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Coffee, Tea, Cake & LOVE

お天気もよい週末、何となく街中の人ごみに行くのが億劫で週末はよく歩きました。
久しぶりにCrouch End (クラウチエンド)まで。地下鉄の最寄り駅がないのですが、人気のあるエリアです。

コーヒー、ティー、ケーキ & LOVE… 
素敵なカフェ発見です。

最近こういうちょっとさりげない、おしゃれで、でもやりすぎない、ほっこりするようなカフェが増えたような気がします。

となりの男性はPCを持ち込んで作業をしています。カップルがいたり、親子連れがいたり、ガーリートークに花が咲いていたり・・・でも帰り際には店員さんと気軽にお話しています、地元に愛されているカフェなのでしょう。
カプチーノも美味しかったし、何より久しぶりに美味しいケーキでした。ロンドンのケーキは日本のアベレージの高いケーキに比べるとたまにあれ・・・ぱさぱさ、とがっかりすることも正直多いのですが、キャロットケーキもへーゼルナッツブラウニーもしっとり、美味しくてびっくり。




アンティークの棚の上に、お水がおかれています。こういう見せ方とても上手。

奥は少しゆったりできるテーブル席がいくつかあります、なんと壁紙は楽譜です。

お店は正直そんなに広くもなく、家具も統一感があるようなないような、仕切りのカーテンなど少し粗雑だったり・・・なのに、可愛い。お洒落なのにお洒落過ぎない・・・東京も帰国のたびに新しい素敵なカフェができていて、それはとても楽しみなのですが、こういうお店はなかなか見かけないです。
このクラウチエンド、可愛い雑貨屋も多く、ナメあしのお気に入りの場所です。
Coffee Circus
136 Crouch Hill N8 9DX



 

RobinとBrianneのお庭

少し前の話です。
いつも読むガーデン雑誌に素晴らしい個人のお家のガーデンが紹介されていました。年に数回一般に公開しているこちら。載っている電話番号にかけてみると、公開日ではないにも関わらず見せていただくことになりました。南に向かい2時間弱のドライブ、Sussexにある RobinとBrianneのお庭にお邪魔します。

1976年にこの家の移り住みはじめたお二人。元校長先生でそして30年以上ガーデンを育てているRobinにお庭を案内していただきます。

住む前からあるガーデンをそのまま生かし、作り過ぎない、自由なガーデン作りを心がけたそう、それは今も続く思いだそう。

ゲートからお家に続く道、表庭、裏庭と一面にDaffodil(水仙)が広がります。前に住んでいた方から受け継ぎ、自生しその数いまや40000本、そのほとんどが35年前からのものだそう。

こちらがお家。元々11世紀頃に建てられた家を15世紀頃にチューダー調に建て直したものがこの家。ということは築500年以上・・・この時期日本は、室町時代の中期。

Daffodilと同じくらいあちこちに咲いているWild Primura(プリムラ)。

Fritillaria(バイモ百合) も恥ずかし気に下向きながら、しっかりと存在感だしています。

外出していたBrianneが戻ってきて、違った角度でガーデンを紹介してくれます。

見逃してしまいそうなところ、中庭の階段の淵にひっそりと Violet(白いすみれ)です。

Violetの品種、Dog Violetと Sweet Violetの違いまで。
自生しているのが珍しいSweet Violetは名前のとおり、甘い香りを放つそう。「これは、どうかしら?」と生えている花を、みんなで地面に寝て、香りをチェックします。

こちらは雑草のようですが、Wall Whitlow Grassと呼ばれ、この地域Sussexに自生する珍しい花、白い花が咲くそうです。

Daffodilは20000以上の品種があるといわれていて、もちろん庭にある全部の名前は覚えていないけれど、これは、と紹介してくれた2種。

『February Gold 』
鮮やかなイエロー、このトランペットの長さが特徴的。確かに長いですね。

『Jenny』

教え子が病気で亡くなり、そのご兄弟が植えて欲しいと持ってきた品種がたまたま調べてみると彼女の名前だったそう。オフホワイトにクリームのラッパ、優しい色合い。お家の玄関をでたすぐのところに元気に咲いています。

結局ご夫婦に2時間程度つきっきりで案内していただきました。

優しい春霞のような光がさします。地震のことで神経が過敏だったのでしょう。小さな直向な花の姿に感激したり、芽吹く木々に強さをみたり、現実を一瞬忘れられる時間でした。

そんなナメあしたちに「またいつでも遊びにいらっしゃい、夏もいいのよ」と嬉しい優しい言葉。また伺いたい、と思っています。

英国は夏時間がスタートして(只今日本との時差は8時間になりました)からお天気がよい、春というよりは初夏を思わせる毎日、青い空が広がっています。

桜が満開です。
東京も桜が満開のようですね、「嬉しさだけでなく何とも言えない気持ちでみさせてもらっています」という知り合いの方からのメール。今年の桜は本当にきれいで、でも少しさびしい桜です。
英国での連日の報道もリビアの問題もあり、こうして3週間が過ぎると残念ながらニュースで取り上げられる時間は少なくなりました。世界は日々動いていることもちろん承知。数分おきに流れる速報を見ていた時は非常事態でしたから、ある意味落ち着いてきたことの証なのですが、こちらの人々の中で忘れられていくのではないか、そんな複雑な気持ちになります。
久しぶりにでた街中は、沢山の人人人、熱気であふれています。パワーに負けそう、しんどいな、と思っていたら、ある集団をみつけます。
大きなスーパーの入口に英国人の子供たちが先生に引率され、日本の震災のために募金を募っていました。嬉しさとありがたさと感謝の気持ちでいっぱいになります。お金を入れると、「Thank you」と。いえいえ、首をふりナメあしが 「Thank you」と気持ちを伝えます。

Teacup Candle Workshop

こちらにきて身近なものになったものといえば、キャンドル。
仕事でも家でもよく使います。ここ数年はさらに興味が増え、日本から和ろうそくを持ち帰ったり、手にするキャンドルの成分や香りが気になったり・・・念願のSoya(大豆)キャンドルのワークショップを受けました。

キャンドルについての講義を受け、その後実技です。Soya(大豆)から採れる自然なオイルでできた大豆ワックスを使用した植物性のキャンドル。エッセンシャルオイルを自分で調合して、香りを作っていきます。

パートナーになった英国人の彼女は途中から何度も電話が入り、急用でギブアップ。ナメあしが1人で彼女の分も仕上げることになります。出来上がった作品を数日後にとりにくる手配を済ませた彼女、帰り際に「オリジナルの香り、楽しみにしているわよ、よろしくね~」と。このカップ彼女がアンティークショップで買ったもの、だそう、可愛いですよね。
仕上がったものを翌週取りに行きます。

こちらは準備していただいていた赤いマグ、家にあったお皿と合わせます。ローズマリーだけのシンプルの香りに。

家から持っていった、お茶碗。グリーンの蒟醤(きんま)塗りのお茶托におき、和テイストに仕上げます。
このお茶碗、「可愛いから写真を撮らして」、と人気者でした。

こちらは以前にご紹介したにアンティーク市で買った、ロイヤルアルバートのもの。
※ 上文の下線部分をクリックすると昔のブログが読めます。この日、このシュガー入れだけ購入したのです。写真を見直すと、写真に写っているカップ&ソーサーをなぜ購入しなかったのか、と悔やまれます・・・。
香りは、オレンジとイランイランのお花の甘くて優しいものに。


早速灯してみます。
よく目にする石油からできたパラフィンキャンドルの色は真っ白ですが、Soya(大豆)キャンドルの方は黄色味を帯びた白色、とっても自然な感じ、暖かな色合いです。キャンドルは低温でゆっくり溶けます。煤(すす)も少なく空気清浄や、消臭効果まであるといわれています。
「とってもいい香りがするね」と満足気に2号に話しかけると、すやすやうたた寝です。(写真の後ろに2号が映っています)きっと香りがいいから、ということにしましょう。

Mothering Sunday



今日は母の日。英国の母の日は教会の暦で四旬節(lent)の中日(初日から数えて4週間目の日曜日)にあたり、毎年日が異なります。
スイセンやヒヤシンスなど春のお花を使ったブーケを贈る方が多く、忙しい週末となりました。
10年以上注文しているという顔馴染みのお客様。ご注文はいつもお母様のお好きな100本のチューリップだけのブーケ。お母様もチューリップに合う花器を準備して待っているそうです。
「毎年、自分も親も元気で、こうしてお花を贈れることが幸せなこと」とお話してくださるお客様、日本のことを思うと何気ないことを普通にができることのありがたさを実感します。

忙しく時間だけが過ぎ、機械のようにブーケだけを作っていたので、写真がほとんどないのですが、このブーケはこの日一番のお気に入りだったので、お嫁入り前に写真に残します。

スプレイ咲きのバラは新種です。チューリップやアネモネ、ライラックの入ったもの、直径50センチの大きなブーケです。

おもい

週半ばに日本人の方が主催する 日本の地震の被災地支援チャリティーイベントに参加してきました。個人として、オルモストアンリアルとして何かできないか、と思っていたところのこのお話、飛びつきました。
香りいっぱいのスプリング・ブーケを作ることにします。ただ前日も当日も翌朝も郊外での仕事。会社のバンを現地からそのまま運転して、着替えもお化粧直しもできないまま、搬入の時間を過ぎて、ギリギリのタイミングで到着です。

このお話を紹介してくださった方との新しい出会いもありました。当日まではメールでのやりとりにも関わらず遅れてきたナメあしたちをロビーで待っててくださいました。
手作りの日本のお菓子やバン、花束やプリザーブドもありました。生演奏も入ります。
ナメあしが想像する以上に本当に大勢の方が訪れ、気持ちが1つなのだなと、実感。その後びっくりするような金額が集まったことを知りました。

お見舞い申し上げます

 

3月11日に発生した東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
今、何が出来るかを考え、ロンドンで開催された「Aid for Japan」チャリティ・イベントに参加し、ブーケの売上を寄付して参りました。
被災地の一日も早い復旧をお祈りしながら、これからも、私達に出来ることを一つ一つしていきたいと思います。
オルモストアンリアル
スタッフ一同