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ロックダウン Week 9 5/22-5/29

ロックダウン9週目。散歩コースも多方向に。今回のロックダウンの収穫は近所なのに今まで知らなかった道を歩くこと、こんな素敵なお家を発見できます。

 

Abby Road Studios(アビイ・ロードスタジオ)前のこの横断歩道はビートルズのレコードジャケットで使われた場所で、人気の観光スポットです、例年この季節は世界中から沢山の人が集まり大賑わいですが、今日はナメあしも一枚記念に。

 

まだほとんどのお店は閉まっているので、恋しい限り。ウィンドーのディスプレイも母の日(3月半ば)のままです。

 

ロックダウンの段階的な緩和の中でいち早くガーデンショップの再オープンが許可されました、さすがガーデン大国!

花市場の再開もめどがたっていないので、正直仕事再開への不安もありますが、歩いている人が必死に苗を運んでいるとやっぱりお花好きの人が多いな、と嬉しくなります。

 

週末は近所の公園は混雑していて、安全なのかもはや気になり、エクソサイズに自転車を借りて街中まで出かけます。街中はまだお店も開いていないので静かすぎます…。

お目当てはこちら。

 

Fortnum & Mason (フォートナムメイソン)が食品セクションのみですが再オープンしました。日本から持ち帰っている美味しいはちみつがとうとうなくなり、久しぶりに英国産のはちみつを購入です。

 

ロンドンのランドマークとして親しまれている。ピカデリーサーカスのエロスの像。

いつもは人人人のこちら、誰もいないとやっぱり寂しいものですね。

 

大好きなデパートLiberty(リバティー)はまだお休み中です。

 

久しぶりにPoilane(ポワラーヌ)でパンを購入。1932年創業、パリで最も古いパン屋さんとして有名なこちら、ロンドンにも支店があります。

 

青空と雲が美しい日が増えました。

 

 

バラも満開です。

 

 

今年初のPIMM’S(ピムス)はチェルシーフラワーショーを紹介するテレビを見ながら。今年はショーは中止、昨年は会場でこのドリンクを一人でゴクゴク飲んだのを思い出します。

ピムスは、英国の夏の定番アルコールドリンク。ジンをベースにした、さわやかな柑橘系フルーツとリキュールが程よくミックスされた、甘くほろ苦い清涼感ある味わいです。

リキュールにオレンジやストロベリー、ライム、ミント、キュウリを加え、そして最後にレモネードで割ります。フルーツの甘さとキュウリ、ミントとさわやかさがミックスされた、見た目も可愛く、美味しい夏のドリンクです。

 

 

 

最近お気に入りのサラダ、『Early Summer Strawberry Salad 』(2号命名)

ストロベリー、赤玉ねぎ、チキン、モッツァレラチーズに葉物やいんげん、ミントを加えたもの。英国のストロベリーは日本のものに比べると酸味があるので、サラダに適しています。

 

週末、師匠のポーラと電話で仕事の話をして、終わり際に何気ない会話、「今日は何するの?」と。私は何気なく「明日は誕生日だから今からスーパーにフラワーハンティングしに行く」と。「おめでとう!フローリストが花を買いにスーパーにとは・・、グッドラック!」と言われ電話を切りました。市場も開いていないので仕方ないのですが、無事にスーパー二軒はしごでシャクヤクをゲットしました。

 

そして夕方、ドアベルが鳴りました。

びっくり、ポーラからのお花のプレゼント。

届けてくれたお花屋さんはロックダウン中も特殊ルートで花を仕入れて営業している数少ない花屋さんです。

 

大きな大きなブーケでした。

フラワーパワーいっぱいのお花をもらうことも嬉しいし、何より大変なこのロックダウン中にお花屋さんを探してくれたことが嬉しい。

 

その後、どうしてもの用事でオフィスに行くこととなり、それを知った同僚から帰りにちょっと家によってと。

二メートル越しの久しぶりの同僚と再会。カップケーキとプレゼントを用意して待っていてくれました。

 

バースデーディナーはこちら。KFCがちょうど前日より営業再開(デリバリー業者を通してのみ)。久しぶりのKFCです。

 

テイクアウトがなかなかできないこちらなので、いやぁ、大満足!!!

 

日本からも嬉しい連絡をもらったり、ロックダウン中の誕生日は思い出深いものになりました。

ロックダウン Week 8 5/15-5/22

ロックダウン生活8週目です。新緑だった木々の葉がしっかりと育ち、夏の兆しの暑さも感じる日差し強い日が増え、春も後半戦です。

 

あちこちで美しかったRhododendron(シャクナゲ)もそろそろ終わります。

 

 

 

週のはじめ、いつも行くスーパーとは別のスーパーに久しぶりに行きました。

入り口横のスターバックスは休業中、入り口にはセキュリティーが立っていて、入場制限です。写真では空いているように見えますが、外から並んでかなり待ってからの入場です。

 

 

 

ベリーの美味しい季節になってきました。英国ではベリーは夏のフルーツ。多くがビニールハウス栽培ではなく、自然栽培。スーパーのフルーツを選ぶだけでも3月からのロックダウンから時が経っていることを感じます。

 

 

最近毎週買っているのがこのPointed Cabbage(ポインティッドキャベツ)。名前の通り、とんがっている形が特徴的、日本でいう春キャベツのような感じです。

英国に住んで、最初にキャベツを購入したのは、違う品種のホワイトキャベツ。丸くって形的には日本で食べていたキャベツなのですが、巻きがしっかりしていて葉をはがすことも難しい。鈍器になるような重くてかたいキャベツで、生で食べるより煮込みに適しています。

 

 

 

このポインティッドキャベツは、日本のキャベツのように柔らかく、コールスローやお漬物にしたり、生で食べると美味しい。ニンジンと共に長持ち、このロックダウンにとても重宝しています。

 

 

長く閉じていたパブもテイクアウトのみの営業を始めるお店がでてきました。プラスティックカップのビールを片手に外でソーシャルディスタンスを保って立ち飲みしている人を見ると、パブ好きの人には長い我慢の時間だったのだろうと想像します。

 

 

お天気の良い日も続き、ロックダウン後の段階的緩和が始まり、一日何度も外出ができるようになりました。同居人以外と1名のみですが会うことが許可されたこともあり公園は少しずつ混みあっていました。

写真で見ると程よいソーシャルディスタンスですね。ただこの緩和に伴い、感染対策のルールに従わなかった場合の罰金を£60から£100(約13500円)に引き上げました。ちなみに3月27日~5月11日まで罰金対象はロンドンで906件だったそうです。

 

亡くなった方のグラフを載せることは抵抗もありますが、以前にも載せていますので、状況を感じ取っていただければと思います。

感染者数もですが、確実に下がってきていますが、日本に比べればまだまだです。

 

この週はお天気も良く、お散歩コースのRegent’s Park(リージェントパーク)を歩きます。

London Zoo 動物園の再開はまだ先の話。ちょうど通の隙間から見えるこのキリンのスポットは子供から大人まで人気です。

 

季節の花、アイリスも満開です。

 

 

このリージェントパークのバラも美しい。近所なのになぜか行く機会が少なかったのですが、楽しみが増えました。

この公園には400種類、30,000本以上のバラが育っているそうです。敷地内に Queen Mary’s Gardens と呼ばれるバラ園があります、(英国王ジョージ5世の妻、メアリー妃にちなんで名前)。ロンドンでは最大のローズガーデン。

満開のバラは品種ごとに分かれており、数日おきに通ってもつぼみ、咲き始め、満開、散っていくさま、様子が異なります。

 

活け込み先のブティックから6月1日のお店再開に向けて、活け込みの再開依頼がありました。オーナーのポーラの声掛けで、皆でオンラインミーティング。

4人いるフローリストを二人ずつ、二組に分けてしばらくは同じ人と共に活け込みにいくこと、PPE(個人の防護グッズ、マスクや手袋のことです)何を準備するか、市場への仕入れの方法、交通機関の使用などの確認、皆でやる気満々だったところあっさり翌日に政府より6月15日よりの延期とアナウンスがありました。まだまだ続くこの生活です。

 

 

ロックダウン Week7 5/7-5/14

ロックダウン7週目、初夏です。

藤が終わり、ゴールデンシャワーが満開に、清々しい日が続きます。

 

 

7日の朝、覆面のアーティストBanksy (バンクシー)の新作が、コロナウィルスで奮闘する英国南部のサウスハンプトン病院に寄贈されたという嬉しいニュースがありました。

幼い男の子が看護師の人形をヒーローに見立てて遊ぶ様子が描かれています。ゴミ箱にはスパイダーマンやバットマンが捨てら、お馴染みのヒーローよりも、医療現場で奮闘する看護師(NHS)を『今』のヒーローとしてたたえています。

現在は救急病棟近くに飾られていて、秋以降NHS(国民保険サービス)のための資金を調達するためオークションにかけられるそうです。

 

ナメあしの生活は相変わらず変化なし。週に一度水曜の朝のグロサリーショッピング、やる気満々もはやこの日を待ち焦がれています、一週間のハイライトがスーパーかぁ…。

買い物は外で待っている人もいるし、感染のリスクも減らすため、いかに素早くするかがポイント、前日までにショッピングリストを作ります(今までとは大違い!)。2号はロックダウンから買い物をお手伝いしているご近所さんのリストを片手にどんどんバスケットにいれていきます。

 

 

一日一度の散歩もできる限り続けています、歩いていると本当に木々や葉や花々が美しく、置かれている状況を忘れてしまいます。

そして穏やかな日が増えている分、花粉症が大変なことに。マスクをしていてもくしゃみをしたくなる、今のこの状況はくしゃみ1つするのも周囲を気にしながら…ですね。

 

 

屋外カフェも再開です。まだスタバ系すらもオープンしていないのでありがたい存在。

 

ロックダウンが始まってから10日に一度位日本食のお弁当を届けています。ベジタリアンなのでナメあしには新しいジャンルのお弁当です。

お家に到着、玄関にお弁当を置き、ゲイトを締めるとお家からでてきてくれて、5メートル位離れたところで一分程度話します。この日はお土産にビスケットとチーズをいただいちゃいました!

 

帰りにいつもは行かない公園により一時間程度のウォーキング。お天気がよく太陽が強め、木陰が気持ちよい日でした。

 

 

これは公園の入り口にあるガイドライン。絵もあって、言葉が理解しにくい外人だったり、子供にもわかりやすい。

 

 

週末は散歩で、街中まで。街中はデパートもホテルもレストランもお店のほとんどが閉まっているので静まり返っています。

仕事場でもあるホテルもクローズ。この門が閉まっているの初めてみました。

 

ハイエンドのブティックが並ぶボンドストリート。土曜日の午後、車も駐車されていないどころか通っていません。

シャネルもお休み…、仕事の再開はいつになるのでしょうか…。

 

 

長いボンドストリートに、ベンチに座ったチャーチル元首相と信頼を寄せていたフランスのルーズベルト元大統領の銅像があります。チャーチルは暗雲が立ちこめた第二次世界大戦の英国において、圧倒的リーダーシップで国を率いました、歴代の首相の中でも圧倒的な人気を未だに持っています。この銅像は戦後50年を記念してた作られたもの。

ちょうどこの数日前に、テレビで彼を題材にした映画『ウィンストン・チャーチル(2017年)』がテレビ放送されました。途中から見たのですがとても興味深かったし面白かった、彼がなぜ人気があるのか、少しわかりました。

 

8日は75年目の『VE DAY』 (Vctory in Europe ヨーロッパ戦勝記念日)、ドイツが降伏しヨーロッパにおける勝利を宣言した日でした。今年は、75年の節目の年で、特別な祝日、コロナウィルスの問題がなければ盛大なイベントがあちこちであったことでしょう。

ナメあし、毎年この日をどのように迎えればよいのか微妙でした。いつも当時の映像が流れるのですが、戦争に勝利した国(ただし英国も沢山の攻撃を受けています)はこんなだったんだなぁと。そしてこの時期はその当時を題材とした映画も多く、日本人としては残念な場面も多いのです。

ただ今年、エリザベス女王の特別テレビスピーチがあり、心を打たれました。ロックダウン時のスピーチもそうだったのですが彼女のスピーチは素晴らしい。日本語字幕が付いています、是非に。

 

 

 

 

3月末から3週間単位でロックダウンをアップデートしている英国ですが、13日はその2度目の終了日であるため、今後の方針が10日にジョンソン首相より発表があり、ロックダウンから段階的に緩和が決定しました。

・可能な限り自宅で仕事。職種によりますが、安全対策が整えば仕事に戻ることを奨励

・可能な限り公共交通機関を避ける(マスクの着用)

・2Mのソーシャルディスタンスは継続。

・同居していない人、1名限定で会ってよい。外で会うこと(家の中ではない)

・一日一回のエクソサイズを伴う外出から制限なしの屋外の運動が許可、そのためのドライブも可能となりました。その際、同居人以外に一名まで一緒にスポーツすることが可能。ゴルフ・釣り・テニスのようなものも許可。

・6月1日を目指し、学校の再開、幼稚園と小学校1~6年生の授業が再開。

・7月以降、パプ、レストラン、ホテル、美容院など段階的目指す。

 

感染者も亡くなった方も減ってきたとはいえまだまだな中、この決定には不安の声が多く、連日テレビで取り上げられています。

 

そして、ロックダウンからずっとあったスローガン『STAY HOME, SAVE the NHS, SAVE LIVES』(家にいて、医療システムを守り、命を守りましょう)から、『STAY ALERT, CONTROL THE VIRUS, SAVE LIVES』(注意して、ウィルスをコントロールし、命を守りましょう)に更新されました。

 

 

 

とはいえ、まだナメあしの生活は変化はありません。

ただ家にいることが仕事です。食べることが仕事(笑)です。この日は、ポトフ。

 

 

食後に2号がちょっと一杯飲もうかな、とキッチンへ。何やらしているなぁと思ったら、先日いただいたチーズをジェンガ風に。

しかもジン&トニックがマグカップに。

 

 

時々ノーティーなものも必要です。

おうち時間も楽しく美味しくをモットーに。ちょっとパリ風(わざときつきつなカフェを妄想中)。

 

オルモストアンリアルが企画した塗り絵大会、に私も参加。正直言うと、塗り絵をしようと思ったら色鉛筆がないことが発覚。慌ててぽちっとアマゾンオーダーしたのですが、到着まで時間がかかりました。

始めてみるとと大変、だけど楽しい。応募してくださった皆様ありがとうございます。

 

14日ナメあしへの政府からの給付金4月~6月までの本申請、19日入金されました。詳細は省きますが、過去三年間の納税記録に基づくものなので申請はネットで5分足らずで終わるようなものでした。英国政府ありがとう。