
特に傘の部分が甘くって、お肉のようなお魚のような・・・・。
2号は、前回食べてから待ち焦がれた 『ボリートミスト』。北イタリアの伝統料理で、様々な部所のお肉の塊を煮込んだもの。お肉に種類は地域よって異なるそうです。2号いわく、「多分全部豚だったような」。お肉の横には、マッシュポテトが添えられています。
手前に写っているものが特製のソース。ビネーガー、オリーブオイルに野菜とハーブがたっぷり。これがお肉を引き立てます。

この時点でもうお腹いっぱい・・・デザートはスキップしよう、と話していたのですが、横の奥様2人、最初に、ズッキーニの花のフリット、その次にそれぞれにパスタがきたので、これで終わりにするのだろう・・・と眺めていると、大変です。それぞれにメインが運ばれてきます。ボリートミストとロースト。もちろんデザートもいきます、いきます。
2号と負けちゃいられない、と豪語したものの、ホテルに戻って胃薬を飲みます。
Ristorante da Nello al Montegrappa
Via Montegrappa 2
40100 Bologna
tel 051-236331

イタリア ボローニャへ 1


2号(夫)の仕事について、イタリア ボローニャ(ミラノから200キロ)にでかけます。
イタリア人のお友達が住んでいて遊びにこさせてもらったのが7年前、今回で2度目です。

ヨーロッパ最古の大学があり、どことなくアカデミックな雰囲気が漂うボローニャの街。
ポルチコと呼ばれる柱廊がどこまでも続きます。
経済都市でもあるこのボローニャですが、見れば見るほど素朴。昔ながらの市場や個人商店が多く、人々も穏やかでのんびりした空気が流れ、今もなお中世の街並みがそこにはあります。


街を歩いて、特徴的だったのは、バイクの多さ、上を見上げると電線があること(英国にはないので)、そしてこの黄色の注意マーク、歩行者用に黄色があるのは珍しい。
信号の写真を撮っていると、おじさまから話しかけられます。ナメあしイタリア語もちろん話せず、おじさまは残念ながら英語を話せずなのですが。
「何を撮っているの?」(多分です・・・)
「歩行者用の黄色の信号は日本でも英国でもあまり見かけない」と説明します。
ボローニャの人はとても親切。自分が英語を話せなくても、喋れる誰かを探してきてくれます。ホテル手前に花教室をしているスペースを発見。思い切って扉を叩きます。
自己紹介をすると、ロンドンのこと、日本のことと話がはずみます。
「明日はレッスンの日だからよかったらのぞきにきてみない?」お誘いをいただきます。

Happy Birthday, Joan

以前にもお話したフラットの上の階に住むJoan(ジョアン)とお茶を飲みに、ケンウッドパークまで出かけます。もちろん、愛犬のTommyも一緒です。

その前の週、ジョアンのところにお花やお手紙が届いていて、もしかしてお誕生日かな?と聞いてみると、やっぱり、そう。お祝いをしないと、と平日午後(2号は仕事で不参加)、公園内のカフェにお茶をお誘いします。

家から近いこの公園ですが、敷地が巨大、カフェの近くまで車ででかけ、そこからお散歩、スタートです。こちら側まででかけるのは本当に久しぶり、とのこと、歩けば1時間以上かかります。

ジョアンは、英国人が大好きな、紅茶とスコーンのセット クリームティー。
アールグレイティーにたっぷりのミルクを注ぎます。

トミーは、ケーキを食べたいので、何となくそわそわ。
ナメあしとジョアンからおすそ分けをもらうとようやくテーブルの下でリラックスです。
ジョアンのお話は大変面白く、今日は昔の恋人の話まで。
のんびりゆっくりしていると、あたりが真っ暗になってきます。雨が降りそう・・・慌てて駐車場まで戻ります。

嫌な予感的中、駐車場に着く前に、雨が降ってきます。
雨雲の先に美しい空が見える、何とも言えない景色が広がります。

さすがジョアン、トミーにさっとレインコートを着せます。

雨が本格的に降り出し、しばらく足止めです。
せっかくのお誕生日会なのに・・・。ちょっと残念ですが、「それもよい思い出よ」とジョアンに励まされます。

カプチーノと紅茶


コロンビアフラワーマーケットをゆっくり見てもまだお昼過ぎ。そのまま歩いて、ALBIONでお茶タイム。ここは活け込みでよくくる場所。コンラン卿が手掛ける、新しい形の施設の一階にあるこのカフェ。ホテルにレストラン、カフェとその横には英国産のチーズやヨーグルト、紅茶やフルーツなどが買えるショップ、全てが1つになった今のロンドンを象徴するような場所です。

白を基調とした、カントリースタイルをモダンにアレンジした店内では、伝統的な英国料理やデザート類が楽しめます。ナメあしが活け込みする時間は朝10時位なのですが、できたてのおいしそうなクロワッサンや、バターをこれでもかと塗って食べるトースト、イングリッシュブレックファーストを食べているお客様を見ると、何だか朝がお勧めのような気がします。

ここのスタッフの皆様、いつも笑顔いっぱい。ある朝、一人で活け込みをしていると優しいマネージャーが「何か飲み物飲む?」と声をかけてくれます。「わぁ~、ありがとう、それではカプチーノをお願いします」と。
しばらくして戻ってくると、カプチーノでなく、このポットの姿が見えます。

そうです、美味しい紅茶がきています。
私の 「カプチーノ」が「カップ オブ ティー」と勘違いされてしまったようです。
昔はよくあったのですが、最近はなくなってきた、この残念な気持ち。前なら、ナメあしの英語はダメなんだぁ・・・と落ち込んでいましたが、今は大分対応できます。
忙しい活け込みに頼むわけないじゃない・・と苦笑い、でもミルクもたっぷり入れて、優雅に紅茶をいただきます。

コロンビアフラワーマーケット 2

 
今日はゆっくりとコロンビアロード沿いのお店をのぞいていみます。

ガーデニンググッズが外の庭まで続いていて、ディスプレイなのか売り物なのか・・・ですが、気になるもの多し、です。

ここは有名なベーグル屋さん。
食べるところがないお店は外の石畳に座って。少し肌寒いけれど、温かいコーヒーとともにいただきます。

眩しい朝日の中で座ってたばこをすっているおじさま発見(右側の帽子をかぶっている方)、なんとなく気になっていたところ・・・。

少しして戻ってきたら、弾いてました!!しゃがれた声で唄っています。
そしてこのクラリネットの彼、とても上手。2号の足も止まり、しばらく堪能です。

11時半。どんどん人が増えてきます、そろそろ、投げ売り、バーゲン開始です。
「トゥー フォー ファイバー!!(2つで5ポンド)」、と値が下がっていきます、この時間に来る人がこれをお目当てのよう。
久しぶりの早起きいいものです。
ロンドンのイーストエリアはどんどん変化しています。楽しみでもあり、変わらないで~と思う気持ちもあります。ここだけはどうぞそのまま、でお願いしたいものです。

コロンビアフラワーマーケット 1


日曜日の朝、早起きをしてコロンビアロードのフラワーマーケットに出かけます。
ここに最初に来た時はまだ英国に住む前、観光で来た時ですが、花の美しさ、人々の活気と楽しさにドキドキした思い出の場所です。まさかそのナメあしがフローリストになるとは・・・。
ストールを出している多くが、地方にナーサリーを持つ業者さんたち。週に一度育てた苗を積み込み、大型トレーラーを飛ばしてくるそう。苗や切り花、球根と色々売っています、新鮮でお手頃。

何が楽しいって、この花を売っているおじさまたちの講釈。「ファイバーファイバー!!(たった5ポンド)」と大声で売り込みます、「見て、ちょっと見て、ねえ見て、まぁ見て、お姉さん、あなただよ!!」と。

この写真の前の2人のおじさま、漫才のように喋っていたかと思えば、さっとどんどん売っていきます。
もちろんですが、花のことはプロのプロ、色々教えてくれます。
通常の仕入れで行くコベントガーデンとは異なる、親しみやすい花市場です。
若い人からお年寄りまで、ちょっと強面のおじさまから、若いロックなお兄さんもゲイのカップルもみんなの選ぶ花を見るのも楽しみ。

ここはまた違うお楽しみがあります。通り沿いのお店、ガーデニンググッズ、雑貨屋、キッチン用品、アンティークなどなど、カフェも充実しています。
つづき・・・。

3年目


このフラットに引っ越してきて3年目に入っています。
大きな窓から見える、景色が気に入っています。が、この窓ふきとっても大変な作業になり、ついつい後延ばし、今日は2号がはりきって窓ふきをはじめます。

一生懸命掃除してくれている2号の姿を紹介したいのではなく、いかに汚い窓か・・・いかにナメあしがさぼっているか・・・ということをお伝えしたくこの記事をアップしています。

こんなにも空が青く見えるとは!!

この写真は週末前に、2号の職場の社長さんが、電気を直しにきてくださったときのもの。
玄関の電気のケーブルが壊れていて、これも延ばし延ばし・・・電気に詳しい社長さんがあっという間に直してくださいました。ナメあしまでもが、色々なことでいつも頼りにしてしまう、素敵な社長さんです(ちなみに普段はお名前で呼んでいるので社長さんということもついつい忘れてしまっています)。