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Function @ The Jockey Club Rooms

先週は毎日片道2時間のドライブ、Suffolkでの仕事が続きました。
その中の仕事の一つが、 The Jockey Club RoomsでのFunction (パーティー)。
英国ジョッキークラブは、競馬に携わる貴族たちの社交クラブとして設立され、260年以上という長い歴史を持ち、英国の競馬統括機関として競馬の発展に大きく貢献しました。現在は、ニューマーケット競馬場やエプソム競馬場、国立種馬場の管理を行うなど英国競馬における重要な役割を果たしています。
建物の中は、『馬』に関する絵画や見るからに時を重ねている調度品が、あちらこちらに置かれています。いくつかのお部屋のデコレーションをしたのですが、そのたびにそれらアンティーク品を眺めました。




逆光で残念ですが…。
クラブ入口前の20世紀前半英国における最も偉大な競走馬ハイペリオンの像と一緒に。

このような長い歴史を感じる部屋にはあまり飾りすぎる花々よりシンプルなもののほうが引き立ちます。

スタッフのテーブルセッティングやシルバーの磨き方など、準備の様子を見れるのも楽しみに一つ。
ここでの仕事は三回目、今後もまた機会がありそうです。馬好きの父に話したかった、自慢できたのに、です。
 

Spring Bouquets

バレンタインデーが終わってほっとのんびりする間もなく、先週の日曜日は英国の母の日(ちなみに今年の日本では5月8日日曜日)、そして一昨日の3月8日の『 International Women's Day』と続きました。
日本のような三寒四温のロンドン、日中は優しい春の光なのですが、まだまだ肌寒い日が多く、昨日は日中に粉雪が舞いました。その上、花粉症もあったりとダウンする同僚が多く、サマンサがオーナーである Shaftsberries Flowersと  Paula Pryke Flowers を行ったり来たりしています。

この時期は『Spring Bouquet』と呼ばれる春の球根花中心のブーケのオーダーがほとんど。
最近のお気に入りは、ライラック、ピンク&パープルなどにトーンの異なるピンクやオレンジを入れて、元気な春を表現します。

球根花は繊細な花々が多いのですが、と同時にとても勢いがあります。
出来る限り、ブーケが完成するとしっかり保水したく、花瓶に入れてしばらくのんびりしてもらいます。
特にチューリップとアネモネの成長は驚くほど、翌日には頭一つブーケから飛び出します。スパイラルの技法でブーケを作ると、簡単に茎側から引っ張れるのですが、放置しておくとなかなか個性的なアレンジに様変わりです。

まだまだ馴染のない言葉である、International Women's Dayですが女性同士花の送りあいをする習慣もあるそうです。
Paulaのクライアントである有名ブティックCは沢山のブーケのご注文です

元気な上記の色合いも好きですが、このような優しい感じも春らしいですね。
話しだすと止まりません…。
 

Close to Spring


3月に突入。
まだまだ朝は車に霜が降り、運転するまでしばらく時間がかかる日が多く凍りつく寒さなのですが、日中は暖かい日差しが増えてきています。
活けこみ先のお花は、ラッパ水仙。同僚には一週間持たないと心配されたのですが、これはちょうど活けこみしてから一週間後、月曜日の朝もまだ美しく咲いていて、片付けるのがもったいないほどでした。


春のお花は可憐で小ぶりながらも香りもあり、存在感があります。
バンの中につみこむだけでも可愛いと写真を撮りたくなります。


活けこみ先の帰りに、普段は通らない道を通ると、こんな美しいマグノリアの木。
ペールピンクのつぼみの様、春が近いな、と感じます。


回収したお花のおかげで、ナメあし邸もただ今、春らしく!

と言いたいのですが。

昨晩、急に爆音を放ち冷蔵庫が壊れました…。わかっていながらも、冷凍庫の霜とりをしていなかったからだと思われ、電源を切っておりますが、どうなるやら…。大切な日本食など…サボっていたツケです。はぁ…ため息。