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V&A on Friday

金曜日、2号は週末をかけてワルシャワに出張中と同僚に話すと、「Victoria and Albert Museum が夜10時まで開いているよ」と教えてくれて、せっかくだから、と出かけることにします。

V&Aは、いつ行っても楽しいところ。
ヨーロッパ、アジアなど中世からルネッサンス、産業革命をへて現代まで、人間の手が生み出したアート  服飾、デザイン、工芸と多彩な宝物が詰まっています。
そんな英国が世界に誇るこのミュージアム、なんと入館は無料。(一部有料の特別展覧会もありますが)、 ちょっとのぞいていこうかな、と気楽に足を運ばせます。
上の写真は、18時半のメインレセプションですが、心地よい音楽が流れ、ドリンクバーがあり、見る前に軽く一杯という方が多かったのが印象的。



こちらは South Asia のコレクション。陶器やテキスタイルが興味深い。色の使い方や描き方、日本に通じるところがあり、茶道の古袱紗をなぜだか思い出します。

142以上の部屋があるそうで、何回も行っていますが、未だに位置関係が把握できない、まるで迷路の様です。静かにデッサンしている方もいます。

ここはステンドグラスのコーナー、昼間見るものとは異なり、薄暗い中でみるそれはまた趣があります。

こちらは中庭、ちょっと幻想的です。

1つ1つの作品はもちろんなのですが、天井や壁や床に仕組まれた装飾も美しい。この階段の細工、思わずかがみこみのぞいてみます。
残念ながらナメあしのお気に入りの工芸デザイナーで、アーツ&クラフツ運動の提唱者として有名なウィリアムモリスを展示している上の階は閉まっていましたが、それならとカフェに向かいます。
ここのカフェ、3つの続き部屋から構成されています。本当に素敵なのです。

ウィリアムモリスデザインの『モリスルーム』
若干照明を落としたこのお部屋。モリスの世界に引き込まれます。

こちらは最も大きい『ギャンブル・ルーム』。19世紀後半の産業企業家 ジェームズ・ギャンブルのデザイン。現代的なデザインの大きなライトと、古典的なステンドグラスや陶製の壁の取り合わせが素晴らしい。

ナメあしは今日は、英国人画家エドワード・ポインターが設計を手掛けた青と白の組み合わせが印象的な『ポインター・ルーム』でお茶をいただきます。
こちらのご婦人たちのお話の豊富なこと、ナメあしも1人なのでついつい聞くでもなく、聞いてしまいます。週末にくるお客さまに作るお料理について、3人で何を作ればいいかを決めていたのがいつの間にか、ご主人のホストとしての物足りなさ、文句となり、そうなるとそれぞれ止まりません・・・。

カフェを後にして、さっきの彫刻のところでまだ男性が熱心にデッサンを続けています。
そして、2時間後にまたカフェ横を通過したところ、ご婦人たちまだまだ話に盛り上がっています。金曜日の夜にミュージアムでガーリートーク、高尚な感じがいいですね。

COMMENTS

ウィリアム・モリス 芸術に疎い私も名前を知っています(笑)恥ずかしい… ナメあしさんは色んな事をご存じなのですね ブログで勉強させてもらっています 素敵な夜でしたね ワルシャワなんてテレビの世界の私 2号さんはお仕事で行けていいな 本人はお仕事だから大変ですよね

ルル

ルル様
コメントありがとうございます。
全然色々なこと知っていません、びっくりなコメントです。
ウイリアムモリスは母が好きで、名前の前に家の中でその図柄を目にすることが多く、その後にそれがモリスだと知りました。
ナメあしもワルシャワはテレビの中の世界です。2号はホテルと職場の往復でのんびり観光もできていないそうです。いつの日か同行して ナメあし in ワルシャワ お届けできたらいいなぁ・・・と期待しています。

ナメあし

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