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日記・コラム・つぶやき

Cake Stand


少し前のブログ
でお皿を探しているとお話しましたが、Cake Stand を作る Workshopに参加しました。

普通のケーキスタンドというよりは、Vintage風のスタンドを見たのは、Libertyで。Liberty内のフラワーショップで働き出してすぐだったので、5年前くらいになります。買おうかなと思いながら日が過ぎ、こうして機会があり自分で作ることになりました。

お皿は当日用意されているのですが、せっかく長く使うだろうし、お気に入りのものを見つけて作れたら…と色々探し歩きました。でも結局探せないまま、家にある思いつくお皿を持って出かけます。

当日は元同僚のHannahも参加したいと飛び入り参加です。
講師のMonicaの気さくな人柄もあって、参加者4人で楽しい時間でした。

今年のナメあしは『習う』ことを楽しんでいます。
自分が習う立場になると、お花をお教えするときに、もっとこうすればいい、などアイディアが浮かんだり、勉強になります。ナメあしの中で、ワークショップのポイントは、皆さんに楽しんでいだたくこと。特に初めての1人参加の方が楽しめる空間、を目指しています。今回のこのワークショップでは、英語が全く話せないメキシコ人の女性がいらっしゃいましたが、同じことする気持ちさえあれば、言葉は必要ないなぁ…と改めて思いました。

このお皿はそのメキシコ人の女性の作ったもの。
同じ柄のサイズ違いを選んだものです、Monica曰く、トラディショナルなチョイス。

同じくとっても英国人、いえ、すべての人が好きなブルー&ホワイト。
ナメあしも朝までこんな感じのものを作るつもりでした。

これはHannahが作ったもの。

Hannahのは一番下のガーデンローズのお皿に一目ぼれ。
ローズとピンク好きな彼女らしいスタントです。

ナメあしが作ったもの、お気づきになりますでしょうか?
一番上ののカップ&ソーサー。 以前ブログで紹介したAnnからのプレゼント。
これを中心に2枚のお皿を選びます。

最後に、皆で品評会です。
ナメあしのは個性的な色合いだったので、賛否両論。メキシコ人の女性は好みでないようで首を斜めに。講師のMonicaは、「なかなか良い、好きよ」と助け舟。

色々なスタンドができて、違いを楽しめるワークショップです。
カップをプレゼントしてくれたAnnに早速写真を見せると、意外にも皆、「教えて~」とのこと。
職場の皆とワークショップをする予定です。お皿の材質を見極めコツさえつかめば、難しくないこと。是非に近い将来に日本でお花のワークショップとともに開催できたらと更に勉強しております。

VIVA! 青森にんにく

少し前の話になりますが、2号日本出張の際に持ち帰ってもらった『にんにく』。
もちろん、こちらでもにんにくはどこでも手に入ります。英国産、スペイン産、中国産などなど。でも断トツで青森産のにんにくは美味しい。

見比べてみると大きな違いが。画面左が青森のにんにく、右はスペイン産です。

更に小片にして見ると一目瞭然。どちらも1片です。
最近は、こちらでもジャンボガーリックなどと大きなにんにくは売られているのですが、小片にすると、薄皮が分厚く結局にんにく自体は小さくてがっかりします。

そして何より違うのは味。

いつもこちらで買ったにんにくを最初に炒めるときの香りの足りなさ、食べたときの風味のなさなどを感じていたのですが、青森のにんにくは、みじん切り、すりおろし、焼いてみてもにんにくらしい香り、存在感がどっしりあります。また意外にもほくほくしていて、甘い香りと食感が楽しめます。

日本が世界に誇るべき『青森にんにく』。英国まで、わざわざ持ち帰ってたべたのははじめてだったので、より一層美味しく堪能中。記念すべきにんにくのために、ガーリックポットをおニューに。
今、キッチンの特等席に飾って(?)います。

おもい

 
先週末の話しです。
週末前の金曜日、Paulaのスタジオで働きます。

夕方、翌朝お届け用のウエディングのお花を作ります。(ウエディングブーケ、ボタンホール8個、ブライドのヘアー用のバラ、リストコサージュ4個)
翌朝の早いウエディングのため、前日に作り、ドライバーが届ける予定になっていました。
同僚が受けたこのご注文、(その同僚がホリデー中のため、ナメあしにまわってきます)お花も何も問題なく、同僚とブライドのメールのやりとりを見ながら、作業をしていました。

気になるブライドからのメールを発見。
『ヘアーにつけるバラは大輪の白いガーデンローズにしてほしい!』と。通常、ガーデンローズはワイヤリングして使用するヘアー用には適しません。同僚の「難しいから第二候補を考えてほしい」と返事のメール。最終的には、「是非にお願いしたいけれど、ダメなら普通のバラでいいです」というブライドからのメールが最後にありました。

同僚からナメあしへのメモには、前日に作るのだから、普通のバラになっても仕方ないけど、ガーデンローズと普通のバラと2本用意してほしい、と。

でも水からはなし、ワイヤリングするのであれば、ガーデンローズは翌日には使えないでしょう。
どうしても、きっとこの花を使いたいのだろうなぁ・・・と、結局、ナメあしが家に持ち帰り、朝ワイヤリングをし、デリバリーをすることにします。

ウエディングの日は、できるだけブライドの願いを叶えてあげたい。

翌朝、眠い目をこすりながら、大輪のガーデンローズを念のため3本ワイヤリングします。花が枯れてきたら取り換えて使ってねとメモを添えて、ホテルにお届けです。

無事に配送完了。
土曜日の朝、こんなに早起きをすることもないからとそのまま会社のバンで2号とコーヒーを飲みに、Monmouth Coffeeへ。まだお店が開いていなくって少し外で待ちます。

この日は2号のお誕生日、コーヒーで乾杯です。

そして今日仕事に行くと、同僚あてにブライドからのメールがありました。
「ガーデンローズきれいで香りがいっぱい。念願かなって、嬉しかった、ありがとう!」と。

ブライド用に持ち帰っていたオールドローズ。
土曜日はまだ蕾だったのですが、今日は美しく、見事です。

Hello Kitty by Liberty

いつも Libertyの話ばかりですみません。

春夏のコレクションから始まっていたハローキティー柄のTana Lawnファブリック。

Tana Lawn とは、リバティーを代表する上質な綿の平織りの布地のこと。
絹のようなつや、薄くしなやかで柔らかく、表のプリント模様が裏地にはっきり出るのが特徴です。

その秋冬シリーズのファブリックに合わせて、ステーショナリー、ポーチなどのオリジナル商品が発売中です。

ハローキティーはこちらでも人気のあるキャラクター。日本のものが置かれているだけで嬉しくなります。

巨大なリバティー・キティーちゃん。
リバティーのファブリックのお洋服とリボンを着てあそこにいると、リバティーの空間にすっぽりはまっているので不思議です。

Wedding その1

 
週末のウエディングの舞台は、ロンドンより2時間半のドライブ。
英国屈指の美しさを誇るカントリ―サイド、何百年も変わらない姿で日々を営み続ける小さな村が点在するコッツウォールズにある小さな街 Winchcombeの Sudeley Castle

ヘンリー8世の最後の妻、キャサリン妃が住んでいた、田園風景を見渡せる美しいお城です。市民戦争の時代に破壊され、200年もの間、廃墟になっていたそうですが、19世紀はじめ、手袋メーカーで有名なDant家によって引き取られます。
現在は一部、一般公開されていますが、所有者が普通に生活しているお城です。

前日の夜は霧深く、どうなるかと皆で心配しましたが、早朝には美しい青空が広がりました。

挙式はお城の裏手にある、Saint Mary’s Churchにて。

入口にはアーチを作ります。
こうしてみると小さく見えますが、かなりの高さです。

静まりかえった教会、ステンドグラスが朝日で美しく輝いています。

花々は凛として、そして教会中に甘い香りを放ちます。

一瞬ですが花をのんびりと眺める時間がありました、あとはすさまじく準備が続きます。
この日のブーケは前日から用意できないもので、当日作ることに。同僚と二人でひたすらブーケ作りに励みます。

優雅なウエディング、もう少しお楽しみください。

つづく

日曜日

 
週末の郊外のウエディングから戻ってきたのは、日曜日の朝6時。今回は郊外ということもあって後かたずけもしなければならず、同僚とPaulaと一緒に夜中1時に再度会場入り(こちらのウエディングはそのくらいまで盛り上がります)。かたずけをして、ロンドンに戻りました。

家に戻って仮眠をし、午後から2号とランチにお気に入りのチーズショップに出かけます。2号9月は出張ばかりだったので久しぶりのランチです。

チーズを買って帰ることが多いのですが、少しずつ最高のコンディションで、お勧めのワインとともにいただくのも楽しいものです。

ロンドンは先週から昨日まで夏が戻ってきました、30℃を超えていたのでは、という毎日。近所のプリムローズヒルは戻ってきた夏を満喫する人で大混雑でした。

月曜日朝4時スタート、また通常の生活が戻ります。
ウエディングの写真、あまりに大量できちんとまとめてアップさせてもらいますね。

The Urasenke Chado Traditon

知り合いの方から声をかけていただき、大英博物館での裏千家15代鵬雲斎お家元の講演をうかがいにでかけます。

講演の前には、椅子席でお薄をいただきます。日本人ばかりかと思いきや意外にも多い外国人、茶道の心得は外国人からみるとどう感じるのでしょうか・・・そんな思いで講演会場に入ります。

ホールには、「略式ですが」とおっしゃってましたが、お茶室が作られ、お話のあとに、お家元の解説付きのお手前が見られました。

お話は、大変わかりやすく(しかも完璧な通訳の方がいらして、英語で聞いていてもなるほどな解説です)、思わず言葉を書き残します。

印象的だったのは、掛け軸のお家元が書かれた『無』という言葉。
人間はついつい欲がでて、わがままになりがちだが、無になってこそ、人間として色々なことを学べる。常に無になることを心がけなければならない、とのこと。

また、『恥を捨て人にもの問い学ぶべし、これぞ上手のもとなりける』
利休の言葉を紹介してくださいます。この英国の地で、改めてお話をうかがうと言葉に重みがあり、まさに一期一会を感じる一日でした。

おもてなしの心から一つ一つに意味がある、茶道のお作法。堅苦しいと敬遠されがちですが、意外にもシンプルな気持ちからの表れ、また英国のアフタヌンティーの文化と合わせての茶道の紹介は日本人だけでなく外国人の方にもなるほどと思わせるお話だったようです。

最後に質問コーナーがあったのですが、外人の方の1人は 「岡倉天心のお茶の本を読みましたが・・・」などと博識ある方ばかり、頭がさがります。

この日のお茶花は、英国で用意されたという花々。
むくげ、りんどう、しょうま、すすき・・・お茶花を集められるの大変だっただろうと想像しました、おもてなしの心ですね。

Demo in Walton on the Naze

Essexの海岸沿いの小さな街、Walton on the Naze に Paula のデモンストレーションの仕事で出かけました。地域にある「フラワークラブ」主催のイベントです。

前日から準備をし、バンに荷物をパンパンにつめ、早朝出発、3時間弱のドライブです。

会場となる場所は海岸沿いのタウンホール。会場の前にどんどん人が集まり時間を繰り上げたこともあり、結局現地集合だったPaulaとはきちんと打ち合わせもしないままデモが始まります。

いつものことで慣れっこではあるのですが、予測しながら次の花のコンビネーションをだしたり、ひっこめたり。作ったり、手直ししたり・・・緊張の中、あっという間に終わります。

観光できるかな?なんて甘い考えあった少し調べて出かけたものの結局デモが終わればフラワークラブの方がなんだか盛り上がってなかなか帰っていただけない。

1人のおばさまなんて、ナメあしが日本人だとわかると質問の嵐(花のことではありません)。日本に行ったきりの息子をどうやったら嫁(日本人)ともどもこっちに連れて帰ってこれるか、仕事は簡単に見つかったか?などなどといきなりナメあしに人生相談、15分位つかまりました。

終わってかたずけ中。残ったお花を車とバンに詰め込んだら、秋の花が無造作できれいで思わず記念に1枚。

Paulaと一緒に海岸沿いのパブで乾杯、窓から見えた海、唯一の観光です。

One-man Show in Covent Garden

少し前の話。土曜日のお昼前、久しぶりに2号とCovent Gardenへ、素敵な女性をみつけました。

Busking(路上で弾き語りをしているなど大道芸)のミュージックに合わせて。

彼女の軽やかなダンスと夏の最後を思わせる光がマッチして、思わず嬉しくなっちゃいます。そんなことが自然で違和感なく踊れる環境にも、感動。ちょっとつらい時にみると元気になれます。

負けていられませんね。

コーヒー牛乳

最後に熱がでたのはいつだろう・・・と思い返しても思い出せないのですが(2号曰く、こんな姿初めてみた、とのことです)久しぶりに、寝込みました。しかも2号がミラノ出張の朝に、あれ???調子悪いかも・・・と。

熱にうなされると必ず見る夢があります。

それは幼いころのナメあしと祖父(母方)の懐かしい思い出です。

祖父の家に滞在中、少し体調が悪く、何故だか、祖父と2人になりました。(心配症のナメあし母がそこにいなかったのかなどははっきり覚えていないのですが)兄たちも、大勢の従兄たちも叔母、祖母もいません。

部屋で寝ていたら声をかけられます。
「呼ばれたから行かないといけないけど、一緒に行くかな?」と。
祖父は医師で、となりに病院があります。急患の方の連絡が入り、出かけることになったのでしょう。
診察終了している少し薄暗い待合室の長椅子に腰かけて待つことになりました。誰もいない少し怖い場所です。多分あっという間だったのでしょうが、長い時間に感じます。

診察が終わって、今度はナメあしが中に入ります。白衣を着て診察をする祖父を初めてみました。そして元気になる薬とお尻に注射をすることになります・・・。

帰りに、よく頑張ったと2人で自動販売機の瓶のコーヒー牛乳で乾杯しました。

うなされながら見たこの夢(思い出)、次にいつみるかわからないから残して置こうと誓ったナメあしです。薬を飲んで数日寝たらすっかり完治、ご安心ください!!
2号が出張前に買い出しに慌てて行ってくれたのですが、日本だったら、コンビニでも、コーヒー牛乳もプリンもポカリスエットもおかゆだって、何でも簡単に手に入るのに。でも2号色々買ってきてくれました。正気になってちゃんとみたら何故だかスコーン!?

数日外にでていなかっただけなのに、すっかり秋です。