almost unreal

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さよならOLGA

 

ロンドンの今週はまるで冬が戻ってきたような寒さ。日中は暖かいのですが、朝夕の冷え込みは、冬のコート、マフラーがまだ手放せない、そんな毎日です。

久しぶりに会った同僚から、「来週でOLGAが閉店なの知っている?」とのこと。
大変です!Paulaのお店のすぐ近くにある大好きなイタリアンデリカテッセンのOLGAが…。仕事終わりにお店に立ち寄ります。

「聞いた~、どうして~」。

想像はしていたものの、経営が難しくなり閉店を決めたOLGA。
間もなくの閉店。すでにこの悲しいニュースを知っている馴染のお客さんたちが、買いだめを始めたそうでいつもは食材がきれいに並んでいるのですが、品物が無くなり、寂しくなってきています。

Paulaのお店が始まったころにこのお店も始まったとのこと。来年25周年を迎えようとしていた矢先のことだそう。今流行りのデリではないけれど、ナメあしのランチ、ディナーをかなり助けてくれました。

オリーブ、ルッコラ、パン、スペシャルなオリーブオイルにバルサミコ、チーズにできあいのラザニアやサラダもなかなか美味しい。

何より仕事に疲れ果てた時にこっそりと抜けて買いに来ていたクリームドーナツ!(ロンドン、このタイプのドーナツの中はストロベリージャムが主流)。同僚にあきれられるほど食べました。

そしてお気に入りのナンバー1のBaccala Croquette と呼ばれるこのコロッケ。塩鱈のコロッケで、日本のコロッケにも通じるものがあり、本当によく食べました。

「これからこのコロッケ食べたくなったらどうしよう…」と言うと。
「本当によく食べてくれたわね、じゃぁ、教えてあげるわ」と事細かに作り方を伝授してくれました。塩鱈の塩の抜き方がポイントのよう。ちょっと不安気に質問すると。
「大丈夫、あれだけ食べてくれたら舌が覚えているわよ」と。

最後は涙のお別れに。
Baccalaコロッケ、がんばってOLGAの味を引き継ぎたいと思います。

COMMENTS

長年の馴染みのお店が閉店になるのって寂しいですよね。
特に食べ物となると一段とショック、もうあの味が…と悲しくなります。
頑張ってコロッケ作って懐かしんで下さいね。

ルル

ルル様
はい、ショックです。仕事の後、今日は外に食べに行くのも面倒だし、作るのもお休みしたいというときに、さっと買って帰っていたお店でした。生の黒トリュフが入ったり、なかなかなお店でした。コロッケ、試行錯誤してみようと思っています。

ナメあし

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