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Mother's Day in UK

 
レストランの活けこみをする時間は仕込みの時間。素材を見たり、仕事の取り組み方やスタッフ同士の話などを聞くとそのレストランの良さがなんとなくわかります、ナメあしのお気に入り Lutyens。このトップシェフは仕事となると厳しいチェックをしていますが、とてもフレンドリー。ナメあしのような業者のものに、そして従業員、1人1人に必ず声をかけています。それは当たり前のようで珍しい光景です。

ちょうど魚介類がデリバリー。その中に沢山の海藻もあり、ちょうどシェフが、「日本人は海藻を沢山食べるよね?」と話しかけてきます。海藻談議に花が咲き、ナメあしがいかにひじきが大好きか語っていると。「日本人なら、頼みがある」と1人のシェフから声をかけられます。

紙とペンを持ってきて、「タトゥーを入れたいから『FatherとMother』を漢字を教えてほしい」と。

海外に行くと目にすることも多いと思いますが、ファッションの一部として、模様だったり、自分の思いを言葉で表したり、特に模様のようにも見える漢字をタトゥーでいれることは、ナメあしが英国に住み始めたころから今もまだなお、人気があるようです。

紙に書いてみると、「ここははねるの?」とか、「父の字の下側の交差する位置は中心からずれていいのか?」とか、「母の点はまっすぐか、斜めか?」とか・・・。なるほど、彫るのですからしっかり書かなければ、大変です。

「でもどうしてその字なの?」
と聞くと、「両親もう2人とも病気で亡くなったからいつでも近くに感じれるように、首の後ろの左右に入れたい」と…。母の日までに入れたいからちょうど良かったそう。

いつももくもくと、エシャロットや玉ねぎを刻んでいる彼。両手からはタトゥーが見えて、話しにくいかな、なんて思っていたのですが、とても優しい、いい人ではないですか! 話してみないととわからないものですね。記念に一枚撮らせてもらいます。

英国は今週日曜日が、母の日。
色々な母の日の過ごし方があるのでしょう。

母の日はスプリングブーケの注文が多いのですが、贈り主の気持ちにプラスして、心をこめて作ります。

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