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日記・コラム・つぶやき

英国3度目のロックダウン緩和 Week 63 6/27~7/3

日曜日は近所のいつもの道を歩きます。コースはいくつかあるのですが、今日はHampstead Heath (ハムステッド・ヒース)からHampstead駅周辺です。

 

 

 

朝9時ですのでまだ静かなハムステッドヒースです。

 

 

ヒースを抜けて住宅街を抜けてハイストリートにでます。

 

 

駅近くの雑貨屋さんの『Judy Green’s Garden Store』いつもここに立ち寄ります。ガーデン系のちょっと気になる雑貨が色々ありお気に入りです。

 

 

こちらはその横の『アンティークショップ』と言ってよいのか、『セカンド』を扱うお店。時々好みのものが見つかります。

 

 

何とも言えない、見事なコレクション!

 

 

Pushchair(乳母車)が可愛くて撮りました。

 

 

日本ではなかなか見かけないでしょうか?

古い映画や本などで見かけた車輪の大きなクラシックスタイルの乳母車、こうして時々実際に見かけます。

数年前、王室のキャサリン妃がシャーロット王女を乗せられて、エリザベス女王がお使いになっていたものを再利用したことで話題になりました。

 

これはPaulaからの依頼。親しい友人との会食時に使用したいと言われました。この日は別仕事もあって花市場に行ったのですが、英国産の花材にこだわって仕入れてみました。Suffolkの自宅から電車でロンドンにきたPaulaを駅でピックアップして、そのままディナーの場所に向かいます。

「Susannah Hunter って知ってる? ディナーの場所近くにナメあし好きそうなバッグやさんがあるから見に行こう」と。

 

 

 

Susannah Hunter

2000年1月に自分のブランドを立ち上げてから現在に至るまで、一貫してすべてのハンドバッグは彼女のロンドンのスタジオでハンドメイドされていて、上質な英国かイタリア産のみのレザーを用いて驚くべき緻密さで縫い合わされた作品が並んでいます。

Paulaはずいぶん前にこの近くに住んでいたそうで、Susannah とはお知り合い。ちょうどSusannah本人がいてしばらく話し込みます。彼女曰く「このコロナ禍で色々大変だけれど、日本人から愛されていて、直接ここから日本に送ることもあるし、東京のデパートにも展開してもらっているのよ」と。

※後から調べて気が付いたのですが、新宿小田急デパートの2階にコーナーがありました、ショップ内に海外のものばかり集めた場所があります。

 

 

 

 

丁寧な仕事、華奢でお花好きな方には、わーっとはまってしまうお店です。

 

かなり高価なバッグだし、ちょっと悩む時間必要と、「また出直す!」と伝えてお店を後にしました。また危険なお店を知ってしまいました…。

 

 

ポーラのディナーは、『Noble Rot』。ワインバーなのですが、フランス人のワイン好きの友人がワインを持ち込んでの女子会だそうです、すごそう!

 

テーブルに飾って、ここでナメあしは退散します。

後ろの壁にうっすら写っているのはお店のポスター、なかなかなインパクトですね(笑)

 

思わず可愛くって。(許可取って撮影しています)

最近こういう自転車が多く子供が同乗しているところよく見かけるのですが、横に並んで、お父さんと話しても全くこちらを気にしないほどの熱心に本を読んでいます。

 

 

信号が変わってもこの感じ、どんな物語なのでしょうね。

 

 

この日は久しぶりのフィッシュ&チップスの『Toff’s』へ。ロンドンで、ベスト!と思っています。

Toff’s

38 Muswell Hill Broadway, London, N10 3RT

 

ノースロンドナーに愛されているこちら。昨年最初のロックダウンのころに、オーナーがコロナでお亡くなりになりました。そのニュースだけが伝わり、長い間のロックダウンでお店も閉まっていたので、再開されるか不安もありましたが、変わらず大賑わいです。

 

 

 

 

多分書いていると思いますが、ナメあしたちの頼み方です。

Dover Sole(ドーバー産のヒラメ)の焼きとHaddock(ハドックと読みます、タラの一種ですが、タラより小ぶりで味がしっかりしています)の揚げ。これにGherkin(ガ―キン)のピクルス。写真には写っていませんがこれにあふれるほどのチップスが添えられています。

 

 

最初この象行進を見つけた時、本物かと驚きました!

 

Co Existence(共存)』。環境アートエキシビション開催中です。

バッキンガム宮殿近くのGreen Park(グリーンパーク)に100頭の実物大の象の彫像が展示されています。この彫像は、150頭の野生の象と25万人の人間が共存しているインド南部のニルギリ丘陵の部族によってひとつひとつ丁寧に手作りされたものです。

使われているのは『Lantana camara(ランタナカマラ)』という、アジアでは有害な雑草として有名な植物。この植物を切り倒すことで、放牧されている動物や生物多様性を保護すると同時に、野生動物のための資金を調達しているそうです。

自然保護のメッセージを広めるために世界各地を巡回しており、人口が増えすぎている地球、人間の侵入が生態系に与える影響、そして人間が野生動物と共存するための方法というメッセージを伝えています。

このプロジェクトは 誰でも寄付をすることで参加できます。象の彫像はそれぞれ90万円程度から購入ができ、この展示の後はチャリティとして販売されるそうです。

 

 

この日はお届前のブーケをもって記念撮影です。

 

 

英国3度目のロックダウン緩和 Week 62 6/20~26

週明けは連日Paulaの家があるSuffolkに通います。ロンドンから2時間のドライブです。

Paulaのお父様へのお花。お花好きでにぎやかなお人柄のお父様が数日前にお亡くなりになりました、ナメあしもSuffolkでの仕事の際に何度もお目にかかり、とてもお世話になりました。

ロックダウン緩和といえども依然、セレモニーへの参列の人数には規制がありますが、華やかに見送りをしたいというご家族の意向です。

(このプライベートのお話は彼女からブログで紹介してよいからね、とわざわざ言われております)

 

こちらCoffin(お棺)の上に飾るお花です。

一番重要なお花だったのでPaulaが自分で作りたいというかなと思っていたのですが、「ナメあし作って」と連絡がありました。「あふれるようなお花で、色合いもお任せ」とのことです、とても光栄なのですが責任重大!さすがにもう少し情報が欲しくて、「Jewel colorsでどうかな?」と提案すると、「Ok, with yellow??」(原文そのまま)と返事が。Jewel colorsとは、ジュエリーのような色あい、例えばエメラルド、ルビー、サファイア、アメジストなどにイエローを入れてみようか?そんな返答です。

 

この数日はとても蒸し暑かったため、できるだけ新鮮な花材を市場で仕入れてロンドンのスタジオで作成しました。

外にテーブルを置いて作ったのですが、ゆうに2メートルを超えました。そして、ポーラからのイエロー、もちろん花材は仕入れていたのですが、しっくりとこず、現地でポーラに最終判断してもらおうとあえて入れませんでした。

 

 

数えてみると30種類以上の花材が入っていますが、Rose, Delphinium, Hydrangea, Stock, Peony, Dahlia (バラ、デルフィニウム、アジサイ、ストック、ピオニー、ダリア)はニュアンスを付けるためトーンの違う色を数種類ずつ入れています。葉物は8種類。イエローの花を入れた時のつなぎになるための、Alchemilla ,Purple Ninebark(アルケミラモリス、ナインバーク)を使います。

なかなかの量の花材がしっかり入っています。

 

テーブルの花は、イエローを入れてみました。コーンフラワーとニゲラを入れてブルー強めのミニブーケです。

 

 

これは、セレモニー後にお渡しする、『Thank you Bouquets』。特別にお世話になった方にお渡ししたいとこのことでした。

これら全部と会場に飾る花材を大きなバンに入れてSuffolkへ出かけます。

 

Coffin用のアレンジメントを無事にお届し、セレモニー会場の装飾をする前に、ポーラのご両親のお家でポーラと合流します。

このお家はナメあしは何度も出かけている馴染みのあるお家です。庭の隅にひっそりと、Englishrose と Elderflowerが美しい!

この写真と、一番最初の写真はPaulaのご両親のお家です。

 

とにかく広い敷地、Paulaの希望で、庭の草花を使用することに。葉物や満開のバラを丁寧にいただきました。楽しそうに写っているのはここまで、でこの後びっくりするほどの大雨でした…。

 

『Pedestal Flowers』と呼ばれるアレンジ。セレモニー会場に装飾します。

このアレンジ、当初の予定は前日の夕方にセレモニー会場で作成をして、翌朝一番のセレモニーに備える、という段取りでした。ところがいざ時間に行ってみるとその日のセレモニーに遅れがでているそうで、作成時間はわずか15分ということになりました。

同僚のマータとポーラと3人でまさに投げ入れ(笑)。花市場で仕入れた花材はあくまでも脇役。お家のたっぷりの葉物とツル状のバラが主役です。この写真はまだ未完成、翌朝本番前に更に摘んだバラを活けます。

 

セレモニーの写真は控えます。

これはセレモニーが終わってバタバタと花々をお客様用にアレンジし終えての帰路。田舎道をゆっくり走っていたら、野草のPoppy(ポピー)が綺麗で、道路脇にバンを停めます。

 

これは数日後にロンドンにきていたPaulaから、朝食のお誘いです。

早朝、花市場に行ったので、配達前のブーケを花器に入れて持っていきます。

 

 

日の明るいところで一枚。

 

ホテル No Mad London  内のTHE LIBRARYで、朝食を。ナメあしもちろん甘い朝食派!Lemon Poppy Pancake (レモンポピーパンケーキ)。

美味しい、楽しい時間でした。

 

この日は『イングリッシュローズ』の生みの親であるDavid Austin(デビッド・オースチン)のローズガーデンにでかけます。ロンドンの自宅から2時間半以上、なかなかの遠出で、行きたいと思いつつここ数年出かけていなかった場所です。

『イングリッシュローズ』とは、このバラ育苗家 ディビッド・オースティン氏が作りだしたバラの品種群もしくはブランド名です、それまで主流のオールドローズとモダンローズと呼ばれるバラの品種のそれぞれの良さをいかし、上手に組み合わせて作られました。オールドローズがもつ丸みのある花姿に加えて、花の咲き方にバリエーションがあり、さらに四季咲き性とバラのよいところが集められていることから、「究極のバラ」「次世代のバラ」として世界中で愛されています。

 

 

こちら予約制の上に、閉園時間近くだったこともあり人が少ない、なんとも贅沢な時間です。

 

 

 

 

バラの美しさは言うまでもないのですが、歩く道に沢山の花びらが散っていて、それもまた美しい。ここ数日、晴れているのに突然雨が短い時間ですが降るという日が続いていたのと時期的に少し遅かったかな、でしたが、この楽しみもありますね。

 

 

 

Climbing Rose(ツル状の薔薇) の『Mermaid』(マーメイド)。

前回のブログでお話したのですが、最近一重の花が好みのナメあし。この地味だけど、存在感あるこのローズを見つけました。調べてみると、通常のバラより開花時期が短く、はっと花弁が散ってしまうことから、切ない儚い物語のマーメイドと重ねて命名されたそうです。

 

 

この日は、久しぶりの仕事なしの週末。街中に出かけるのは公共交通機関をさけて、レンタサイクルで向かうことにします。

 

家からPrimrose Hill (プリムローズヒル)を抜けたところにレンタバイクのDoking Station(自転車置き場・基地)があります。

 

公共レンタサイクル、『Santander Cycles』。

£2(300円弱)で決済から24時間、自転車の利用が可能です。30分以内の利用であればそれ以上料金はかかりません。30分以上利用した場合、30分ごとに£2加算されていきます。
24時間以内に、どこのドッキング・ステーションでも好きなところに返却可能、ドッキングステーションはロンドン市内内に750か所あります。

ナメあしがここから街中に行く場合は30分以内で行けるので問題なし。例えば30分以上かかる場合は、途中のドッキングステーションで自転車を乗り換えれば、一日£2のみの支出です。

 

 

自転車で10分くらいで、あっという間に街中に出ます。

 

 

街中中の街中、Regent Street は通常であれば、大賑わいです、もちろん少しずつ活気は戻ってきましたが、まだまだ人が少ないなという印象です。横にはバスや車が通るのですが、しっかり自転車道があるため、安心して走ることができます。

 

 

Buckingham Palace (バッキンガム宮殿)です。土曜日の朝11時、本来は夏の間は毎日行われて観光名所でもある、Changing the Guard (衛兵交代)。もしかして見れるかな、と期待していたら観光としての交代はお休み中です…。

 

 

 

英国政府はイングランドで21日より完全なロックダウンの緩和を予定していたのですが、デルタ変異種による感染者拡大のため、4週間延期を発表しました。まだまだ…です。

 

好評だった? 最近2号のお買いものシリーズ。(買っていないものもありますのでご安心を)

 

その1 Smython’s(スマイソン)のバッグ。

 

 

その2 ポロシャツ。

結局似合わないと試着後買いませんでした。

 

結局グリーンを購入。

(本人曰くガーデンで目立たなく、ふさわしい色を買いたいと言っていますが、明らかにこのグリーンはちょっと目立ちます)

 

その3 メガネ。(本人曰く映画KINGSMANのコリン・ファース演じるハリーみたい。と興奮(一人で…)。

 

その4最後は自転車。

実はナメあしが欲しいなと言い出したものです。だったらオランダ製のVANMOOF(ヴァンムーフ)が良いんじゃないと言われ、あっという間に試乗を予約してくれました。試乗を楽しんでいたのは、あれ、2号?!

 

 

そんなに遠くない日に買うのでしょうか…。(2号が)

 

英国3度目のロックダウン緩和 Week 61 6/13~19

ナメあしはPaulaのところで働いて20年。働き始めた時から既に英国内のシャネルは得意先だったのですが、活け込みのアシスタントで初めてシャネルに行ったときはとても嬉しかったのを覚えています。(もちろんその時は花器を洗うのが専門でした)

現在ロンドンには路面店が3か所。デパートの中に2か所、その他小規模な路面店が2か所。この日は路面店の一つであるWalton Street店のテラスのガーデニングの仕事です。1階(日本でいう2階)に小さなテラスがあるのですが、お客様にドリンクを差し上げるときなどに利用しているそうで、今あるシンプルなものからコレクションに合わせて少し華やかなものに変更したいという希望です。

 

 

色合いはシャネルの基本色、ホワイトにクリーム、ペールピンクにコレクションに合わせたピンク。

この日は朝から始めたもののあっという間に30℃を超えてしまい、植え込みをしている間にも花たちはややぐったり気味、上手に落ち着いてくれるか心配です。(この日は太陽がぎらぎらしてしまったこともあって写真は撮れませんでした)

 

 

土が爪の中にしっかり入った、汗だくになった仕事が終わって2号と合流して、シャネル近くのPont StreetにあるAnya Hindmarchが手掛ける『The Village』へ。本当はこんな日は寄り道はしないのですが前回のリベンジです。

このビレッジには、アニヤのコンセプトショップが並ぶ、小さなアニヤ村です。元々このPont Streetには、自分のお好み、オーダーメードできる『Anya Hindmarch Bespoke Store』のみが展開されていました。この5月に規模が大きくVillage となり、『The Bespoke Shop』『The Plastic Shop』『The Labelled Shop 』『The Village Hall』『Anya Cafe』の5つのショップが並んでいます。

 

 

 

ロンドンにいらっしゃるとあちらこちらで見かけるこの『Zebra Crossing』(ゼブラクロッシング)。白黒のゼブラクロッシング、歩道の両側に、黄色い点滅灯がついている歩行者優先横断歩道です。ここを歩行者が歩くときは自動車やバイクなど全て必ず止まらなければなりません。

このAnya Villageでは、この黄色い点滅灯はAnyaのシグネチャーでもある『Eye』仕様!いつも見慣れているこの黄色のの点滅灯が可愛い表情に!

 

まずは、先日もブログで紹介したAnya Cafeへ。

 

 

このカフェ、平日は朝の8時からブレックファーストが食べれます。(いつも活け込み中に、羨ましく通り過ぎています)

まずはランチをいただきました!美味しい~。

 

 

そしてお目当てのケーキ!!!

 

可愛すぎて全部食べたい!

 

 

 

 

 

 

その他のショップは、こんな仕事後ではない時に訪れたくて今日は外からのみ。

今週来週と仕事が重なり週末に休みがない分、このカフェでエネルギー充電しました。またくるぞーーーー。

 

 

 

 

花市場にて。

別シャネル店舗用のGeranium(ゼラニウム)購入、今回はホワイト。

 

ガーデニングが楽しい時期ですね。

 

 

 

シャネルに活け込みは、Peony (シャクヤク)に。

シャクヤクはあっという間に開花するので、時間差で楽しめるように花選びをします。

 

この週から、活け込みのバディーはMarta。長い間、お母様の具合が悪く、自国のポーランドを行ったり来たり。その都度自己隔離をしなければならず、本当に久しぶりの再会です。

 

この日も暑い日でした。

お届けまでの時間でどんどんシャクヤクが開花しています。

 

 

最初にご紹介した、シャネルのテラスの一部分、数日後にはこんな風になりました、良い感じです。

 

 

この日は、どうしても時間がなく、外でブーケを作ったのですが、やっぱり良い香りにはBeeが飛んできますね。

 

 

シャネルのテラスの前のコーヒーテーブルに飾ったのですが、こうして写真に撮ると大きさがわかりにくい…。

 

ということでこちらをご紹介します、大きさおわかりいただけますでしょうか。

 

 

そうそう、この週に見つけたこのセーター。あずきーーーーーー(実家の愛犬です)買うべきかな~。

 

 

2週にわたって週末のお休みがないので、平日仕事後にこちらに出かけます。(どれだけ花好きか…)

また、きちゃた…状態なのですが、Sissinghurst Castel Garden へ。ナメあしが一番好きなガーデン、そしてこの眺めが好きです。

 

 

入り口手前に、旬のお花の紹介。

 

もはや、コメントは不要ですね。

 

 

 

 

 

バラもですがシャクヤクが満開でした。切り花もよいですが、やっぱりガーデンならではの美しさ。

 

 

ここ数年、ナメあし「一重の花」が好きです。上の二枚は同じシャクヤクですが、随分印象が違いますよね。

今までだったら絶対に八重、ダブル好きだったのですが、一重の儚い優しい感じが好きです。

 

 

ベジタブルガーデンのネギも可愛いですよね。

 

Scaobiosa(スカビオサ)も美しく。Beeも大忙しでした。完全予約で平日の最終時間だったため人が少ない。

今回初めて知ったのは、ガーデンのクローズのやり方。アナウンスがあるわけでもなく、人から声掛けされるわけでもなく、さりげなくお客様を出口に誘導するように、ガーデンの敷地内少しずつロープが張られ始めます。そっちにはいけないんだなと思ってその順路に沿って行くと出口になっていました。追い立てるでもないこの感じは素晴らしい。

 

いやぁリフレッシュ!!!

 

 

 

 

今までもご紹介していた、政府発信のこのグラフ(青いグラフは、日ごとの新規コロナ感染者。赤いグラフは日ごとの亡くなられた方)、少し久しぶりに載せておきます。

英国は、成人の81%が1回以上ワクチン接種を受けたにもかかわらず、デルタ変異種が広まっています。あっという間にまた感染者が増えていて、このうち90%はデルタ変異ウイルスに感染したと言われています。ただ 英国の保健当局は現在接種されているワクチンがデルタウイルスを防ぐことができると説明しています。英国イングランド公衆保健局(PHE)はデルタ変異に感染した事例の約1万4000件を分析した結果、ファイザーを2回まで接種した人は、そうでない人より‘入院治療のリスク’が96%低い、アストラゼネカを2回接種した場合、やはりリスクが92%に減ったと伝えた。色々な説がでていますが、感染者が増えても、重篤な症状に結びつかないことが下の赤いグラフで証明されています。

 

政府は6月半ばに完全な行動規制の解除を予定していたのですが、デルタ変異種の猛威に警戒をして延期に。まだか…とも思いますが、政策には納得しましたし、何より少しずつ昨年できなかったことが戻っていることが嬉しい。

今年は、Wimbldon (テニス)が開催!

 

 

 

そして、オリンピック同様に一年延期になった、Euro2020(サッカーヨーロッパ選手権)も開催。

この日はイングランドとスコットランド戦。この“英国対決”、主要国際大会での両チームの対決は、1996年にイングランドで開催されたEURO以来、25年ぶりのこと、もう朝からずーっと盛り上がっていました。試合時間のパブはこんな感じです。

それぞれが色々なことを我慢したコロナ禍、ルールに沿って少しずつ自由が戻ってくることに喜びを感じます。

英国3度目のロックダウン緩和 Week 61 6/6~12

Hyde Park (ハイドパーク)の西方にあるケンジントンガーデンズ内に特設された、Van Gogh Alive (ヴァン・ゴッホ・アライブ)という展示会に行ってきました。

2号が行きたかった場所で、ロックダウン中にこの頃だったらロックダウンも終わっているかな、と思ってチケットをとっていたそうです。ラッキーなことに見事ロックダウンも緩和されて、出かけることができました。美術館も長い間い閉まっていたので久しぶりのこういうお出かけです。

 

会場のMarquee(大きなテント)内で、ゴッホの作品をテーマごとにプロジェクションマッピングによってクラッシック音楽と共に紹介されています。

もちろん本当の作品を鑑賞する美術館鑑賞とは異なるものですが、大きな壁、床まで一面に作品が映し出されると、見慣れた作品もまた違った表情があり、一瞬で引き込まれました。

 

コロナ禍のためか入場制限もあるので、とても贅沢なスペースです。子供は子供ながらに踊ったり、ごろごろしたり楽しんでいます。

また時々画と共にゴッホの言葉がでてくるのですが、それも合わせて見れてとても響きました。

 

画像は静止したり動きがあったり。

展示は30分くらいのショーになっているのですが、あまりに感銘を受け、2度続けて見てしまいました。是非におすすめです。

 

久しぶりの美術鑑賞の後は、Sofraへ。トルコ料理のこちらは支店がロンドンにいくつかあるのですがそのMayfair店へ。ここはスペースいっぱいにテーブルがあり、そのきつきつな感じもお店の雰囲気の一つだったのですが、コロナ禍からテーブルの配置も変わっていて、まだ早い時間だったため、お客様も少なめでした。

 

そしてFortnum & Mason へ。ロックダウン中は唯一開いているお店で、ナメあしの救いの場所でした。

新刊の『Time for Tea 』に合わせてのディスプレイ。お茶の歴史やマナーだったり、その時間に食べるお菓子や簡単な食事のレシピが載っている面白そうな本です、買いたいけれどどうしようか…。

 

お店の1階(日本でいう2階)では、ビスポークで紅茶を作ってくれます。ナメあし何度か利用していますが、茶葉やトッピングも選べてラベルのワードも自分たちで選べます。

 

こことリバティーはナメあしの2大お気に入りの場所です。

 

こちらは別日、花市場の駐車場。日の出の時間が早くなり、朝の6時もこんなにしっかり明るい。

 

何とも言えない可愛いシェープのAllium (アリウム)が並びます、ネギ属なのでどうしても香りがネギ臭なのですが、人気がある花です。

 

ホワイト&グリーンのブーケ。

バラ、カンパニューラ、シャクヤク、スィトピー、アストランティア、アスチルベ、アルケミラモリス、タラスピが入っています。

 

 

 

この日は、元同僚のAnneの新しいお家へ。

ロンドンから2時間弱の場所に引っ越したことで久しぶりの再会です。お昼は彼女の手料理をお庭でいただきます。

 

 

お茶の時間には、私のお誕生日にお祝いできなかったからとお手製のケーキが!!!キャー可愛い!!!!!!

前にも何度も登場しているAnneのケーキ。彼女はフローリストになる前は本職のケーキ職人でした。

 

レモンとラズベリーのケーキです。さっぱりしていてとても美味しかったです。

そしてプレゼントにお菓子の本とケーキ型とタルト型をプレゼントしてくれました。

 

昨年は6月初旬まで完全なロックダウンだったため、美術館に行く、外で食事をする、花市場に行く、お友達に会う、が全くできなかったので(禁止だったので)その寂しさを思うとありがたく、当たり前のことに感謝です。

英国3度目のロックダウン緩和 Week 60 5/30~6/5

(かなり更新が滞っております、申しわけございません。長い目でお付き合いいただければ幸いです。)

 

この週はナメあしのバースデーウィークだったのですが、こんな可愛いブラウニーをいただきました!

 

昨年は完璧なロックダウンだったのでお出かけは不可能でしたが、今年はしっかり安全対策をとって出かけました。

「英国はご飯は期待できない…」と未だに思われている方多いかもしれませんが、インド料理のレベルは素晴らしい。その中でもインド料理店として世界で初めてミシュランの星を獲得したことで有名なのが、『Tamarind(タマリンド)』。インド料理はナンとカレーという概念を覆すそんなお店です。

 

 

お料理の前に、どこに行っても、まずはお花が気になります。ここまでロンドンでの花生活が長くなると、この花器、活け方をみると、「この会社かな?」となんとなくわかります。

 

 

お料理のお写真は是非にリンクのHPよりご覧ください。

お料理、素晴らしかった!是非にロンドンにいらっしゃる方にお勧めです。

 

 

こちらは花市場、スィトピーが並んでいます。

 

 

この日はオーダーをいくつか作ってそのままお届けです。

上の写真はロンドンの南東部、グリニッジ天文台の近くのエリア、Blackheath (ブラックヒース)。コロナ前は活け込みの関係上、週に一度はこのエリアを通過していたのですが、まだお休みのため久しぶり。どこを見ても美しい景色が広がっています。

 

最初の写真のように無限に野原が広がっているのですが、その隅っこに小さな湖があります。カモが可愛かったのでバンを停めました。

 

 

朝11時頃なのにこの時期には珍しい暑さで、太陽がじりじり。花の写真を撮るには少し明るすぎましたね。

季節の花Lupinus(ルピナス)をメインに、コテージのガーデンにあるようなブーケに仕上げました。

 

こちらは別日。クライアントの希望は、イエロー&ホワイトのブーケ。

この色の組み合わせは、単調な仕上がりになりやすく、意外に難しいコンビネーションです。この日のメインは「Skyline」と呼ばれる黄色のバラ。所謂黄色でもレモン色でもない、落ち着いた黄色です。そこにクリーム色のLisianthus (トルコキキョウ)と香りのあるSweetpea(スィトピー)を入れました。白はPeony(シャクヤク)とDill(ディル)。エッジには季節の花Solmon’s seal(ソロモンシール)を添えました。

 

 

 

この写真で見ると、黄色が強く見えますが、明日にはシャクヤクが大きく花開き、ちょうど程よいカラーバランスになります。

 

 

週末前の金曜日の活け込みの後、同僚にバンを渡してハロッズの裏より自宅までレンタル自転車で帰宅しました。

ハロッズの裏から、まずはHyde Park(ハイドパーク)に入ります。馬道を横を並走です。

 

この日も暑い日だったのですが、公園の中は緑が多く少しひんやりと感じます。

 

この季節はこのような原っぱにCow Parsley(カウパセリ)と呼ばれる野草が美しく咲いています。雑草ですがこの可愛い様とここ数年の野草ブームで花市場でしっかり販売されています。

 

 

この日は、Paulaの郊外の家まで、お届け物。

 

そのまま一緒にPaulaが手掛けたパブ『The Weeping Willow 』でドリンクです。

夏の英国の定番ドリンクの「Pims」、暑い日だったので美味しかったです。

 

週末も暑かったのですが、近所をお散歩。

 

いつものお散歩道でない場所に。近所でもまだまだ知らない場所があります。

 

 

 

とにかく暑い日で、ナメあしと2号には珍しくパブに吸い込まれました。

 

 

お気に入りの「Blue Moon」の生がありました。

瓶はよく見かけるのですが、英国での生は珍しい!(2号が熱く教えてくれました)

 

エクソサイズの後にこんなビール飲んだら全く意味ないですね…。

 

 

英国3度目のロックダウン緩和 Week 59 5/22~29

22日、英国政府は成人の70%強が一回目のワクチン接種を終え、40%強が2回目を終えたと発表しました。

ロックダウンが緩和されても、デルタ変異種が広がっていて毎日の感染者もまだまだかなりの人数なのですが、医療を逼迫するほどの状況にはならず、やはり接種が有効だということが目に見えてわかります。

 

 

街中に、観光バスが走り始めました、本当に久しぶり!

もちろんまだガラガラではありますが、走り出したことは嬉しいですね。

 

こちらはNHSが無料で配布しているコロナウィルス簡易抗原検査キットです、箱の中に7回分入っています。英国では三度目のロックダウンから少しずつ緩和されていますが、今もなお可能な限り、週に2度のこの簡易チェックを自分自身ですることを推奨しています。

(ナメあしは、シャネルに活け込みに行く際にその都度、この検査をするので週に2回程度していますが、本当にあっという間で3分程度で検査できます)

 

この日は近所のHampstead Heath(ハムステッドヒース)までお散歩。

 

 

この手前のライラック色の花はブルーベル。(シラー・スパニッシュブルーベル)、何とも言えず可愛いですね。

 

あれ、雨雲ががでてきたなぁ、と思ったらあっという間に降り出しました…。

 

いつもならすぐに止む雨がこの日はなかなか止まりません。

 

 

となりの木の下にも雨宿り。

 

少し雨脚が弱まると、先に進んで、を繰り返しました。でも雨のおかげで緑の色が輝き美しい。

 

森を抜けた頃には雨もやみました。

 

ここのお家はお散歩道でよくとおるのですが、いつ通っても美しい花が咲いています。自然な感じにやりすぎず(でもナメあしは想像します、やりすぎなく見せながらもしっかりお世話していること)本当にいつも素敵。

 

 

この日はオープンしたばかりのAnya cafeへ。デザイナーAnya Hindmarch の世界観がいっぱいのカフェです。仕事の日はいつもカフェ前を通るので、ようやく念願の、です。ただ夕方だったため、残念ながらほとんどのケーキは売り切れでした。

 

 

 

スーパーで気軽に売っているお馴染みのお菓子にAnyaエッセンスが加わるとこんな感じです。

 

仕事終わりの夕方前にSissinghurst Castle Garden(シシングハーストガーデン)に行きました。

沢山好きなガーデンはありますが、ここは本当にお気に入りです、どうかすれば毎週通いたい!

 

昨年は厳しいロックダウン明け、何とかブッキングできて一度訪れました。その際には、数か月ガーデナーも働けなかったことで、長い間の手つかず、よく言えば自然な(かなり荒れた)ガーデンだったのですが、今年はまた元のガーデンに戻っていました。

 

ただ今年は冬から英国の天候が安定していず、ガーデンにも大きく影響しているそうです。おかげで?季節外れのチューリップが見られました。

 

静かな空間に、鳥のさえずりと蜂の羽音だけが響きます、贅沢な時間でした。

少しブログ更新怠っていてがんばります!

 

英国3度目のロックダウン緩和 Week 58 5/15~21

英国、17日より更なるロックダウン緩和となりました!

新ルール(英国の中でもウェールズ、スコットランドはまた別ルールがあり、以下はイングランド用)

  • 最大6人か2世帯まで、屋内で集まることが可能。屋外では最大30人まで。外泊も解禁。
  • パブやレストランは屋内営業が再開
  • 美術館、映画館、劇場、コンサートホール、子供の屋内遊技場、スポーツ施設、ホテルなどが営業を再開
  • 他者と距離を取る施策も改定
  • 海外旅行が許可される。各国・地域は赤、アンバー、緑に分類される。だが、赤とアンバーの地域への旅は推奨されていない。イングランドへ入国の際は、規定に従う。(ちなみに日本はアンバーです)

生活の近いところでいうと、まずやはり大きいのはレストランやカフェの室内オープン。テイクアウトはできるものの昨年の12月からですからかなり長かった、緩和の初日にコーヒーを買ったら、「in or take away?(店内?持ち帰り?)」と聞かれただけで嬉しく泣きそうになりました。

ただし、ボリス首相は前回のロックダウン(ロックダウン解除後、またすぐに感染者が増えて、数週間でまたロックダウンをせざる得なかったこと)の失敗を例に出して、それでもなお感染抑制のために慎重に行動し、週2度の検査を受けてほしいと呼びかけています。

 

この藤の写真の2枚、同じ場所です。
ナメあしの中でこの花はここのが一番好き、という自分の中でのお気に入りの場所があるのですが、藤の花はこちらです。名所などではなくて、近所だったり車で通過した際にきれいだな、と思うところがほとんどですが、昨年は最初の厳しいロックダウン中で見れなかったので見れるだけでもあがります。
 4月頭に日本の実家からEMS(国際スピードサービス)で送ってくれた荷物が、ようやく届きました、ほぼ1か月強。このコロナ禍で荷物は通常より時間がかかるのですが、同じ日にもう一箱送ってもらったものは既に届いていたのと、トラッキングを見ると近所に荷物はあるとなっているのに、届かず、あきらめかけたところに届きました。
。。
 薬以外は兄の裁量です。2号はお酒のお供のようなものが好き(ただなぜかコーヒーと共に食べたりしています…)。私は甘いもの好きなので甘辛と広範囲に送ってくれています。
ベッドルームの窓の景色も初夏らしい。木々が近くに沢山ある分今年は例年以上に花粉症に悩まされています。
 花市場はPeony(シャクヤク)シーズンに突入。
去年は完全なロックダウンで市場が閉まっていたのでシャクヤクをスーパーで購入していました、去年のこの時期、英国は本当に大変でした…。
こちらは英国産の切り花や鉢物を置いているお店です。こういうちょっとずつって売り方も良いですね、自分ならどれを買うだろうか?と眺めました。
 季節の花、Sweet pea(スィトピー)!!!
香りがよいので、この時期のオーダーにはできる限りいれるように心がけています。はぁ~可愛い。
 
 お届けの前に記念に。
こちらの写真中央の今にも開きかけているシャクヤクは一重。
最近ナメあし、どのお花も一重に注目しています。シャクヤクは幾重にも重なる八重の美しさは言うまでもありませんが、こちらのシャクヤクははかなげで、繊細です。
 仕事後に、短い茎のものや折れてしまったもの、またお客様にお送りしたお花のコンディションがどうだったかを確認するためにもこうしてお花の様子をみているのですが、ただ寄せ集めなのですがとても可愛いかったです。
この日は、かたずけの一日。スタジオの倉庫の引っ越しがあり、Paulaの郊外のスタジオへ。ただただひたすら花器を移動させました。
天井まである棚が15個あるので、その中にきつきつに花器を置いています。地震がほぼない国だからできる技でしょうが、数えてみようと思ったけれど、800位からあきらめました…。
 ポーラがいれてくれた紅茶とお菓子。「近所のスーパーで買ったからスペシャルでないけれど」と。ナメあし入社当初からお菓子好きで知られていて、お菓子さえ渡せば相当働くと思われています(実際そうなのかもですが((笑)))。このお菓子の量はまだがんばれ、というサインです。
 タイ料理のZoomレッスンは進行中です。こちらは「スーキーヘーン」、タイスキの汁なしバージョン。タイでは屋台などでも売られているそうです。Zoomで見ているだけなのですが、間違えなくおいしそう~ということですぐに作ってみました。先生のレシピには、エビやイカ、セロリに万能ねぎなど入るのですが今日は家にあるもので、ちょっと寂しい感じではありますが、甘辛そしてやや酸味があり、とても好みでした、今度はきちんとレシピ材料で作ってみます。
 昨年もご紹介したBBCのテレビ番組、「The Great British Sewing Bee」シリーズ7が始まりました。アマチュアのソーイング好きが、課題にそって競い合うコンテスト番組です。腕前はもちろんですが発想が面白い。そしてジャッジする先生方も素敵なのです。見るだけでワクワク、ソーイングは全くできませんが、私も何か作ろうかなと妄想を膨らませたりしちゃいます。
 こちらは花器付きでのお届け。
 シャネルの受け付けは壁にモチーフが!可愛いのです。

英国3度目のロックダウン緩和 Week 57 5/8~14

本格的なロックダウン緩和を翌週に控えて、少し街が動いているなと感じる一週間です。

 

活け込み先のチューリップは今週で終わり、次の春までお休みです。

チューリップは想像以上に水を飲み、茎がびっくりなほど伸びるため、いつも以上のケアが必要でした…。

 

ガーデンに咲くチューリップもそろそろ終わり。

早朝にこの横を車で通過するのですが、この色合いはとても好みで毎日日の光で変化する様子を見るのが楽しみでした。

 

この日は仕事帰りに車を停めて、お散歩しました。

 

仕事帰りに会社のバンを持ち帰らない日、久しぶりにTube(地下鉄)に乗りました。この駅はターミナル駅で本来ならば、朝から晩まで人であふれかえるのですが、まだまだ静かなものですが、だからこそのこんな場に立ち合えます。警察犬の訓練!

 

地下鉄の改札口で大きなカバンを持っていると警察官にお願いをされて警察犬がクンクンとチェックします、あぁ~可愛い。ナメあし大きな花を持っていたのでクンクンチェック、警察犬予備軍ながらも仕事をしっかりこなしていました。

 

 

家の窓の景色も初夏らしくなってきました。数週間前まで家の前の木は何も葉がついていず、リスがあちこちと動くのも目でおえていたのですが、こんなに生い茂るともう不可能です。

 

アスパラガスの季節になりました!

手前がよくあるグリーン。そして奥は、Purple Asparagus (紫色)!

 

 

茹でると色が抜けてしまうのは残念ですが(手前が紫、奥がグリーン)味はしっかり異なります。紫の方が味に深みがあり、甘みもあります。

 

 

カフェも開いていない…三食作りも一年強続くと、ランチもそれなりに様になっています。でもやっぱり近所のカフェにも行きたいなぁ・・・。

 

 

ちなみにナメあし、甘いものは作りません、買ってくる派です!この日は無性にチーズケーキが食べたくなり、近所のカフェで購入(テイクアウトのみの営業中です)

 

日の光ではわかりにくいのですが夕方です。

 

 

クレマチスが満開!

 

 

パブも室内営業は不可なので、外席のみの営業。

 

 

カフェがケーキをお持ち帰りできるように、パブはビールのテイクアウトできます。

 

今週はこんなブーケを作りました。

 

これは週末、ドライブに出かけたのですが、天気も悪くなりその上、道も正規ルートからそれました。(英国の郊外は電波が届かないところが未だに多いのです)。でもそのおかげでこういう美しい田舎道の横を通ります。

 

そして道は更に細くなり、激しい雨の中ただ道を進んでみると、この道の両側は、Wild Garlic (行者にんにく)だと気が付きます!!!

もちろん大雨の中、レインコートを着て、収穫です。何とも言えないガーリック臭が漂うほどでした。

 

 

 

こちらは、ブルーベルとワイルドガーリック。ブルーベルはもう散り際だったのですが、ワイルドガーリックの白い花と相まって何とも言えない空間でした。ブルーベルとワイルドガーリック一緒に群生している場所に何度か遭遇しています、同じ環境を好むのか…何か関わりがあるのでしょうか。知人のガーデン博士に今度聞いてみたいと思います。

英国3度目のロックダウン緩和 Week 56 5/1~7

日本のゴールデンウィークと比べると…ですが、英国では5月第一週目の月曜日は祝日で三連休になります。

今年はちょうどPaulaより大きな仕事があり、三連休なしの仕事日となりました。もしコロナ禍でなければ、日本に戻って母の日のオーダーの準備に楽しい忙しい毎日だったと、何よりお客様にご迷惑をおかけしていると思うと気持ちも落ちますが、このことばかりは仕方ないですね。

 

少し前のブログに紹介したサンプルを作ったものの、本番です。

コロナ禍ということもあり、スタジオで一人で仕入れから制作、黙々とブーケを作ります。

 

この日は相棒「ぼんさい」もいました。ナメあしがバンから降りスタジオに向かっていると一緒にどこからともなく歩いてきて、ちょっと可愛いのです、そしてご飯をあげると(ほんの少しのドライフードをあげています)さっとどこかに行ってしまいます(笑)

 

Peony(シャクヤク)は、コーラル色。ピンク・オレンジの中間の色なのですが、花が満開に咲き始めると色が少しずつ抜けて淡い色になります。大輪のバラは「Misty Bubbles」と呼ばれるスプレータイプ(1本の茎に複数の花が咲いている形状のこと)。写真だとピンクに見えますが、バイオレットがかったピンクで、最近市場にあると仕入れるお気に入りです。

 

こうやって水を飲みに、花をチェックしに?時々遊びにきてくれます。

 

 

無事に制作、一晩ゆっくり保水して、翌朝から数人に分かれてそのまま配送しました。

今回のブーケの中で一番気にかかったのはシャクヤクです。シャクヤクは、つぼみから満開までがあっという間で、なかなか扱いが難しい花の一つです。お客様に届き花器に入れるときに美しく開くもの、数日後に開花するもの、など少しでも長く楽しめるように、コンディショニングから気を配りました。当日の朝ぷっくり膨らんだシャクヤクをみてほっとしました、まさにもう少しで満開になる前、ばっちりでした!

 

 

三連休がなかった分、別日に2号とドライブに、この時期の新緑の美しさにやられちゃいます。

 

コッツウォルズを抜けたので、やはりDaylesfordに行ってきました。写真手前のピンクの花はリンゴの花です。

デイルズフォードは、農場直送の青果や精肉、加工食品、自社ブランドのオーガニック生活雑貨などを販売。併設されたカフェやレストランでは主にオーガニック食材を使った料理を提供しています。納屋や農家を改築した宿泊施設とスパ、お料理教室などワークショップも開催されます。(現在は、宿泊施設やスパ、お料理教室等は全てお休み中です)

 

 

どこを見ても楽しい、美味しそうなものや可愛いものがあって、ある意味危険な場所でもあります。

レストランの室内営業はまだなので、屋外のみだったのですが、人気で予約で埋まっていたので、デリを買って車内で食べました。

この日は大好きなガーデングッズを扱うエリアがお休みだったのですが、ところどころに英国産のお花が!

もちろんお菓子も買いました~。

この季節のお目当てはこれ「Wild Garlic (行者にんにく)」。

家に戻ってきれいにお手入れすると、葉の束の中に美しい花を発見。アリウム(ネギ)と同じ匂いでちょっとくさいのですが、繊細で可愛いのです。

葉は、パインの実とパルミジャーノ・レッジャーノチーズとオリーブオイルで合わせてペーストを作りました。

無限に食べれます。もっと買ってくればよかった…。

市場にガーデンローズが並び始めました。スィトピーと合わせます、香りがお伝えできないのが残念です。

 

英国3度目のロックダウン緩和 Week 55 4/24~30

オーダーのブーケ、花器付きです。

通常の活け込みの後、郊外へのデリバリーだったので、自宅で作成しそのままお届け先に向かいます。この1年強、ロックダウンが度重なり、スタジオではなく自宅で制作ということが多々あります。ちなみにナメあしの自宅は花の作業部屋というものはないので、キッチンが急きょそのスペースとなります(笑)

 

 

色々なことは書けませんが、米国女優さんへのお届け、旦那様は有名なミュージシャンです。

 

 

このブーケに入れるためにこの「Cloony (クルーニー)」と呼ばれるスペシャルなラナンキュラスを仕入れたのですが、その中にツインを発見!(通常ラナンキュラスは一本の茎に対して花は一つ。)

しかも嬉しかったのは、元同僚で友人のAnnaも同じものを同じ日に発見してインスタにあげていました、同じ想いで写真に残していて嬉しいものです。アナとはもう2年以上会っていません。ちょうど昨年コロナが英国に広がり始めた3月に会う約束をしていたのですが、なくなくキャンセルをしました。

 

 

以前にお話しした、タイ・バンコクからZoomで習っているタイ料理ですが、継続中で、レシピも増えています。

今日はレッドカリー。レッドカリーは好きで市販のペーストを使ってよく作っていたのですが、ペーストからは初挑戦。先生は「あひる」を使われていたのですが、ナメあしは冷凍庫にあった「鴨」で作りました。ただ相変わらずのZoomのため、このお味が正解なのかわかりません!

 

 

この日は和食。日本食は凝ったものは作りません、いつものもの。人参のきんぴら、お豆腐の和え物、春キャベツの即席お漬物にサバを焼いたもの。白いご飯はイタリア産の日本米、「ゆめにしき」。色々試しましたが、日本で作られるお米に限りなく近いと思います。

 

 

朝の活け込みバッキンガム宮殿を通過して活け込み先に向かうのですが、時間通りにスムーズにすすんでいる時に、この騎馬隊とこのあたりですれ違います、まさに忙しい朝の時間の目安です。

 

シャネルの活け込みは、可愛いフリンジのチューリップ、オランダから仕入れています。オランダ産は英国産に比べると持ちがよい、もちろんその分お値段も違います。

 

そしてまたブルーベルの森にでかけてきました、ちょうど一週間ぶりになります。

先週に比べてみると明らかにベルがさらに開いて、森の中のブルーのカーペットが色鮮やかに広がっています。

 

 

 

 

野に咲くイングリッシュブルーベルは、絶滅の危機に瀕しています。
Scilla(シラー)と呼ばれるスパニッシュ・ブルーベル、またはハイブリッドのブルーベルが入ってきたのが混在し始めまたことが原因のようです。これらのブルーベルは生存力、繁殖力が強いのが特徴です。調べてみましたが、どうやって野に咲くイングリッシュブルーベルの中にシラーが紛れ込んだか定かではありませんが、ハイブリッドが発見されたのは1963年頃とのこと。実際に森の中でもこれはシラーだな、と思うものも多々あります。

 

 

そしてここで強くお伝えしなければならいのは、まるで悪者のように書いていますシラー(上の写真です)も人気のこの季節の花です。ご近所のお庭でももよく見ますし、市場でも切り花としてこの時期に並びます。

 

 

 

帰り道に更に車を走らせ、Seaford Head (セブンシスターズの白い壁)へ出かけました。詳しいお話はこちらから。ここは2号が出かけてみたいとずっと言っていましたがなかなかチャンスがありませんでした。

 

 

 

 

実は先週のブルーベルの森の帰りにも立ち寄ったのですが、あと少しというあたりまでお天気は良かったのですが、ここに到着すると多分霧だと思うのですが、海の方から雲のように霧の塊のようなものが流れてきてあたりを包みました。

 

次の写真はその先週の写真、同じ場所です。

 

幻想的だったのですが、何も見れずに帰宅しました(笑)

 

 

 

 

この日はお天気もよく気持ちがよかった。

そして上の写真、よーーーーく見てください、お気づきになりますでしょうか?

 

可愛いうさぎです。この日は、ラッキーにも何度か出会いました。

 

 

 

 

 

 

春らしいブーケを作ることが多い一週間でした。

 

 

これは金曜日の仕事終わり。

渋滞!!!!久しぶり、多分昨年のロックダウン前だから1年数か月ぶりの渋滞です。普段はため息もでますが、何だかにぎわうことに喜びを感じてしまいます。

 

 

最後はやっぱりリバティー。可愛い春らしい色合い、買っちゃおうかな~(何も作れないけれど…)

「ナメあし、よくリバティーに行くなぁ」と思われると思いますが(実際いつでも毎日でも行きたいです)、お手洗い事情があります。ナメあし一日街中の仕事は、お手洗いに行くとき、活け込み先のホテルだったり、コーヒーを買うついでにのカフェだったり、とある程度自分で場所を決めているのですが、今はそのどちらもこのコロナ禍、使用できない状況です、というか今は多くのナメあしのような仕事の人は苦労していると思います。日本はコンビニがあるので便利ですね、ということで、デパートが4/12より開いたことは大変ありがたい!緩和されたとはいえ、まだまだ色々大変ですが、リバティーに行けるということで楽しんでいます。