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日記・コラム・つぶやき

Japanese Dinner

週末の土曜日に、同僚とそのお仲間の3人をディナーにお招きしました。食にこだわる三人、作るのも食べるのも好き!同僚からいつも三人の楽しい話は聞いていたのですが、今回は日本食のリクエストがあってのお招きです。しかも「べリタリアン」と課題付き。

その前日の金曜日夜、オフィス担当から連絡、花のデリバリーでミスがあり、どうしても土曜日出勤が必要になって、対応をしてほしい、と。朝だけなら大丈夫か、と出かけたのですが、結局家に戻ってきたのは午後3時過ぎ。お客様は7時に行くね、とメッセージが。

ここから、部屋のかたずけは2号。メニュー決め(ほぼ決めていたのですが、なんとなく定まらない…)に料理作りがスタート。別に友人だし、会ってから様子で決めようと、いつもの「ま、いっか」スタイルです。

最終的には意外に時間にも余裕があって、メニューカードを作ろうと、「らしさが大切」日本語のみのメニュー(読めるわけないのですが)です。

もしもし細かくこのメニューを読んでいただいた方がいらっしゃれば、の説明補足ですが、サーモンは、ベジタリアン以外の方のメインに使用、ここのみお魚が登場します。

セッティングだけは、準備がしっかりできています、というのは花市場から売れ残った葉をいただいてきました。

アサヒビールが並ぶと、一気に 日本食ディナーにアップ!!!

ここから、本当はお料理の写真を撮るはずだったのですが、なんとなく飲み始め、食べ始め、写真がありません…。でもとても楽しい夜でした。ジン&トニック、ビール、焼酎(梅干し入り、英国人2名ととスペイン人ですが家で梅干しを食べているほど梅干し好き)、持ってきてくれたワインにケーキ。次は向こうがご招待してくださるそうです。

どうなるのでしょう。

エリザベス女王の90歳のお誕生日でにぎやかな祝賀ムードの6月のはずが、先週の金曜日未定、国民投票の結果、まさかのEU離脱と決定した英国。

開票は深夜から始まったため、ナメあしは早朝出勤に備えて就寝、2号はテレビに釘付けでした。寝る前には、残留だろうといわれていました。その流れが変わってきたのは2時ころと2号は言っています。5時半に起きたときには、なんと2号がまだテレビを見ています、徹夜!!!

そしてもっと驚いたのは、『離脱が確定しそう』と。えええええ?????そんな中に仕事に向かいました。

数時間もしない間に離脱は確定。それを受けキャメロン首相が辞意を発表。

数年後に離脱をするそうですが、どうなるのでしょうか…。ナメあしの周りには、ポーランド人、イタリア人、フランス人、スペイン人…沢山ユーロ圏の人々がいます。皆同じ、今後どうなるか怒りと不安でいっぱいです。話し出すと、思わず涙がこぼれたり…。

その変化を身近にすぐに感じたのは、選挙後の週明けの月曜日。いつものようにオランダから届く花のデリバリーと一緒に添付されるビル(請求書)をオフィス担当から見せられて、あれ????木曜日の発注の際に表示されていた金額とは異なること、最初は発注者のナメあしの不備のように思われましたが、皆で納得、発注したのは木曜日夜、金曜日の未明に離脱決定、その土曜日のセリで花は仕入れられたのですから…通貨価値が変わったそのタイミングでだったので、かなりの値上げです。それは一週間経過した今も変わりません。もちろん円高も、どうなるのでしょう…。

週末の土曜日、街中に行くと何だか活気があります。大規模な反EU離脱のデモ行進が始まるところでした。

強い思いのこもった熱気に圧倒され、プラカードに書かれているメッセージを沿道でずっと見ています。

デモから開始後しばらくして、無情にも強い雨が降り出します、もちろんそんなことはお構いなし。

もうし訳ないけれど、ナメあしたちは、カフェでランチをすることに。

小一時間後、すっかりお天気も快晴。なんとびっくり、まだまだマーチは続いていました。

途切れることがないよう感じる、こんな行進は今後みることはないように感じます。

この日のデモ行進、主催者側によると、4万人の参加だったそう。

まだまだいろいろなことに時間がかかりそうな気配です。

Workshop 投げ入れ

12日表参道でワークショップを開催いたしました、ご参加の皆様ありがとうございました。
今回のテーマは『投げ入れ』。
スパイラル手法で作る『ブーケ』、オアシスで作る『アレンジメント』とともにフラワーアレンジメントの基本です。花器に水を入れて、花材を活ける…当たり前なようですが、コツがあります。今回ワークショップ時にお配りするプリントの作成のため、自分の中でt常に意識しているコツを言葉に起こしたのですが、なかなか難しい…自然にやっていることにはいろいろな理由があることを知れる貴重な経験でした。
投げ入れでは、花材選びと同じくらいに大切なことが花器選び。今回の花材はユリのような丈の長いもの。それに合わせた花器ですが、重宝する最初の一個としておすすめの形を使用しました。
新緑の美しい5月。熊本産のユリ(シベリア)、シャクヤクをメインに、ホワイト&グリーンでまとめました。
写真があまりないのですが、みなさん素敵に仕上げていらっしゃいました。


次回のワークショップはクリスマスです。
どうぞお楽しみに。構想もスタートしております。
 

日本を想う。

前回のブログをアップして数時間後、地震が起きました。
最初に知ったのは友人とライン中で、大きな震度だったので驚き慌てましたが、それが前震だったとは後になって更に驚きました。本震を知ったのは仕事中のバンの中。BBCラジオの「日本で大きな地震がありました。」と、慌てて車をとめました、英語で聞く日本のニュースは残念ながらいつも緊急事態です。
ついつい忘れてしまう、自然の怖さ。そして元気で生きていれば、多くは望んでいけないことを。
連日のニュースに知らない方からも声をかけられます、「日本人でしょ、家族やお友達は大丈夫?大変ね、祈っていますよ」と。
地震によって辛い思いをされている方々、心よりお見舞い申し上げます。
早く地震が終息しますように、祈るばかりです。

大雨が降った金曜日、桜の花びらから雨水が垂れ、悲しげな桜です。
 

LOVE Lottie!

早くお知らせしなければ、と思いつつどう書けばいいのかしら、と思っていたら年を超してしまいました。実はブログに何度も登場している、同僚Samantha(サム)の愛犬、Lottieが昨年夏前に亡くなりました。

仕事帰りに何気なくついて行った動物病院で、あと半年という告知を受けてからも、一年半もがんばりました。英国での飼い主と愛犬の最期、かかわる周りの人々や動物病院の対応、システムについても知ることができました。

サムから日本のLottieのファンの皆様へ、可愛い写真とともにお知らせしてね、と依頼があったので紹介させてくださいね。


今更ですが、このようななかなかなご容姿ですが、女の子です。
英国の国犬であるブルドッグ、どこに行っても人気者でした。知らない人からも「ゴージャス、スィート」とか言われていました。ちなみに他の犬は嫌いです。


花市場でも人気者。よく実ものや飾り用の姫りんごを食べてお腹を壊していました。


早く仕事が終わると一緒にお散歩にもいきました。


もちろんその後のパブにも一緒に。


仕事終わりの2号も合流して食事に行ったこともあります。


ナメあしの家にも何度も泊まりにきました。サム抜きでも大丈夫、大いびきをかいて寝ていました。


少し具合が悪くなって首輪が出来なくなったころにナメあし母が来英、サムと母とLottieとリバティーに行き、生地を選び、母がハーネスを作りました。


二年前のクリスマス。ピンクの新柄のリバティーハーネスで、誰がみても、女の子と言われるようになり、サムはご満悦でした。


2015年春に、みんなのすすめもあって、サムのところに仔犬のNerieが加わります。
犬が苦手なLottieも仕方なくお相手を。


Lottieはあきあきだったかもですが、いつもお花に囲まれていました。


Lottieの居ない今、Nerieは、別の同僚がモスで作ったLottieと遊んでいます。
元気に大きくなってきて、貫録たっぷり、ややふてぶてしい感じもでてきて、Lottieに似てきています。

 

Romantic February starting…


1年で一番ロマンティックな2月がスタート。
本日は月曜日の活けこみの仕入れも担当したのでいつもよりさらに早い2時半スタート。もはや早朝の域を超え深夜になります。
ナメあしの家の引っ越し。カーテンがまだついていなかったり、ベッドがなかったり、まだまだ段ボールがあちらこちらにありますが、以前に住んでた家なので、パズルのように意外にもしっくりとすっぽりと物がおさまります。仕事が忙しくなる2月なので、落ち着くまでは少し時間がかかりそうです。
今年もどんなロマンティックなストーリがあるのでしょうか、体力勝負ですが、楽しみです。
 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

松の内が過ぎ、ご挨拶が遅れて申し訳ございません。
2016年もどうぞよろしくお願いいたします。

猿年。元気に明るく楽しい一年になりますように。

お正月の玄関の飾りは、こんな感じに。
可愛いクリスマスのリースにしめ縄を添えました。
お節も美味しく堪能しました。
今年は年末に日帰り京都にでかけたので、こんな可愛いおめでたい亀さんを錦市場で購入!
我が家のお手製お節が少しアップです。

1月の半ばロンドンに戻りました。そして相変わらずの強行スケジュールですが、翌々日に一年間お世話になった家から引っ越しをしました。色々あって、引っ越す前の家に戻ることになりました、2号(夫)と2人慣れ親しんだ家ですので、嬉しい引っ越しです。
残念ながら現在段ボールだらけの家です。
そして今週から仕事に復帰、またバタバタな毎日が始まっています。
 

Julie's Christmas Baubles

 

伝統的にクリスマスデコレーションを飾るとされる大忙しの週末が終わりホッとしています。
ナメあしの帰国は火曜日で、明日が年内ので英国での仕事納めです。
前回ご紹介させていただいた10日木曜日のワークショップで使うJulieのハンドメイドのオーナメントについてお問い合わせがありましたので、ご紹介します。
色とりどり、華やかな柄のものを沢山揃えました。ご参加の皆様にお選びいただきます。
日時:    12月10日(木)
       13:00~、19:00~の2回開催

場所:    渋谷区神宮前*
       (最寄り駅:東京メトロ表参道駅または明治神宮前駅、JR線原宿駅)
       *昨年の開催場所から変更になっています

受講料:   13,000円(税込)

お申し込み: 下記よりお申し込み下さい。
       メール: info@almostunreal.jp
       電話:  03 5929 9365


日本の夏

夏の日本の滞在は3週間、本当に暑かったのですが、でも「これが夏だな」と楽しめました。

朝5時過ぎ、花市場に行く頃にはセミが鳴きはじめています。英国ではほとんどこの声を聞くことがないのでとても日本らしく、木々を見てはセミを探しました。
 

そして食べ物といえば、大好きなフルーツ、「桃」も堪能。亡き父のいつものセリフ「香川県の桃は日本一」、を受け継ぎ、パワーアップし「世界で一番美味しい」とナメあしは信じています。
 

久々に高校野球もテレビで観戦。いくつか見ただけですが、それぞれの試合ごとにドラマがありました。
 

ナメあし学生の頃、一度だけ夏の高校野球を見に父と甲子園に出かけました。というのはその年、父の母校が四二年ぶりに甲子園に出場が決まりました。父は野球部だったこともあり、予選のあたりから情報をもらっていました。出場が決まったときには、差し入れを考えたり、多忙な仕事だったにも関わらず、なんとか時間を作って甲子園に出かけていました。
 

三回戦は、ナイトゲーム延長14回、途中で大雨が降ったりの大変な試合でした。母とナメあしは自宅で観戦していたのですが、みんなと同じ気持ちで応援しようと、クーラーを止めて汗をかきながら、応援しました。1-0で勝ったときの高揚は今でも覚えています。そしてその時に次の試合は甲子園に行こうと決めました。

そしてベスト8の試合、父はその当時のお仲間と。母から言われたとおり、ナメあしは邪魔をしないように少し離れた後ろで観戦します。

父は麦わら帽をかぶって、タオルを首に巻いて大声で応援しています。時にはおとなりの方と肩を組んで歌ったり、声援を送ったり、日ごろの父からは想像もつかない姿です。ウエーブがスタートしました、できるのかな、と見ていると。父はワンテンポ遅れていましたが立ちあがってこれも楽しそう。
 

進学校だった父の高校、野球部も大きなチームではありませんでした。ここまで三回戦でずっと投げ続けた投手の代わりがいず、疲れもピーク。結局この試合は負けてしまいました。
 

試合が終わって選手がこちらに向かってご挨拶。父は何度もうなずき、声援と大きな拍手を送りながら空を見上げて、目をタオルで押さえていました。暑い暑い夏の思い出です。

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Peony

初夏を感じる代表花、Peony(芍薬)。誰もを魅了する大輪の花の美しさ、圧巻です。


オルモストアンリアルのカレンダーの6月も、今年はピンクのPeonyです。

Peony、人気は絶大ですが、開花調整の難しいお花です。つぼみは固く、コンディショニングが悪い場合は、開花しないで終わる時もあります。また開花が遅い性質を持っていること、その上に、咲き始めると一気に満開になりその後それほど長いものではありません。
ただ、短い期間と言えど、つぼみも可愛いし、開花する前のぷっくりしていく様子も楽しめます。


花市場でレモン色のPeonyを見つけました。市場の人と話していると、「咲きすぎているから持っていっていいよ」と嬉しいオファー。
確かに持って帰っているバンの中でどんどん咲いて、家に飾った時にはピーク、翌日午後まで楽しめました。

別の日にPeonyを飾っていました。
家に帰ってみるとこんな感じに。


Peonyの花びらは、バラバラと一瞬で散ります。


上のお花はこんな感じ。

散った花びらも美しいので、しばらくそのままに飾ります。
短い時間しか楽しめないのですが、だからこその季節を感じる花になります。