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ロックダウン-やや緩和 Week 22 9/1-9/8

ロックダウン後、やや緩和22週目、9月がスタートしました。

 

今年1月からオルモストアンリアルでは毎月初めに壁紙画像をアップしています

ナメあしが英国や日本で作って写したもので、その月頃に作った季節の花を毎月初めにご紹介しております。今月のアレンジは少しワイルドなブーケ、ローズヒップがアクセント。ダウンロードしてご使用くださると嬉しいです。

 

秋の花、シュウメイギクがあちこちで咲いています。こちらでは、『Japanese Anemone』と呼ばれ、なぜか日本の花という印象を持っている人が多いです。

 

月曜の朝4時、夏頃にはうっすら夜が明けていいた時間なのですが、真っ暗に。とうとう夏が終わってしまったと実感します。

 

 

 

通常のコントラクト中にオーダー用のブーケを作りました。

シャネル、エルメス、ディオール、ルイヴィトンとハイブランドが並ぶボンドストリート。残念ながらロックダウン後もまだまだ静かです。特に国が在宅勤務やまた出勤するにしても、公共交通機関の混雑緩和の為に、火曜からも木曜日を推奨しているため、月曜日は特に人が少ないです。

 

 

後ろのPaulaのフォルクスワーゲンのバン、新しいバンと交代で、今日でお別れ。乗りやすくって事故もなく感謝です、長くお世話になったバンです。

 

 

 

週末は2号のお付き合いで久しぶりに洋服屋さんに。気が付いたらある男性のお供はお犬様ご一行。

こうやって犬が普通にお店に入ってくる環境、日本もそうなればよいのになぁ…。この方も2号と同じくかなり長い時間お店にいらっしゃったのですが、ナメあしでもそろそろと終わりにしたいのに、二匹の犬たち、静かにまっています、本当に素晴らしい。

 

 

洋服屋の帰りに久しぶりにAngelにあるOTTOLENGHIに。

デリカフェとでもいうのでしょうか、今はどこでもこんな感じのお店がロンドンのあちこちにありますが、1号店がこちらにできた時(多分15年位前)には、美味しくて、インテリアもテーブルや椅子もこだわって、お花も素敵で、お菓子も美味しそうでちょっと全て衝撃的でした。例えば東京に戻って、新しい評判のデリのお店に行くとこちらと全く同じお店の内装、お料理の見せ方だったりすると日本にも大きな影響を与えたのだと思います。

こちらのカフェは、オーナーであるオットレンギ氏が、自身のバックグラウンドである中東とイタリアの食をミックスして創り上げた料理が並びます、馴染みのないスパイスやハーブ、野菜、果物やナッツ類がふんだんに使われてフレーバー豊かです。

特にサラダが好きで、この日はサラダ3種類を選べるプレートにしました。

 

入り口近くのウィンドーにお菓子が並んでいるのですが、まぁどれも美味しそう~。この日はサラダでお腹いっぱいでパスしました。

 

この週は仲良しのSamanthaのお誕生日。

先週出かけた作った手作りのビスケットは、サムへのバースデー用に作りました。

 

まぁ、出来栄え等色々ご意見もあると思いますがそこはおいておいて…とても喜んでくれました。

サムとはまだロックダウン後一緒に働く機会がないので、市場の親しいお店にビスケットとプレゼントを置き、そこに彼女がピックアップしてくれました。

 

 

 

 

この頃から、しきりにテレビでは、新型コロナウィルスの二波についての警戒がアナウンスされていました。

こうして亡くなった方のグラフを時々ブログでご紹介していますので引き続き。グラフ上では何も変化がみえませんが、とにかく感染者が増加しはじめました。今のところNHS(病院)がきちんと対応できているため4月のようなことはありません。

 

最後はテレビの話。

このロックダウン中にすっかりはまってしまった、『The Repair Shop』BBCの番組です。

 

視聴者が持ってきた壊れてたり、痛んでいたりした大切な品物を、それぞれのエキスパートができる限りそのままの状態を保ちながら修復するという番組。

例えば、おじいさんが持ってきた双眼鏡。自分のお父さんが使っていたもので、お父さんはそのおじいさんが10歳の時に亡くなってしまい数少ない思い出の品物。既に双眼鏡も壊れてしまい、ただ飾り物として長い時が過ぎたそうです。このリペアショップで、双眼鏡はなおりまた使用できることになりました。双眼鏡を入れていた革のカバーもかなり痛んでいたのですが、使ってできた傷はそのまま残しつつも修復されました。

ある村の教会に飾ってあった古い板は、世界大戦に出征していって亡くなった方の名前が書かれてあり、年月が過ぎ板自体が歪んで割れてきたり、刻まれている名前の文字が消えかかっていたのですがなんとか直したいと村の人が番組に依頼、新しく板を作るというのではなく、その板を丁寧に修復し、文字もそのままいかして修復、元の教会に収められました。

シルバー、木製品、皮製品、陶器、ぬいぐるみ、何でも直せるプロフェッショナルな職人たちがそろっていて、その時々にその分野に強い人が直してしまいます。

ピカピカに直すことはできるけれど、そうではなく古い状態をそのまま保存、それをいかしながら今使うようにできるようにする、というのが素晴らしいことです。

持ってきた人にはそれぞれのストーリーや思いがあり、ジワジワ―と涙がでちゃう話が多いのです。

 

職人さんの仕事は丁寧で時間をかけていて、しかも誇りを持っています。

またどの人の手も正直キレイではなく、ナメあしもいつも手が汚いので自分と同じだなとちょっと嬉しくなったりもします。

 

アンティーク好きのこの国ならではの番組、早くこれが日本でも放送されれればよいのに、と思います。

 

 

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