almost unreal

「ナメクジのあしあと」とは

海外に(だけ)は住みたくないな、と思っていたのにロンドンに来てもう何年目でしょうか?

2000年の秋、ずっとずっと憧れていたフラワーデザイナーのもとにフルタイムで就職したのがスタート。スクールのアシスタントに始まり、マニュアルのバンを運転して活けこみに行き、週末にはウエディングやパーティーのディスプレイを担当していました。花を習ったのではなく、クルーとして一緒に働いたことから得た経験は、ちょっと信じられないような出来事の連続。私たちが提案する「生活の中にあってはじめて美しい花」というスタイルの原点はここで培った経験の中にあります。このブログではそんなalmost unrealのスタイルを感じられる花事情や面白かったジョブ、それから色々なロンドンの最新情報も書きたいと思っています。

ところで「ナメクジのあしあと」とは・・・。フローリストの朝はとても早いのです。仕事を始めたころ、朝外に出ると、ナメクジのはった道がキラキラしていてとてもキレイでした。大嫌いだったナメクジのきれいなあしあと。あのキラキラを見るとフローリストになれたことの喜びを思い出します。自身のブランドを設立した今、私が初心にかえって花と真剣に向き合う心を呼び覚ましてくれるインスピレーションです。

これから、どうぞよろしくお願いします!