月曜の朝
月曜の朝3時半に家をでて、スタジオ(職場)に向かいます。
冬の3時半はまだ夜中、月曜の朝というより、日曜の夜半と言うべきかもしれません。
スタジオにつくと、コーヒーを片手にその場で活け込む花を作り、その後契約先で活け込む用の花や花器をバンにつめます。小さなバスルームに飾る花から、梯子を使って活け込み大きなものまで、いくつもいくつも準備をします。契約先によって全く好みが違うため、久々なので細かくチェック。
2人で1組の日もありますが、今日はナメあし1人でバンに乗り込んで、ロンドンの街を走ります。久しぶりの大きなバン、マニュアルの運転、月曜の渋滞と花のこと以外に考えることが沢山。契約先を10か所程度、その先々でいくつかの花器に活け込むので、それぞれの場所での時間もかなりタイト。1つトラブルがあるとそれを最後まで引きずってしまいます。今日は完璧と思っても、花材の変更、花器が割れた、断水、などなどドラマが多いのが、なぜだか月曜日の朝のです。
これは朝6時半。だんだん空が明るくなってきます。この時間のオフィスはお掃除している人、会社によってが朝ご飯を用意している人などが忙しくしています。
朝9時前。金融街のあたりはいつも車も自転車も歩いている人もあわただしい。
朝早くて眠いし、特に冬はつらいのですが、この経験のおかげで大抵のことは動じなくなりました。
最初は、汚い花器を洗うだけ、花を切るだけ。同僚との英語の会話も成立しない気まずいバンの中。何をしているのだろう・・・途方にくれる日が多かったのがステップバイステップ。今はフリーになり毎週ではなくなっていますが、連絡がくると絶対に断らない、ナメあしにとって大切な仕事です。