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日記・コラム・つぶやき

Easter


金曜日よりEaster(イースター)休暇に突入。
街中いつもより観光客の方たちでにぎやかです。
イースターとは、イエスキリストの復活を祝うお祭りで、キリスト教の中で最も重要なお祝いです。
イースターといえば、イースターエッグのチョコレートが有名ですが、グッドフライデーの金曜日にはHot cross bun(ホットクロスバン)と呼ばれるパンを食べる習慣があります。

ドライフルーツが入ったスパイスの効いた甘いパンで、上にアイシングで十字の飾りがついています。いつでも売られているのでこの日以外にも日常的に食べれるのですが、やはりこの時期はスーパーなどでも目立つところに並んでいます。同僚が職場でたまに作ってくれるのですが、軽くトーストし、バターをつけていただきます、なかなか美味しいくせになる美味しさです。

4連休となるこのイースター。お花を持って実家に帰る人も多く、水仙やヒヤシンスなど春のブーケやプラントが人気です。


 

3月の雨

用事があって同僚のアンの家に立ち寄ります、「お茶でも飲んで」と、ティーを片手にガーデンにでます。春の花が咲いている気持ちの良い季節の午後です。帰り際に「見て。」と言われた、ピオニー(芍薬)のプラント。まだ葉も少なく、30センチ程度の高さのもの。「ナターシャのために、とアナからもらったのよ」、と教えてくれます。アンはナターシャと一番近い存在。アナは彼女を思ったのでしょう。

ナメあしたちは昨年、大切な同僚を失いました。17歳のときから知っていたナターシャは同僚というより可愛い妹のような存在。しっかりしていて花も大好きで、病気と闘いながらもいつも強い気持ちを持っていて、励まさなければいけないのに、周りが何度も彼女に助けられました。
メモリアルデイの前日に、働いているとまたまた別の同僚が、近所のガーデンショップから Forget me not(忘れな草)の小さなプラントを買ってきます。「一緒にアンにあげない? 庭に植えてもらおう」と。そして当日は職場で一緒に話せないから、気持ちだけでもと、みんなにクッキーを残します。すると夕方、アンから明日一緒に働けないけれど、とリバティーで食べて、とチョコレートが届きました。
みんな同じ気持ちです。

当日は、アナとリバティーで働きます。朝、ナターシャが大好きだったリバティー内のジュエリーのお店にお花を飾ってもらいます。誰も気が付かないでしょうが、やさしいお花です。仕事をしていても何となくナターシャを想って、辛くなると一緒にチョコレートを食べての繰り返し。お客さんにもよかったらと勧めます。
夕方、何度もお天気雨が降ります。そのたびにみんなで空を見上げました。
ポーラはまもなくでる本の最初に、ナターシャへの想いを綴っています。そして6月にはナターシャを知っている、新旧全てのスタッフで大ピクニックパーティーを開催します。

Bee

ナメあしがメインで働いている2ヶ所はロンドンでは人気店のため、びっくりするほどの有名人の方へのお花を作ったり、またお店に立ち寄られたりという機会が多くあります。が、しかしナメあしの不得意なことといえば、人の顔をイマイチきちんと覚えられないこと・・・特に外国人は本当に微妙です。「ナメあし、今、誰の花作っていたかわかっている?」と何度もあきれられたことがあります。
そしてどうやら先週末もやっちゃいました。休みの日にリバティーにのお店に顔を出すとびっくりするほど混んでいて、ちょっとだけ手伝いをすることにしました。波がひけた頃に、ちょっと素敵な男性と可愛いラブラドールがやってきます。
「先週買ったチューリップが2日でだめになったよ」とその彼。同僚が、詳細を聞き、丁寧にお詫びします。すると「苦情じゃないよ、生き物だし、いつもここで買うとそんなことないし、はずれが当たっただけだよ」なんてとても紳士的。しかも何よりラブラドールが美しく可愛いのです。撫でていたらどんどんじゃれてきます。
「仔犬ですか?」と伺うと、「18ヶ月だから仔犬ではないけれど、まだ子供だよ、でも賢いよ」とどんどん色々教えてくれます、犬の話になるとナメあしの英語も饒舌?になります、負けずにあずきの話をします。同僚が注文の花を包んで、支払いをしている間、ナメあしがリードを持っていてさらに犬と仲良くなります。
お花が枯れてしまったお詫びにと別のお花もプレゼントして、お別れのときに、「写真撮って、ブログに紹介してよいですか?」と伺うと、「Sure!」とリバティーのマットの下に犬をきちんと座らせてくれます。

犬だけズームで撮っていてふと気がついたら、あれ、何だか彼もポーズを取ってくれます。慌てて二枚目と思ったら、通りすがりの人が彼に声をかけ握手を求めます、その次の人も・・・・。もしかするとえええ???有名人!!!!
でも、まさか「あなた誰ですか?」とも聞けず、さよならしました。犬の名前だけはわかります『Bee』。
今日は別の場所で働いていると、リボンのロゴ、英国を代表するバッグデザイナーへお届けの注文があります。この方はわかります、ナメあしの大好きなお店です。進んで、ブーケを作り、デリバリーにまで出かけます。もしご本人に会えたら何と言おう、「大ファンです」ではつまらないか・・・。「もし将来お花のビジネスを始める場合は是非に声をかけて」ってわけないか・・・。英語を呪文のように繰り返します。
残念ながらご本人にはお会いできませんでしたが、スタッフの女性が優しくて、それだけでまたさらにファンになりました。
ちなみにナメあしの失敗談は数々あり、歴史に残っています。

HUNTER


活け込みにでかけた際にバンをとめた道路わきに咲いていた、バラのようなカメリア。心奪われうっとりです。
最近は雨の日が多く、HUNTERのお世話になっています。ナメあし、昨年ようやく1856年創業、スコットランドの老舗ブランドHunterのレインブーツを購入。見た目の美しいシルエットに加え、長くはいていても全く疲れない、特に足首の部分のおさまりのよさは他の長靴とは異なる履き心地感。あと全く滑りません、雪の日でも安心です。なぜもっと早く購入しなかったのかと後悔しています。

そして2号もデビューです。雨の日というよりかは、公園歩きに重宝しそうです。

一緒にこの便利な長靴を脱がせる道具も買いました、なんという商品名なのでしょう・・・。
本当にこれも便利。「ひっぱって~」と助けを求めなくてもよい名品です。

Joan & Tommy


このフラットに越してきてしばらくして、上の階のジョアン(おばあさん)が犬のトミーを飼い始めました。ある時ジョアンが足を悪くして、2号と夜のお散歩を引き受けたことが始まり、大変仲良くしていただいています。

日常の食料品などのお買い物は歩くと15分のところに週に1回位車で出かけているのですが、ナメあしの平日のお休みでジョアンと話すチャンスがあるときは「今日、買い物に行くよ」と声をかけます、しばらくするとジョアンのリストがドアに挟まっています。
メモにはいつもジョアンとトミーよりと書いてあります、可愛いのです。
リストは牛乳、ヨーグルトや缶詰、トミーの缶詰や洗剤、トイレットペーパーなど様々なもの。最初はメモをみて何だろうと?首をかしげましたが、ジョアンはいつも詳細をきちんと書いてくれるのでお店の人に見せると確実に商品にたどり着きます。お店の人もナメあしのこのメモには慣れたもの、「今日は何?」と親切にしてもらっています。

「リアルな英国人の食生活がわかるね」、と2号も興味津々。いつもジョアンが買っているからと真似をしてお気に入りになったのがこのサーディーン。
ある日、それをジョアンに伝えると、「サーディーンはトミーのよ」と笑われました。どこの国でもお犬さま、なのでしょう。
今日はメモと一緒にクレジットカードが入っていました。暗証番号のメモつきです。信用していただけたのでしょうか、責任重大ですが、嬉しいものです。
この買い物は別にいつも、でもなく、ジョアンから頼まれたことも一度もありません。できるときだけ、の限定ですが、日本に長く滞在しているときなどは大丈夫かな・・・と気になります。

St Patrick's Day


3月17日はSt Patrick’s Day アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日、カトリックにおける祭日です。アイルランドの国花でもあるSharock(シャムロック)やシンボルカラーの緑色のものを身に着けてミサに行くそうです。

シャムロックをおいているお店が少ない分、朝からボタンホールを作ってなど、買い求めるお客様が多くあっという間に完売してしまいました。

アイルランドの最大のお祭りといわれるこの日、英国は祝日ではないのですが、とにかくアイルランドの誇るギネスビールを片手に大盛り上がり、近くのアイリッシュパブは大変なことになっていました。
ちなみにこの写真は午前11時です。

merci Liberty


週に1度は必ず、Libertyの店頭にたっています、楽しみは時間のあるときのデパート内の散策。
最近のリバティーは、コラボレーションが多いのですが、月曜日からパリのセレクトショップmerciとのリバティープリント商品が発売中です。
merciの中には2つのフラワーショップ(Christian Tortu、Vertige)がお店を構えているとのこと、前回のパリに行った時ものぞきに行ったばかり。仕事の区切りをつけて、まずはチェックにでかけます。
何だか心奪われるものばかり・・・どうしましょう・・・・です。アナを誘ってまたこっそり吟味して。
これだからここで働くこと、やめられません。

こちらは『リバティーブーケ』とサイトで紹介していて注文が多いもの。ライラック色、パープルにバーガンディー色が中心(本日はパープルがありませんでした)のブーケです。

サイトで紹介してるサンプルと全く同じものはできませんが、それもまた生花の面白さなのかもしれません。チューリップ、ラナンキュラス、ヒヤシンス、ライラックにバラと春の香りいっぱいのブーケに仕上げます。

Notting Hill


土曜日の朝、近くを通り、久しぶりにNotting Hill(ノッティングヒル)に出かけてきました。ポートベローのアンティーク蚤の市は相変わらずの大賑わいです。

アンティークは一期一会、期待していないといいものが見つかったり、なんとなく遊びに、のぞきに来る人が多いのか、のんびりモード。混んでいるのにさほどそれが気になりません。
路上のストールとストールの間ではこんな感じ、上手~ってほどでもないけれど、この街の感じがでて立ち止まって耳を傾けます。

1畳もないスペース、乱雑にカップが並んでいるのにとても素敵に見えます。これってわざとなのか、計算しているのか・・・このやりすぎない見せ方はナメあしの花に大きく影響しています。

ポートベローから少し歩くとまたそこは違う街です、美しいお洒落なお店ばかり、買い物好きな2号でさえも気後れするらしいのです、カフェもお菓子屋さんもいつも新しい何かが見つかります。ノッティングヒルは色々な楽しみができる不思議な街です。

スノードロップ 2010 @Welford Park

やっぱり見たくって、2号の出張に合わせてWelford Park にスノードロップを見に出かけてきました。
この日もお天気は最悪で途中から大雨とひょうが降りだし、真っ暗。公園に着いてこの雨なら諦めなきゃと思うほどです。

雨はやんでいますが、グレーの雲がものすごい速さで流れています、いつまた降ってもおかしくない、危険な空です。でも来る人はいるんです、ナメあしたちも長靴に履き替え、傘を片手にぬかるんだ道を公園に向かって歩きます。

スノードロップの森に入る前には、スノードロップと福寿草のカーペット。福寿草も春を告げる、待ち望んでいた嬉しい花です。
特集記事を読んだところ、スノードロップは球根が太ると小球ができ、自然に繁殖していくのですが、時間がかかる上に、スノードロップの好む寒さ、日のあたる場所、適度の湿気など環境が整わないとなかなか増えないそうです。英国の冬の寒さと環境はこの花にあっているのでしょう。

ぬかるんだ道を歩いていると小雨が降ってきます。でもスノードロップはそんなものは気にもしない、凛とした美しさがあります、強い花です。


Pet Kingdom

 
ピーナッツバターにバニラ&ハニー・・・どのカップケーキにしようか、ととなりのご夫婦が真剣に悩んでいます。

お連れのお嬢さんでしょうか、こんなボックスを見つけてきます。ナメあしもなるほど、と横でチェック。

カップケーキの横には美味しそうなビスケットやケーキが並んでいます。
その奥にはお菓子の量り売りです、これも楽しそう。

チョコレートの詰め合わせも発見!私ならこれにするかな?

そうです、これら全てペット用のお菓子。Harrods内のPET KINGDOMで販売されています。
あずきが実家に来る前はここは素通りでしたが、今ではいつも絶対チェック、です。
あずき、次はお菓子を買って帰るから、お楽しみに!