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2度目のロックダウン… Week 34 11/28-12/4

 

2度目のロックダウンの4週目。予定通り、12月2日よりロックダウンが解除されると言われている嬉しい週です。

 

花市場はロックダウン明けのタイミングからクリスマス関連のオーダーが増えているようでフローリストたちでにぎわってきました。

 

 

 

オルモストアンリアルでは、2020年1月より、月初めに壁紙画像を無料で使っていただけるサービスをはじめました(こちらから)。季節月ごとに出回る花材を使用してアレンジを作成、季節をお楽しみいただければと思っています。スマホの待ち受け画面の壁紙としてご利用いただければ嬉しいです。

 

この週は大きな仕事がありました。

ブーケを200個、配送込みです。ロンドン市内は160個あったのですが、責任者となりました。花自体の作成もあったのですが、これにそれぞれの方へのカードとプレゼントが…。しかもプレゼントは3種類ありました…。とにかくロジスティックスが肝、2号の知恵も手も拝借しました。

 

それとほぼ同じタイミングでシャネルの本社のツリーの装飾の仕事も重なりました。

今年は、『Snowly Christmas Tree』テーマカラーはブラック・ゴールド&グレー。このツリーを飾った翌日からロックダウンが解除され、シャネルのスタッフが本社に出勤してくるそうで、「わー」と少しでも楽しく気持ちが上がってほしい、驚かせたいと担当者からの特別な思いがあるツリーです。ナメあし自身も、今年はツリーの装飾自体のキャンセルが続き、いつもならお腹いっぱいのこの仕事なのですが、貴重なツリーとなりました。

 

 

160個の作成は、ツリーの搬入が終わった午後から。ソーシャルディスタンスの規則もあって、制作はできる限り少人数で。ナメあしはロンドンのスタジオで1人で60個作成、郊外で別のフローリスト3名が距離を保って100個作成。それをバンでピストン輸送しました。

このロンドンの本当の街中にあるスタジオなのですが、リスがいたり…。

 

ねこがいたり(ちなみにこの子の名前は BONSAI)、鳥が鳴き続け不思議な空間です。

 

 

 

 

 

そしてもちろん、このタイミングでコントラクトの活け込みも始まりました、嬉しい悲鳴です。

しかも、この週に限り、オランダから花を直送したのですがなんとハプニング、活け込む朝に花が届いていません…。

英国はヨーロッパ―大陸からの輸入のほとんどがユーロスターでお馴染みのユーロトンネルを使ってトラックで届きます。ただ元々通常でもクリスマス時期は物流が混雑する上に、今年はコロナによる制限とBrexit(英国のEU離脱)開始前までに物をいれてしまおうとする業者などの特別な混雑がニューズでも取り上げられていました。実際、オランダの業者さんからも予測ができなく配送が遅れるかもしれない、とメールがきていたのですが、まさか大丈夫だよなぁ…と思っていたところ、実際花が届きませんでした!!!!

結局ギリギリまでまって、花市場に向かい、市場にあるアマリリスをかき集めその日はなんとか搬入できました。

 

 

アマリリスの色は、美しいコーラル色。シャネルのコレクションに合わせました。通常白がほとんどのシャネルですので、なかなか珍しいことです。

 

 

ナメあしの好きな、たまに見かけるこの方の画。

そして残念なのですが街中のパブが閉店を余儀なくされています。(これはボンドストリート近く、シャネルやエルメスの本社の裏手のパプでいつも賑わっていたパブです)

 

 

今年は多くのフローリストのクリスマスの装飾仕事がキャンセルになりました。仕事中に街中を通って「ここは装飾したんだね」と確認する感じです。

Cartier(カルティエ)。

 

Tiffany(ティファニー)

これは早朝の写真。まだ人がいませんが、どのお店もお客様を呼び戻す準備が整いました。

 

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