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春の果物 Rhubarb

2月初旬、活けこみ先の Albionでの一枚。
小さな、細い細いRhubarb(ルバーブ)を発見、『はつもの』だそう。

赤いセロリ、蕗のような風貌のルバーブ。カテゴリーは野菜だそうですが、英国ではジャムやヨーグルトのフレーバーに、クランブルやパイのフィリングでよく使われていて、明らかにフルーツのような気がします。

Albionは、カフェの入口にほんの少しのお野菜を並べ、販売しています。
オーガニック、そしてその季節の限定されたものを仕入れているため、珍しいものだったり、新しいものだったり、季節を感じる場所でもあります。

親しいスタッフの話によれば、英国の一般的に手に入るルバーブは屋外で育てられたものですが、このルバーブは、Wakefield(ウエストヨークシャー)産、暗がりの中でキャンドルの灯りだけで育てられる、スペシャルなものだそう。

買って帰ろうとはりきっていたのにも関わらず、すっかり買うのを忘れて帰宅してしまい、残念なことをしました。

そして先週、近所の八百屋さんで、お店の片隅にルバーブの箱を発見。
あの時よりしっかりしたルバーブでしたが、せっかくだから購入してみました。

顔なじみのお兄さんが、「まだルバーブ高いけど、いいの?」と。
2月に見かけたルバーブの話をしたところ。「そうそう。まだこれも『はつもの』に近いよ。出回る時期のルバーブより美味しいから、試してみて」と。

コンポートを作ろうとレモンを買うと、お兄さんしっかりお見通しで、「レモンは使う人もいるけど、この時期のは酸味が強いからいれないほうがいいかもよ」とアドバイス。

適度な酸味もあり、甘みもあり、優しい繊細な味、何より可愛いうすピンク色。
しばらくルバーブにはまりそうです。