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英国3度目のロックダウン緩和 Week 62 6/20~26

週明けは連日Paulaの家があるSuffolkに通います。ロンドンから2時間のドライブです。

Paulaのお父様へのお花。お花好きでにぎやかなお人柄のお父様が数日前にお亡くなりになりました、ナメあしもSuffolkでの仕事の際に何度もお目にかかり、とてもお世話になりました。

ロックダウン緩和といえども依然、セレモニーへの参列の人数には規制がありますが、華やかに見送りをしたいというご家族の意向です。

(このプライベートのお話は彼女からブログで紹介してよいからね、とわざわざ言われております)

 

こちらCoffin(お棺)の上に飾るお花です。

一番重要なお花だったのでPaulaが自分で作りたいというかなと思っていたのですが、「ナメあし作って」と連絡がありました。「あふれるようなお花で、色合いもお任せ」とのことです、とても光栄なのですが責任重大!さすがにもう少し情報が欲しくて、「Jewel colorsでどうかな?」と提案すると、「Ok, with yellow??」(原文そのまま)と返事が。Jewel colorsとは、ジュエリーのような色あい、例えばエメラルド、ルビー、サファイア、アメジストなどにイエローを入れてみようか?そんな返答です。

 

この数日はとても蒸し暑かったため、できるだけ新鮮な花材を市場で仕入れてロンドンのスタジオで作成しました。

外にテーブルを置いて作ったのですが、ゆうに2メートルを超えました。そして、ポーラからのイエロー、もちろん花材は仕入れていたのですが、しっくりとこず、現地でポーラに最終判断してもらおうとあえて入れませんでした。

 

 

数えてみると30種類以上の花材が入っていますが、Rose, Delphinium, Hydrangea, Stock, Peony, Dahlia (バラ、デルフィニウム、アジサイ、ストック、ピオニー、ダリア)はニュアンスを付けるためトーンの違う色を数種類ずつ入れています。葉物は8種類。イエローの花を入れた時のつなぎになるための、Alchemilla ,Purple Ninebark(アルケミラモリス、ナインバーク)を使います。

なかなかの量の花材がしっかり入っています。

 

テーブルの花は、イエローを入れてみました。コーンフラワーとニゲラを入れてブルー強めのミニブーケです。

 

 

これは、セレモニー後にお渡しする、『Thank you Bouquets』。特別にお世話になった方にお渡ししたいとこのことでした。

これら全部と会場に飾る花材を大きなバンに入れてSuffolkへ出かけます。

 

Coffin用のアレンジメントを無事にお届し、セレモニー会場の装飾をする前に、ポーラのご両親のお家でポーラと合流します。

このお家はナメあしは何度も出かけている馴染みのあるお家です。庭の隅にひっそりと、Englishrose と Elderflowerが美しい!

この写真と、一番最初の写真はPaulaのご両親のお家です。

 

とにかく広い敷地、Paulaの希望で、庭の草花を使用することに。葉物や満開のバラを丁寧にいただきました。楽しそうに写っているのはここまで、でこの後びっくりするほどの大雨でした…。

 

『Pedestal Flowers』と呼ばれるアレンジ。セレモニー会場に装飾します。

このアレンジ、当初の予定は前日の夕方にセレモニー会場で作成をして、翌朝一番のセレモニーに備える、という段取りでした。ところがいざ時間に行ってみるとその日のセレモニーに遅れがでているそうで、作成時間はわずか15分ということになりました。

同僚のマータとポーラと3人でまさに投げ入れ(笑)。花市場で仕入れた花材はあくまでも脇役。お家のたっぷりの葉物とツル状のバラが主役です。この写真はまだ未完成、翌朝本番前に更に摘んだバラを活けます。

 

セレモニーの写真は控えます。

これはセレモニーが終わってバタバタと花々をお客様用にアレンジし終えての帰路。田舎道をゆっくり走っていたら、野草のPoppy(ポピー)が綺麗で、道路脇にバンを停めます。

 

これは数日後にロンドンにきていたPaulaから、朝食のお誘いです。

早朝、花市場に行ったので、配達前のブーケを花器に入れて持っていきます。

 

 

日の明るいところで一枚。

 

ホテル No Mad London  内のTHE LIBRARYで、朝食を。ナメあしもちろん甘い朝食派!Lemon Poppy Pancake (レモンポピーパンケーキ)。

美味しい、楽しい時間でした。

 

この日は『イングリッシュローズ』の生みの親であるDavid Austin(デビッド・オースチン)のローズガーデンにでかけます。ロンドンの自宅から2時間半以上、なかなかの遠出で、行きたいと思いつつここ数年出かけていなかった場所です。

『イングリッシュローズ』とは、このバラ育苗家 ディビッド・オースティン氏が作りだしたバラの品種群もしくはブランド名です、それまで主流のオールドローズとモダンローズと呼ばれるバラの品種のそれぞれの良さをいかし、上手に組み合わせて作られました。オールドローズがもつ丸みのある花姿に加えて、花の咲き方にバリエーションがあり、さらに四季咲き性とバラのよいところが集められていることから、「究極のバラ」「次世代のバラ」として世界中で愛されています。

 

 

こちら予約制の上に、閉園時間近くだったこともあり人が少ない、なんとも贅沢な時間です。

 

 

 

 

バラの美しさは言うまでもないのですが、歩く道に沢山の花びらが散っていて、それもまた美しい。ここ数日、晴れているのに突然雨が短い時間ですが降るという日が続いていたのと時期的に少し遅かったかな、でしたが、この楽しみもありますね。

 

 

 

Climbing Rose(ツル状の薔薇) の『Mermaid』(マーメイド)。

前回のブログでお話したのですが、最近一重の花が好みのナメあし。この地味だけど、存在感あるこのローズを見つけました。調べてみると、通常のバラより開花時期が短く、はっと花弁が散ってしまうことから、切ない儚い物語のマーメイドと重ねて命名されたそうです。

 

 

この日は、久しぶりの仕事なしの週末。街中に出かけるのは公共交通機関をさけて、レンタサイクルで向かうことにします。

 

家からPrimrose Hill (プリムローズヒル)を抜けたところにレンタバイクのDoking Station(自転車置き場・基地)があります。

 

公共レンタサイクル、『Santander Cycles』。

£2(300円弱)で決済から24時間、自転車の利用が可能です。30分以内の利用であればそれ以上料金はかかりません。30分以上利用した場合、30分ごとに£2加算されていきます。
24時間以内に、どこのドッキング・ステーションでも好きなところに返却可能、ドッキングステーションはロンドン市内内に750か所あります。

ナメあしがここから街中に行く場合は30分以内で行けるので問題なし。例えば30分以上かかる場合は、途中のドッキングステーションで自転車を乗り換えれば、一日£2のみの支出です。

 

 

自転車で10分くらいで、あっという間に街中に出ます。

 

 

街中中の街中、Regent Street は通常であれば、大賑わいです、もちろん少しずつ活気は戻ってきましたが、まだまだ人が少ないなという印象です。横にはバスや車が通るのですが、しっかり自転車道があるため、安心して走ることができます。

 

 

Buckingham Palace (バッキンガム宮殿)です。土曜日の朝11時、本来は夏の間は毎日行われて観光名所でもある、Changing the Guard (衛兵交代)。もしかして見れるかな、と期待していたら観光としての交代はお休み中です…。

 

 

 

英国政府はイングランドで21日より完全なロックダウンの緩和を予定していたのですが、デルタ変異種による感染者拡大のため、4週間延期を発表しました。まだまだ…です。

 

好評だった? 最近2号のお買いものシリーズ。(買っていないものもありますのでご安心を)

 

その1 Smython’s(スマイソン)のバッグ。

 

 

その2 ポロシャツ。

結局似合わないと試着後買いませんでした。

 

結局グリーンを購入。

(本人曰くガーデンで目立たなく、ふさわしい色を買いたいと言っていますが、明らかにこのグリーンはちょっと目立ちます)

 

その3 メガネ。(本人曰く映画KINGSMANのコリン・ファース演じるハリーみたい。と興奮(一人で…)。

 

その4最後は自転車。

実はナメあしが欲しいなと言い出したものです。だったらオランダ製のVANMOOF(ヴァンムーフ)が良いんじゃないと言われ、あっという間に試乗を予約してくれました。試乗を楽しんでいたのは、あれ、2号?!

 

 

そんなに遠くない日に買うのでしょうか…。(2号が)

 

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