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藍色


銀座松屋で開催されている美術催事 【松崎笙子 かぶくゆかた】へのお祝いのご注文をいただきます。
作品をサイトで見させていただくだけで、とっても個性的。製法、色合い、柄、全てが伝統を重んじているのになぜだかとても新しい。お届けの楽しみが増えます。
お任せとご注文をいただき、早速、サイトをチェックし、コンセプトは「ブルー」に決定。もっと言えば、藍色。
ブルーといっても、無限のお花があります、デルフィニムを軸に、色の幅を広げます。
邪魔をしない、でも作品を引き立たせること。そしてこのような催事へのお届けは何より季節のお花を選びます。
会場に出かけると、ラッキーです、直接松崎様とお話することができました。
お花も嬉しいことに作品の真ん中においていただけます。お断りをして記念に一枚、作品をみながら、新しい発見がいくつもありました。

お花の教室とは。

思いがけずこんなにも早く、PCが無事に復活しました。また今日からブログ復活です。
今回の少し長い日本滞在、新しい場所でお教室をさせていただております。
第1回目は5月だったのですが、そのときのお教室のことをライターの日高さまがつづってくださっています。
この日の生徒さんはプロの方が多く、お教えすることがあるのかしら、と思うほどでした。
ロンドンではポーラのアシスタントを、そして日本でこうして教室を開催して感じることはお花を作り上げることに正解はない、ということ。
いつも最初に、生徒さんが作る同じものをナメあしがデモをするのですが、これはあくまでも見本、目安であって、全く同じものを作る必要もないといつもお伝えしています。
ロンドンで働き始めてまもなく、店頭に立っていた日、まだあまり慣れていない一人のスタッフがびっくりな花束を作りました。色もかたちも正直に言えば、お店にだしていいのかな?と首をかしげる作品。マネージャーの指示でそのお花は隅っこにどけられます。
するとその隅っこにあったお花をあるお客様が、「素敵!」と絶賛して購入していかれました。このときに花には正解はない、ということを強く感じました。色々な人と働くと楽しい、それはお客様の接客も同じです。国籍が違う言葉も違う同僚、歳もかなり違う同僚、色々それなりに大変ですが、ナメあしのお花には不可欠なもの、ロンドンと東京を行き来できる環境に感謝なのかもしれません。

青いバラ 2

ナメあしのデジカメの90%は花の写真なのですが、なかなか難しい。素人が撮るものなので、沢山撮っても手ごたえを感じるものはあるか、ないか・・・。
特に最近悩んでいるのが、花の大きさ。
花だけを写すとその花の大きさが伝わりにくい、実際の大きさより小さく見えてしまう感あり、です。
前回のつづきのこの大きな青いブーケ。
朝お届け前に、いつも撮影に使わせていただいているP家にお邪魔して、写真撮影。
ちょうどP家のかわいいLukeが、この大きい花に興味津々、恐る恐る近づいてくれます。

あまりに可愛く、素敵に撮れて、P家のご了承をいただいて、紹介させていただきます。
こうしてみていただくと、お花の大きさもわかるし、何よりお花が一気に生活の中に入り込みます。
生きている、息をしている、表情がでてきます。

撮影の時間は10分程度、その横で、Sちゃんが、美味しい蜂蜜のトーストと紅茶とフルーツで朝ごはんを作ってくれます。いつも本当にありがとう、です。

青いバラ 1

就任のお祝いのオーダーをいただきます。
ご注文者様とは何度かメールとお電話でお話をうかがいます。
お祝いの定番の白い胡蝶蘭ではないもの・・・これが最初のご依頼。
「不可能なこと(青いバラを咲かせる)が可能になる。」
という事から、「技術の可能性を信じて追及する心」をメッセージ込めたいので、「青いバラ」はいかがでしょうか?。
とのこと。素敵なお話にナメあし、すっかり感激、気合も入るし、何より楽しみになります。
送り手の優しい気持ちが、受け取る方に伝わるように、これが一番大切です。
色々お話を重ね、最終的に、青 ブルーにこだわらない、バラのビッグブーケに決まります。でも、やはりナメあし 青ブルーのお話に惹かれます、何とか青ブルーを使いたい、と。花器、リボン、ラッピングペーパー・・・。

色とりどりのバラの中に、ブルーのクリスタルストーンを添えます。

バラ   ロッソクラシコ、ルビーレッド、インスピレーション、ブラックバッカラ、ビューティーバイオジェール、
コーヒーブレイク、などなど全部で200本。バラの香りいっぱいです。
お届けの日、駐車場から運ぼうとすると、知らない女の子が数人よってきます。「写真とってもいいですか?携帯の待ち受けにしたいので」と。どうぞ、どうぞ、です。幸せな1日、誰にでもおすそ分けしたくなります。

for Exhibition

こちらのExhibition(展示会)のオープニングへの贈り物としてオーダーをいただきました。
早速サイトを見せていただきます。
個性的な作品が並びそうな、作品の中で違和感を感じさせない、そしてこの今の清清しい季節感をだせたら、とカラーはホワイトに決定。展示会などは、オアシスを使うアレンジが多いのですが、今回はあえて花器はグラスに。ガラスや水の輝きも1つの表情になるのでは、と。

花市場で、大輪のうっすらブルー&パープルのクレマチスを見つけます、メインはこの花。
それにライラックとビバーナム(スノーボール)、グリーンは野いちごの葉、とシンプルなもの。
そしてこんな感じに仕上がります。

存在感たっぷりのクレマチス。強すぎない控えめなライラックの香りがとても心地よく、控えめながらでもちょっと気になる、そんな作品が出来上がりました。
松涛の教室の始まる前に、記念撮影。静かな朝日の中にぴったりはまります。
その展示会の様子がアップされていました。可愛がっていただいているようで嬉しい限りです。

お祝いのお花

こちらのオープニングのお祝いのお花のご注文をいただきました。
今回のご依頼の方はいつもさりげなくお花を贈る素敵な方で、お任せというご依頼です。
まずはそのお届け先のお店のサイトをチェックして、イメージを作ります。
お店のネーミング、サイトも気持ちが伝わるもの。色合いや風合い、素材を大切にされているのだろう・・・と。
こういう何かが始まりです。
花材は華やかで、でもやり過ぎない、そして何より花持ちも重要です。
花材と同じ位に大切なのが、器です。今回は籐。その籐の中でも 高さも十分な、少し珍しい、らしいものを選びます。

嫁入り前に記念撮影。
どんなお花のご注文も、ご依頼の方のお気持ちが伝わるような、愛情たっぷりのスペシャルをお届けしたいと、願いをこめて作ります。

サプライズプレゼント @ ウェディング


会社の部下のご結婚のお祝いに、式場にサプライズプレゼントのお花を、という素敵な男性からのオーダーです。可愛いらしい女性、という添書をヒントに花市場にでかけます。
ブーケなどは既に用意されているでしょうから、当日花嫁さんのお支度のお部屋に、受付などどこかに飾っていただければ、と思いながらハートのアレンジを仕上げます。

バラは全部で4種類。ほっとできる、優しい色合いでまとめます。
特にこのオレンジ・ベージュのバラ、とても芳しいのです。

当日はこのようなボックスに入れてお届けします。
一生に一度のビッグイベントのウエディング、世界に1つ、心に残るお花を提案していきます。

花の仕入れ


母の日のあと、花市場はまたいつもの市場に戻りました。
週末は松涛でのお花の教室。いくつかのオーダーもあり、たくさんの花を水あげです。

オダマキ。オダマキは初夏の花、毎年、ブルーや濃いピンクがよく出回っていますが、ホワイトを入手。コロンとしたベル状の花の可愛さが何ともいえません。

こちらは バニーテール・・・うさぎのしっぽです。
こんな花材がブーケを引き立てます、準主役が重要なのかもしれません。

藤のカーテン 2

昨日のつづき。もう少し、藤の話をさせてください。

大長藤も満開でしたが、この八重の藤も素晴らしい。栃木県の指定の天然記念物と書いてありました。
八重の花1つ1つがコロコロとしたシェイプ。一重の藤に比べるとぷっくりとしたぶとうの房のよう。

立派なこの八重の藤棚。
甘い香りでいっぱい。風が吹くたびにその香りを楽しみます。

その風が吹くと花がぽろっと落ちます。
きれいなブルー&パープルのグラデーションが、チャコールの土の色と合わさってまたそれも美しい。
沢山深呼吸をして、のんびりな1日でした。

藤のカーテン 1

以前にテレビで見て気になっていた、栃木県足利市 「あしかがフラワーパーク」。藤が素晴らしいのです。そしてつい先日新聞にも美しい藤の写真が載っていました。
今日は帰国して初の1日オフ、雨が降っていてどうしようかな・・・と思いながらも、ナメあし母を誘って長靴をはいて車にのりこみます。
東北自動車道を走って都内を抜けると、グレーの空が青い空に、強い風が吹いていますが快晴です。

「大長藤」、これを見たかったのです。風が吹くたびにこの房が揺れます、

こちらの藤は同じパープルながら、ややピンク目。花びらの内、外で色が若干違います。

今年は4月の寒さの影響で例年より遅れ気味。パープルが今週で満開、その後白藤と続くそうです。

甘い香りが漂う藤の間を、忙しく走り回る、蜂たち。カメラを近づけても、全く動じません。
難を言えば、ものすごい人でした。車もパーク近く4キロ地点から駐車場まで渋滞です。でもよかった!!まだ紹介したい写真ありで、明日につづきます。