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Early autumun wedding

初秋の頃に、ポーラの仕事、郊外でウエディングの話しです。

ブライズの所有している庭でのウエディング、広大な敷地に仮設テントが作られ、そこが披露宴の会場。
わたしを含め三人のフローリストは当日朝に現地入りです。

車を走らせた早朝には雲ゆきが怪しかったのですが、ブライズ持っていますね、どんどん快晴に。

予定していたテーブルの数に変更があったり、お花を飾ったほうがいい場所に、予備のお花で対応します。

この日は日本で言う「高砂」のお席はなく、カップルは、ゲストと一緒に着席。このテーブルはそのお席、普通のお席よりほんの少し華やかに。

お花の内容や色合いを決めたのは、ブライズ(花嫁さん)。

今年2月に大阪のリーガロイヤルホテル様で行われたウエディングフェア内で、ポーラのプロフィールの意味を兼ねて作ったものを見て気に入ったそう。

日本では、華やかな色合いだけれど、実際の結婚式で使うには難しい色合いかな、という意見もいただいていたのですが、こうした自然の中でみると、とてもしっくりきます。

こちらはデザートが並ぶテーブル。

花びらやフルーツを適当に置いてあるように見せるアレンジと呼んでいいのかですが、簡単そうですが意外に?テクニックがいります。

こちらはウエディングケーキが乗る前。

残念ながらケーキ付の写真がないのですが…どうぞ想像してみてください。

どこまでが敷地なのかな、と思うほど広がる自然を眺めながら、手だけは休むことなく、時間との戦いです。

ナメあしの足元にはなぜかこの二匹の犬がまとわりついて離れません…。朝同僚の犬が私にすりよってきてその匂いが残っているようです。

何度か気軽に話しかけてきた女性、親族かな、と思っていたら、ブライズ(花嫁さん)でした。式の一時間前までお化粧もせずにのんびりとリラックス。自分のお家ならでは、ですね。

実はこの上の犬たちと飼っている馬たちもデコレーションしたのですが、飾る前に退散したので写真がない…これも想像してみてください。

日本の夏

夏の日本の滞在は3週間、本当に暑かったのですが、でも「これが夏だな」と楽しめました。

朝5時過ぎ、花市場に行く頃にはセミが鳴きはじめています。英国ではほとんどこの声を聞くことがないのでとても日本らしく、木々を見てはセミを探しました。
 

そして食べ物といえば、大好きなフルーツ、「桃」も堪能。亡き父のいつものセリフ「香川県の桃は日本一」、を受け継ぎ、パワーアップし「世界で一番美味しい」とナメあしは信じています。
 

久々に高校野球もテレビで観戦。いくつか見ただけですが、それぞれの試合ごとにドラマがありました。
 

ナメあし学生の頃、一度だけ夏の高校野球を見に父と甲子園に出かけました。というのはその年、父の母校が四二年ぶりに甲子園に出場が決まりました。父は野球部だったこともあり、予選のあたりから情報をもらっていました。出場が決まったときには、差し入れを考えたり、多忙な仕事だったにも関わらず、なんとか時間を作って甲子園に出かけていました。
 

三回戦は、ナイトゲーム延長14回、途中で大雨が降ったりの大変な試合でした。母とナメあしは自宅で観戦していたのですが、みんなと同じ気持ちで応援しようと、クーラーを止めて汗をかきながら、応援しました。1-0で勝ったときの高揚は今でも覚えています。そしてその時に次の試合は甲子園に行こうと決めました。

そしてベスト8の試合、父はその当時のお仲間と。母から言われたとおり、ナメあしは邪魔をしないように少し離れた後ろで観戦します。

父は麦わら帽をかぶって、タオルを首に巻いて大声で応援しています。時にはおとなりの方と肩を組んで歌ったり、声援を送ったり、日ごろの父からは想像もつかない姿です。ウエーブがスタートしました、できるのかな、と見ていると。父はワンテンポ遅れていましたが立ちあがってこれも楽しそう。
 

進学校だった父の高校、野球部も大きなチームではありませんでした。ここまで三回戦でずっと投げ続けた投手の代わりがいず、疲れもピーク。結局この試合は負けてしまいました。
 

試合が終わって選手がこちらに向かってご挨拶。父は何度もうなずき、声援と大きな拍手を送りながら空を見上げて、目をタオルで押さえていました。暑い暑い夏の思い出です。

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8月もあと少し!

気が付けば8月も残すところあと少し。バタバタと日本に帰国、そして英国に戻っております。
ここ数カ月、ナメあし人生の記録的な忙しさでした。前回日本から英国に戻ってきたのが5月の半ばから日本に戻るまでの数カ月、仕事量が増え、アップアップ状態。夏の日本滞在、暑い毎日ではあるものの、忙しいものの、さほど忙しさを感じない楽しい毎日です。
7月の半ば、リバティー勤務時代からの友人Annaと一緒に仕事をしました。
ナメあしも気に入っている The White Company からの依頼。その名の通り白を基調としたリネンやタオル、キッチングッズやキャンドル類、子供服から大人までの衣類を扱うブランドで、素材を重視、シンプルなデザインで人気があります。
こちらの冬のコレクションのプレス発表とカタログ撮影のフラワーディスプレイ。
会場は街中から一本入った古い一軒家。プレス前日に設営が始まり、ブースごとに仕上がったところにイメージした作品を作るという下準備ができないものでした。決まりごとは 冬にある花、葉類、クリスマスツリー含むクリスマスグリーン類。そして花は白のみ。
ロンドンにいる私が花の仕入れ担当。ブライトンに住むAnnaはモミやヒバ、そして生で育っているクリスマスツリーを仕入れに郊外のナーサリーまで直接仕入れにでかけます。
カタログになるのであまり紹介はできませんが、最近の仕事の中で面白かった仕事の一つ。
ディレクターは何も指示をださないのですが、空間を見て、ここに飾ったらいいのでは、と思ったものが実際にその場で撮影されていると嬉しさも増します。とはいっても実際に使われるのは数個あればいいものです。そしてカタログではほんの隅っこだったり、フォーカスされていないものになるでしょう。
カタログの出来上がりが楽しみです。
大きなものの紹介は控えますが、小さなものだけ…。




 

暑い夏の予感


ロンドン内を日中仕事で運転していため、交通渋滞はある意味慣れたものなのですが、ここ数週間はなかなかひどいものです。いつもの1.5倍l2倍は当たり前、時には3倍以上かかります。というのも、自転車使用者の人気に伴い、サイクリングコースが次々と整備されています。工事中は例えば三車線が一車線になるので、大渋滞はさけられません。


上の写真のように大きな交差点内の信号がすべて止まっているため、ルールがない分秩序がなく途方に暮れるほど渋滞が続きます。
 

今週月曜日、その工事の一環でスタジオ近くの水道管が破裂。メインの水道管だったため、道路が浸水、道路がいくつか通行止めとなったため、月曜、忙しい朝に更なる大渋滞。活けこみの場所に行くのも大変で、いつもより大幅遅れで戻ってきました。

そしてびっくり、スタジオの水が遮断されていることを聞かされます。月曜日は週のはじめということもあり、沢山の花や葉類が入荷されるのですが、水がない…致命的です。

結局、お水を買って対応することにしました。水がきちんと戻ったのは翌日の夕方、水のありがたさを感じました。


その上、ロンドンは記録的な暑さが続いています。一昨日は34度を更新、日本の皆さんは驚かない数字ですが、エアコンが少ないこの国ではかなりの暑さ。ナメあしの使用するバンもエアコンなし、ですので、車の温度計は39度を超えていました。
週半ばには、悲しみごとのお花のオーダー。
野に咲くような、季節のお花がご希望でした。
当日朝、ご家族のご希望でラベンダーをいれてほしいということで、朝市場で仕入れナメあしが配達、渋滞をくぐり抜けお届けします。
お花を見て、まさに思い描いていたブーケだったそうで、こぼれる涙にこちらもぐっときました。

 

Photo Shooting 2

撮影の最終日は、スタジオから離れて、ポーラの郊外の自宅へ。朝一番の田舎道を走っているとあまりに心地よく、仕事に行く気にならないほどです。

ポーラがテーブルを庭側に準備してくれて、最初はアリウムが美しいここでアニータと作業を始めます。

あまりの日差しに強さに、外仕事をギブアップ。

キッチンに移動します。

「これ使えるかな?」と渡されて花器、私も学生時代に購入した懐かしい花器でした。学生の私が購入する際にはかなりの高価なもので母が買ってくれたものです。懐かしい、ポーラもいつ買ったのか、かなり錆びて良い感じ。

この花器、試験管のような細いガラス花器がいくつも金具によってつながっています。その金具が左右に自由に動くので好きな様に花器を作れます。

せっかくなのでポーラの庭の花のみで作る、Ombre Arrangement(淡い色から濃い色へのグラデーションをいかしたもの)を。

夕方の5時前、撮影が終わる前にアニータとナメあしは帰路へ。

この日作ったものは大小合わせて30近く。無事に撮影が終わるのか気になりつつ…。
 

翌週ポーラからメールが。上のOmbre Arrangementがとても好評だと。自分が気に入ったお花を評価されるのは嬉しいこと。

実はこの日ナメあしもう一つ気に入ったものがありました。話すと早速ポーラから写真が送られてきました。

ドレスに合わせて作った個性的なブーケ。



個性的なドレス、シックな色合いのブーケにするか悩みましたが、アップする華やかなものに仕上げました。

今度日本に戻ったらこの花器を使って何か作ってみようと思っています~。

Photo Shooting

日本から英国に戻ってほぼ一カ月、その間に平日のお休みはたった2日、週末も数日働いているのでかなりの『労働』しています。
アップしたいのに時間がない…ご紹介したいことも多いので少し前のお話を。
メインで働いているPaula Pryke flowers の新しいホームページ用の撮影がありました。
3日間は、ロンドンのスタジオで。
オランダより花材は直接スタジオに運ばれます。大量の花花花。

その中から指示をされて作る作品もあれば、こちらがイメージして作ったものもあり、どんどん撮影されていき、最終的にどれが使用されるか、です。

作業場は、このキッチン用具が可愛いキッチンで。
ここでお昼など作るの?と持ち主の写真家に聞いたら、笑っていました。料理系の写真撮影も多いそうでここで実際に作ってそのまま撮影するそうです。

こうしてみるとまた違った表情になる花々。


3日終わって今度は郊外で撮影です。

Peony

初夏を感じる代表花、Peony(芍薬)。誰もを魅了する大輪の花の美しさ、圧巻です。


オルモストアンリアルのカレンダーの6月も、今年はピンクのPeonyです。

Peony、人気は絶大ですが、開花調整の難しいお花です。つぼみは固く、コンディショニングが悪い場合は、開花しないで終わる時もあります。また開花が遅い性質を持っていること、その上に、咲き始めると一気に満開になりその後それほど長いものではありません。
ただ、短い期間と言えど、つぼみも可愛いし、開花する前のぷっくりしていく様子も楽しめます。


花市場でレモン色のPeonyを見つけました。市場の人と話していると、「咲きすぎているから持っていっていいよ」と嬉しいオファー。
確かに持って帰っているバンの中でどんどん咲いて、家に飾った時にはピーク、翌日午後まで楽しめました。

別の日にPeonyを飾っていました。
家に帰ってみるとこんな感じに。


Peonyの花びらは、バラバラと一瞬で散ります。


上のお花はこんな感じ。

散った花びらも美しいので、しばらくそのままに飾ります。
短い時間しか楽しめないのですが、だからこその季節を感じる花になります。

 

花々のその後

日本で開催したワークショップ、たっぷりのラベンダーを使用しました。英国より持ち帰りました、大量のラベンダー、未だにナメあしのスーツケースには香りが漂っています。
準備中にも小分けにすると、ラベンダーの花が集まります。ワークショップの最中にも作業をされるとたくさんの花々がぽろぽろとテーブルの上に…せっかくなので、小さなお皿にでも置いてバスルームにでも飾ってください、とお話ししました。


ナメあしの手元には集めたラベンダー量がかなりあったので、今年母の日で使用したリバティーの布地の端切れでラベンダーバッグを作ります。香りは十分だったのですが、エッセンスオイルを少し加えて仕上げます。

一つはナメあし実家のバスルームに。
いくつかは、パートナーのC、母の日のお手伝いをしてくれた方へお礼をこめてのお嫁入りです。
ワークショップの数日後、こんな素敵なご連絡が。
使ったお花を上手に利用してくださっています。


オルモストアンリアルのワークショップ、自分で言うのも変ですが、とことん仕入れにこだわっております。
少しでも長くどこかで楽しんでいただければ嬉しいです。
 

戻っています。

2週間前になるでしょうか、ロンドンに戻りました。

翌朝から仕事に復帰しています。疲れているのに無理をしないほうがいいと言われますが、これが一番の時差ぼけ防止。早朝、例えば朝の3、4時起きもスムーズに起きれて、そのまま一日仕事をして、家に戻って、すぐに眠って・・・これを数回繰り返すと気がつけば、こちらの時間になっています。

英国から戻った朝はバンもなかったので、久々の地下鉄でシャネルの活けこみまででかけます。
 


これは朝のグリーンパーク。中心の中心にあるこの公園。鮮やかな美しさにハッとして、鞄からカメラをとりだします。

この木々の奥に バッキンガムパレスが佇んでいます。
静まり返ったこの時間、あと少しすれば通勤のラッシュで、人が急ぎ足でこの公園を横切ります。


ロンドンも日本と同じ、しばらく快晴、暑い日が続きます。
運転中、日の光が眩しくてサングラスをかけはじめました。

花市場には、英国産のスィトピーが並んでいます。こちらではスィトピーは初夏の花です

いない間に、春が終わって、夏に向かっています。
 

日本滞在 2015春 『Workshop 2』

母の日の少し前からしばらくずっと蒸し暑い日が続きました。お天気は嬉しいけれど、お花を扱うタイミング的には少し曇りの方がありがたい。

母の日が無事に終わり、その週の半ばにワークショップを開催しました。

ラベンダーがメインの今回のワークショップ。ナメあしは一日にその場にいて気がつかないのですが、ラベンダーの香りがいっぱいだったそう。

今回のテーマは、『Dusty』。少しくすんだ色合いの花々を集めます。
トルコキキョウは、よくみかけるライラック色よりワントーン落ち着いた色合い。ヒぺリカム、ニゲラの実も今回のアレンジの良いスパイスです。

オダマキ。
表情も色合いも個性的。

オルモストアンリアルのワークショップは、簡単にお花の説明をしながら、ナメあしがサンプルを作成いたしますが、これに合わせる必要はなし、です。あくまでも道しるべ、です。
リングの中にある花器は、『Fish Bowl (金魚鉢)』と呼ばれ、とても使いやすい花器。ナメあし、サイズ違いでロンドン、東京といくつかおいてあります。今回はロンドンより持ち帰った、ブルーとグレーのフローティングキャンドルを浮かべていますが、お花を浮かべたり、アイディアは多々あります。

こうして花器の中にお花を入れても。
母の日のカーネーション。短く折れて使用しなかったものを束ねてみました。
参加していただいた皆様、ありがとうございました。
次回はクリスマスのワークショップ、どうぞご期待ください。