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Hazel Catkins

穏やかな暖かい光が増えてきました、寒い風が吹いていますが春に確実に向かっています。
そして例年ながらナメあしの花粉症生活もスタート。職場が職場だけにもうそれは致命的。柔らかいティッシュの箱を持参で片時も離せず、目は涙目、くしゃみを繰り返しています。
英国では、くしゃみをすると「Bless you」(神様があなたをお守りくださいますように)とまわりの人が言ってくれます。花粉症が始まり同僚は私の連続のくしゃみに省略気味。昨日はブーケを作りながらくしゃみをし続け、その都度お客様が「Bless you!」と連呼してくださり、最後には終わりのないくしゃみに大笑いされました。
日本では2月~5月に飛散するスギ花粉が最も多い花粉症。英国で花粉症といえば5月から8月上旬頃までの芝花粉(Grass Pollen)が一番多いとされ、そのため今花粉症と話すと、「え?」と驚かれます。
興味深い記事があります。


『実は、英国こそが初めて花粉症が発見された国。
花粉症の発見は19世紀初頭にまでさかのぼる。農民が牧草を刈り取り、乾燥させるためにサイロ(家畜の飼料などを蓄えるための円筒形の倉庫)に収納した際、くしゃみ、鼻水、目の痒み、そして中には鼻から喉にかけての激しい痛みと痒みを伴う症状が現れた者もいたという。発症の時期から、当時は夏風邪の一種である「枯草熱」と報告されていたが、それから50年以上経った1873年、その症状がイネ科の植物の花粉に因るものだということが明らかとなった。
英国では花粉症のことをヘイ・フィーバー(Hay Fever)という。その原因の多くは、日本のようにスギやヒノキではなく、カモガヤと呼ばれるイネ科の植物の花粉によるもの。つまり、hay「干し草」とfever「熱」、読んで字のごとしということになる。』

今の時期の花粉症の多くは、Tree Pollen(樹木花粉による花粉)と呼ばれるもの、そして今年ナメあしは、この木が天敵なのでは・・・という木を見つけました。

Hazel Catkin(西洋ハシバミ)、名前の通り種子はヘーゼルナッツ。
この木の特徴は雌雄異花(しゆういか)。雌雄異花についてはこちらのページに大変わかりやすく書かれてあります。

この雄花の花穂(かすい)から沢山の花粉が・・・・。くしゃみや目がかゆいと感じると何故だかこの木があることからだけなので、確定はできませんが。
お店にも枝ものとして市場で仕入れ、ブーケにも度々使ったりします。Catikinの花粉・・・春を告げる大切な時期です。
早くこの苦しさから脱出できますように、Bless me!。

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