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2度目のロックダウン終了したのに… Week 36 12/12-18

ロンドンは2度目のロックダウンがあけ、25日からクリスマス休暇に入るため日本でいう年末が近づいていて、街がにぎわってきました。もちろんソーシャルディスタンスを保つことが前提なのですが、にぎわいをみると大丈夫かな?とどうしても不安になってしまう心配症のナメあしです。

上の写真はブログでも何度か紹介している、Annabel’s ( プライベートメンバークラブ)の装飾。ナメあしの楽しみは装飾もなのですがスタッフのコスチューム、今年はマスクまで!なかなか可愛いですね。

リースをいくつか作りました、お嫁入り前に。

 

こちら家の前。

ナメあしの家は、一軒の建物の中に8軒のフラットが入っています。その中でも一番上のトップフロアー(4階)が屋根裏のようなフラットで長い間、DesmondとMargaretの老夫婦が住んでいました。ところが数か月前にデズモンドの具合が悪くなりケアホームに移住、その後最近になってマーガレットも足が不自由になり、エレベーターなく上がるのに限界の様で市が整えた家に引っ越していきました。

そして引越業者が入り、ここからドラマが始まります。

最初は荷物を運ぶだけだろうと思っていたら、あれ、今日もまだ?、という感じで10日経ってもまだまだ荷物が出てきます。そしてその荷物はそのままゴミ処理場に運ばれていることに気が付きました。荷物を運んでいるのは4・5人の大男たちですが皆、日に日に疲れ果てていくのが明らかで、「大丈夫?」と聞くと逆に「一体全体、どんな人が住んでいたの?」と聞かれる始末。

どんどん色々なものがでてきたようですが、大量の可燃物もあったそうで、火事にでもなっていたらこの建物一発だったと言われ、フラットの住民とぞーーーとさせられました。

デズモンドはアイルランドからきた苦労人のおじいさんで古いものを見つけると何でも持って帰ってきてしまう人でした。おしゃべりで話し出すと止まりませんが、失礼ながら歯がないのと強いアイルランドのアクセントでナメあしには話の9割が理解できないという残念な日常、それでも案外親しくさせていただいていた不思議な関係です。

で、こちら…。

 

仕事から戻ってくると、家の前にパトカー。

「何かあったの?」と作業中のお兄さんに聞くと、「作業は止まっているよ。拳銃が見つかったからさぁ~、警察の鑑識がきて確認中だよ。」

全く…なんで~デズモンド…銃まで持っていたとは~…。その後はわからないけれどどうか逮捕されていないことを願います。

 

そんな騒がしい毎日でしたが、家の中にあったクリスマス関連のものがお嫁いりとともに減少してきました。ようやく我が家のクリスマス準備がスタート、ツリーはどうしようかな…まずは、前からしてみたかったガーランドを付けました、ライトを灯すと一気にクリスマスらしくなりました。

 

これは週末、リースのお届けの後、ちょっと寄ってみたCovent Garden (コベントガーデン)、正直人の多さに驚きました。

英国では外でのマスク着用の義務がないため、ほとんどの人がしていません、この人だかり…慌てて帰宅しました。

その週明け、英国政府は16日午前0時よりイングランドの南部とロンドンなどに新型コロナウィルスの警戒レベルをTier3(最も高い)に引き上げることを発表しました。

Tier システムとは感染リスクを3段階に分ける警戒システムのことで、10月半ばから導入されていました。ロンドンはずっとTier2だったのですが…。ちなみにTier3とは以下。

 

ティア3(非常に高い)

  • 自宅の庭や接客業の店舗など、屋内外での他世帯との集会は禁止
  • 公園などの公共スペースであれば、屋外で6人以内の集会が認められる
  • パブやレストランは配達やテイクアウト営業のみ
  • 屋内の娯楽施設は営業停止
  • 地元以外への移動は推奨されない
  • 美容院などは営業可能

ティア2(高い)

  • 屋内では他世帯との集会は禁じられる
  • 屋外での集会は6人以内
  • パブやレストランは午後11時で閉店。アルコール販売は食事と一緒の場合のみ
  • スポーツやライブ・パフォーマンスなどは観客数を制限して開催できる
  • 美容院などは営業可能

 

 

花関係は、自宅で勤務できることでもなく、生活に必要なものの中にギリギリ入ったことで、花市場もフローリストも引き続き厳しいルールの中ではありますが、仕事が継続できました。ただ、レストランやホテルの営業ができないということは、色々なクリスマスまでの花関係の仕事のキャンセルは避けられませんでした。

写真は朝7時半の花市場。

少し前のブログにも書きましたが、このコロナ禍にBrexit(EU離脱)にクリスマス、色々が重なりユーロトンネルが混みあいオランダからの花の配送が大幅に遅れる日が続きました。この日は花市場で活け込みの花を1時間半待つことに。上の写真はちょうどその花が市場に到着した時です。

 

予約されている花がどんどんおろされて、ただひたすらその荷下ろしを待つのですが、まぁ慌てても仕方ない、人が頼んだ花を見るのも楽しいものです。

この日は荷下ろしの一番最後にナメあしたちの花がでてきました。活け込みの時間まで1時間を切り、この後バタバタのバタバタとなりました。

 

久しぶりに地下鉄に乗りました。

平日のお昼過ぎですが、この空きっぷりです。

 

暗いお話では終わりたくありませんので。最後はリースを!

今年はこんな年でしたから、華やかで元気なリースを作りました。ピンクとオレンジという組み合わせはクリスマスには少しチャレンジな色ではありますが、ゴールドのおかげで、Christmasyな仕上がりに。(あっという間にお嫁入りでした)。

 

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