almost unreal

BLOG

記事一覧

英国3度目のロックダウン緩和 Week 58 5/15~21

英国、17日より更なるロックダウン緩和となりました!

新ルール(英国の中でもウェールズ、スコットランドはまた別ルールがあり、以下はイングランド用)

  • 最大6人か2世帯まで、屋内で集まることが可能。屋外では最大30人まで。外泊も解禁。
  • パブやレストランは屋内営業が再開
  • 美術館、映画館、劇場、コンサートホール、子供の屋内遊技場、スポーツ施設、ホテルなどが営業を再開
  • 他者と距離を取る施策も改定
  • 海外旅行が許可される。各国・地域は赤、アンバー、緑に分類される。だが、赤とアンバーの地域への旅は推奨されていない。イングランドへ入国の際は、規定に従う。(ちなみに日本はアンバーです)

生活の近いところでいうと、まずやはり大きいのはレストランやカフェの室内オープン。テイクアウトはできるものの昨年の12月からですからかなり長かった、緩和の初日にコーヒーを買ったら、「in or take away?(店内?持ち帰り?)」と聞かれただけで嬉しく泣きそうになりました。

ただし、ボリス首相は前回のロックダウン(ロックダウン解除後、またすぐに感染者が増えて、数週間でまたロックダウンをせざる得なかったこと)の失敗を例に出して、それでもなお感染抑制のために慎重に行動し、週2度の検査を受けてほしいと呼びかけています。

 

この藤の写真の2枚、同じ場所です。
ナメあしの中でこの花はここのが一番好き、という自分の中でのお気に入りの場所があるのですが、藤の花はこちらです。名所などではなくて、近所だったり車で通過した際にきれいだな、と思うところがほとんどですが、昨年は最初の厳しいロックダウン中で見れなかったので見れるだけでもあがります。
 4月頭に日本の実家からEMS(国際スピードサービス)で送ってくれた荷物が、ようやく届きました、ほぼ1か月強。このコロナ禍で荷物は通常より時間がかかるのですが、同じ日にもう一箱送ってもらったものは既に届いていたのと、トラッキングを見ると近所に荷物はあるとなっているのに、届かず、あきらめかけたところに届きました。
。。
 薬以外は兄の裁量です。2号はお酒のお供のようなものが好き(ただなぜかコーヒーと共に食べたりしています…)。私は甘いもの好きなので甘辛と広範囲に送ってくれています。
ベッドルームの窓の景色も初夏らしい。木々が近くに沢山ある分今年は例年以上に花粉症に悩まされています。
 花市場はPeony(シャクヤク)シーズンに突入。
去年は完全なロックダウンで市場が閉まっていたのでシャクヤクをスーパーで購入していました、去年のこの時期、英国は本当に大変でした…。
こちらは英国産の切り花や鉢物を置いているお店です。こういうちょっとずつって売り方も良いですね、自分ならどれを買うだろうか?と眺めました。
 季節の花、Sweet pea(スィトピー)!!!
香りがよいので、この時期のオーダーにはできる限りいれるように心がけています。はぁ~可愛い。
 
 お届けの前に記念に。
こちらの写真中央の今にも開きかけているシャクヤクは一重。
最近ナメあし、どのお花も一重に注目しています。シャクヤクは幾重にも重なる八重の美しさは言うまでもありませんが、こちらのシャクヤクははかなげで、繊細です。
 仕事後に、短い茎のものや折れてしまったもの、またお客様にお送りしたお花のコンディションがどうだったかを確認するためにもこうしてお花の様子をみているのですが、ただ寄せ集めなのですがとても可愛いかったです。
この日は、かたずけの一日。スタジオの倉庫の引っ越しがあり、Paulaの郊外のスタジオへ。ただただひたすら花器を移動させました。
天井まである棚が15個あるので、その中にきつきつに花器を置いています。地震がほぼない国だからできる技でしょうが、数えてみようと思ったけれど、800位からあきらめました…。
 ポーラがいれてくれた紅茶とお菓子。「近所のスーパーで買ったからスペシャルでないけれど」と。ナメあし入社当初からお菓子好きで知られていて、お菓子さえ渡せば相当働くと思われています(実際そうなのかもですが((笑)))。このお菓子の量はまだがんばれ、というサインです。
 タイ料理のZoomレッスンは進行中です。こちらは「スーキーヘーン」、タイスキの汁なしバージョン。タイでは屋台などでも売られているそうです。Zoomで見ているだけなのですが、間違えなくおいしそう~ということですぐに作ってみました。先生のレシピには、エビやイカ、セロリに万能ねぎなど入るのですが今日は家にあるもので、ちょっと寂しい感じではありますが、甘辛そしてやや酸味があり、とても好みでした、今度はきちんとレシピ材料で作ってみます。
 昨年もご紹介したBBCのテレビ番組、「The Great British Sewing Bee」シリーズ7が始まりました。アマチュアのソーイング好きが、課題にそって競い合うコンテスト番組です。腕前はもちろんですが発想が面白い。そしてジャッジする先生方も素敵なのです。見るだけでワクワク、ソーイングは全くできませんが、私も何か作ろうかなと妄想を膨らませたりしちゃいます。
 こちらは花器付きでのお届け。
 シャネルの受け付けは壁にモチーフが!可愛いのです。

英国3度目のロックダウン緩和 Week 57 5/8~14

本格的なロックダウン緩和を翌週に控えて、少し街が動いているなと感じる一週間です。

 

活け込み先のチューリップは今週で終わり、次の春までお休みです。

チューリップは想像以上に水を飲み、茎がびっくりなほど伸びるため、いつも以上のケアが必要でした…。

 

ガーデンに咲くチューリップもそろそろ終わり。

早朝にこの横を車で通過するのですが、この色合いはとても好みで毎日日の光で変化する様子を見るのが楽しみでした。

 

この日は仕事帰りに車を停めて、お散歩しました。

 

仕事帰りに会社のバンを持ち帰らない日、久しぶりにTube(地下鉄)に乗りました。この駅はターミナル駅で本来ならば、朝から晩まで人であふれかえるのですが、まだまだ静かなものですが、だからこそのこんな場に立ち合えます。警察犬の訓練!

 

地下鉄の改札口で大きなカバンを持っていると警察官にお願いをされて警察犬がクンクンとチェックします、あぁ~可愛い。ナメあし大きな花を持っていたのでクンクンチェック、警察犬予備軍ながらも仕事をしっかりこなしていました。

 

 

家の窓の景色も初夏らしくなってきました。数週間前まで家の前の木は何も葉がついていず、リスがあちこちと動くのも目でおえていたのですが、こんなに生い茂るともう不可能です。

 

アスパラガスの季節になりました!

手前がよくあるグリーン。そして奥は、Purple Asparagus (紫色)!

 

 

茹でると色が抜けてしまうのは残念ですが(手前が紫、奥がグリーン)味はしっかり異なります。紫の方が味に深みがあり、甘みもあります。

 

 

カフェも開いていない…三食作りも一年強続くと、ランチもそれなりに様になっています。でもやっぱり近所のカフェにも行きたいなぁ・・・。

 

 

ちなみにナメあし、甘いものは作りません、買ってくる派です!この日は無性にチーズケーキが食べたくなり、近所のカフェで購入(テイクアウトのみの営業中です)

 

日の光ではわかりにくいのですが夕方です。

 

 

クレマチスが満開!

 

 

パブも室内営業は不可なので、外席のみの営業。

 

 

カフェがケーキをお持ち帰りできるように、パブはビールのテイクアウトできます。

 

今週はこんなブーケを作りました。

 

これは週末、ドライブに出かけたのですが、天気も悪くなりその上、道も正規ルートからそれました。(英国の郊外は電波が届かないところが未だに多いのです)。でもそのおかげでこういう美しい田舎道の横を通ります。

 

そして道は更に細くなり、激しい雨の中ただ道を進んでみると、この道の両側は、Wild Garlic (行者にんにく)だと気が付きます!!!

もちろん大雨の中、レインコートを着て、収穫です。何とも言えないガーリック臭が漂うほどでした。

 

 

 

こちらは、ブルーベルとワイルドガーリック。ブルーベルはもう散り際だったのですが、ワイルドガーリックの白い花と相まって何とも言えない空間でした。ブルーベルとワイルドガーリック一緒に群生している場所に何度か遭遇しています、同じ環境を好むのか…何か関わりがあるのでしょうか。知人のガーデン博士に今度聞いてみたいと思います。

2021年6月 壁紙画像

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

この季節のパーティの生け込みから、残った花でアレンジした画像をご紹介します。

芍薬とバラをメインに、アクセントでアルケミラモリスとフレッシュラベンダーを合わせました。

壁紙のフレーミングは、思いきり寄って、椅子背のタペストリーの古さとヴィヴィッドな花弁の色合いのコントラストを楽しまれると良いかな、と思っています。

梅雨、元気に乗り切られますように!

 

オルモストアンリアル

英国3度目のロックダウン緩和 Week 56 5/1~7

日本のゴールデンウィークと比べると…ですが、英国では5月第一週目の月曜日は祝日で三連休になります。

今年はちょうどPaulaより大きな仕事があり、三連休なしの仕事日となりました。もしコロナ禍でなければ、日本に戻って母の日のオーダーの準備に楽しい忙しい毎日だったと、何よりお客様にご迷惑をおかけしていると思うと気持ちも落ちますが、このことばかりは仕方ないですね。

 

少し前のブログに紹介したサンプルを作ったものの、本番です。

コロナ禍ということもあり、スタジオで一人で仕入れから制作、黙々とブーケを作ります。

 

この日は相棒「ぼんさい」もいました。ナメあしがバンから降りスタジオに向かっていると一緒にどこからともなく歩いてきて、ちょっと可愛いのです、そしてご飯をあげると(ほんの少しのドライフードをあげています)さっとどこかに行ってしまいます(笑)

 

Peony(シャクヤク)は、コーラル色。ピンク・オレンジの中間の色なのですが、花が満開に咲き始めると色が少しずつ抜けて淡い色になります。大輪のバラは「Misty Bubbles」と呼ばれるスプレータイプ(1本の茎に複数の花が咲いている形状のこと)。写真だとピンクに見えますが、バイオレットがかったピンクで、最近市場にあると仕入れるお気に入りです。

 

こうやって水を飲みに、花をチェックしに?時々遊びにきてくれます。

 

 

無事に制作、一晩ゆっくり保水して、翌朝から数人に分かれてそのまま配送しました。

今回のブーケの中で一番気にかかったのはシャクヤクです。シャクヤクは、つぼみから満開までがあっという間で、なかなか扱いが難しい花の一つです。お客様に届き花器に入れるときに美しく開くもの、数日後に開花するもの、など少しでも長く楽しめるように、コンディショニングから気を配りました。当日の朝ぷっくり膨らんだシャクヤクをみてほっとしました、まさにもう少しで満開になる前、ばっちりでした!

 

 

三連休がなかった分、別日に2号とドライブに、この時期の新緑の美しさにやられちゃいます。

 

コッツウォルズを抜けたので、やはりDaylesfordに行ってきました。写真手前のピンクの花はリンゴの花です。

デイルズフォードは、農場直送の青果や精肉、加工食品、自社ブランドのオーガニック生活雑貨などを販売。併設されたカフェやレストランでは主にオーガニック食材を使った料理を提供しています。納屋や農家を改築した宿泊施設とスパ、お料理教室などワークショップも開催されます。(現在は、宿泊施設やスパ、お料理教室等は全てお休み中です)

 

 

どこを見ても楽しい、美味しそうなものや可愛いものがあって、ある意味危険な場所でもあります。

レストランの室内営業はまだなので、屋外のみだったのですが、人気で予約で埋まっていたので、デリを買って車内で食べました。

この日は大好きなガーデングッズを扱うエリアがお休みだったのですが、ところどころに英国産のお花が!

もちろんお菓子も買いました~。

この季節のお目当てはこれ「Wild Garlic (行者にんにく)」。

家に戻ってきれいにお手入れすると、葉の束の中に美しい花を発見。アリウム(ネギ)と同じ匂いでちょっとくさいのですが、繊細で可愛いのです。

葉は、パインの実とパルミジャーノ・レッジャーノチーズとオリーブオイルで合わせてペーストを作りました。

無限に食べれます。もっと買ってくればよかった…。

市場にガーデンローズが並び始めました。スィトピーと合わせます、香りがお伝えできないのが残念です。

 

英国3度目のロックダウン緩和 Week 55 4/24~30

オーダーのブーケ、花器付きです。

通常の活け込みの後、郊外へのデリバリーだったので、自宅で作成しそのままお届け先に向かいます。この1年強、ロックダウンが度重なり、スタジオではなく自宅で制作ということが多々あります。ちなみにナメあしの自宅は花の作業部屋というものはないので、キッチンが急きょそのスペースとなります(笑)

 

 

色々なことは書けませんが、米国女優さんへのお届け、旦那様は有名なミュージシャンです。

 

 

このブーケに入れるためにこの「Cloony (クルーニー)」と呼ばれるスペシャルなラナンキュラスを仕入れたのですが、その中にツインを発見!(通常ラナンキュラスは一本の茎に対して花は一つ。)

しかも嬉しかったのは、元同僚で友人のAnnaも同じものを同じ日に発見してインスタにあげていました、同じ想いで写真に残していて嬉しいものです。アナとはもう2年以上会っていません。ちょうど昨年コロナが英国に広がり始めた3月に会う約束をしていたのですが、なくなくキャンセルをしました。

 

 

以前にお話しした、タイ・バンコクからZoomで習っているタイ料理ですが、継続中で、レシピも増えています。

今日はレッドカリー。レッドカリーは好きで市販のペーストを使ってよく作っていたのですが、ペーストからは初挑戦。先生は「あひる」を使われていたのですが、ナメあしは冷凍庫にあった「鴨」で作りました。ただ相変わらずのZoomのため、このお味が正解なのかわかりません!

 

 

この日は和食。日本食は凝ったものは作りません、いつものもの。人参のきんぴら、お豆腐の和え物、春キャベツの即席お漬物にサバを焼いたもの。白いご飯はイタリア産の日本米、「ゆめにしき」。色々試しましたが、日本で作られるお米に限りなく近いと思います。

 

 

朝の活け込みバッキンガム宮殿を通過して活け込み先に向かうのですが、時間通りにスムーズにすすんでいる時に、この騎馬隊とこのあたりですれ違います、まさに忙しい朝の時間の目安です。

 

シャネルの活け込みは、可愛いフリンジのチューリップ、オランダから仕入れています。オランダ産は英国産に比べると持ちがよい、もちろんその分お値段も違います。

 

そしてまたブルーベルの森にでかけてきました、ちょうど一週間ぶりになります。

先週に比べてみると明らかにベルがさらに開いて、森の中のブルーのカーペットが色鮮やかに広がっています。

 

 

 

 

野に咲くイングリッシュブルーベルは、絶滅の危機に瀕しています。
Scilla(シラー)と呼ばれるスパニッシュ・ブルーベル、またはハイブリッドのブルーベルが入ってきたのが混在し始めまたことが原因のようです。これらのブルーベルは生存力、繁殖力が強いのが特徴です。調べてみましたが、どうやって野に咲くイングリッシュブルーベルの中にシラーが紛れ込んだか定かではありませんが、ハイブリッドが発見されたのは1963年頃とのこと。実際に森の中でもこれはシラーだな、と思うものも多々あります。

 

 

そしてここで強くお伝えしなければならいのは、まるで悪者のように書いていますシラー(上の写真です)も人気のこの季節の花です。ご近所のお庭でももよく見ますし、市場でも切り花としてこの時期に並びます。

 

 

 

帰り道に更に車を走らせ、Seaford Head (セブンシスターズの白い壁)へ出かけました。詳しいお話はこちらから。ここは2号が出かけてみたいとずっと言っていましたがなかなかチャンスがありませんでした。

 

 

 

 

実は先週のブルーベルの森の帰りにも立ち寄ったのですが、あと少しというあたりまでお天気は良かったのですが、ここに到着すると多分霧だと思うのですが、海の方から雲のように霧の塊のようなものが流れてきてあたりを包みました。

 

次の写真はその先週の写真、同じ場所です。

 

幻想的だったのですが、何も見れずに帰宅しました(笑)

 

 

 

 

この日はお天気もよく気持ちがよかった。

そして上の写真、よーーーーく見てください、お気づきになりますでしょうか?

 

可愛いうさぎです。この日は、ラッキーにも何度か出会いました。

 

 

 

 

 

 

春らしいブーケを作ることが多い一週間でした。

 

 

これは金曜日の仕事終わり。

渋滞!!!!久しぶり、多分昨年のロックダウン前だから1年数か月ぶりの渋滞です。普段はため息もでますが、何だかにぎわうことに喜びを感じてしまいます。

 

 

最後はやっぱりリバティー。可愛い春らしい色合い、買っちゃおうかな~(何も作れないけれど…)

「ナメあし、よくリバティーに行くなぁ」と思われると思いますが(実際いつでも毎日でも行きたいです)、お手洗い事情があります。ナメあし一日街中の仕事は、お手洗いに行くとき、活け込み先のホテルだったり、コーヒーを買うついでにのカフェだったり、とある程度自分で場所を決めているのですが、今はそのどちらもこのコロナ禍、使用できない状況です、というか今は多くのナメあしのような仕事の人は苦労していると思います。日本はコンビニがあるので便利ですね、ということで、デパートが4/12より開いたことは大変ありがたい!緩和されたとはいえ、まだまだ色々大変ですが、リバティーに行けるということで楽しんでいます。

 

 

英国3度目のロックダウン緩和 Week 54 4/17~23

ロックダウン緩和の週末、人混みを避けて、街中から家まで徒歩で帰宅しました。

日本でいう里桜(関山に似ています)が咲き始めると、2月から続くPrums(アーモンド、ネクタリン、プラム、桜などなど)の木々のお花見に少し区切りがつきます。

 

この桜は、ピンク色が濃く、花びらが何枚も重なる八重桜のため満開の際には、このように花のボールのようになり,とても愛らしいのです。

 

木々に新芽が一気に吹きだし、新緑の手前の黄緑色の美しさ。

 

 

Regents Park を歩いていると、珍しい鳥を発見。あとで調べるとGreen Woodpecker(緑キツツキ)でした。公園のサイト内にも詳しく書かれていますが、しばらく観察していた際に、なぜか木には戻らず芝生の上を行ったり来たりしていました。このキツツキは蟻を常食しているそうです。そのために、この場所を行ったり来たりしていたのでしょう。

 

 

花市場はPeonyシーズン(シャクヤク)に突入です!

 

少しずつですが活け込みが再スタートしましたが、活け込み先に入る際の体温のチェックはどこもあるのですが、ある場所ではPCR検査をしなければならなくなりました。もちろん簡易なのですが、ほぼナメあしは週に3度ほどPCR検査をしていることになります。

 

 

 

仕事の活け込み先の一つであるデパートのSelfridges。デパートの裏側の屋外に、ある日突然自転車のクラスがスタートしていました。朝活け込みにいく頃、モーニングクラスがスタートしているのですが、いついっても大人気!

 

 

 

シャクヤクを使ったブーケ、ペール(淡い色)とブライト(鮮やかな)サンプル2種類を作りました。お客様のお好みはこの中間、大きな仕事が決まりました。

 

 

 

そしてこの季節になりました、English Bulebell(イングリッシュブルーベル)の森へ!!!

昨年は完全なロックダウン中で不要不急の外出の禁止だったため泣く泣くあきらめたので、行けるだけで気分が上がります。

 

イングリッシュブルーベルと呼ばれるこのブルーベルはとても希少です。そのため原種、自生のイングリッシュブルーベルは現在国の保護植物に指定され、法律で守られているため、花を摘んだり、球根を持ち帰るなどは厳禁です。

この花ととてもよく似ているの花に、シラーと呼ばれるスパニッシュブルーベルがあげられます。以前であればこの二つの違いははっきりしていたのですが(色・ベルの形、おしべの色、葉の太さなど)、現在ハイブリッドが多く出回りすぎて、見分けがつかないものが増えています。

 

 

木々の下にひっそりと可憐に咲いていますが、遠目でみると青いカーペットです。

この時期高速などを走行中、森のようなところを通り抜ける際にこの青いカーペットを見かけます。どこ、と名の付く場所ではない場所で静かに咲いているのでしょう。

 

帰り道は、Lewesのアンティークショップに立ち寄りました、こちらも一年ぶり。ただいくつかのお気に入りのお店が閉店していました。この一年の長いロックダウンの影響は色々なところにでています…。

 

ちょっと悩んだもの、いる?いらない?と自問自答しましたが今日は買わずに。

 

 

この床に正座のようにしている人わかりますか?多分中学生くらいの男の子が、プラスティックケースいっぱいに入っているミニカーをほじくり返して真剣に探していました、とても微笑ましい光景。

 

 

美味しいものといえば、ピエールマルコリー二のチョコレート。久しぶりに食べたら小ぶりで美味しかったです。

 

こちらは実家からの宝箱(荷物)に入っていた、福砂屋さんの五山焼き。美味しすぎました。

 

 

毎年4月23日はイングランド人の守護聖人「St. George’s Day(セントジョージの日)」で、記念日になっています。

この日がお誕生日の女性へのお花のプレゼントをパーティー会場へ、ブーケとゲストが付けるボタンホールのデリバリーがありました。デリバリー先は五つ星のバークレーホテル。レストラン内の営業はまだ規制されているので、屋外の『The Berkeley Beach Huts (ビーチサイドの小屋)』へ。

ちょうど少し前にホテルの外で工事をしているな、と思ったらこのレストランでした。室内で営業できない間の仮設に作った簡単な小屋を「海辺の小屋」と見立てるアイディアは素晴らしいですね。お料理はもちろんシーフード!

 

 

 

このセントジョージの日(St. George’s Day)の花は赤いバラと決まっています。オーダー主からは赤いバラメインのブーケと希望がありました。

 

 

段階的な緩和から1週間、少しずつ街中に人が戻っているように感じます。

 

英国3度目のロックダウン Week 53 4/10~16

土曜日は郊外へのお届けがありました、1時間強のドライブだったのですが着いてみるとおとぎ話にでてきそうな素敵な場所でした。

 

 

小さな小川が流れています、そのあちこちに野生のプリムローズが群生しています、とても愛らしい。

このプリムローズ(特に淡いイエロー)は春を思わせる花として愛されている花です。派手な黄色に輝くラッパ水仙のような存在感はないのですが、野原を歩くとひっそりと美しく咲いています。

こういうところで人の手で作られたブーケの美しさは人工的ではありますが、お客様にお渡しする前に郵便ポストに置いて記念撮影。

もちろんですが、お届先のお家、お渡しする際にちょっとだけ見えた(必死に見た)のですが、とても素敵でした。外も中も古い古いお家でした、暖炉が見えてその前に味のあるコーヒーテーブル、その上には散りかけた花が飾られていました。その枯れた感じも画になっています。玄関のドアも隙間が見えるドアで、天井が低く、段差もあるお家…きっと少し住みにくい部分もあると想像しますが、そういうこともひっくるめて全て素敵と思える方たちが住んでいるのだな、と勝手ながら想像しました。

 

そして待ちに待った12日。12月20日より事実上の3回目のロックダウンがスタートしたのですが、ほぼ4か月ぶりにレストランやパプの屋外席で営業ができるようになるほか、日用品以外のお店やスポーツジム、美容院なども営業が再開されました。

2回目のロックダウンが11月5日から12月2日まで。その数週間後からまた3回目のロックダウンがスタートしてのこの4月12日なので、本当に長い我慢でした。

お店の再開ということで、活け込み先のシャネルも再オープン。初日に活け込みに出かけました。

 

 

仕事帰りに、『やっぱりリバティー』。

リバティーにはいったら、まず生地売り場に行きました。ずっと再オープンを待っていた人がお目当ての布を買いに来ていてやや列ができていたのですが、ナメあしは、何も作ることもできないくせに、ただまずはその空間にいるだけで、生地を眺めるだけで幸せでした。

 

顔の花器からブームが広がり、次はお尻ですね。

 

こちらは別のデパートですが、犬の帽子が可愛くて!本当はあずきに買いたかったけれど、きっと嫌がるかなと思いあきらめました。

最近ちょうど大好きなテレビ番組 Sewing Bee (ソーイングビー)でも制作にチャレンジしていた、この帽子『Baker Boy Hat』 の犬用です、ああ可愛い。今見ても可愛い、買っちゃおうかな~。

 

 

レストランもこのように外のみの営業再開です、やや肌寒いのですが、待ちに待っただと気にならないのでしょう。

 

パブも外のみ再開。パブ好きの人には長いお休み期間でした。ただまだ閉まっているパブも沢山あります。

 

緩和されても、まだまだ街中に人は戻っていません。

これは週中、午後2時の地下鉄のプラットフォーム。

 

ロンドンの中でもターミナル駅として有名なWaterloo駅。前だったらこの電光掲示板前にはたくさんの人でごった返していたのですが、この空きっぷりです。

 

 

 

お届先の住所の通りが『ゴルフ!』と珍しかったので記念撮影。

 

 

 

本当に嬉しいロックダウン緩和です。

 

2021年5月 壁紙画像

ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしょうか?

5月の壁紙は、カレンダーで色々撮影した中から「ミュゲの日」に因んで、一番ふさわしいと思われるこちらをお届けします。

皆様に幸運を!

オルモストアンリアル

英国3度目のロックダウン Week 52 4/3~9

前回のブログでもお話しましたが、3日~5日まではイースターのお休みです。

お天気もよいので近所の散歩コースの公園は大賑わいだったので、人混みをさけて街中まで歩いて出かけます。

 

 

 

木々の花は満開、新芽も増えました、そうなると花粉症も大変です。ただ英国でもマスク着用が普通になっている今、花粉症対策としてつけていても違和感がありません。

 

お気に入りのチーズショップへ。併設されているカフェがお休みなので、買い物のみできる状況です。

 

 

旬の野菜やフルーツも並んでいます。

 

この日のお目当てはPommery。赤い蓋のポメリーは幼少ころの記憶にもはっきり残るほどで、マスタードはこちら一筋。それにしても手前のポメリーも気になります!(この日は買わずに帰宅しました)

 

 

 

イースターの土曜日はナメあし家には普段あまり登場しないラムを焼いてみました。

 

 

外はすっかり春らしくなってきましたが、スーパーではベリーの季節にもなってきました。日本より手軽に入るラズベリーが甘酸っぱくておいしく、毎週のグローサリーショッピングの楽しみです。

 

 

2号の仕事関係の方からいただいたこのジャム、フレーバーは『Damson』、甘酸っぱくて美味しいなと思って調べてみたら黒紫色のプラムでした。ローカルの農場で作っているジャムだそうで、水で字がゆがんでいるラベルのクオリティーからみても手作り感たっぷりでした。

 

仕事的には、ポーラからの依頼でスタジオにオランダより届いた花をコレクションし、自宅で作業をしました。

 

翌日ブーケのお届けだったのですが、その前に記念撮影。

 

今週は仕事も多く、車で出かけることが何回かあったのですが、犬を見るたびに日本の実家のあずきを想います、元気かな…。

 

9日、エリザベス女王の夫、フィリップ殿下が亡くなられました、99歳でした。

ウエストミンスタ宮殿をはじめ色々な場所で半旗が掲げられていました。

 

 

英国3度目のロックダウン Week 51 3/27~4/2

 

英国は28日から冬時間から夏時間に切り替わり、日本との時差は8時間から7時間となりました。イメージしにくいと思いますが、昨日まで朝7時だったのが、この日から朝8時となり、夜6時は7時となります。一気に、朝が明るくなったと感じ、夜は日が長くなったように感じます。今は携帯など便利に自動で切り替わるのですが、過去は自分で時計の針を進めるしかなく、それを忘れて肝心な日に遅刻をしてしまいとても気まずい思いをしたことがあります。

 

上の写真2枚は、バッキンガム宮殿前のSt James’s Park(セント・ジェームズ・パーク)です。ここはナメあしの通勤路なのですが、いつも美しい花々が咲いていますが、特にこの季節のラッパ水仙は圧巻です。

公園内には湖があるのですが、ペリカンがいます。案内を読むと1664年ロシア大使からつがいが贈呈されたそうです。今まで40羽ものペリカンがこの公園に暮らしており、園内を自由に動き回っています(実はこの日もいたのですがなぜか写真に収めていず…)、そしてこの上のは写真、公園への寄付を集っています、今までであれば募金箱だったのでしょうが、このご時世からでしょうか、クレジットカード支払いとなっていました(笑)

 

 

この国の動物に対しての大切に育てる姿勢は学ぶことが多いのですが、植物へのケアもとても丁寧です。これは近所で撮影したものなのですが、きちんと根がつくように、さむくないように、保護されています。

 

 

 

 

そしてこの補強の紐もジュート製(麻)。強度もあることからなのでしょうが、自然に優しく、見た目にも美しい。こういうところはすごく勉強になります。

 

 

春らしいブーケを作ったので記念撮影、春はやっぱり可愛いブーケを作りたくなります。

 

といかにも春らしことを書きましたが、まだまだ寒い日も続いています。何度かチャレンジして失敗していた氷のリースを作りました。

 

 

このロックダウンのおかげで遊び時間も増えて、『Playing 花あそび』しているのですが、その一つがこれ。

撮影は近所の木に下げたのですが、ぽたぽたと氷が解けてあっという間のお楽しみでした。

 

 

備忘録的にはこの話も。

ナメあしと2号、コロナワクチン接種しました。

 

ある日NHS(国民保健サービス)から携帯とメールに連絡がきて、順番が回ってきたことを伝えられ、そのまま予約を取りました。ナメあしたちの接種会場は、Science Museum(サイエンスミュージアム)科学博物館。

予約時間に行き、混雑もなくスムーズに接種されました。接種前にドクターから問診があったのですが、優しい女医さんで「緊張するならあの絵でも見てて」、と指をさされた先の絵をみようと視線を絵に向けたている間、あっという間に終了。ナメあしと2号は『アストラゼネカ』、接種する直前に渡されるカードに書いてありました。

 

 

接種前の壁には様々な国の言葉で接種の説明があります。いかにロンドンが多国籍かということですね。ただ日本語は残念ながらありませんでした。

接種後は二人とも高熱がでたのですが、一晩で熱も下がりました。肩の痛みはありましたがこれも時間と共に消えていきました。

 

4月2日よりイースターバンクホリデー(祝日)が始まります。2日の金曜日はGood Friday(グッドフライデー)、5日の月曜日は、Easter Monday(イースターマンデー)と呼ばれ、4日間の祝日となります。と言いつつもロックダウン中の英国では、大きな変わりがないかもしれません…。

 

イースターといえば、Hot cross bun(ホットクロスバン)とよばれる、お菓子パン。ドライフルーツが入り、パンの表面には十字の飾りがついているのが特徴。ナメあしの好きなパン屋さんGAIL’sはこの時期にのみ発売するので、このパンを食べるのことが毎年の楽しみなのです。

 

 

 

インスタでも紹介しました、イースターリースを作りました。

キリストの復活を祝うイースターなので、コンセプトは『再生』。リースの枝は小枝を集めて、Pussy Willow(ネコヤナギ)は、仕事で使ったものの再利用。土台にもう少しニュアンスをつけたく家にあったジュードの布を使用しました。

 

 

イースターといえば、エッグ! ウズラの卵です。最後にこれも仕事で残っていたワックスフラワーを添えて仕上げました。

 

 

家のドアにかけたところ、珍しいリースだったのもあり、撮影している人がいらっしゃり嬉しいサイン。

何より嬉しかったのは、隣人のJohnのコメント。ある朝出かけようとすると、リースを携帯で撮影中でした。「This is a master piece. the best wreath ever you did in all these years for this house. I am going to send this to the local news paper to introduce you (最高のリース、今までこの家で作ってくれたリースの中でナンバー1!この写真を地元の新聞に送ってひさこのことを紹介しておく)」と。優しいのですがぶっきらぼうでお世辞は全く言わないタイプの方からのこのお言葉は格別です。