衛兵交代 – 母の旅行記3
朝起きてみると、ナメあし母、夜にロンドンの本で研究をしたそうで、「見に行きましょう!」と。窓の外は鳥も寒そうに木の枝にしがみついているのに…。
『衛兵交代』言葉は聞き慣れなくても赤い兵隊さんといえば、お馴染ですね。護衛を担当する近衛兵の交代儀式のことです。冬の時期は、奇数日のみ開催(時期によっては毎日)。近衛兵と仕事をしたことがある2号の情報を頭に入れて、出かけます。
平日、しかもこんな寒い日だからと思いつつも、行ってみると沢山の人人人。式は11時半に始まるのですが、ちょっと遅かったかな、と思うほど、人だかり3列目あたりに並びます。ちなみに母はするすると前のほうに消えていってしまいました。
衛兵の交代の儀式自体を見るのならば、お城正面、柵越しに、やや左側がベスト。行進を楽しむのであれば、クィーンビクトリアメモリアル(お城前の金色に輝く記念碑)側から、お城に向かってまたは、その逆側もお薦めです。
でも何が大切って、自分が決めた(信じた?)ポジションは離れないこと。ラッキーだったのは、最初に前列を陣取っていた方々、音楽が鳴り始めると、誰かが「ここははずれだった、今日はルートが違うんだ」なんて言いながら移動してしまい、つられて皆どーっと移動。残されたのは数人のみでナメあし最前列に。
冬はコートを着ています。
帽子はくまの毛、暖かいのでしょうか。
終わった直後。この中に母がいるはず、と記念に1枚。
見えにくいのですが、エリザベス女王の紋章の旗。
この旗が掲げられた日は、女王がいらっしゃる日です。
兵隊さんの行進の途中から粉雪が舞ってきました。
ちょっと憂鬱なグレーの空、『英国の冬』です。