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Oliver's Village Cafe

ナメあしの仕事がお休みの日で時間に少し余裕があるときは、朝、2号とカフェに出かけたりもします。近所にはスターバックスのようなチェーン店と、地元に根付いた気軽なカフェとがいくつかあります。

今日は Oliver’s Village Cafe に出かけます。ここでは2号の会社のスピーカーを置いている関係もあり、仲よしになった人もいるカフェです。

テーブル、椅子などはそんなに高くなさそうな古いものを上手に使っていたり、食器も簡単なものを使っていたりするのですが、見せ方がとても上手。

食事はあまりしないのですが、スターバックスでお茶を飲むのとは違う楽しさでお茶を飲みます。またお客さんと店員さんの気軽な親しい感じの会話もとても心地よいのです。

ニットの花束。これをみると ニッティングでも始めてみようかなとか思ったり。

いえいえ、むりむり。ナメあし 未だにボタンつけもきれいにできないのですから・・・。でも一瞬、できるんじゃないかな、と夢を見られちゃう不思議な空間です。

スノードロップ 2011

今年は週末になると天気が悪くなります。行くのをためらうほどの雨の中、向こうについたら晴れているかも、と小さな希望を胸に、今年も  Welford Park に出かけます。

ロンドンから近づけば近づくほど、雨脚は強くなります。スノードロップは雨の似合う、はかなげな花とはいえ、公園は閉まっているかもしれないなぁ・・・、と半ば諦めモードで到着すると、開いていました!!

入口には雨具をきたおじさまが誘導してくれます、沢山ではないけれど駐車場には車がとまっています、やはりこんな日にも来てしまう愛好家はいるのですね。

雨が降っていて、気温が低いのか、花がしずく形のまま開いていません。それもあってか、残念ながらはちみつのような香りはしませんでした。

スノードロップばかり見ていると、2号が木の上の鳥の巣を見つけます。こんなところで育つ鳥は幸せ者ですね。

冬の模様

 
いつも買い物のときに使う道の壁にできた冬の模様、毎年の楽しみにしています。
秋、美しい紅葉も楽しめます。


こっくりとした、つやのある葉。花のような、それ以上の美しさを感じます。

そして、紅葉を十分に楽しんで、葉は落ち、この赤い茎が残ります。

その下にはブルーベリーのような実がたっぷりと。
この実が、冬の模様となり壁に描かれます。
実る、色づく、はじける・・・そして春にまた芽吹きます、その繰り返しです。

Valentine's Day 2011

ロンドンの1年でフローリストが忙しい日、バレンタインが終わりました。

今年のバレンタインは月曜日。数年続いた週末のバレンタインからようやく平日のバレンタインです。
スタジオでこもっての花作りだったこの1日、「いくつ作ったの?」と友人からメールをもらったのですが、そう言われても自分自身把握できていません。家に戻ってゆっくりすると、手に痛みを感じ、3個のトゲを発見。気がつかないほど作っていた、そんな感じです。
上の写真は、ガーデンローズ、香りがいっぱい。日の持たないこのバラをあえて注文する男性はどんな方なのでしょうか。
仕事からの帰り道、男性がお花を持って歩いている姿、女の子が誇らしげに花を抱えていると、嬉しくなります。日本もそんな習慣があるといいですよね。
今日はオフ。クレームがないといいなぁ・・・と思いながら家の中でのんびり休息中です。

Valentine's Day @ Asprey

ロンドンの中心、ニューボンドストリートとオールドボンドストリートの境にある老舗 Asprey
宝飾品が始まりですが、皮製品、シルバー製品、時計、服飾、文具、小物雑貨などを展開している、入ることに緊張感を与えるお店です。英国の職人魂の入った商品が素晴らしいのはもちろんですが、ウィンドーを見るだけでも楽しいです。
先週はこんな感じ。

Bowler Hat(山高帽)を使ったもの。2号が好きなので写真に収めていました。


そして、バレンタインの今週、ちょっと素敵に変身しています。



フローリストして働き始めたころ、こちらで何度か活け込みをさせていただいたことがあります。活け込みを担当していたのはトップフローリストだったのですが、彼女でさえ「緊張する」と毎回言っていたのがこちら。要求のスタンダードが高く、簡単ではないお店なのですが、その厳しさがここならではの素晴らしいものを作ることができるこだわりのあらわれなのかもしれません。それこそが多くの人々から長く愛される名店の所以でしょう。

ロマンティックな週末


バレンタインは来週月曜日。ロンドンの街はロマンティックな週末を迎えています。

こちらは、tiffanyのディスプレイ。刺繍枠や糸巻き、ダイヤいっぱいのオープンハートが輝いています。

カフスの可愛いハートは、老舗シャツ屋さん PINK

5星のホテル リッツの柱に描かれたハートを発見。
たどっていくと柱ごとにあります、あります。

誰が描いたのかなぁ・・・と思いながら、通りを渡って反対側からみると。

Don fear love・・・ 恋することを恐れないで・・・。
わかりにくいのですが、読めますでしょうか。
リッツは只今外装の工事中。上手に外観の絵を貼ってカバーしているのですが、こんな素敵なメッセージ。リッツからの粋なメッセージ、それとも誰かが描いた落書きを消さないリッツなのかは?ですが、どちらにしてもロマンティック。敷居は高いけれど、こういう遊び心があるなんて、さすがだから5星なのね、と納得です。

月曜の朝


月曜の朝3時半に家をでて、スタジオ(職場)に向かいます。
冬の3時半はまだ夜中、月曜の朝というより、日曜の夜半と言うべきかもしれません。
スタジオにつくと、コーヒーを片手にその場で活け込む花を作り、その後契約先で活け込む用の花や花器をバンにつめます。小さなバスルームに飾る花から、梯子を使って活け込み大きなものまで、いくつもいくつも準備をします。契約先によって全く好みが違うため、久々なので細かくチェック。
2人で1組の日もありますが、今日はナメあし1人でバンに乗り込んで、ロンドンの街を走ります。久しぶりの大きなバン、マニュアルの運転、月曜の渋滞と花のこと以外に考えることが沢山。契約先を10か所程度、その先々でいくつかの花器に活け込むので、それぞれの場所での時間もかなりタイト。1つトラブルがあるとそれを最後まで引きずってしまいます。今日は完璧と思っても、花材の変更、花器が割れた、断水、などなどドラマが多いのが、なぜだか月曜日の朝のです。

これは朝6時半。だんだん空が明るくなってきます。この時間のオフィスはお掃除している人、会社によってが朝ご飯を用意している人などが忙しくしています。

朝9時前。金融街のあたりはいつも車も自転車も歩いている人もあわただしい。
朝早くて眠いし、特に冬はつらいのですが、この経験のおかげで大抵のことは動じなくなりました。
最初は、汚い花器を洗うだけ、花を切るだけ。同僚との英語の会話も成立しない気まずいバンの中。何をしているのだろう・・・途方にくれる日が多かったのがステップバイステップ。今はフリーになり毎週ではなくなっていますが、連絡がくると絶対に断らない、ナメあしにとって大切な仕事です。

アナとクリスに会いに お庭編

クリスのお家は雑誌に乗るほど素敵なお家。庭も長い時間をかけてクリスが手入れしています。
ねこ派のクリスの家には3匹のねこがいます。こちらは、ポピー。


クリスは庭のこんな石段も作ってしまいます。

できるだけ古い石を集めて作ったそうです。どこまでアンティークなのでしょうか。

「これが今年一番最初に咲いた花」と、4つ、5つ紹介してくれますが、アナとこっそり、「それじゃあ、一番とは言わないよね・・・」と。ゆっくり外を見せてもらうとだんだん寒くなり、アナが紅茶をいれてくれ、ナメあしはお部屋の中に。クリスはそのあとも外をゆっくり歩いています。
そうです、帰り際に、お土産をくれました。

庭で摘んだお花たち。なんてクリスらしいのでしょう!!可憐な野に咲く花が好きなクリスの冬のブーケ。地植えの摘んだばかりの花々は香りがとてもよく驚きます。

庭のないナメあしにはうらやましい限り。
庭に咲く花をさりげなくコップに飾ること、まさに英国の花のある生活です。

左に写っているこのお花。薄いパープル色のお花です、クリスが「チェリーパイの香りするでしょ?」と名前も教えてくれたのですが、肝心の名前を忘れてしまいました・・・。

アナとクリスに会いに アンティーク編

お馴染のアンティークショップをのぞきます。ここはナメあしもクリスのお家に遊びに来た時に何度か立ち寄ったことのあるお店、ブルー&ホワイトのコレクションが見事です。
その中で気になったものが『warm dish』と書かれたこのお皿。美術館や本では見たことがありましがが、実際に手にとったのは初めてです。


お皿の厚みがしっかりあり、美しい絵柄が描かれています。

ここが・・・

開いて、お湯を注ぎます。温かいお料理を少しでも温かく、ということですね。
ずっと眺めていると、お店の方から 「この留め具の部分がきれいに残っているのは珍しいのよ」と、本当にきれいな状態です。
結局買わなかったのですが、こうして改めて写真を見ると、買うべきだったかな・・・とか思ったり、楽しんでいます。
つづく・・・