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ロックダウン Week4 4/14-21

ロックダウン4週目。

週明けて正式に、5/7までロックダウンの延長がアナウンスされました。追加三週間…わかっているものの、そうか…と不安にもなります。

日にちや曜日の感覚はもはや忘れがちになりますが、早朝にはシャキーっと目が覚めます。

 

過ごしやすい穏やかな日が増えてきました、春も後半戦です。

 

八重桜が終わり。

 

散歩をしていると甘い香りが漂う、Orange Blossom (オレンジ)が満開。

 

Scilla (スパニッシュブルーベル)も美しくあちこちのお庭で咲いています。

いつもなら、イングリッシュブルーベルの森に行くのですが、STAY HOME!あきらめました。

 

紆余曲折あったエスプレッソマシーンのカプセルのデリバリーが無事に届き、今日から家でコーヒーが飲めることに、嬉しい嬉しい。

そして気が付きます、ナメあし意外にもコーヒー好きになっていたとは…。

 

毎週水曜日が週一度の食品のショッピングデーとなりつつあるのですが、その時に買う花、今週はPeony(シャクヤク)を購入。

改めて、フラワーパワーってすごいです。つぼみからぷっくり膨らんで、少しずつ開いて、満開、散っていく姿も美しい。

 

一日1回と決められたエクソサイズは色々家の周りをまわっています。

プリムローズヒルを超えてリージェントパークへ。しっかり他人との距離2Mが保たれている犬たちに笑っちゃいます。

 

 

この公園内にはLondon Zoo(動物園)があります。もちろん入場しないと見えないし、只今閉園中ですが、公園の中からも少し見える場所があります。

お散歩道からいつも見れるのが2頭のフタコブラクダ。ラクダたちも2M、親子連れも2M。しっかりSocial disrtancing (ソーシャルディスンス)徹底されています。

 

 

更に少し歩いて、セントジョーンズウッドまででかけたら、PRETがテイクアウトのみでオープンしていました。びっくりしたのはレジのところのアクリル板!

ナメあしの早朝仕事を支えてくれているこちら、本当に本当に久しぶり!!!

 

PRETでパワーチャージして、更に歩いてアビロードスタジオまで。土曜日午後、普通なら大勢の観光客でにぎわう場所ですがもちろん誰もいません。

 

穏やかな心地の良い一週間ではありましたが、英国での新型コロナウィルスの感染状況は深刻です。4月20日現在感染者120,000人強(亡くなった方16,000人強)。ロックダウンは効果がでていると発表がありますが、まだまだ先が見えません。

加えてDV(ドメスティックバイオレンス)が急増していると悲しいニュース。以前からのケースに加え、在宅勤務の夫がストレスや経済的不安から暴力的になったり、家にいても家事や子育てに協力しない夫と妻の間で喧嘩が増え、暴力につながったりといったケースなど。政府対策の一環として、DV被害者の支援団体に200万ポンド(約2億7000万円)の助成金の支出を決めたそうです。その他、学校給食が一日の貴重な食事の子供たちが家にいることで食事に困っているのではと教師や閉店を余儀なくされているレストランなどがランチボックスをデリバリー、本当にこういうボランティア、その行動力とスピード感が素晴らしい。

 

 

嬉しいニュースもあります、この週は彼がヒーロー、『Captain Tom キャンプテン トム』。

元英軍大尉、コロナウィルスのフロントラインに立つNHS(医療機関やスタッフ)を支援しようと、4月30日の100歳の誕生日までにというのが自宅の庭の幅25メートルを歩行器を使って100往復するチャレンジで寄付金£1000を募りスタートしたのですが、100往復は誕生日までにもならない16日に達成しました。テレビ取材があったりでこの週終わりには既に £2300万(約30億円)。とてもチャーミングなお人柄で連日様子がテレビで流れるたびにほっこりです、挑戦はまだまだ続けるとのことです。

2020年5月 壁紙画像

皆さまいかがお過ごしでしょうか? お家生活が長くなってちょっとくたびれたりしていませんか?

5月のフラワー壁紙は、母の日のある月らしく、ハッピーでカラフルで元気なアレンジをお送りします。

画面の中央に主役のフューシャピンクのバラが来るようにしつつ上下左右に動かして、お好みでお楽しみ頂けると嬉しいです。

Stay safe!

 

オルモストアンリアル

ロックダウン Week3 4/7-13

本来なら英国では4月10日~13日まではイースター休暇、長い連休ですから日本のゴールデンウィークのようなものです。学校もお休みなのでこの休暇を利用して国内・外旅行に行く人も多いのですが、今年はもちろんすべての人が『STAY HOME』。予報でも見事なまでの行楽日和でしたので、スタートする前からとにかく今が感染者を増やすか減らすかの分かれ道、とステイホームの徹底のアナウンスが入ります。というのも4月10日時点で感染者65000人強(死者数8000人)、毎日発表になる人数のグラフが上昇するばかり…どうしてこんなにも広がってしまったのか驚きます。

気持ちの良いお天気も増え、一日一回のエクソサイズを兼ねての散歩は許されているので、ついつい公園の中でピクニックする人もいたりするようで、その公園自体が閉鎖になったり罰金を支払うようになりました。

 

 

最初の予定では、このイースター明けの13日がロックダウンの解除の日ですが、先に始まっていたイタリア、スペイン、フランスのように延長になってしまうのだろう、とあきらめつつも少しだけ期待もありました。

6日には陽性で自宅待機だったジョンソン首相がICUに入ったことが報道されました。ロックダウンをアナウンスした日のスピーチはとてもわかりやすく素直に英国が非常事態であること、従うべきことだと理解しました。そういう大きな存在の首相のICU入りにこの病気の怖さと先への不安を感じたのもこの週です。

 

 

生活のリズムをつかめてきました。他人との距離の2メートルはしっかり守られ、スーパーの中の入場制限と合わせると建物の外に長蛇の列が。ちなみにこのスーパーには中に郵便局が併設されています。ただし営業時間は14時~17時のみ、多くの郵便局は閉まっていることもあり、余計に長い長い列ができます。ちなみに3/24に日本に送った小包荷物は(4/26現在)まだ届いていないので、どこまで機能しているかは正直謎でもあります。

買占めが問題になってから『恥を知れ』とメディアで大きく取り上げられたこともあってか落ち着きを取り戻したのもこの週、3週間ぶりにトイレットペーパーがスーパーに並びました。見慣れないメーカーのものがありましたが、パスタやトマト缶もしっかり補充、全ての商品が戻ってきた印象です。

 

ナメあしのメインの仕事が、料理になりつつあります。

こちら、2号が好きなKipper(にしん)燻製、牛乳で温めます。

そして食べては散歩。

この週から人込みを避けて公園以外の住宅地を歩くことが増えました。長く住んでいるのですがまだまだ新しい発見があります。

 

2号の自宅勤務も順調です。リビングのテーブルで仕事、私は何となくキッチンに(だから食べちゃいます)

 

 

近所のハムステッドヒースの池でこんな美しいカモを発見。こんな色合いかっこいい!

 

 

そして鮮やかなコールスローを切りながら、花のことを考えます。

こんな色合いもきれいだな、と。

 

やっぱり花が好きなのです。

今は週に一度のスーパーで唯一手に入る花を買っています。英国産の花を、フラワーパワーが必要です。

今週はチューリップ。

イースターが終わる13日の前日、ロックダウン延長が正式に発表にならないまま延長突入です。

 

 

ロックダウン Week2 3/30-4/6

こんなに連日BBCニュースを見るとは、というほど見ています。

ニュースではイタリアの後を追うようにスペイン、フランス、ドイツと感染者が増えていっていました。英国も感染者は増えているけれどまだ確実に数字で見る限り他国とは大きな差がありました。

 

週末前に買ったラッパ水仙が美しく、咲き始めました。

英国のロックダウン2週目。

残念ながら耳慣れてしまったこの『ロックダウン』という言葉ですが、国によって方針は異なるようなので、下に2号がまとめたものを載せます。

 

UK時間で昨3月23日(火)、20:30にジョンソン首相より新たな方針が発表され、向こう3週間の4月13日(月)まで下記目的を除いて自宅からの外出が禁止となりました:
(1)できるだけ頻度を少なくした形での、基本的な必需品の購入
(2)一人、もしくは世帯の他の人との一日一回の運動
(走る、歩く、自転車を漕ぐといったもののうちの一つ)
(3)医療的必要性のある場合(ケアの提供や脆弱な人を助けるといった目的)
(4)真に必要があって、自宅で実施ができない場合に限っての通勤
合わせて、家にいるという政府指示の履行を確保するため、下記が行われます:

(1)必需品以外を売っている全ての店を閉鎖する。これには、衣料品店、電化製品店のほか、図書館、遊技場、屋外ジム、礼拝所といった施設も含まれる。
(2)公共の場所での二人より多い全ての集まりを止める。一緒に住んでいる人々との集まりは除く。
(3)全ての社会的イベントを止める。これには、結婚式、洗礼式、そのほかの儀式も含まれる。葬式は除く。

 

 

 

まだまだ慣れない生活、夕方に政府からBBCテレビでその日の出来事の記者会見を見るようになります。このように喋る人の下にメッセージ。

STAY HOME、PROTECT NHS、SAVE LIVES

私たちが家にいることが、NHS(医療関係者)を守ります。医療崩壊を起こさないことが結果人命を救います、強いメッセージです。

 

ロックダウンスタートほぼ同じタイミングで、政府はがん患者やぜんそく患者など、ウイルス感染による重症化の危険が高い約150万人に対し、12週間、外に一歩も出ないよう求めました。NHSはこうした人の生活を支える生活必需品の集配や退院時の自宅送迎、孤独な人を支える電話サポートに加え、NHS施設間の備品輸送を担うボランティアの募集を始めたところ発表24時間後には50万人の応募があったと報じられました。(これは医療関係者に対してのボランティア、引退した医師や看護師と医学生を含みません)。

 

 

日本の母とは毎日電話で話します。ある日こんな写真が送られてきました。

私、フラフープがんばるわ、と。母はOver 80!

あずき、本当に迷惑そうです。

 

 

私の3食作りも少しずつリズムをつかんできました。

同僚のターニャが以前作ってくれたこのサラダ、お気に入りとなりその後『ターニャサラダ』と呼んでいます。

黒コショウの利いた燻製サバに、クレソンやルッコラなど香りがしっかりあるグリーンサラダ、ビーツと茹でたポテト。そこにホースラディッシュを添えるがポイントです。

ロックダウンで魚が買えない毎日だったので余計に美味しい!

 

 

4月5日日曜日の夜、国民に向けてエリザベス女王のビデオメッセージ。日常は戻ってくる、また会いましょう、と。

女王が特別な事態でのメッセージを行うのは、在位68年中、毎年恒例のクリスマス・スピーチを除いて5度目。過去のスピーチは、1991年に湾岸戦争、1997年のダイアナ妃が他界、2002年クィーンマザー他界、2012年の女王即位60周年に行われたのみ。

動画はこちら。字幕付きです。

 

前週にジョンソン首相、チャールズ皇太子の感染が確認され、国民に不安が募る中のこのメッセージはとても大きなもの、日本人であるナメあしも心に沁みました。

ロックダウン Week1 3/20-29

新型コロナウィルス…英国でのロックダウン生活をずっと忘れないようにここに残そうと思います。

すこし話は遡ります。

英国でロックダウンがスタートしたのは3月23日。

その1週間前から外出を控えるように要請は出ていたこと、イタリア、スペイン、フランスとロックダウンが始まっていたのでもう時間の問題と思っていました。

 

仕事の最終日はこちらに書いた通り、20日金曜日。街中は静かで道もガラガラ。これからどうなっちゃうだろうと不安にもなりました。

その週間の22日日曜日は英国の母の日。

通常春のブーケを持ってお母さんやおばあさんのところに子供や孫たちが訪れるのですが今年は自粛するように、特に高齢者への接触をやめるように要請がでたこともあり、花の仕事はキャンセルになりました。

このブーケは金曜日に市場に行った際に自分用に仕入れたもの。

既に市場はオランダからの流通も難しくなっており、また買いに来る人も減って、静かな市場でした。

そんなに沢山の花もなく、ベストな状態とも言い難いものの中から、ただいつの日かこの日を思い出せるように、わすれな草を入れたブーケを作りました。

 

週末は近所に歩いて出かけます、木蓮とラッパスイセンが満開、春の暖かい日でした。

 

 

 

 

 

この翌日からロックダウンがスタートしました。4/13までの3週間、stay home生活です。

2号は自宅勤務、ナメあしは全ての仕事がキャンセルです。

 

 

その木曜日、ずっと行方が心配されていた日本からの荷物が届きました。デリバリーまでに紆余曲折ありすぎ手元に来た時はとにかく嬉しかった。

 

薬がメインのこの荷物、花粉症が酷くなっていたので助かりましたし貴重なマスクも‼️

 

金曜日にスーパーに行きました。

トイレットペーパーなど紙類はニュースになるほど在庫なしの棚が空っぽ。パスタや小麦粉、缶詰、乾燥豆類、油系 品切れが多く驚きました。連日ネットやテレビから在庫は十分にある、キーワーカー(医療スタッフ、教師、スーパー従業員、郵便、物流、警察などこの大変な時に働いてる方々)のためにも買いだめ禁止と呼びかけがありました。

 

週末には2号は窓拭きに!

 

デリケートな衣類のお洗濯と忙しい。

 

 

 

ただただ引きこもる生活が始まりました。

 

 

 

Belsize Walk

英国は昨日から月曜までのイースター休暇が始まっています。

3週間となるこのロックダウンと、気候も穏やかな時期で外に出るのが恋しいときのせいで、数日前から「STAY HOME THIS EASTER 」と政府から発信されています。

食料など必需品の買い物はできる限りまとめて、との指示があり、週に一回買い出しに出かけます。人(同居者を除く)との距離を2メートル開けることも義務付けられているためスーパーも入場制限(中で混み合ったり、レジで待たないように)ありで、建物外にこれも2メートル間隔の長〜い列ができます。この数週間でマスクをする人も増えました。

ロックダウンが始まって最初に買い出しに行った日はトイレットペーパーや除菌グッズ、パスタや缶詰だけではなく、調理用オイルやあんなに沢山ある紅茶も無くなっていて驚きましたが、今は物がキチンと揃っていて銘柄にこだわりがなければ問題ありません。

1日1回の家の近所での運動(走る、歩く、自転車など)も許可されています。出来る限り家にとどまりますが、やはり食べて食べて食べて寝ての生活は健康にも良くない、と近所に2号とお散歩に出かけます。

この家の近所は公園も多く、またお散歩道をこのように誘導してくれます。

 

これは3月下旬。まだ寒くてコートにマフラー必須です。

 

そして少しづつ日が出る時間が長くなります。

 

木々の新芽が出始めます。

 

Horse-chestnut(馬栗の木)。あっという間に葉がぐっと開きます。

 

Forsythia(レンギョウ)はこの季節、活け込みでもよく使っています。はぁ~、職場にはいつ戻れるのか…。

 

Willow(柳)のイエローグリーン風が吹くとなびいてとても美しい。

 

Prunus Kanzan Japanese Cherry (山桜)も満開です。

 

英国のこのロックダウンは4月13日までの予定です。まだ正式な発表はありませんが、とても来週から仕事に復帰できるとは思えない、そんな状況です。

 

Staying safe

毎日アップデートされる新型コロナのニューズに緊張が募ります。

ロックダウン、国の指示で must stay at home 」私の引きこもり生活も2週間を超えます。

連日の切迫詰まるフロントラインで働く人々や患者さんやその家族の生の声をテレビやネットで見るたびに私のできることはたった一つ「家にいること」それしかないと思っています。

既に過去ご利用頂いてるお客様にはお葉書で、またこちらにもご案内させていただきましたが 日本での今年の母の日のご注文、春のワークショップの中止としばらくオンラインショップのオーダーをお休みさせていただくことを決めました。

母の日のご注文はオルモストアンリアルを始めるきっかけになった大きなもので、毎年いかに素敵でご満足いただけるものをご提供できるか、を考えており、今年も既に準備がスタートしておりました

ただ英国からの帰国もどうなるかわからないこともありますが、今後の東京の様子も全く想像がつきません。そんな中大切なお客様のご注文をお受けして良いのか、悩みに悩んだ末の決断です。

まだ結論を出すのは早いかとも思いましたが、この時期にはお客様にパンフレットをお配りしておりますのでまずは現状をお伝えするべきとこのような形になりました。

ただもちろん全てがクリアになり オーダーできます!とまた改めてお声がけできれば何より嬉しいことです。そんな日を待ち望みながら。

2020母の日フラワーギフトに関するお知らせ

いつもオルモストアンリアルをご利用頂きありがとうございます。

本来、この時期には春のお便りとして母の日フラワーギフトのご案内をお送りしておりますが、新型コロナウィルスの影響で今後どのような状況になっていくかが想像できない中、主宰の鶴岡が英国にいるため、お客様の大切なご注文に対し100%責任を持って対応出来かねると判断し、母の日のご注文、春のワークショップ、オンラインでのご注文をしばらくお休みさせていただくことを決めました。

母の日フラワーギフトについては既に準備を始めており、また、このような時にこそ、お花を飾ったりお贈りしたりすることが元気につながると思うのですが、日に日に状況が変わり、ご注文への対応を確約出来かねるため、苦渋の決断をする次第です。

ご迷惑をおかけしますこと、お詫び申し上げます。

今後、状況が変わって日本帰国を含め問題なく対応できることが確認できました際には、改めてご連絡差し上げます。

母の日フラワーギフト以外のご注文については、花の仕入れ及びフローリストの健康状態を確認した上で対応させていただきますので、まずはお問い合わせ頂ければ幸いです。

春の花が咲くステキな季節を楽しめる日常が早く戻ってくることを祈りつつ、お知らせ申し上げます。

 

オルモストアンリアル

2020年4月 壁紙画像

世界中で日々変化の多い毎日ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

4月の花の色と言えば、日本は桜のペール・ピンクですが、イギリスでは黄色です。イースターの影響があるのかも知れませんね。

画面の中央に主役のラナンキュラスとミモザが来るようにしながら上下左右に動かして、お好みでお楽しみ頂けると嬉しいです。

Stay safe!

 

オルモストアンリアル