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こちらのExhibition(展示会)のオープニングへの贈り物としてオーダーをいただきました。
早速サイトを見せていただきます。
個性的な作品が並びそうな、作品の中で違和感を感じさせない、そしてこの今の清清しい季節感をだせたら、とカラーはホワイトに決定。展示会などは、オアシスを使うアレンジが多いのですが、今回はあえて花器はグラスに。ガラスや水の輝きも1つの表情になるのでは、と。

花市場で、大輪のうっすらブルー&パープルのクレマチスを見つけます、メインはこの花。
それにライラックとビバーナム(スノーボール)、グリーンは野いちごの葉、とシンプルなもの。
そしてこんな感じに仕上がります。

存在感たっぷりのクレマチス。強すぎない控えめなライラックの香りがとても心地よく、控えめながらでもちょっと気になる、そんな作品が出来上がりました。
松涛の教室の始まる前に、記念撮影。静かな朝日の中にぴったりはまります。
その展示会の様子がアップされていました。可愛がっていただいているようで嬉しい限りです。

リバティープリント 


気にすると、あちこちのお洋服屋さんでリバティープリントの洋服を目にします。
本当に多い、びっくりするほどです。
ロンドンでも例年以上に今年は色々なお店がリバティープリントを使ってお洋服を売り出していますが、何だかその感じともまた違う、Japanese Liberty 。とても可愛いです。
が、あまり流行りすぎて、来年何だか着れなくなりそうな予感もあります。
可愛いものがあふれています、さすが東京、時間を見つけて眺めています。

お祝いのお花

こちらのオープニングのお祝いのお花のご注文をいただきました。
今回のご依頼の方はいつもさりげなくお花を贈る素敵な方で、お任せというご依頼です。
まずはそのお届け先のお店のサイトをチェックして、イメージを作ります。
お店のネーミング、サイトも気持ちが伝わるもの。色合いや風合い、素材を大切にされているのだろう・・・と。
こういう何かが始まりです。
花材は華やかで、でもやり過ぎない、そして何より花持ちも重要です。
花材と同じ位に大切なのが、器です。今回は籐。その籐の中でも 高さも十分な、少し珍しい、らしいものを選びます。

嫁入り前に記念撮影。
どんなお花のご注文も、ご依頼の方のお気持ちが伝わるような、愛情たっぷりのスペシャルをお届けしたいと、願いをこめて作ります。

サプライズプレゼント @ ウェディング


会社の部下のご結婚のお祝いに、式場にサプライズプレゼントのお花を、という素敵な男性からのオーダーです。可愛いらしい女性、という添書をヒントに花市場にでかけます。
ブーケなどは既に用意されているでしょうから、当日花嫁さんのお支度のお部屋に、受付などどこかに飾っていただければ、と思いながらハートのアレンジを仕上げます。

バラは全部で4種類。ほっとできる、優しい色合いでまとめます。
特にこのオレンジ・ベージュのバラ、とても芳しいのです。

当日はこのようなボックスに入れてお届けします。
一生に一度のビッグイベントのウエディング、世界に1つ、心に残るお花を提案していきます。

花の仕入れ


母の日のあと、花市場はまたいつもの市場に戻りました。
週末は松涛でのお花の教室。いくつかのオーダーもあり、たくさんの花を水あげです。

オダマキ。オダマキは初夏の花、毎年、ブルーや濃いピンクがよく出回っていますが、ホワイトを入手。コロンとしたベル状の花の可愛さが何ともいえません。

こちらは バニーテール・・・うさぎのしっぽです。
こんな花材がブーケを引き立てます、準主役が重要なのかもしれません。

藤のカーテン 2

昨日のつづき。もう少し、藤の話をさせてください。

大長藤も満開でしたが、この八重の藤も素晴らしい。栃木県の指定の天然記念物と書いてありました。
八重の花1つ1つがコロコロとしたシェイプ。一重の藤に比べるとぷっくりとしたぶとうの房のよう。

立派なこの八重の藤棚。
甘い香りでいっぱい。風が吹くたびにその香りを楽しみます。

その風が吹くと花がぽろっと落ちます。
きれいなブルー&パープルのグラデーションが、チャコールの土の色と合わさってまたそれも美しい。
沢山深呼吸をして、のんびりな1日でした。

藤のカーテン 1

以前にテレビで見て気になっていた、栃木県足利市 「あしかがフラワーパーク」。藤が素晴らしいのです。そしてつい先日新聞にも美しい藤の写真が載っていました。
今日は帰国して初の1日オフ、雨が降っていてどうしようかな・・・と思いながらも、ナメあし母を誘って長靴をはいて車にのりこみます。
東北自動車道を走って都内を抜けると、グレーの空が青い空に、強い風が吹いていますが快晴です。

「大長藤」、これを見たかったのです。風が吹くたびにこの房が揺れます、

こちらの藤は同じパープルながら、ややピンク目。花びらの内、外で色が若干違います。

今年は4月の寒さの影響で例年より遅れ気味。パープルが今週で満開、その後白藤と続くそうです。

甘い香りが漂う藤の間を、忙しく走り回る、蜂たち。カメラを近づけても、全く動じません。
難を言えば、ものすごい人でした。車もパーク近く4キロ地点から駐車場まで渋滞です。でもよかった!!まだ紹介したい写真ありで、明日につづきます。

よく見ると。

母の日のお花のことばかりが続いているので小休止。
日本に戻る前に、2号と買い物に出かけたときのこと。2号が車をとめているとき、あれ???

一瞬目を疑います。

近づいてみると、やっぱり!です。

クリーナーのバンです、飼い主さんは、きっとお仕事中なのでしょう。
つまらなそうに、待っています。この最後の一枚を撮ったあと、すぐに伏せの姿勢で寝始めました。
早く飼い主さん、戻ってくるといいなぁ・・・一時間後に戻ってみるともうそのバンはいませんでした。

ビスポーク

少し母の日のお花の話をさせてください。
今年は新たに「ビスポーク」という商品をはじめました。
ビスポーク(bespoke)とは、テーラードと同義で、「あつらえの」という意味。語源は、顧客がテーラーに「話されつつ=be spoke)」服を仕上げていくことに由来しています。
お客様のお好みのものを伺って、何度もお話しながら作り上げていくものです。
ご注文主のAさんからのお話は、「明るい母なのでオレンジととか黄色系のお花を入れたお花で」ということ。


花の仕入れの朝、イメージだけを頭の中に入れ、メインになるお花を探します。
そして、このバラ 『ベビーロマンティカ』を見つけます。
コロコロな愛らしいシェイプ。幾重の花びらがギュッとつまっています。
色合いも、とても個性的。アプリコット、オレンジ、イエローにピンク・・・何ともいえない色合いに、惹かれます。美しい上にとてもキュートなバラ、明るいお母様にぴったりかな、と。
そしてこんな感じに仕上がりました。


イエローオレンジは、バラを中心に、モカラ、サンタンカ、ブロメリアを。でもその二色だけだと、バラが引き立ちません。
パープルとバーガンディー色を入れます。この穂は、スモークグラス。河川敷などでみかける草のような、シャワーの水のような、ブーケに元気な動きがでます。
そして、今日Aさんより、お母様が気に入ってくださった、とお礼のメールをいただきました。いえいえ、こんなブーケを作らせてもらったナメあしが感謝、なのです。