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クリスマスホリデー Week 37-38 12/19-31

今回のお話は、12月19日から本日の大晦日まで2週間、Week37-38として一気にご紹介させていただきます。

ロンドンは16日より、新型コロナウィルスの感染リスク(三段階システム)のTier3(非常に高い)となりました。多くのフローリストのクリスマス関連の仕事がキャンセルになり、市場で顔なじみの仲間と会えば悲しい辛い話ばかり…どうかするともう早いクリスマス休暇が始まってしまうフローリストも…。

そんな中、メインで働いているPaulaにフラワーギフトのオーダーが入りました。これは本来予定していたランチをTier3で急きょできなくなったことへのお詫びをこめてのプレゼントです。急なオーダーのため、正直この量の花を予約なしで仕入れることも大変でした。ただ周りでキャンセルが相次ぐ中でのこのオーダーに文句は言うことなど言語道断と思い心を込めて作りました。

 

お客様への配送を明日に控えた夕方の出来事になります。ボリス(首相)は20日よりロンドンのTier3を4に引き上げるこを発表しました。3段階だったのに、4って何?、ロンドンはどうなるんだろうか?あれ、ブーケのお届けは、通常の仕事はどうなっちゃうの?

Tier4についてはその内容を以下に残しますが、ブーケは翌日にすべてのお客様にお届けできました。色々あったこのオーダーですが、心のに残る仕事となりました。

 

<在英日本大使館からのTier 4についてのお知らせ>

1.新たな制限措置の主要点
(1)これらの地域の居住者は、仕事、必要不可欠な活動、教育など合理的な理由がある場合を除き、家にいなければならない。
(2)必要不可欠でない小売店、屋内ジム、レジャー施設及びパーソナルケアサービスは閉鎖しなければならない。
(3)可能であれば在宅勤務をしなければならないが、それが不可能な場合、例えば、建設や製造といったセクターでは仕事に行くことが許される。
(4)法的に認められた理由以外でTier4地域の内外への移動は行うべきでなく、これらの地域の居住者は外泊してはならない。仕事目的等の限られた例外の場合を除き、海外渡航は認められない。
(5)人々は、屋外の公共スペースにおいて他の世帯の1名としか会うことができない。
(6)共同礼拝は引き続き行うことができる。

2.この措置の次回の見直しは、12月30日の予定。

3.クリスマス・ルールについて
(1)Tier4地域の居住者は、家族以外の人と交流すべきではない。ただし、孤立のリスクが高い人々に対するサポート・バブルはそのままとする。
(2)その他のイングランドの地域では、3世帯の交流が許されるクリスマス・ルールは、先般設定した5日間(12月23日~27日)ではなく、クリスマス当日の25日のみに限定される。

 

 

 

そしてナメあしの仕事納めは、12月22日。本当は24日までだったのですが、このTier4で繰り上がりました。お客様にはご理解をいただき、24日までのお花のご注文を全てこの日に作成し、配送しました。

 

 

ナメあしの2020年最後のお届けの話。ご注文主は90歳のおじい様から「ダーリンへ」というブーケ。オフィスからは「声が震えて聞き取りにくかったけど合っていると思う」と住所を渡され行ってみると、とても素敵な老人ホームでした。コロナ禍のホーム内でのルールで直接お渡しできなかったのですが、ダーリンが喜ばれる様を想像してほっこりしました。沢山おまけしてよかった!!!

 

翌日23日は週に一度と決めた買い物デー。近所のスーパーに朝7時の開店のタイミングで出かけたのですが、大変です~、品薄でした。

今回Tier4になったロンドンの背景には、より感染力が高い新型コロナウィルスの変異種によるものとみられる感染が拡大しているためでした。それを受け欧州各国(世界中ですね)が英国からの渡航を禁止し始めていて、貨物輸送にも大きく影響しているとニューズでは報道されていたのですが、まさかナメあしのスーパーまでに影響が出ているとは…。

 

 

お肉のセクションはもう既に何もありませんでした。

ナメあしは、慌てます、ややパニックです。そして前の女性がチキン一羽とストックをパッとバスケットに入れたのでそのまま真似することにしました。

 

ということでクリスマスは、チキンのローストを作りました。

レシピは、英国の料理家 Jamie Oliver から。バターとハーブたっぷりのローストでした。

 

意外にも上手にできました!ややバターが多すぎてこってりでしたが、また挑戦しようと思っています。

 

こちらのピンク色のドリンクは、Paulaからクリスマスプレゼントの Rose Gin!。ローズ風味というとちょっとバラの香りが強すぎるのがありますが、こちらは本当に上品でした。ピンク色も可愛いですね、さすがポーラ!

 

することもないし、Stay Homeとなると、まさに食っちゃ寝、食っちゃ寝生活。

 

晴れた日には強制的に近所のPrimrose Hillへお散歩。

入り口にはNew Year Eveの閉園の告知がありました。ここは大みそかには花火を見るために沢山の人が集まるのですが今年は中止です。

青空なのですが、寒い日が続きました。

そして、25日は毎年恒例のエリザベス女王のクリスマススピーチがありました。この困難な一年を振り返り、人々にエールを送るスピーチです。クリスマススピーチの文字をクリックしていただくと日本語字幕のスピーチが始まります、是非にご覧ください。

 

 

25日・26日は完全な祝日(一昔前の日本のお正月のような静まり返る日です)。

朝食はフランスに行ったらでてくるような、プティ・デジュネ。Tier4を心配して初めて買ってみた冷凍をオーブンで、なかなか楽しめます。

 

こんな霧がでる日もありました。

 

ご近所のリース巡りをしたり。

 

夏ごろに記念撮影をしたネコと再会したり。

 

近所は住宅地ということもあり、公園には日増しに人が多くなってきたので、自転車に乗って人の少ない街中まででかけてみたり。

 

誰もいない…こんな写真はなかなか撮れないですね。

 

 

そして本日は31日。紅白を見ている母と一緒に話をしていると年越し気分になってきました。英国は日本より9時間後なのでまだその時はお昼だったのですが…。電話を切ってすぐに、鴨南蛮を作りました。鴨南蛮は初めての挑戦でしたが、いやぁ、食べたいと思うと作るしかないこの今の環境は今後のナメあしの生活に大切な意味あるものに感じます。

 

最後になりましたが、今年のナメあしのドアリース。今年は沢山の華やかな元気あるリースを作ったので自分のはシンプルに仕上げました。葉物は贅沢に7種類!

 

ポイントにつけた Mistletoe(宿り木)の花言葉は「困難に打ち克つ」「克服」「忍耐」、常緑樹である宿り木、氷雪の中でも葉の緑を保っていることに由来しているそうです。実際にこのドアリースを飾って4週間になりますが、まだまだ元気いっぱいです。「kissing under the mistletoe、ヤドリギの下でキスをする」というロマンティックな言い伝えもあります、可愛い花です。

 

 

思いがけないこの新型コロナウィルスのおかげで一年の予定がくるいました。オルモストアンリアルのお客様には多大なご迷惑とご理解をいただき心より感謝申し上げます。

また、このブログはもうしばらくコロナ収束のめどがつくまでこのスタイルでお届したいと思います。

 

 

 

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