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英国3度目のロックダウン Week 45 2/12~18

先週降った雪が少しだけ残っているロンドン、とても寒いです。例年、この寒さの中でフローリストにとって一年で一番忙しい日のバレンタインデーを迎えるのですが、今年はロックダウン中のため、イマイチ実感もなく、オーダーも残念ながら少ない…。

通常英国でのバレンタインデーは、男性が女性に愛や感謝を伝える日で、お花は根強く人気がありますが、今年はみなさん、それどころではないのでしょう…。

 

バレンタインの2日前、Waitrose(スーパー)のお花売り場はいつもより拡大されています、そして男性がお花を選んでます、活気があります!

 

 

今年はバレンタイン当日よりその前後でのお届けがいくつかありました。この日はBlackheath (ブラックヒース)へ、ロンドン中心地から南東に走ること30分程度、美しい街です。

池の水が少し凍っていて鳥たちがその上を歩いたり、泳いだり。日の光に照らされてあまりにも美しかったので、車を停めて写真を撮りました。

 

 

 

バレンタインデーはいくつかのお届けをしました。

今年のように静かなバレンタインデーはフローリストにとってはつらいものです。やっぱり忙しくってくたくたになる日であることが一番です。

 

毎年恒例のナメあしのバレンタインデーディナーはKFC(ケンタッキー)です、ここは変わらずにしました。

 

 

 

その後は、こちら。

前回のブログでご紹介した、ポーラからのプレゼント。彼女の住んでいるSuffolk産のチーズとシャンパーニュでお祝いです。

 

 

別日のお届け。英国の住所は時に可愛い!と思うものが多いのですが、『Honeypot!!!』まさになにそれ~くまのプーさんにでてきそうな通りの名前です。

 

 

この日はポーラと仕事の打ち合わせとブーケの引き渡しもかねて、ロンドンから2時間ドライブでChippenham Parkへ。コロナ禍で仕事の打ち合わせとはいえ、外で会うことが一番と判断し、公園内を歩きながら打ち合わせです。これは何より嬉しい場所でした。

 

 

この公園はスノードロップが有名です。ポーラはナメあしのスノードロップ好きを知っていてのオファーでした!

 

自称「スノードロッパー」、毎年どこに行くか綿密な計画を立てるのですが、今年はあきらめていたところだったので上がります!

 

 

 

珍しい品種、花托(かたく)が黄色です。

 

 

 

 

別日のシューティング。

 

 

ポーラのお嬢さんのAnneが本日のモデル。

さすがにフローリストの娘、撮られ慣れています。

英国3度目のロックダウン Week 44  2/5~11

気が付けば、2月に入っています。お天気予報も雪マークが連日続きました。

ロックダウン中だと、通常の活け込み仕事がないうえに、イレギュラーなオーダーばかりなので、日付や曜日の感覚がない状態です。もはや好きなテレビ番組とごみの日、週に一度のグローサリーショッピング日で曜日を把握しています。

 

マイナス7度の翌朝はおかげで、外に置いていたバケツの水がしっかり氷りました、ちょっとキレイ!

 

グレーのマフラー(画面上段左あたり)にはっきり雪の結晶。見えますでしょうか?

雪の日に限って、市場に行き、デリバリーしなければならず…雪は雨より気持ち的に上がるのですが、車の運転もあるので気を引き締めて。

 

そうそう、こんなCab(タクシー)を発見。車後ろの窓、右側の白い紙に、「NHS FREE」と。NHS(National Health Service)とは 国営医療事業のことで、NHSのスタッフはIDカードを見せれば、無料だという意味です!医療従事者には今もなお、感謝からこういうサービスがあちらこちらで見受けられます。

 

3度目のロックダウンのおかげで、確実に感染で亡くなられた方が減ってきました。

 

 

こちらは感染者数。ピーク時に比べれば確実にロックダウンの効果はでていますが、最初のロックダウンと比べてるとまだ減ったというほど減っていないという現実です。

三度目のロックダウンは2月15日に終わりになる予定でしたが、難しいのかな、と素人のナメあしでも想像できます。

 

花の話題に戻します。

 

個性的なブーケを作りました。

Paulaから山のように送られてくる花材を好きなように組み合わせたりして撮影をし、お嫁入りという生活を続けています。

アネモネとラナンキュラス、自宅にあったユーカリとワックスフラワーや枝ものを合わせました。

 

この日は、ポーラからプレゼントいただきました。2月14日の Valentine’s Day(バレンタインデー)その前日13日は、「Galentine’s Day(ガレンタインデー)」。女友達同士でちょっとしたプレゼントのやり取りをする日、日本でいう「友チョコ」のような感じです。この始まりはアメリカのようですが、少しずつ英国にもその波がきているようです。

大好きなチーズ屋さんにオーダーしてくれて、それをナメあしがコレクションしました。どんなプレゼントかは次のブログに載せますね。

 

これは別日の撮影。

花とマカロン合わせてだったので、Ladurée(ラデュレ)に出かけてマカロンを購入したのですが、ロックダウン中とあって、限られたフレーバーのみの販売でした。

もちろん撮影後はナメあしがいただきました!

 

シャンパーニュ色のハート型マカロンも可愛い、フランボワーズのフレーバーでした。こういう撮影はどんどんやりたいです。

 

 

 

2021年3月 壁紙画像

カレンダーでもご紹介しているこちらのブーケは昨年の3月下旬、最初のロックダウンが始まる直前に作りました。

ラナンキュラスをメインに、ムスカリ、ヒヤシンスなど春の花を束ねました。

ブルーの小花はForget-Me-Not(わすれな草)です。このブーケを撮影した頃を懐かしく思い出せるようにと思って入れたのですが、まだまだコロナ禍のままですね・・・。

英国も日が長くなってきて、いよいよ良い季節の始まりです!

壁紙、お使い頂けると嬉しいです。

 

オルモストアンリアル

英国3度目のロックダウン Week 43  1/29~2/4

3月23日にロックダウンがスタートして43週目。ミモザの季節です。

切り花では何度も仕入れていますが、近所の木々がこんな感じに黄色くなりだすと春がもう近いな、と感じます。

 

今週は、花市場に何度も出かけました。

花市場は現在「Click & Collect 」が導入されています。オンライン等より事前に予約をして、市場に到着するとお店に電話をし、所定の位置で待機する。入り口にはセキュリティーが立っていて、中には入れません…。もちろん理解できるのですが、生ものだけに目で確かめて購入したい、花市場のオンラインは基本、ベーシックのものしか掲載していないため、見極めが難しい、など色々ありますが、昨年3月の最初のロックダウン時の花市場クローズに比べればありがたいです。

 

 

こうしてお花を見るだけで、気分が上がります。

 

 

 

 

 

 

 

Spotify(音楽ソフト 、スポティファイ)で音楽を聴いていると数曲おきに広告がでるのですが、車内のスクリーンに政府からのコロナ禍のメッセージ!

「STAY HOME → PROTECT NHS → SAVE LIVES」「家にいよう、NHS(国営の医療サービス)を守ろう、命を救おう」

 

 

悲しいニュースもありました。

以前のブログでも紹介しました、新型コロナウイルス対応に尽力する病院や医療従事者を支援するため、庭を歩くチャレンジに取り組んで約3300万ポンド(約47億円)の寄付を集め、「国民的英雄」となった英国の退役軍人Sir Tom Mooreが2日、新型コロナ感染症のため亡くなられました。

「キャプテン・トム」の愛称で親しまれた大尉への感謝と追悼はしばらく続き、3日午後6時に一斉に拍手が送られました。

 

家の外に出るとびっくりするほどきれいな夕日。

 

チューリップの季節。

そして花の仕事の日にはなぜか雨…という一週間でした。

 

2号の友人のイタリアンのお店から嬉しいテイクアウトのプレゼント。

英国はクリスマス前からレストランはテイクアウトのみの営業が許されているのですが、このようにしっかりとメインまでいただく、人様が作るごはんは久しぶりです、美味しいし、嬉しい~。

 

料理といえば、なのですが、このコロナ禍、世界中で沢山の料理家さんがZoom(オンライン)レッスンを開催しているので、せっかくならとタイの女性にタイ料理を習っています。バンコクタイムなので、ロンドンだと早朝になるのですが、フローリストあるあるの朝に強いため、楽しく受講しています。ただ、残念なのは出来上がりの味が確認できないこと…。近所にタイの食材を扱うお店をみつけたのと、今は時間もあるのでできる限り習ったものは作るようにしています、自己満足で美味しい、と食べていますが果たして正解のお味かは謎です。

 

花市場の帰りに、ちょうど日の出時間のため、車をとめて、プリムローズヒルの丘の上まで歩きます。

この時間は犬の散歩か、エクソサイズをする人で公園は割と混雑しています。歩くだけでもかなりの坂なのですが、ナメあしの横をどんどんランナーが追い越していきます。

 

朝日が見れました!

飼い主さんも素敵な写真撮りたいですよね、あずきがいればなぁ・・・。

 

英国3度目のロックダウン Week 42  1/22~28

42週目。(このカウント、長くなりすぎて、もはや必要もないのかもしれませんね…)

昨年を振り返ると、ちょうどこの週、日本冬の里帰りより英国に戻りました。既にこの頃、中国で流行っている新型ウィルス(まだ私自身コロナともCovidとも認識していませんでした)についてはニュースで知っている程度。春節を前に多くの中国からの観光客が来日し、日本にもそのウィルスが上陸するのではと心配もされていました、空港利用にやや不安を感じ、いつもなら羽田空港でゆっくりするのですが、おとなしくさっと搭乗したのを覚えています。

そして帰国後すぐに、例のダイヤモンド・プリンセス号での集団感染が英国でも大きくニュースで取り上げられました。真実の放送を掲げているはずであるBBCでもこのコロナに対しての知識が乏しかったのでしょう、どうしても日本政府の対応が悪いと非難の声が多く、武漢=中国人、そして日本人含めてのアジア人へ、差別的行為が多く、私自身も実際に嫌な思いをしました。ただその後すぐに、イタリア…そしてあっという間にヨーロッパに感染が広まり、それどころではなくなりました。

 

現在、仕事の方は活け込み先がクローズ中のため、動きが止まっています。ただ少ないのですが私がメインで働くpaulaのところにオーダーがあり、そうなると、仕入れをし制作、そのままお届けと一人で対応しています。またPaulaから依頼もあり、自由に自宅で花を制作をする仕事をしています。

 

上の写真は、虹をイメージして作りました。

英国では虹は「希望」の象徴。最前線で新型コロナウイルスと闘う医療関係者(NHS)を支持するシンボルとなっています。

ブーケの手法はVictorian Posy (中心の花の周りを同心円状に束ねたドーム型の小ぶりのブーケ)。

 

言い訳になりますが、この花材は家にあったものの寄せ集めです。まさによく「冷蔵庫の中のありあわせでご飯を作る」という言葉がありますが、そんな感じです。

 

この週、とにかく寒い日が続きました、お昼はチキンフォー。

ナメあしのフォーのお出汁は何かが足りない…。お気に入りのフォーのお店に行ける日までの辛抱です。

 

予報通りの雪が降りました、気温が低かったためあっという間に積もります。

 

 

ナメあしが目下楽しみにしているテレビ番組、BBCの「Pooch Perfect」。

素人さんが競ってのコンテスト番組、毎週お題が与えられ勝ち残っていき、最後に一番を決めるのですが、これは犬のトリマーさん!

毎週可愛い犬がでてきて、幸せ気分になります。

 

多分何度かお伝えしていると思いますが、雑貨好きのナメあし。もうそろそろお店が開いてほしい!!!

閉まっているお店のウィンドーにはりついて眺めます。

 

この手のものは、ネットでみてもピンときません。やっぱり見て、触れて買いたいですね。

いや、見るだけで十分です、早く普通に戻ってくれれば!!!

 

大きなブーケのオーダー、少し車を走らせてのお届け。

 

平日のお昼など観光客やビジネスマンでにぎわうエリアですが、人がいません。

 

アップルももちろんクローズ。

 

お届けが無事に終了。お気に入りのパン屋さんで、パンを購入。

 

通常営業しているものの、パンの売れ行きは…だそうです。

 

パン屋さんが面している通り、歩いている人がいません、静まった通りです。

わかりますでしょうか?クリスマスのデコレーションをしているお店が多いのです。12月の半ばから、少しずつ状況が悪化してのロックダウンですから仕方ないですね。

 

最後は美しい朝日を見に行った日のこと。寒いけれどやっぱり得した気分。

 

 

英国3度目のロックダウン Week 41 1/15~21

2021年になってから曇りの日が多かったので珍しい(多分今年初)日の出です。

 

英国は3度目のロックダウン中です。

英国政府は、1月18日午前4時以降に英国に到着する全ての乗客に対し、新型コロナウイルスの陰性証明書の提示を義務づけ、証明書の提示ができない場合は搭乗便(航空機、船舶、電車)に搭乗できない場合があるほか、500ポンド(約70000円)の罰金を科す可能性があると発表しました。

英国への渡航3日前以降に検査を受け、陰性証明書を入手する。証明書は英語で作成されたもの(日本語は不可)、趣旨はもちろんわかるのですが、実際自分がすることを想像すると意外に大変だなぁ…と。

 

 

ロックダウンが始まって、お店の営業はエッセンシャルショップ(生活に必要不可欠なお店)のみ。例えば美容院、ネイルショップ、マッサージなどはもちろんお休みです。ナメあしは時々鍼治療にお世話になっていたのですが、3月からお店は閉まったまま…もうすぐ一年になります。

週一と決めたグローサリーショッピングは、平日の朝一番に出向くのですが、土日にはスーパーの建物の周りに長い列ができます。

 

 

カフェが恋しい…。ということで、かなり高カロリーな危険な朝食、バター、ピーナッツバター&ハニー。

 

雨の日が多く、夕方前の一瞬の晴れたタイミングです。

 

「どんなもの食べているの?」と聞かれることが多いのですが、日本食は週に1・2回程度。今日はしっかり作った日なので写真にアップします。

後ろのピンク色の飲み物はジン&トニック(ローズ色)。意外に和食に合います。

 

いつも撮りたかった彼を激写。サイドカーもなかなか珍しいのですが、この側車を注視してください。

 

 

彼の相棒、ゴーグルを付けた犬の佇まい。

たまーに、見かけるこの二人。近所に住んでいるのか、この家の道を通るだけなのか、いつかしっかりご挨拶したい。

 

近所のカフェが閉店して新しいお店に変わりました。もちろんロックダウン中なのでテイクアウトのみなのですが、早く通常営業できることを願いつつ、応援します!!!

 

春の色と言えば、日本人は桜色のピンク(新聞で以前読みました)。英国人は、イエローだと思います。ミモザ、ラッパ水仙、プリムローズ。

元気な春のブーケを作りました。

 

 

外で撮影をしていると、「ラブリー」と声をかけられます。ロックダウン中でできる限り他人とお話しないことが良しとされる環境ですが、お花好きな方がいらっしゃることは本当に嬉しいものです。

 

2021年2月 壁紙画像

3度目となった英国のロックダウンは、予定では2月15日までとなっていて、毎年楽しみにしているスノードロップ狩りが出来るかどうか微妙な状況です。

そんなこともあって、今月は大好きなWalshingham Abbeyの森の写真(’20年2月撮影)を選びました。

この日は嵐が来るとのことで行くのを迷ったのですが、ご覧の通りの、いかにも英国の冬らしい空模様がスノードロップをらしく見せていて、行って良かったです。

壁紙、お使い頂けると嬉しいです。

 

オルモストアンリアル

英国3度目のロックダウン Week 40 1/8~14

英国は3度目のロックダウン中です。

元々1月はフローリストにとっては少しゆっくりな仕事量になるのですが、こうなると静かすぎます…。

 

嬉しいことといえば、オルモストアンリアルのカレンダーが完売になりました。(手元にもう数部しかない状態です)

2020年版はお休みしたのですが、2021年版、また制作をすることに決めたのは最初のロックダウン中。コロナ禍でこんな仕事をしているのに自由にお花を買えないことを経験しました。(今も市場は完全予約制なので買える場所といえば、スーパーや屋外のスタンドで営業している花屋さんからになります)。カレンダーの中からでもフラワーパワーを感じていただければ嬉しい限りです。

 

2号が週に数回オフィスに出勤しますが、基本は自宅勤務です。

ダイニングーブルは仕事テーブルになるのでランチはその脇で。とにかく食べてばかりです…。

 

可愛いヒヤシンス、近所の八百屋さんが少し花を売っています。

正直この量が開くと香りが強すぎてくしゃみの量が増えますが、やっぱり花のある生活はほっとします。

 

この週は0度を下回る寒い日が続きました。

 

朝一番のプリムローズヒル。

 

公園はいつもとは違うグレー色です。

土の上を歩いてみたのですが、霜柱ではなかったです、残念…。

 

感染者の推移。ロックダウンをしたものの増えるばかり…。

 

こちらは新型コロナウィルスで亡くなった方のグラフ。

英国内の病院に入院中の感染患者は3万人を超え、救急搬送を担う機関は、状況が非常にひっ迫していると発表。現在の入院患者数は、これまでのピークだった昨年4月時点、2万1684人より40%多いとのこと。どうなるのでしょうか、英国は…。

 

 

最後はやっぱりお花話題に戻しましょう。

Paulaより仕事の依頼です。花材はオランダより直送です。

 

お嫁入り前に撮影。

黄色の小さなボールが房状になったミモザ!春の訪れを告げてくれるミモザの木はまだ開花までは少し時間がかかりますが、切り花は出回っています。フラワーパワーが届きますように。

 

2021年スタート Week 39 1/1~7

2021年、新しい年がスタートしました。

本年も変わらずよろしくお願いいたします。

 

 

ロンドンで迎えるお正月、何はそろわなくてもやっぱりお花だけは少しお正月らしくしたく、お正月用に残していた蘭にクリスマスのアレンジから実ものと松を再利用、葉物の一部はゴールドのスプレーで化粧をさせ、Waitrose(スーパー)で水仙を買いたしてブーケを作りました。

コロナ禍、Tier 4という状況なので、日本の食材屋さんにできる列に並ぶことにやや不安もあり、今年は日本風のお正月はあきらめました。

ただクリスマス前に買ったお餅(サトウの切り餅なのですが、なかなかなお値段)を使ってお雑煮を作りました。ナメあしの実家は白みそ仕立てのお雑煮なのですが、ロンドンでは思うものが手に入らず、昆布・かつおのお出しにお醤油仕立て。

 

メインにと張り切って作ったローストビーフ!(グラスの後ろにうっすら写っているものです)。ただこのお肉買う時点でも大丈夫かなと思ったのですが、予感的中。筋が多くのどにつまってナメあし大変なことに…お餅を詰まらせるというニュースを聞くたびにそんなことあるのかな、と思っていましたが、実際経験すると、あり得ます。お値段に目がくらんで買ってしまったのですが、よく確認したらローストビーフには不向きな部位でした…。

 

初日の出を見に行ったのですが、霧深い朝でした。

とても冷え込んでいたのですが、2号の手袋とナメあしの手袋の差に我ながら笑ってしまいました。2号のものは裏地はラビットファー(うさぎ)。その手袋屋さんでは本人曰く一番温かく一番丈夫だそうです(お値段も相当しているはず!)ナメあしはおしゃれな手袋は日本においてきてしまったせいか、なぜかこのフローリストグローブを、安定の落ち着くフィット感です。

 

その後、朝日を見に出かけているのですが、まだ2021年になって朝日がきれいに見えた日はありません…。

 

2日は、チーズナイト。

ハードはComte(コムテ)。グラスの間に写っている白い陶器に入れ物には、英国のクリスマスには欠かせないStilton (スティルトン)、Fortnum&Maison のものです。

スティルトンはフランスのロックフォール、イタリアのゴルゴンゾーラと並んで世界三大ブルーチーズといわれています。

蓋を開けるとしっかりワックスで覆われています。

 

青かび特有の香りやくせ、舌先のしびれるような旨味ある塩味が効いたチーズです。

 

 

クリスマスといえば、こちらも。

大好きなベーカリーショップ、GAIL’s のChristmas Bun。クリスマスのころ限定のパンです。(写真左奥)。

お菓子パンのようなこのパンは、オレンジピールとチョコレートチップが入り、シナモンも効き、香りも豊かです。パンの生地もパン生地とケーキ生地のような2種が渦を巻くように混ざり、しっとりもしています。

 

 

4日が今年販売の最後の日だったので、朝から一人そわそわ。もしかして行列でもできているのでは、と買いに行ったのですが、そんなことを思うのはナメあしだけだったようで無事にゲットできました、食べ納めです。

 

 

クリスマス休暇中に何度かお散歩に出かけたハムステッドヒースですが、クリスマスから新年の間は特にぎわっていて、感染を考えると不安にもなりました。(英国では屋外でのマスク着用の義務付けはありません)コロナ禍におけるクリスマスルールで室内についての規制があったせいか、屋外で家族や友人と会う人が多いのでしょう。(ただし屋外においても他の一世帯の1名としか会ってはいけないというルールがありますが…)

 

混みあう場所をさけて、出来る限り小道を歩きました。

 

英国の伝統的にはクリスマスの過ぎた12日後、1月6日にクリスマスデコレーションを外すとされています。

近所の指定されたクリスマスツリーの回収場所にはこうして各家庭のツリーが積みあがってきて、何だかきれいでそしてクリスマスも終わりか、と寂しくもあります。

 

4日、ボリス首相より国内で新型コロナウィルスの変異種が拡大する中、5日より2月中旬まで新たなロックダウンを実施することが発表されました。国内の病院については、「パンデミック開始以降のどの段階よりも、新型ウイルス感染症の影響を多く受けている」状況だと説明。「自宅に留まり、国民保健サービス(NHS)が逼迫しないようNHSを守り、自分や他人の命を守る」というパンデミックの初期に使用していたスローガンを繰り返しました。

嬉しいニュースもありました。4日よりオックスフォード大学と製薬大手アストラゼネカが開発したワクチンの接種が始まりました。期待するしかありません!!!

初仕事はロックダウン開始日となりました。
花市場に行くと、ほとんど空っぽ状態。馴染みの人から「明日からクローズで花のオーダーは完全予約制になるけれどよろしくね」と言われました。
お任せのブーケは、とにかく元気に明るく。特にこのアネモネの美しさにほれぼれ、それをメインに仕入れました。お花をお届したのですが、ソーシャルディスタンスでベルを鳴らして人が出てくる気配を確認して、玄関にそのまま置いて帰宅します。玄関から、「キャー可愛い花だわ~、ちょっと見て~!」と歓声が聞こえました。

2021年1月 壁紙画像

明けましておめでとうございます!

2021年カレンダーより、1月の壁紙画像です。

お好みで上下左右してお使い下さい。

今年もどうぞよろしくお願いいたします!

 

オルモストアンリアル