almost unreal

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An Autumy Bouquet

秋のブーケといえば、何となくオレンジ系を思い描くもの。

今日もお店でいくつも作ります。

最近は、実ものや紅葉の葉と合わせるピンクが気に入っています。

色づくオークの葉と実ものとピンクって意外に合うのです。

今日は秋色アジサイも添えてみます。

このブーケは自宅用。咲き過ぎた花は売ることができないので、こうしてたまにおすそ分け。

贅沢なおすそ分けです。

冬時間


日曜日から冬時間が始まりました。日本との時差は1時間広がり、9時間となります。
仕事の途中、朝日の美しさに思わず車を止めて撮ったもの、先週の朝7時半ですが、今週で言うならば6時半となります。このくらいの時間はまだ良いのですが、夕方となると1時間変わるだけで、一気に日が暮れるのが早くなりあっという間に真っ暗となります。

今日はバタバタと1日中ブーケを作って終了。色づいた葉や実ものたっぷりのブーケ、特に紅葉したOak、はどんな花や実とも相性がよく、様々な表情がでます。冬時間になってますます冬に近づいていますが、秋の花々を堪能中です。

コロンビアフラワーマーケット 2

 
今日はゆっくりとコロンビアロード沿いのお店をのぞいていみます。

ガーデニンググッズが外の庭まで続いていて、ディスプレイなのか売り物なのか・・・ですが、気になるもの多し、です。

ここは有名なベーグル屋さん。
食べるところがないお店は外の石畳に座って。少し肌寒いけれど、温かいコーヒーとともにいただきます。

眩しい朝日の中で座ってたばこをすっているおじさま発見(右側の帽子をかぶっている方)、なんとなく気になっていたところ・・・。

少しして戻ってきたら、弾いてました!!しゃがれた声で唄っています。
そしてこのクラリネットの彼、とても上手。2号の足も止まり、しばらく堪能です。

11時半。どんどん人が増えてきます、そろそろ、投げ売り、バーゲン開始です。
「トゥー フォー ファイバー!!(2つで5ポンド)」、と値が下がっていきます、この時間に来る人がこれをお目当てのよう。
久しぶりの早起きいいものです。
ロンドンのイーストエリアはどんどん変化しています。楽しみでもあり、変わらないで~と思う気持ちもあります。ここだけはどうぞそのまま、でお願いしたいものです。

コロンビアフラワーマーケット 1


日曜日の朝、早起きをしてコロンビアロードのフラワーマーケットに出かけます。
ここに最初に来た時はまだ英国に住む前、観光で来た時ですが、花の美しさ、人々の活気と楽しさにドキドキした思い出の場所です。まさかそのナメあしがフローリストになるとは・・・。
ストールを出している多くが、地方にナーサリーを持つ業者さんたち。週に一度育てた苗を積み込み、大型トレーラーを飛ばしてくるそう。苗や切り花、球根と色々売っています、新鮮でお手頃。

何が楽しいって、この花を売っているおじさまたちの講釈。「ファイバーファイバー!!(たった5ポンド)」と大声で売り込みます、「見て、ちょっと見て、ねえ見て、まぁ見て、お姉さん、あなただよ!!」と。

この写真の前の2人のおじさま、漫才のように喋っていたかと思えば、さっとどんどん売っていきます。
もちろんですが、花のことはプロのプロ、色々教えてくれます。
通常の仕入れで行くコベントガーデンとは異なる、親しみやすい花市場です。
若い人からお年寄りまで、ちょっと強面のおじさまから、若いロックなお兄さんもゲイのカップルもみんなの選ぶ花を見るのも楽しみ。

ここはまた違うお楽しみがあります。通り沿いのお店、ガーデニンググッズ、雑貨屋、キッチン用品、アンティークなどなど、カフェも充実しています。
つづき・・・。

Aster


夏から秋にかけて出回る『Aster アスター』が好きです。バラやユリのような華やかさはないけれど、あると手にしてしまう花です。このアスターは、waitrose(スーパー)で買ってきたもの。お手軽な値段で、その上、茎の葉を丁寧に取り除き、水揚げするとびっくりするほど長く楽しめます。

ちょっと地味なお花なので、他のお花と混ぜたブーケにするより、こうしてマスで活けて楽しみます。
長く持ちます、と書きましたが、どちらかといえば茎が先にダメになってきますので、水をたくさんあげすぎないほうがよいかもしれません。

2010年10月10日


2010年10月10日日曜日。とってもスペシャルな日とあり、ウエディングの多い週末です。
秋のウエディング、木々が紅葉し始め日々変化する、カントリーサイドはぴったりとはまります。

この日の朝は雨がうっすら降っていて、ぬかるみの草原の中を搬入、濡れるは、靴ははどろでぐちゃぐちゃです。
食事を作るケータリングの会社やナメあしのような花屋だったり、準備は大忙し。
ウエディングケーキの到着が遅れて若干慌てます。アイシングのバラと生のバラのミックス、スィート!!

レセプションのテーブル。カップ&ソーサーには席に座られる方のお名前が添えられています、なんとそれぞれ違う器ばかり。ご夫婦単位はお揃いだったり、子供の席でしょう、可愛いマグカップだったり。素敵なプレゼントですね。

花の写真を忘れていました・・・。外は広がる草原、少し高台にあるので広がる景色、それだけで十分なほど。Paula Pryke Flowers のお花はこういうところに最高に映えます。
一枚目の写真を見ておわかりのように、ちょうど準備をし終わる頃、きれいな青空が広がります。

金曜の朝


週末前の金曜日、コントラクト(活け込み)にでかけます。早朝花市場で仕入れた花をバンに積み込み、ロンドンを走ります。活け込み先に行く日はその契約で違うのですが、金曜日に出かけるのはオフィスではなく、週末オープンしているレストランやホテルばかり。
朝早いのはしんどいのですが、限られた花で作り、それがその場所、雰囲気に馴染んでいるか、先方が気に入っているか、など肌で感じれるナメあしにとって大切な仕事です。今日は、途中追加の花があったりでオフィスに戻らなくてはならず、ロスタイムが1時間半、そして金曜日の渋滞にはまり、バタバタとしてしまいます。

コーヒーを買おうと、いつものカフェの前で車をとめると、まぁ、なんてお利口な。
数年後にオリンピックを控え少しずつ街が変わっています、コントラクトのドライブはそんな街チェックもできる楽しい時間でもあります。

うっすらもやがかかった朝10時です、残りあと一か所となり目処がついて一休み。
ロンドンらしいといえばらしい秋の朝。このあときれいな青空が広がります。

深まる秋

JUGEMテーマ:花のある暮らし


秋のお花の醍醐味は紅葉している葉や実もの。色づく美しさはそれだけでも花の代わりになります、葉や実ものの色は黄色、オレンジ、赤や茶色とそれぞれ異なり、どれ一つ同じものがありません。

お店から家に持ち帰った花たち。
ブーケのように作りすぎないように、自然に。昨年パリより手荷物ではるばる持ち帰った花器に活け込みます。(大切に持ち帰ったらロンドンにも売っていた!!という残念な?花器です・・・)

大輪の菊は存在感十分。大菊(18センチ)ほどの大きさがあります。花びらはレンガ色、裏側が薄いピンクなので、そのグラデーションも美しいのです。

仕事復帰

ロンドンに戻り、メインの働き場所であるLibertyとPaula Pryke Flowers に挨拶にでかけてきます。
Paulaのところでは、なんだか大忙しでしたが、ポーラ自身とゆっくり会えて、日本での出来事を話します。同僚とも久々の再会です、コーヒーをいれてもらって話しながら、結局手を動かすとことになり、そのまま手伝います。

この日は翌日ある葬儀のお花をいくつも作ります。こちらの葬儀では、友人、親族や家族からそれぞれお花が添えられることが多く、上のお花は、イングランドの国旗をかたどったもの。
最後の梱包まで手伝って、無事に?職場復帰です。いつも温かく迎えてもらって本当に感謝です。
 

JAPANESE ANEMONE


秋明菊(シュウメイギク)が満開です。「JAPANESE ANEMONE(ジャパニーズアネモネ)」と呼ばれ、英国人から愛されている花、日本より目にする機会が多い花かもしれません。
最初にこちらで働き始め、この花が 「JAPANESE AMEMONE」と呼ばれていて、驚きました、「シュウメイギク=菊」なのに・・・と。でも調べてみたら、このシュウメイギクは、キンポウゲ科の植物で、キクの仲間ではなく、アネモネの仲間だと知りました。

切り花よりも庭で見るこの花が好き。風が吹くたびに花びらがはらはらと散ります。
働き始めのころ、切り花で入荷したこの花。花びらが落ちたのではき掃除をしようとしたところ、「その花びらがきれいなのだから残しておいて」と、マネージャーから言われます。散り際を楽しむ心は日本人と通じるのだなぁ、とうれしく思いながら、ただその気持ちを英語が不十分で伝えられず、もどかしかった思い出深い花です。