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Photo Shooting 2

撮影の最終日は、スタジオから離れて、ポーラの郊外の自宅へ。朝一番の田舎道を走っているとあまりに心地よく、仕事に行く気にならないほどです。

ポーラがテーブルを庭側に準備してくれて、最初はアリウムが美しいここでアニータと作業を始めます。

あまりの日差しに強さに、外仕事をギブアップ。

キッチンに移動します。

「これ使えるかな?」と渡されて花器、私も学生時代に購入した懐かしい花器でした。学生の私が購入する際にはかなりの高価なもので母が買ってくれたものです。懐かしい、ポーラもいつ買ったのか、かなり錆びて良い感じ。

この花器、試験管のような細いガラス花器がいくつも金具によってつながっています。その金具が左右に自由に動くので好きな様に花器を作れます。

せっかくなのでポーラの庭の花のみで作る、Ombre Arrangement(淡い色から濃い色へのグラデーションをいかしたもの)を。

夕方の5時前、撮影が終わる前にアニータとナメあしは帰路へ。

この日作ったものは大小合わせて30近く。無事に撮影が終わるのか気になりつつ…。
 

翌週ポーラからメールが。上のOmbre Arrangementがとても好評だと。自分が気に入ったお花を評価されるのは嬉しいこと。

実はこの日ナメあしもう一つ気に入ったものがありました。話すと早速ポーラから写真が送られてきました。

ドレスに合わせて作った個性的なブーケ。



個性的なドレス、シックな色合いのブーケにするか悩みましたが、アップする華やかなものに仕上げました。

今度日本に戻ったらこの花器を使って何か作ってみようと思っています~。

Photo Shooting

日本から英国に戻ってほぼ一カ月、その間に平日のお休みはたった2日、週末も数日働いているのでかなりの『労働』しています。
アップしたいのに時間がない…ご紹介したいことも多いので少し前のお話を。
メインで働いているPaula Pryke flowers の新しいホームページ用の撮影がありました。
3日間は、ロンドンのスタジオで。
オランダより花材は直接スタジオに運ばれます。大量の花花花。

その中から指示をされて作る作品もあれば、こちらがイメージして作ったものもあり、どんどん撮影されていき、最終的にどれが使用されるか、です。

作業場は、このキッチン用具が可愛いキッチンで。
ここでお昼など作るの?と持ち主の写真家に聞いたら、笑っていました。料理系の写真撮影も多いそうでここで実際に作ってそのまま撮影するそうです。

こうしてみるとまた違った表情になる花々。


3日終わって今度は郊外で撮影です。

Peony

初夏を感じる代表花、Peony(芍薬)。誰もを魅了する大輪の花の美しさ、圧巻です。


オルモストアンリアルのカレンダーの6月も、今年はピンクのPeonyです。

Peony、人気は絶大ですが、開花調整の難しいお花です。つぼみは固く、コンディショニングが悪い場合は、開花しないで終わる時もあります。また開花が遅い性質を持っていること、その上に、咲き始めると一気に満開になりその後それほど長いものではありません。
ただ、短い期間と言えど、つぼみも可愛いし、開花する前のぷっくりしていく様子も楽しめます。


花市場でレモン色のPeonyを見つけました。市場の人と話していると、「咲きすぎているから持っていっていいよ」と嬉しいオファー。
確かに持って帰っているバンの中でどんどん咲いて、家に飾った時にはピーク、翌日午後まで楽しめました。

別の日にPeonyを飾っていました。
家に帰ってみるとこんな感じに。


Peonyの花びらは、バラバラと一瞬で散ります。


上のお花はこんな感じ。

散った花びらも美しいので、しばらくそのままに飾ります。
短い時間しか楽しめないのですが、だからこその季節を感じる花になります。

 

花々のその後

日本で開催したワークショップ、たっぷりのラベンダーを使用しました。英国より持ち帰りました、大量のラベンダー、未だにナメあしのスーツケースには香りが漂っています。
準備中にも小分けにすると、ラベンダーの花が集まります。ワークショップの最中にも作業をされるとたくさんの花々がぽろぽろとテーブルの上に…せっかくなので、小さなお皿にでも置いてバスルームにでも飾ってください、とお話ししました。


ナメあしの手元には集めたラベンダー量がかなりあったので、今年母の日で使用したリバティーの布地の端切れでラベンダーバッグを作ります。香りは十分だったのですが、エッセンスオイルを少し加えて仕上げます。

一つはナメあし実家のバスルームに。
いくつかは、パートナーのC、母の日のお手伝いをしてくれた方へお礼をこめてのお嫁入りです。
ワークショップの数日後、こんな素敵なご連絡が。
使ったお花を上手に利用してくださっています。


オルモストアンリアルのワークショップ、自分で言うのも変ですが、とことん仕入れにこだわっております。
少しでも長くどこかで楽しんでいただければ嬉しいです。
 

戻っています。

2週間前になるでしょうか、ロンドンに戻りました。

翌朝から仕事に復帰しています。疲れているのに無理をしないほうがいいと言われますが、これが一番の時差ぼけ防止。早朝、例えば朝の3、4時起きもスムーズに起きれて、そのまま一日仕事をして、家に戻って、すぐに眠って・・・これを数回繰り返すと気がつけば、こちらの時間になっています。

英国から戻った朝はバンもなかったので、久々の地下鉄でシャネルの活けこみまででかけます。
 


これは朝のグリーンパーク。中心の中心にあるこの公園。鮮やかな美しさにハッとして、鞄からカメラをとりだします。

この木々の奥に バッキンガムパレスが佇んでいます。
静まり返ったこの時間、あと少しすれば通勤のラッシュで、人が急ぎ足でこの公園を横切ります。


ロンドンも日本と同じ、しばらく快晴、暑い日が続きます。
運転中、日の光が眩しくてサングラスをかけはじめました。

花市場には、英国産のスィトピーが並んでいます。こちらではスィトピーは初夏の花です

いない間に、春が終わって、夏に向かっています。