almost unreal

BLOG

山あり谷あり

 

昨日はブーケを一日中休憩もないほどいくつも作りました。その中で特に気に入ったもの。
気に入って写真に残したいと思うものがあっても、時間がないことが多く、なかなかできないままに旅立ってしまうことが多いのですが、珍しく撮れました。

数時間後、お客様からクレームの電話をうけます。「パープルのお花が枯れているわ、がっかりよ!」とかなりご立腹。丁寧にお話を伺い、「確認しますのでお待ちください」電話を保留にしてオーダーシートを見たら、大変です、さきほどナメあしが作ったものでした、しかも写真を撮ったお気に入りのもの・・・。

え…何でだろう?咄嗟に思いだします、さっき作ったお花ですし、作った花を書きとめています。ピンク中心のお花の中に唯一のパープルのお花は『クレマチス』。

なるほど、クレマチスはやや下向き加減なお花、開いた花を枯れたように見れるのかもしれません。保留を解除してお客様に説明をしようとしたら、なんと更に大変、電話が切れていました、時間にして30秒程度がお待ちいただけず…。

作り手が美しいと満足しても、お客様の受け取り方でお花は一瞬にして、残念なものになってしまいます。今回は別のお花を作り、引き取り、確認に行ったのですが、お花は枯れていず、新鮮なものでした。それでもお客様の気分を害してしまえば同じことです。

本当に難しいです、山あり谷あり、日々精進しています。

COMMENTS

Lottieちゃんの犬種、お気になさらないでくださいね。またかわいい彼女の姿が見れたら、happyです。
クレマチス、蕾の花びらがシワが入ってるから、誤解される方もいらっしゃるのですね。
本当に勉強になります。
日本だと、そういうことを言ってくれる方が少ないかも?です。黙ったまま去っていく…
イギリスの場合、言うこといって、きちんと対応があれば、またお客様として戻る、そんな印象です。
お疲れさまでした。

haco

ロンドンには街角に花屋さんのスタンドがあるんですね。日本人が手土産にケーキを買う…そんな感じなのでしょうか。花選びをしたり、ブーケ片手に花屋さんと楽しそうに話したり…そんな紳士を何度か見かけました。素敵ですねぇ。
クレームの対応。なるほど、またまた勉強になりました。作る側とお客様の感性・好みの一致、難しいことですよね。お客様のお顔が見えないお電話での注文など特に…。
お気に入りのこのブーケ、私も大好きです。可愛いし、お花の種類がいっぱいで楽しくなりますね。知らないお花があるので、調べようと思ってます。

bee

大変でしたね。
私はクレマチスをたくさん栽培した事があるので珍しい種類が多いのを知っています。
でも切り花としては日本では使われてないし、多分イギリスでもアレンジメントに使う頻度は少ないのではと思います。
クレームを言ってくれたお客様がいてこそ次のステップもありますよね。

ルル

haco様
そうですね、きっとまた戻ってくださると信じて、です。
またLottieに登場してもらいますね、私も彼女を見るとなぜかテンションが上がります。

ナメあし

bee様
日本の方が手土産に、という感じ、本当にそうですね。こちらだと例えばお食事にお招きいただいたら、ワインなどのお酒やチョコレート、お花も人気があると思います。また、お招きいただいた後に、「昨日はありがとう、楽しかった」などのメッセージとともにお花を送られる方も多いです。
このブーケは、ストック、芍薬、バラ(オーシャンブルー)、クレマチス、ニゲラ。葉物は、ピスタチオとビバーナムを使用して作りました。

ナメあし

ルル様
そうでしたね、ルルさん、クレマチスに精通されていらっしゃいましたね。こちらは切り花も多く出回っています。あんなに細い茎なのに、思った以上によく長持します。
次のステップと言う意味では、沢山ステップしています(笑)がんばります。

ナメあし

お花の名前…早速ありがとうございます。1つ1つ当てはめてみたのですが…???写真右下の方のピンクとグリーンが混じった小花の名前を教えていただけますか?お時間のある時でかまいませんので…。

bee

bee様
アストランティアです。書き忘れましたね、すみません。
可愛い様と色、今の季節の花です。

ナメあし

お忙しい中、早々のお返事すみません。また1つ可愛いお花を覚えました。ありがとうございました。

bee

POST A COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。