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3月の雨

用事があって同僚のアンの家に立ち寄ります、「お茶でも飲んで」と、ティーを片手にガーデンにでます。春の花が咲いている気持ちの良い季節の午後です。帰り際に「見て。」と言われた、ピオニー(芍薬)のプラント。まだ葉も少なく、30センチ程度の高さのもの。「ナターシャのために、とアナからもらったのよ」、と教えてくれます。アンはナターシャと一番近い存在。アナは彼女を思ったのでしょう。

ナメあしたちは昨年、大切な同僚を失いました。17歳のときから知っていたナターシャは同僚というより可愛い妹のような存在。しっかりしていて花も大好きで、病気と闘いながらもいつも強い気持ちを持っていて、励まさなければいけないのに、周りが何度も彼女に助けられました。
メモリアルデイの前日に、働いているとまたまた別の同僚が、近所のガーデンショップから Forget me not(忘れな草)の小さなプラントを買ってきます。「一緒にアンにあげない? 庭に植えてもらおう」と。そして当日は職場で一緒に話せないから、気持ちだけでもと、みんなにクッキーを残します。すると夕方、アンから明日一緒に働けないけれど、とリバティーで食べて、とチョコレートが届きました。
みんな同じ気持ちです。

当日は、アナとリバティーで働きます。朝、ナターシャが大好きだったリバティー内のジュエリーのお店にお花を飾ってもらいます。誰も気が付かないでしょうが、やさしいお花です。仕事をしていても何となくナターシャを想って、辛くなると一緒にチョコレートを食べての繰り返し。お客さんにもよかったらと勧めます。
夕方、何度もお天気雨が降ります。そのたびにみんなで空を見上げました。
ポーラはまもなくでる本の最初に、ナターシャへの想いを綴っています。そして6月にはナターシャを知っている、新旧全てのスタッフで大ピクニックパーティーを開催します。

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