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ワイヤリング

週末のウエディングのお花のオーダーがいくつか重なり、一日中、ウエディングワークにおわれました。
ウエディングブーケ、ボタンホール、コサージュ、ブライズメイドのブーケ、テーブルアレンジメントなどなど。

夕方からは終わりギリギリまでずっとブライドのヘアーに付けるお花を1つずつワイヤをかける作業(ワイヤリング)をしていました。ざっと、100本位、ボタンホールもワイヤリングしたので、倍以上の数のワイヤリングです。

ワイヤリングは地味な作業。特にヘアー用は、当日にブライドのヘアーに飾られて完成なので、今一歩他の作業に比べると達成感が少ないのですが、この地味な黙々作業が結構気に入っています。

ピンクのお花のみ、右から ラナンキュラス、中央上 ピオ二―(芍薬)、中央下 ラナンキュラス、左 ロゼット咲きのガーデンローズ。春を超えて初夏を感じるコンビネーション、これに沢山の桜が加わります。

追伸。

先日ブログでご紹介した、電話の色。

黄色です!(ちょっと得意気な2号…、通りすがる人が何人も不思議そうに見ていました)

hacoさん、どうぞお楽しみに~。

Snowdrops 2012 その2

 
入場したのはちょ
うど16時、ゲートをクローズするタイミングです。

まだパラパラと降る雨ですが、この程度は全く気になりません。

<br class="pict" alt="" height="480" width="360" src="http://www.almostunreal.jp/wp/wp-content/themes/almostunreal2016_blog/images_moved/20120223_2559732.jpg"

橋を超えれば、スノードロップの森にたどり着きます。

晴れてきたせいか、空中では鳥たちが大騒ぎ。静まり返った森に鳥の鳴き声だけが響きます。

雨のしづくが、スノードロップのしずくに重なって、地面に流れます。

光がさしてきます。

夕日の中のドロップ。幾重にも重なり、はっとするほどの美しさ。

2012年も元気にここにこれたこと、当たり前のようでありがたいことです。

Snowdrops 2012 その1

 
バレンタインが終わった週末はSnowdropをみにでかける、これが恒例になっています。今年は2人ともやや風邪気味、でも、もちろん出かけます。

ロンドンを出たときはそうでもなかったのですが、向かって行くうちに、どんどん天候が悪化。公園に隣接しているパーキングに車を停めたときには、大雨です。Snowdropは雨が似合う花、確か昨年も傘をさして歩いたのですが、この雨は歩くのも大変なほどの風も強い雨。

閉園の16時まであと少し、そしてこの雨とあって車を停めている人もほとんどいず。ナメあしでさえ、このまま帰ろうか・・・悩みます。2号としばらく車で様子をみようと待機していたのですが、雨はやむ気配もなく、時間もどんどん迫ってきて、あたりも少しずつ暗くなってきています。このまま帰るには残念すぎる・・・。

2号に車を横付けしてもらい、ナメあしは大雨の中、ハンター(長靴)に履き替え、濡れる準備万端。カメラを片手に傘もささず、公園の近くの林を少し歩くことにします。

ここはSnowdropが無造作に咲いていて、公園の中とは違ってより自然な様子を楽しめ、密かなお気に入りの場所でもあります。

多分、誰にも気づかれずに枝の陰でひっそりと咲いている、これがこの花らしいのです。
足元のSnowdropを踏まないように、気をつけて歩きます。

冷たい雨の中、花びらを広げて。
しずくの姿も美しいのですが、また違った表情。

足元に小ぶりな集団を発見。
少しずつ小球が増えて広がっていくのでしょう。

車に戻ると2号が笑っています、気がつけばお天気回復、雨がやみました。
閉園まであと5分、入園してしまえば17時まで大丈夫、急いでゲートに向かいます。

つづく。

Happy Valentine's Day

 
あっという間に一日が過ぎました。

夕方、ブーケ作りに目処がつき、活けこみ先に出かけるため、街中を少し走ったのですが、やはりこの日は特別。お花を持った人が嬉しそうに歩いています、これから渡す人、プレゼントされた人、幸せいっぱいです。

赤いバラはバレンタインデーの象徴的な花。やはり一番人気ではあるのですが、今年はこのラナンキュラスの小ぶりなブーケをいくつも作りました。バラを選ばずにこの花を選ぶ方ってどんな人なのでしょうか・・・。同じ予算でもっと大きなブーケも作れるのに、あえてこの小さなブーケを選ぶってそれだけでとてもスペシャルですね。

気がつけば何度も自分の足元がこんな感じになって、ゴミなのですが、よくみると美しい。しかも厚みが増してきて何だか心地よく・・・。そしてかたずけての繰り返し。記念に一枚と撮ってみました。

準備

 

フローリストが一年で一番忙しい日、バレンタインを明日に控えて、長い一日が終わりました。明日はどんなロマンティックなストーリーがあるのでしょうか、無事に終わりますように。

デモ in Chichester

 
ロンドンに戻って翌翌朝から仕事に復帰、朝5時に同僚が迎えにきてくれます。2時間のドライブでChichesterへ、ポーラのデモンストレーションのアシスタントの仕事です。

会場は街の中心にあるシアター。300名入るそうですがこの日は満席で午前と午後と2度のデモになりました。

お客様によっては2度見る人もいるそうで、内容は若干変えなくてはなりません。
舞台裏は、2回分のデモの花があふれんばかり・・・。ポーラはせっかくきていただいたお客様にと毎回なのですが、予定以上のお花を用意します。

優雅に楽しくデモが進む一方でこちらはポーラの横でサポートしながら、時計とにらめっこ。時間が押せば予定変更、裏にまわって更なる下準備。せっかく準備したお花、日の目をみないのは残念すぎます。

作ったお花は抽選でお客様へのプレゼント。
入場の際に番号の紙を配るのですが、抽選箱はこの帽子。きっと箱がみつからなかったのでしょうが、とっても英国らしいですね。

番号を呼ばれると、歓声があがります。お花をもらって嬉しくない人はいないでしょうね。
年配の方が多かったので、お花を駐車場まで運んだり、デモが終わってもかたずけまでノンストップ。帰路は渋滞にはまり、スタジオに戻ったのは21時。

おかげさまで時差ボケもなく英国生活に戻りました。

ブーケ ワークショップ

 
インフォメーションでもご紹介させていただいておりますが、12月16日金曜日にクリスマスのワークショップを東京 成城で行います。

今回は、ナメあし自身がどちらの内容にするべきか悩み、それでは来ていただく方に選んでいただこうと2種類のワークショップを用意しております。
内容のお問い合わせもありますので、どんなものかもう少しご紹介させていただきます。

ブーケ ワークショップ。

ものすごく可愛く、一目惚れした花器に着せるケーブル編みのニットを見つけたことからこのワークショップを決めました。ニットカバー・・・単純なアイディアですが、なるほど~、です。

これに合わせてクリスマスにぴったりの枝や実もの、松ぼっくりなどを入れた、レッド・ブラウン&シャンバーニュカラーのブーケを作ります。クリスマス定番の赤色を、他の色と組み合わせ、華やながら、可愛いのではなくシックなものに仕上げます。

今回のブーケ、全部ではないのですが、長持ちするものもあるので、是非にお正月のお花に変身させていただきたい。そんなコツもデモンストレーションでお伝えできたら、と思います。

ナメあしは既にこのニットを使用していますが、ブーケではなくても、球根を入れてみたり。

これはガーデンセンターで1個売りしているヒヤシンスを入れてみました。上に少しモスをかぶせます。

今日は同僚に見せたところ、「ほしい、分けて~」とのこと。
そうなのです、しつこいのですが可愛いのです。

こちらはスーパーで買ったミニミニ蘭の鉢。ナメあしの蘭は濃いピンクですが、白い蘭を入れて、ゴールドの水引を添えれば、素敵なお正月のアレンジに仕上がります。

ご遠方の方でワークショップには参加できないけれど、「どうしてもニットのカバーがほしい」という方からメールをいただいております。ワークショップの方を優先にさせていただき、もし数に余裕がでれば、と思っております。
ワークショップ・ニットのカバーについては、どうぞこちら  info@almostunreal.jpまでご連絡ください。

おまけ

 
今週も仕事が続き、アップしたいと思いながら、あっという間に週末です。
前回、前々回から続いたウエディングのおまけの話し。

ウエディングの当日、2個ののウエディングブーケとブライズメイドのブーケ4個などなどを持って、Paulaと一緒にブライドのステイ先に向かいます。
Paulaは、色々な忙しさで頭がいっぱいなのに、「こっちの道はいい景色なのよ、せっかくだからこっちから行こう」とわざわざ遠回りをしてくれます。

ステイ先のホテルにもお花はたくさん飾っているのですが、ウエディングドレスの近くにブーケを置いて出来上がりです。

そしてPaulaは、自分からのブライドへのプレゼントと作家さんものの小さな小さな花器に幸運を呼ぶ、ブルーのお花を添えて一番控えめなパウダールームの隅にカードと一緒に飾ります。

優しい静かな時間が流れたのはここまで・・・。
その後はノンストップで過酷な作業が待っていました。

そして夕方、スタッフのほとんどがロンドンに引き揚げる中、ナメあしと同僚のTaniaでかたずけ班として最後までPaulaと一緒に居残りです。
3人でパブで祝杯をあげ、ディナーをいただき、休息できるようにと、前日別の同僚がステイしていたB&Bに仮眠をしに向かいます。

車じゃないと難しい、丘の中腹にあるそのB&B。
ご夫婦、とっても気さくな方で、お部屋もB&Bらしい可愛いところでした。ナメあし達のステイ時間、たった4時間だったのがもったいない・・・もちろん朝ごはんも食べれなかったのですが、同僚曰く、「なかなか美味しかった」とのことです。

窓から見る満点の星空の美しさに感激しながら熟睡、そしてあっという間に起床、その後かたずけをして、ロンドンに戻りました。

写真は19時、食事に出かける前に一瞬荷物を置きに立ち寄った際に撮ったものです。

Parks Farm Bed & Breakfast
www.parksfarm.co.uk

Wedding その2

 
レセプションの会場は、お城横に仮設で作られたMarquee(大テント)。

何かおわかりになりますでしょうか?

このシャンデリアの下でファーストダンスを披露するそうです。

ギリギリにケーキ職人がデリバリーしたケーキ、最後にみんなで慌ててデコレーション。

500本の白いバラとステファノーティスがたっぷり入ったウエディングケーキが完成です。

準備

週末に郊外で大きなウエディングの仕事があるため、 Paulaのところで働いています。
水曜日は、何の仕事?と思ってしまうほど、ガラスを磨きました。
今日は1日、花の水あげで終わりました。
お花を紹介できるといいなぁ・・・と思っています