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Wedding Anniversary


週末前に素敵なオーダー。
15年前に、ウエディングのお花ご注文された方から、再びテーブルに使った個性的なアレンジメントのオーダーがありました。
Savoy Cabbage(ちりめんキャベツ)のアレンジメントは、Paula Pryke flowersのシグネチャー的アレンジメントの一つ。
この縮れた葉、深い緑色が特徴のこのキャベツ。最近は作ることは少なくなりましたが、入りたてのころはよくキャベツを買っては、中をくり抜きました。ウエディングで各テーブルにいくつか並べて置くことも多かったため、いくつもいくつもくり抜いて、「キャベツはしばらくいいや…」、と思うほど。
プレゼントを贈られるだけでも嬉しいこと、そして相手を想ってのプレゼントだと、嬉しさも増しますね。
この日は、近所にこのキャベツがなく、かなり遠くまで探し回りましたが、こちらまで幸せな気持になりました。
この週末から、英国は冬時間、少しずつ冬に向かっています。
そして明日には大きな台風がくるとの予報、朝一番のコントラクトはどうなることでしょうか?
 

撮影

霧深い朝、郊外にウエディングの撮影の仕事ででかけます。

羊たちの姿を見ながらのお花作り、なかなかない経験。

秋の花々での撮影のため、ちょうど周りの木々の紅葉した葉や実ものが美しかったので、急きょ拝借です。

ブラックベリーはちょうど食べごろ、たっぷり実のついた長い枝ごと切ったのですが、棘が沢山…苦労しました。でもその季節に咲いているものを使うと一気に季節感がでます。

本が完成するまで、このショットが使われるかわかりません。どうなるかな、とても楽しみです。

日が暮れはじめたころ、野花が咲いている中でのケーキ撮影。

秋の花の撮影はこれで終わり。
次の冬の撮影まで少し休憩です。

木曜日

木曜日はホテルの活けこみ。

夏の間、ホテル側の意向でピンク系が多かったため、ぐっとシックに。

パープル・ブルーのお花は、意外に珍しいようで活けていると、お客様から「生のお花なの?」と。

こちらがメインのテーブル。
背の高いデルフィ二ウムには、パープルでスプレーされたオークの葉を添えます。

朝4時から8時までのこの活けこみ。
静まり返ったホテルから、少しずつ朝の忙しさが向かうロビーやレストランなどホテル全体を活けます。汚すこともできない、水も一滴もこぼせない等の緊張感はありますが、お客様の生の声をきける楽しみもあります。
 

小さなブライズメイド

なかなか更新しないままに10月に。ロンドンは昨日からぐっとまた冷え込んでいます。

ウエディングで可愛いブーケを作りました。
2歳の女の子がブライズメイドの一員として、ヴァージンロードを歩きます。
ご注文は、Pomander(丸いボールのような形に仕上げるもの、小さなブライドメイド用に作ることが多い)で、と。中にはオアシスを使った小さなものを作ったのですが、いざ持っていただくと重いようでどうもしっくり持てない・・・。
あわてて、バンの中に予備で持っていたお花で小さなブーケを作りました。
バラは重いので(2歳の女の子には)、トルコキキョウを使います。

左のお花は、大人用のブライズメイドのお花。
小さい小さいブーケなこと、おわかりいただけますでしょうか。

こちらが主役のウエディングブーケ。

作りなおしてお届けに出向くと、すっかりお昼寝タイムに突入していた彼女。
後日談では、ご機嫌でヴァージンロードを歩いたそうです、そしてその式の後には他の女の子たちとこのお花でボール遊びを始めたとのこと、ママは写真が撮れなかったとがっかりしていました。
 

ワークショップ@Garden Museum

 

少し前の話になってしまいますが、英国大手スーパー Waitrose主催のPaula Prykeのワークショップが、 Garden Museumで。このミュージアム、元は教会でした。

Waitroseのメンバーの方、そしてスーパー内のお花を年間かなり購入されている顧客12名と、少人数だからこそのアットホームなイベント。もちろんお花はスーパーで売られている花材を使います。

生徒さんは到着すると、まずはシャンパーニュとフィンガーフードを。
プロの方が作るこのフィンガーフード。美味しさもあるのですが、見せ方がとても上手で可愛い、今日はこちらを紹介させていただきますね。

話を聞くチャンスはなかったのですが、今日のイベントに合わせてのこの作品。お料理それぞれが、美しい作品のようでした。

ケバブスティックに、トルテリー二、モッツアレラ、バジルにドライトマトを挟んで。

なるほど~のアイディア。

トルテリー二に添えたオリーブ油がテラコッタにしみて、テラコッタがとてもいい風合いに。

こちらのビーツのペースト、とても美味しいし、色鮮やか。ほうれんそうとごまのワッフルとの相性もばっちりです。

そしてデザート。

季節のイチジクにビターのチョコレート、その上にはシーソルトが。

メレンゲは切り株の上に。

美味しいし、楽しい。

空間にも、ワークショップにも関連があって、説得力がありました。

いつも感じるのですが、こういうときのさりげない出し方、見せ方、とても上手。
上のイチジクのチョコレートの写真を見ていただいてもわかるように、切り方をそろえなかったりしているところ、切り株のお菓子の盛り付け方、あえてのヌケ感ですね。

夜には沢山のキャンドルを灯しました。

終わりました!

 
先が見えないほどの忙しいウエディングが終わりました。
ナメあしのポジションは、フリーランスなので断れば仕事はセーブできるのですが、今回は結局断ることもできず、土日もなかったので、今日が何曜日なのかな、思うほどです。

残念ながら会場の写真はNGでご紹介できないのです、ごめんなさい。
ホテル玄関のアレンジはこんな感じです。

ホテル正面のColumnの依頼は、前からあったものではなく、急きょそのアレンジを作る前日にオーダーが。そこからフローリストが8名ブッキングされました。
ホテルの玄関とあって、作業の時間は2時間ときまっていました。

朝の4時にスタートして、仕上がったのは6時前。



Columnsそれぞれに、蘭の鉢が80鉢、あじさい150本、カラー200本入っています。

ホテルの中もいつも以上に華やかです。

ウエディングは無事終了。
本当に本当に終わって嬉しい~。

今日はオフ。お恥ずかしならが久しぶりに!掃除機をかけました。
明日からはまた急きょ、別の会社の仕事で郊外です。

ある土曜日

 
気が付けば9月に突入。
この二週間は郊外の仕事が多く、それに甘えてアップもできないまま。久しぶりに開けた自分のブログ、左上のAlmost Unrealのロゴが秋色に変わっていました。

少し前の土曜日、急きょの急きょpaula Pryke Flowersの撮影の仕事に出かけることになりました。
撮影場所の教会の横には、こんな方たちが。車を駐車して花を運んでいるとどんどん近付いてきます。

今日はドライブがてらと、オフの2号も一緒です。ポーラや同僚とも親しい2号。近くでのんびりするとパソコン持参で出かけたものの、結局こんな感じに。

この日は急きょの撮影だったため、カメラマンのTim、助手がいませんでした。レフバンを最初は置きながらだった様子をみて2号がアシスタントに。

撮影に使ったのは、小さな教会。
夕暮れ前の西日でステンドグラスの美しさが一層増します。

どういう仕上がりになるのか、とても楽しみです。

2号ですが、なかなかな仕事ぶりだったようで、後日Timからもおほめのお言葉をいただきました。

Summer End in Columbia Road Flower Market

 

近くに用事があり、日曜日の朝、週に一度開催されるコロンビアフラワーマーケットに出かけます。

Late Summerの花々です。

この日は涼しい風が吹いていながらも日差しはギラギラ。

いつも仕事の際に仕入れるNew Covent Garden Flower Market もそろそろ夏のお花は終わり、こちらもまさにそんな感じです。

このマーケットのお楽しみは花々はもちろんなのですが、そのマーケットに沿ってある両側の可愛いお店たち。

ディスプレイも花を使ったものが多く、ついつい新しい花器が欲しくなってしまいます。

素朴なお菓子、手をかけすぎないさりげないデコレーションがより可愛らしいのです。

誰かが作った作品。
くるくるとまわすと違う絵柄になります。
イーストのエリアは歩くとこんなものがあちらこちらに、いつも新発見があります。

Happy Ever After – 末長くお幸せに

青空が広がるこの日、湖畔の先に見える白いコラムが見える建物がウエディングセレモニーの会場。

当日朝、ナメあしが会場入りした際は、雨が降っていて、かわいそうに…と思っていたら、見事に数時間後からこのお天気です。

こちらはその会場内。

30人入れるかな?という小さな空間、正面には上の写真の景色が広がり、ため息がでるほど美しい。

ウエディングブーケ。

カントリーサイドのウエディングにぴったりのブーケ。ガーデンから摘んできたようなそんなナチュラルな様、ローズはすべてガーデンローズで香りがいっぱいです。

こちらは、レセプション(披露宴)のMarqueeの中。

テントの支柱になる2本の柱には、アイビーをガーランドにして巻きつけたのですが、中心にはこのようなアレンジを。

女性ゲストのナプキンの上には、大輪のガーデンローズを添えます。

ウエディングセレモニーが終わり、シャンバーニュを片手にまずは乾杯。

この日なんともかわいかった兄妹。
けんかをして仲直り中です。

ドキドキしています。

 

週末がなかなかゆっくりできないほど、少し仕事が立て込んでいます。
今週末は、大きなパーティーがCambridge(ケンブリッジ)であります。ロンドンからバンで2時間強のドライブ。実は今回は、ガーデニングも担当していて、すでに週明けから準備は始まっています。

ナメあしは、明日から沢山の花を運びながらの現地入り。
しかも大変です~、同僚から、「池に大量のカエルがいて、作業前に捕まえないといけないから、覚悟してきて」と意味不明の伝言を受け取ります。え、カエル?大きいの?捕まえるの?誰が?  沢山の???????が続きます。

どんな週末になるか、また改めて報告させていただきますね。
どうぞ良い週末を。