almost unreal

BLOG

カントリーサイドでの撮影

7月の最終週は一週間、Paula Pryke の新刊の撮影の仕事。場所は彼女の郊外の家があるSuffolk。このSuffolkは英国の東側にある州で、ロンドンからは車で2時間強かかります。ナメあし、一週間の数日はロンドンからの日帰り、残る数日は近所のホテルに泊まって、かなりハードな毎日を過ごしました。

日本に比べれば涼しい英国の夏ですが、日差しはきつく、花々にも影響が…。涼しい場所は、家の奥のガーデンにある大きなアップルツリーの下でした。

ちょうどガーデンの花々も美しい季節、枝モノや葉ものを沢山使用しました。

いくつも撮った作品、新刊ができるまで紹介できないのが残念です。

撮影の途中には、毎週くる移動販売のお魚屋さんがきて、シューティングは中断。新鮮なお魚をエディターもスタッフも購入です。

このあたりは、かやぶき屋根のお家が連なります。

お向かいの家は、かやぶき屋根の修繕工事中。

かやぶき屋根の家は、夏は涼しく、冬は暖かいそうですが、メンテナンスも大変、維持費がとてもかかるそう。 

のどかな写真ばかりなのですが、週半ばに事件が!

買い物を頼まれ、バンで20分強の町中まで。草原が広がる途中で、足元にするどい刺さるような痛みを感じます。なにこれ???痛い・・・・。本当に痛い。

バンを止めて、ドアを開けたら、ハチが弱弱しく飛び去っていきました、やっぱり・・・ハチに刺されました。花が積み込まれていたバン、ハチも思わず乗り込んじゃったのでしょう。いつもはスニーカーを履いているのですが今日に限ってサンダルだったのが悔やまれます。

何をすればいいのかな、足の指が膨れ上がってきます。まずは、水で洗い流します、針が残っているのではと思うほどの痛み…。はぁああああ・・・見渡す限りの草原でスマホの電波も通じず、まずは町中の薬屋を探します。

でもやっぱりここはカントリーサイド。こっちは泣きそうになりながら話すのに、駐車場の人も、薬屋さんも余裕たっぷり。「アレルギーない?針は残っていない?だったら大丈夫よ。」と。人生初なのですからアレルギーあるかもわかりません。

結局、しっかり洗浄、冷やしながら薬を塗り続け、痛みは二日間続きました。

撮影最終日は雨。

野生の花々がほしくて、雨具と長靴を渡され、ポーラと二匹の犬と一緒に野草探し。

色々摘んできました、かわいい作品も仕上がりました。

この花々(そのショット)新刊で使用されているかな。

短い一週間でも秋の気配を感じます、でもまだ八月は始まったばかり…。英国の夏は短いのです。

 

COMMENTS

POST A COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。