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work experience boy?!

 
前回の話の続きになります。

同僚のおばさまの葬儀は土曜日、同僚は参列するためこの日はお休み。
この日はウエディングの仕事、通常のオーダーに加えて、ホテルからの大きな注文、何より月曜日に大きな仕事があるため、大量のお花が運ばれてきます。また、月曜日に配達する活け込み花を全て作らなければならず、そしてその月曜日の仕事の準備…と永遠に続きそうな仕事量… オーナーで友人もあるサマンサは必死にフリーランスのフローリストを探したのですが、誰も見つからず、ナメあしと二人…、ということで、お願いしました。

2号(夫)と仲良しのLottieは、ペアーになって一緒に働きます。
2号は意外に?器用で、こうしてどうしても、どうしてもの時に、登場してもらっています。

サマンサは最初は遠慮していたのですが、だんだんとこなしていく2号の姿に、どんどん仕事内容が上がり、増え…。

 

月曜日のパーティーは、130テーブル、まだまだ市場からアジサイが届きます。
この日はスタジオのスペースでは足りず、お隣さんのスペースまでお借りします。

2号は、サマンサのアシスタントをしたり、花の水あげ、掃除、そしてドライバー。

これは2号撮影のもの。ミニに乗って一緒にデリバリー、途中で大いびきをかいていたそうです。

この日はノンストップで朝の6時半から夜7時半まで、それでも終わりませんでした。
もちろん仕事終わりに4人(Lottieもカウントしています)でパブでディナーを。

そして月曜日。

パーティーの始まる直前まで、バタバタを繰り返しました。
ただこうして、最後にこの姿を見ると、ほーっとしたり、美しさに感動したり。

でも、一瞬考えます。明日の朝は誰がこれをかたずけしにくるのだろうか・・・と。(ナメあし結局参加)

いえいえ、そんなかたずけなどの話はいりませんね。

 

Auntie EDNA

 
同僚のおばさまがお亡くなりになり、お別れの花々を作ることになりました。ご高齢の上に、ずっと具合も悪かったようで、ご葬儀では、ご家族の意向で悲しい出来事ではなく、やさしいおばさまとの楽しい思い出を懐かしみながら送り出したいと。

この『X』はキスの意味。
可愛いお孫さんより。


当日は、メッセージを添えた名札をつけて、花いっぱいのお見送りになります。
作ってはバンで運びを繰り返し、結局いくつ作ったかも把握できない状態に…。

お棺をのせた車に飾ります。
『Auntie EDNA』(EDNAおばさま)。

こちらはお棺の上に飾るもの。
なかなかの大きさです。

この日は仕事がいくつも重なって、Lottieもあちこちと落ち着かなさそう。
ナメあしのこの日の最後の仕事は、ご家族からのたっての希望のこのアレンジ。
実は、おばさまは、英国の百貨店John Lewis(ジョンルイス)で長い間お勤めをされた方。思い出にとこのデパートのショッピングバッグ(デパートの紙袋)を作ることになりました。

翌日の葬儀では、このアレンジは入り口中央に飾られ、みなさんが写真撮影をされたそうです。ご葬儀を取り仕切った同僚のお父様は、涙を流してお礼を言われました。
 

カレンダー2015、鋭意制作中!


皆様、いかがお過ごしでしょうか?
オルモストアンリアルでは2015年版カレンダーを鋭意制作中です。
季節に合わせた選りすぐりのアレンジをお届けします。
どうぞお楽しみに!
 

ある土曜日のジョブ @ V&A

なかなか忙しく、あっという間に10月が過ぎています。
書きたいことがあって、写真だけは撮っているのですがアップできず…です。

10月初旬の土曜日は、 Shaftsberries Flowersで働きます。仕事がいくつか重なって、手分けをしてそれぞれ終わらせ、夕方の最後の仕事はこちら。大好きな Victoria and Albert Museumでのパーティーのオーダー、行かない訳にはいきません。

閉館後に行われるこのパーティー。テーブルのアレンジメントは運び終わったのですが、この大きなものだけは、門が閉まり、人々の動きが静かになった後に搬入します。

お見せしたいのは、バンの中のお花。大きさおわかりいただけますでしょうか?

重いは重いのですが、二人で運ぶのがよさそう。
ナメあしはこのお花に使う花器を運ぶのですが、まずは一枚。

V&Aの正面玄関から入るとすぐに、巨大なガラスの作品(Dale Chihuly作)があるこちら。
あまりに広い空間で、お花もぐっと小さく見えてしまいます。

一緒に行った同僚たち(英国人3人)、なんと仕事以外はここにきたことがない、と驚く発言。今度皆で来ようと、盛りあがりました。

 

10月の花:サラダ


今月の花のアレンジは食卓に並んだ『サラダ』です。

『仕上げの大切さ』は、花作り、料理作り、すべての『作ること』に必要なことと感じます。

ファーマーズマーケットで買った Kale (ケール)をべースに、ラディシュの輪切りの赤と白。その様がかわいいアルファルファ。仕上げにエデイブルフラワー(食べれるお花)のナスタチウムを飾ります。

この日のテーブルのお花はこのサラダ。色鮮やかなナスタチウムがテーブルを華やかにしてくれます。
Enjoy the season!
オルモストアンリアル