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日記・コラム・つぶやき

花々のその後

日本で開催したワークショップ、たっぷりのラベンダーを使用しました。英国より持ち帰りました、大量のラベンダー、未だにナメあしのスーツケースには香りが漂っています。
準備中にも小分けにすると、ラベンダーの花が集まります。ワークショップの最中にも作業をされるとたくさんの花々がぽろぽろとテーブルの上に…せっかくなので、小さなお皿にでも置いてバスルームにでも飾ってください、とお話ししました。


ナメあしの手元には集めたラベンダー量がかなりあったので、今年母の日で使用したリバティーの布地の端切れでラベンダーバッグを作ります。香りは十分だったのですが、エッセンスオイルを少し加えて仕上げます。

一つはナメあし実家のバスルームに。
いくつかは、パートナーのC、母の日のお手伝いをしてくれた方へお礼をこめてのお嫁入りです。
ワークショップの数日後、こんな素敵なご連絡が。
使ったお花を上手に利用してくださっています。


オルモストアンリアルのワークショップ、自分で言うのも変ですが、とことん仕入れにこだわっております。
少しでも長くどこかで楽しんでいただければ嬉しいです。
 

戻っています。

2週間前になるでしょうか、ロンドンに戻りました。

翌朝から仕事に復帰しています。疲れているのに無理をしないほうがいいと言われますが、これが一番の時差ぼけ防止。早朝、例えば朝の3、4時起きもスムーズに起きれて、そのまま一日仕事をして、家に戻って、すぐに眠って・・・これを数回繰り返すと気がつけば、こちらの時間になっています。

英国から戻った朝はバンもなかったので、久々の地下鉄でシャネルの活けこみまででかけます。
 


これは朝のグリーンパーク。中心の中心にあるこの公園。鮮やかな美しさにハッとして、鞄からカメラをとりだします。

この木々の奥に バッキンガムパレスが佇んでいます。
静まり返ったこの時間、あと少しすれば通勤のラッシュで、人が急ぎ足でこの公園を横切ります。


ロンドンも日本と同じ、しばらく快晴、暑い日が続きます。
運転中、日の光が眩しくてサングラスをかけはじめました。

花市場には、英国産のスィトピーが並んでいます。こちらではスィトピーは初夏の花です

いない間に、春が終わって、夏に向かっています。
 

三代目

タブレットのことを「板」と呼んでいるナメあし。ケータイとともに毎日どこにでも持ち歩くものです。初代は こちらで、そのあとに2代目も兄からもらって、ここ数年お役目をはたしていたところ。

2号から見覚えのある青い袋を手渡されました。あけてみると。板と新しいスマイソンのカバー。
 
2代目はそろそろ字がうちずらくなってきていて、使いずらくなっていたのですが。三代目は新カバーと共にです。

新しい板、といってもほとんど何も変化がないのですが、チェックが素早い同僚が気が付き、「自慢になっちゃうけど、」とちょっと得意気になっていきさつを説明したところ。
「ナメあし~。自分の甥っ子は7歳だけど、もう学校で使うからって普通に買い与えられているから、自慢なんて言っているのはナメあしくらいだよ」とニヤニヤ。え、最近ってそうなのね、です。
後日スマイソンのお店に行って刻印を入れてもらいます。

少し大きめの一文字を入れたくて。ナメあしの名前からは「H」なのですが、今回はショートネームの「C」に。刻印するところを目の前で見せてくれるのですが、職人技! 更にスペシャルなものになりました。大切に使います、と書いたものの今日早速、花の水をかぶりました…。
スマイソンの店員の方もこの古いものをみると、なかなかなアンティーク具合にびっくり顔。

大切に、育てていきます。

週末、2号とスターバックスへ。
写真は一部スターバックスでスタートしたサービス、ワイヤレス充電器。
テーブルに丸くなっている部分が充電器。上側にある、「リング」と呼ばれる丸い輪をスマートフォンにつけておくと充電スタートされます。どんどんこのサービス拡大するようです。
便利な世の中、どんどん便利になりすぎて、ついていけないことばかり。
追いつきたい子ような、このままでいいような…。
 

気がつけば2月もあと少し

いくらなんでも更新しなさすぎで反省中です。
言い訳ですが、年があけてからずっとバタバタしておりました。

引越し(短い言葉ですが、物件探しから新居に移った今もなお、たくさんのストーリーがあります)、日本での仕事のために短い間に2往復、日本から戻ってすぐ翌日にバレンタインの仕事と、自分でも記憶が飛んでいるような状況でした。
そして。

昨年春からビジネスパートナーのCを中心にコツコツと取り組んでいたプロジェクトが始まりました。
Paula Pryke Flowers ポーラ プライクが大阪のリーガロイヤルホテル様で一年間お花の仕事をすることになりました。

イベントの第一弾は、ホテルの創業80周年記念イベントでのお花制作です。

歴史のあるホテル、一度訪れたら記憶に残るロビー。この場所でのパーティー開催のため、設営は営業時間後から。そのためお花の作成は深夜3時からだったでしょうか。

バラは1000本超、バイヤーの方の的確な仕入れでイメージのものに仕上がりました。


今回お話をいただいた日比谷花壇さんのスタッフの皆さんと一緒に一年間仕事をします。
刺激のある一年、楽しみです。

どこから見ても丸く仕上げること。バラだけのシンプルな花材なので、仕上がりは注意深く。
2月頭には英国からポーラと同僚のアニータが来日、ウエディングフェアのお花を作りました、間をあけず更新目指します。
 

 

おめでとうございます。

 明けましておめでとうございます。
2015年、どうぞよろしくお願い申し上げます。
未年。
といえば。

湖水地方で出会った、愛くるしい羊さん。
ロンドンの家、お正月らしい飾りができないから。せめてもとツリーをかたずけて、我が家の干支の未さんを飾ってみます。

昨年のクリスマスのデコレーションは、この手の毛糸やフエルト等手作り感たっぷりのモコモコなものがいっぱい。2013年のクリスマスワークショップ時にこんなものが揃えばよかったのに~と思ったり。ご参加していただいた皆様、私たち、ちょっと流行りより先をいきました!
今年も楽しいわくわくするような、時々残念な失敗談やさびしい~お話もブログに綴りたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
ナメあし

New Year's Eve

年越しを英国で迎えるのは、10年数年ぶりかと思います。既にクリスマス休暇になっているため、日本で迎える『大晦日』とはかなり異なります。もちろん松飾りはなく、クリスマスのデコレーションが1月6日まで飾ります。

クリスマス前(いつからなのでしょうか)から仕事が一気に加速して、仕事、家探し、クリスマスパーティー等々、あっという間に毎日が過ぎました。


今年もいくつクリスマスツリーを飾ったでしょうか。


パーティーの仕事も多く、今この写真をみても、あれ?どれだっけ…という感じです。


こんな高い梯子もこなせるようになりました。


こちらはアビーロードスタジオでのパーティー。
スタジオに慣れている2号も飛び入りできて、普段はなかなか撮れない仕事中のナメあしの写真です。


こちらが有名な スタジオ1で行われた、お誕生日のパーティー。


毎年、フラットの皆さん共用のドアに飾っていたリース、皆さんからいつも喜ばれていました。
今年はそういう意味では最後のリースです。(引っ越しをしても飾りに行くつもりですが)
感謝の意味をこめて、華やかに。


花市場が年内最後のオープン日に、サマンサと一緒に市場へ行くと。おなじみのジョージが、クリスマスツリーをくれました。

ということで、ナメあし家もクリスマス前ぎりぎりですが、ツリーをデコレーション。
ライトやオーナメントはサマンサのスタジオから。


早朝の窓に映るライトが美しくて。冬枯れの景色だからこそ、余計です。

2014年も オルモストアンリアルとブログ『ナメクジのあしあと』をありがとうございました。
ロンドンはまだ31日の朝です。
日本にいればそこまで気にならない紅白が気になったりしています。

どうぞよいお年をお迎えください。

Merry Christmas

英国ではクリスマス休暇がスタートしています。

11月から始まった、新しい家探し。ネットを見て、家をチェックしに行く、何度も繰り返しました、なかなか苦戦しています。事情を知っている周りの人からは「How are you?」のあいさつ代わりに、「How's flat Hunting?」と、あと少し、です!

忙しい12月が終わり、仕事もようやくめどがたち、明日、明後日と公共機関もお店もクローズするため、朝一番に近所のスーパーに出かけて、何気なく同僚にメールをしたら、クレームが入ってホテルに向かっている、とのこと。

買い物を終え、そのまま2号と一緒にホテルへ向かいます。結局2号も一緒に手伝ってもらい、無事に対応できました。


ポインセチア1000鉢の大きなクリスマスツリー。
ポインセチアのケアにこの一カ月悩まされましたが、ホテルの名所になったようです。
 

母の英国日記3 Present

 
前回のつづき。

Lotteiへのお手製のプレゼント、出来上がりました。
サマンサが何度も悩んで決めたリバティー柄、もちろんベースはピンクです。

ナメあし母が日本に帰る前日は土曜日。
いつものカフェで朝ごはん。そして母にはミッションがあります。

直接渡せるかもはっきりしていなかったので、アフタヌンティーのご招待のお礼をカードの書きたいと。最初は母が書きたいことを2号が英文にし、カードに書いて母がサインだけすればいいと思っていたのですが。

母が「私が書いてみるわ」と、言いだしました。

英語を書いている母を初めてみました。
丁寧でびっくり~。

しばらく静かな時間が流れます。

まさに『ラブレター』のよう!

差し入れのケーキを買って、いざスタジオに向かいます。

ラッキーなことにデリバリーに行くぎりぎり前の二人に会えました。

そうそう、ハーネスの他に、共布でバンダナも作成したので、これも一緒に。

サマンサはとても喜んでくれました。
Lottieはお構いなし、ですが…。

滞在中には別の嬉しい出来事がありました。

同僚のAnneのところにどうしてもの用事があって立ち寄った際に、
「Mummyと一緒にお茶でも飲んで」と。

こんなケーキ、誰が想像しますか~。

せっかくだから、この日は「Make a wish」、キャンドルを灯しました。

日本にも持ち帰ったケーキ、美味しいフルーツケーキでした。

一応気にしてね、という言葉とおり、窓の外を注意深く見ていた母は、飛行機の中で、オーロラを見ました。寝ている方が多いこの時間なのですが、母は周りの人も起こしてみんなで楽しんだそうです。

 

母の英国日記 2 「はじめまして、Lottie!」

同僚のサマンサはこの5月に日本に来た際に、ナメあしの実家に数日滞在したので、ナメあし母とも親しくなりました。今では「My Japanese Mommy」と呼んでいます。

そんなサマンサにお土産を持って、朝、活け込みが終わるころのホテルに出向きます。

するとバンには愛犬のLottie嬢も。何度もブログに登場して、また、よく話もしているのでようやく念願のご対面です。サマンサから言われて、せっかくだからと少しお散歩をすることになりました。

うれしいことに、サマンサから、活け込み先であるホテルでのアフタヌンティーをご招待されました。「しっかりと予約してきたから、3時半ね」と。(この時、まさかその日の3時半とは思わず・・・・)

二人でゆっくり朝ごはんを食べて、そのまま衛兵交代のセレモニーを見て。

どうしても行かなきゃと、ここに出かけました。

ロンドン塔です。第一次大戦がはじまった1914年から100年を記念してのこのアートイベント。

普段は普通のお堀なのですが、美しい赤いじゅうたんが広がっています。

よく見ていただくとおわかりいただけますか? これは赤いポピーのお花。

激戦地で赤いポピーが一面咲いていた、赤い色が血の色を象徴するなど、特別な花である赤いポピー。第1次大戦で犠牲となった英兵の数と同じ88万8246本が飾られています。

Rememberance Day(戦没者追悼記念日)までに、毎日少しずつお花が増えていき、式典の日に最後の一本が添えられたそうです。

ちなみにこの一本ずつはネットで販売されて、既に全て完売。同僚の家族がArmy(軍隊)に勤めているのですが、式典後に、これを取り除く作業にチャリティーで参加したそう。全てのお金は亡くなった方の家族へ送られるそうです。こういう形式にとらわれないチャリティー、日本でも是非に是非に真似してほしい取り組みです。

さて、話は戻ります。

母とゆっくりとランチをして、買い物をしていると。サマンサから電話が・・・

 「どこにいるの?待っているよ~」

 「え?アフタヌンティーって明日でしょ?」

 「違うよ、今日だよ!」

その瞬間、母が手にとっていた品物を置いて、キャブをつかまえて、一気にホテルを目指します。

母は???? しかも二人ともかなりお腹がいっぱい・・・。はぁ~とにかく必死にお腹をすかせましょう。

ホテルについて、サマンサにお待たせしたお詫びをして、「アフタヌンティーならばもっとおしゃれしたかった」、「ご招待者に申し訳ない」という母のお詫びも伝えて、まずはシャンパーニュで乾杯です。(もちろん、その後どっちのせいだったかと、お互いに罪をなすりつけましたが…)

いつも活け込んでいる先で優雅にお茶ができて、本当に楽しい時間でした。母とサマンサを見ているとお友達になれば、言葉はそんなに重要ではないのですね。

で、話のトピックは、Lottie嬢のこと。

実は最近、身体の負担から首輪からハーネスに替えた彼女。黒い色のハーネスで、道行く人に、「Boy」、「彼」と言われることにどうしても不満がいっぱいのサマンサ。(でも仕方ないですよね・・・あの容姿)

首輪は、日本で購入したピンクのリバティー柄で。ナメあし兄に探してもらって、同じ柄のハーネスを母に託したかったのですが、そもそも物自体が存在しない、とのこと。

母はその諸々を知っていたので、「だったら、ハーネスが見つかるまでの仮として私が作るわよ」と。

だったら、Libertyに行こう!、と4人でリバティーへ向かいます。

鏡にうつる自分を見て、「誰?」という感じなのでしょうか。

Lottieはリバティーでも人気者でした。

リバティー生地の売り場のゲイのお兄さんがLottieを見て駆け寄ってきます。
「ハーイ、ダーリン!」と。

サマンサと彼が必死に彼女に似合うパターンを選びます。布地をLottieにあてて、真剣なのです。それを知らんぷりのLottieとのコントラスト、全てが可笑しくて、まわりの方々もこっそり写真を撮っていました。

この後のお話。さて、もう一回母の旅行記お付き合いください。

母の英国日記 1

秋半ば、ナメあし母がロンドンに遊びにきました。

特に、「どこにいきたい」「何をしたい」というリクエストがなかったのですが、とにかく歩きました。近所のPrimrose HillからRegent’s Parkを抜けて街中まででかけたり。

Hampstead Heathをのんびり半日かけて歩いたり。
 

日曜日にはいつも行く、Farmers Marketへ。

りんごの収穫期。品種の多さに驚きます。

この日は、買ってきたものを並べて、お家ごはん。
母のお気に入りのチーズ Burrata、思う存分食べていました。

もちろん、リバティーやフォートナム&メイソンのクリスマスショップをのぞいたり。

どこに行っても、ティータイムも忘れません。

週末は、郊外までドライブ。

既に何回かの来英で色々なところに出かけている母、今回はHever Castle と呼ばれるお城に行きました。 ここはヘンリー8世の第二夫人、アン・ブーリンが住んでいたお城。悲しい歴史があるのですが、こじんまりとした情緒あるお城でした。

池の中に見える紅葉の色にうっとり、です。

つづく