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masculine flower

仕事をブックされる日に内容を知る日と出向いてから知らされる日があります、今日は後者。

ヘッドの担当者から「ナメあし、今日は masculine flowerよ」と。

ある会社の株主総会。この日のテーマカラーは レッド&チャコール。
トロピカルフラワーのレッドジンジャー、ピンクッション、アンスリウムやカラー。1種類の花材とグリーンでシンプルに花器にアレンジし、受付、会場、ドリンクコーナーなど、指定の場所に飾っていきます。

バーカウンターに飾ったもの。この日は暑い夏日だったので、見た目にも涼し気でぴったり!なものでした。

写真が少なくてすみません。
こんな感じが 「masculine 男性的な花」と呼ばれています。
日本でいえば、トロピカルフラワーといいそうですね。英語はやはり難しい・・・まだまだ山を登っています。

Wedding @The Savoy

先週末のウエディングの会場は、 The Savoy(サボイホテル)。

The Savoyは、1889年(明治22年)に創業したラグジュアリーホテル、ロンドンのランドマーク的存在です。2007年にリニューアルのためにクローズし、昨年10月に再オープン。改装後初めて出かけるナメあし、仕事半分で、とても楽しみにしていました。

この日はJewish(ユダヤ教)の方の結婚式。教徒の式で用いる『 Chuppah(フッパー)』と呼ばれる天蓋を作ります。

今回のChuppahは、どちらかといえばシンプルなもの。シンプルな分、生花の良さが引き立ちます

レセプション(披露宴)のダイニングのお部屋の壁の色はペールブルー。そしてゴールドの装飾が合わさり、華やかな貴族趣味な圧倒される空間です

今回のテーブルはそれぞれアレンジを変えています、細かい作業がいくつも続きます。

ウエディングケーキはケーキ屋さんから運ばれてきたものを、生花でデコレーション。最後の細かい作業にはドキドキです。

Alice band

なんだかあっという間に一週間が過ぎて明日で週末。明日は郊外の仕事に出かけるため、早朝の出発です。

先週末のウエディング、アップしたいと思いながら、こんなに経っています。少しさかのぼりますがお許しください。

ウエディングの時間を計算して、ブーケとアリスバンドを作ります。アリスバンドとは
日本で言う『カチューシャ』のことです。このアリスバンドは3歳の女の子が使うもの。スプレーバラと小さな葉をいくつもいくつもワイヤリングして作ります。

ウエディングブーケは、3色のdustyな(グレーがかった)バラのみのシンプルなもの。横に写っているスィートピーは、アリスバンドの女の子が持つ小さなブーケです。

この日、ウエディングの作業に追われていると滑り込みでPeony(芍薬)のブーケのご注文がありました。仕事終わりにお花を取りにきた男性、この日は結婚記念日で、ブーケはもちろんピンクのPeonyだったそう。片手に添えるカードを用意している姿、とっても素敵でした。

Hello Lottie

日本に行く前からブックされていた大きなウエディングが週末にあり、チームの一員として4日間、準備に忙しく過ごしています。

今日は別の同僚と初めまして、のLottieが加わります。

「How old is he? (彼はいくつ?)」と同僚に聞くと、「彼女よ、顔をみればわかるでしょ!!」と。そういえば、可愛いピンクのリードをしています。

20キロという彼女。作業中はスタジオの中を行ったり来たり、フガフガと走り回る姿、愛くるしいのです。

たくさんのスィートピーを仕入れます。日本では春の花ですが、こちらでは夏の花、甘い香りでいっぱいです。

初夏

今週よりロンドンに戻りました。
そして今日から仕事復帰。週末にウエディングがあり、時差ぼけにもならないままこちらの生活に戻っています。

ロンドンは、美しい青空が広がったと思ったら、急に雨が降りだしたり。日本の梅雨とは違いますが、この時期特有の雨が一日に何回か降ります。ただ雨の後はまた青空が広がります。この気温が下がったり、上がったり、適度な水があったりで庭先のお花が元気で、美しい季節。そんな初夏のロンドンの様子をまたお届けしたいと思います。

Congratultions! その2

万平ホテルでの披露宴。

幸せいっぱいのこの笑顔を見れば、ナメあしの説明などいらない、そんな素敵な食事会でした。

Sさんの横にある大きなアレンジは、二人のたっての希望のもの。大きなお花を囲んで式にきていただいた方たちと一緒に写真が撮りたい、と。

メインダイニングに続く中庭が見えるこちらのお部屋。木々の緑に、花々に負けない元気なパワーを、とカラフルな花々を使います。大輪のピンクは芍薬、見事に満開です。

Sさんが持った2番目のブーケは、大好きなピンクを中心としたラウンドブーケ。この時期ならではのガーデンローズをメインにしたもの。ベルのようなぶら下がっているものは、テッセン、グリーンはアイビーを少しだけ添えています。

ナメあしがウエディングブーケを作る際、何より香り考えます。緊張する花嫁さんへのアロマ。深呼吸をしたときに、ちょっとでもほっとできれば、と願いをこめています。
ガーデンローズのスィートな香り、一生忘れない甘い香りになればいいなぁ・・・。

テーブルのお花は、Sさんのブーケのピンクをメインにした、カラフルな色合いのアレンジ。
ガラスの花器の中にサンキライ。アレンジの中には、二人の思い出の地、長野県が産地のブルーベリーの枝物をふんだんに使いました。

こちらのホテルのメニューカード、大正時代から使われているそうです。
四季にちなんだ花々が可愛く描かれていて、ラブリーなカードです。

最後に。あれ???Kくんの写真をのせていないですね・・・。でもナメあしの写真はどうしてもSさんばかり、ごめんなさい。

心よりおめでとうございます!!

Congratulations! その1

野山が輝く季節、初夏。木々も花々も初夏の柔らかい光の中でそれぞれの色に輝き、美しさを放ちます。そんな緑いっぱいの軽井沢の結婚式に出かけます。

従兄、ナメあしにとっては弟のようなKくんの結婚式。新婦のSさんと3人で、二度のお花の打ち合わせをさせていただき、2人の、特にSさんの式への思い、家族への思いを知りました。
結婚式は女性が主役(とナメあしは思っています)、思いをできるだけ叶えてあげたい。

前日の夜から作りだしたブーケを持って、早朝の東京を出発します。

聖パウロカトリック教会にて。Kくんが心配していたお天気も快晴。

ウエディング・ブーケは、ピュア・ホワイトのキャスケード。4種のバラに、香りいっぱいのStephanotis(マダガスカル・ジャスミン)と彼女の希望のブルーのお花、クレマチスです。

こちらは室内での厳かな式が終わった時のもの。2人とも緊張の糸が解けてリラックス。

祝福のライスシャワーをあびた2人、特にKくんめがけてまかれたライスが彼のセットされたヘアーの中にたくさん。叔父(新郎の父)がそれを一生懸命に取っているこの1枚、ナメあし、とても気に入っています。 

急きょ、あずきを連れて出かけることになり、あわてておめかしです。
たくさんの観光客の皆さんに写真を撮ってもらいました。

この後、万平ホテルでの昼食会です。もう少しお付き合いください。

つづく

日本の花 ササユリ

ユリといえば、華やかなカサブランカに代表されるように、オリエンタルリリーの花は大輪、香りもよく、人気のお花、世界中どこでも一年中手に入るお花です。

でも本来ユリは6月から出回る夏の花。
花市場でササユリが並んでいます。

ササユリはこの時期にしか出回らない日本に自生するユリ。細い茎、小ぶりの花、活けてもうつむいしまう可憐でひたむきなところに愛好家の方も多いお花です。

ササユリという名前の通り、葉っぱが笹の葉に似ています。
花はうすいピンク、華やかなユリというよりは、繊細な、でも何か自然の力強さをを感じます。

この花を最初に見たのは、お茶室です。やや蕾の一輪だけ挿してあったササユリが、帰り際に花開き、うっすらと香りを放っていたことに可愛さの中に力強さを感じたのを覚えています。それからこの時期には探していましたが、なかなか見かけることも少なく、こうして自分で花市場にいってみかける環境になった今でもなかなかお目にかかれないスペシャルなお花です。

今日からロゴは夏色です!

 

今日から夏色のロゴです!
日差しの強さが花の色を鮮やかにする初夏、ロンドンでは薔薇のシーズンを迎えています。
そこかしこで咲き乱れる様、散った花弁が織りなす薔薇色のカーペットが目に美しいです。
Enjoy the season!